- ラートリー家は密告できず孤立していた
- ピーターが女王に密告決断
- ピーターの賭け成功で兵2000獲得
前回、過剰摂取により自滅した女王の、虚しい最期が描かれた『約ネバ』。
その後の対処を話し合う中、ソンジュはエマ達の計画が成功すれば二度と人間を食えなくなると迷いますが、結局エマのハグと感謝の言葉でタイミングを逃し、邪魔はできずに終わりました。
鬼側の問題をムジカ達に任せ、鬼の軍隊の脅威にさらされたアジトに急ぐエマ達。
そして今回、大きく動けないはずだった最後の敵・ラートリー家がとった捨て身の一手が明らかに!
エマやノーマン達の動きを女王に密告し、兵を借り受けていたラートリー家。
その兵に襲撃されてしまったのか、アジトに戻ったジリアンの前に子供達の姿はなく……!?
ということで、ラートリー家の動きとアジトの危機に注目して、160話の内容をお届けしていきます!
目次
『約束のネバーランド』160話!のネタバレ
それでは『約束のネバーランド』160話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
ラートリー家の足枷
「ラートリー家は鬼達に密告できない筈だった」
もし密告すれば、前当主ジェイムズと同志達が、“ミネルヴァ”や“支援者”として食用児の脱走を促し、手助けし、ラムダ崩壊にも加担していたという過失が露見する。
場面は過去、王政打倒の計画を話し合うノーマンとラムダの仲間達。
そりゃ言えねぇ、隠すはずだと言うシスロとバーバラ。
肯定し、だからラートリー家は鬼と手を組めないと言うノーマン。
ラートリー家は脱走者の始末に関して孤立している、過失を隠すため小規模・秘密裏に動くしかない。
そのためノーマン達は、その隙をついてまず王都を落とし、王政を潰すことにしたのでした。
自分の行動とほぼ無関係な事情で後手に回るしかないピーター・ラートリーは歯がゆいだろう、とノーマン。
ミネルヴァさんは死して尚僕らを助けてくれている、と言います。
「ウィリアム・ミネルヴァはラートリー家最大の足枷なんだよ」
「事実その通り その通りだった筈だった」
この話し合いの場面、ラムダ脱出から間もないのか、ノーマンやヴィンセントが特に今より幼く見えます。
また、秘密裏になるしかなかったというラートリー家の動きですが、確かにシェルターを襲ったアンドリュー達はまさに少数精鋭という感じでした。
前当主の過失を鬼側に隠しながら、という微妙な立場が理由だったんですね。
ピーター、捨て身で密告!
サーベルを持ったピーター・ラートリー
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ミネルヴァという足枷で思うように動けないはずだったラートリー家。
しかし現当主ピーターは、水面下での収拾は最早不可能だと、女王に全てを話す決断をします!
部下達は、二世界間の調停役である自分達の身内が鬼達の所有物を奪ったことが露見すれば、秩序が破綻すると反発。
対して、女王にとってまだ“最悪”ではないと言うピーター。
特上もそれ以外もまだ生きていて手に入る。
あの女王なら我欲で耳を貸す余地はあると。
なおも渋る部下達に、ピーターは強く構わんと告げます。
このまま動けずにいればノーマン達の計算通り。
だからどんなリスクがあってもその計算を崩すのだと。
一族の名誉にかけて秩序は守る。
「これ以上食用児の好きにさせてたまるか」
こうしてピーターが打った捨て身の一手、女王への密告。
エマ達やノーマン達が引き起こした現状の全てを聞いた女王は、それで?
と続きを促します。
ピーターは派兵した誅伐軍の半数を貸してほしい、必ず脱走者全てを献上すると進言します。
笑止、そちらの誤ちで何故貸さねばならぬ、と女王。
ラムダ・グレイス=フィールド他の大損害に加え、狩場という先代バイヨンのふざけた遊び場にラートリー家が加担したために、ドッザやバイヨン、ノウムらは家族を失った。
女王は五摂家が知れば怒り狂うだろうと告げます。
仰る通りと言いながら、だからこそティファリまでに片をつけたい、そのためには我が勢のみでは不可能なのですと述べるピーター。
この件がドッザ卿らに知られれば、脱走者の身柄は五摂家で取り合いとなる。
ピーターは、私は誰にも知られず陛下のみに献上したいのです、と訴えます。
ラートリー家の過失ごと留め置き、兵を貸してほしいという主張に、厚かましいと笑う女王。
しかし必ず約束を守ると告げたピーターに、最終的には半数の兵2000を貸し与えます!
一匹漏らさず献上せよ、できなくばそちの肉が皿に載る、と。
ピーターの賭けが成功した形です。
陛下だけに献上したいと強調し、女王の欲深い性格に上手くつけこんだピーター。
なかなか頭が回る人物なのかもしれません。
捨て身の賭けに打って出る行動力もあり、最後の敵としては厄介な相手になりそうです。
立ち塞がるラートリー家
場面は現在に戻り、アジトに急ぐノーマン・レイ・エマ。
3人は、ピーターの暗躍の巧妙さに焦りを隠せません。
ラートリー家はアジトの場所は知らない、しかし。
出荷後、里親として現れたピーターと会い、ピーターがラムダでしてきた実験の数々を知るノーマンは、奴ならやり得る、と言います。
それはピーターがノーマンがわざと残した偽の痕跡の裏をかく可能性。
「逆だ 奴らが残した痕跡から正規に導き出せる奴らの根城の位置と逆方向を捜せ」
さらにミネルヴァという足枷もなくなった今、ラートリー家の動きはエマ達にとってより脅威となります。
エマやレイの脳裏にも、これまでラートリー家がしてきた様々なことが浮かびます。
ゴールディ・ポンドに猟場を作り子供達を苦しめたこと、そもそも1000年前に食用児を生み出した元凶であること、ミネルヴァさんやユウゴ達を殺したこと。
エマ達は改めて、立ち塞がる敵・ラートリー家の存在を実感しながら、アジトを目指します!
ドン達と合流、アイシェへの鬼語
そして、エマ達は城下でドンやギルダ達と再会。
ドン達とハグして無事を喜び合うエマ・レイをよそに、複雑そうな表情で立ち尽くすノーマン。
しかしドンとギルダは心配かけやがって、と笑顔でノーマンを迎えます。
ノーマンは一瞬驚きますが、優しいおかえりの言葉を受けて2人と抱き合い、心を込めてただいまを言いました。
ノーマンはムジカ達を殺すためドン達を利用したわけですが、ドン達は全て受け止めてノーマンを迎えました。
ドン達の懐の深さと、言葉も少なく通じ合える、グレイス=フィールド組の絆の強さを感じる場面でした!
さらに、自分を親代わりの鬼の仇だと憎むアイシェとも相対するノーマン。
無言で見つめ合う2人にギルダは不安そうです。
しかしその時、ノーマンが鬼語でアイシェに何かを告げました。
え、と驚くアイシェ。
ノーマンはすぐに切り替え、みんなに時間がない、アジトへ戻ろうと促します。
歯を食いしばり、ぐっと拳を握るアイシェ。
ノーマンがアイシェに何を言ったのか、かなり気になります。
アイシェのリアクションからして、思ってもみないことだったんじゃないでしょうか。
無人のアジト!?
連敗中の我が家のエマを描きました
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まずは王兵の位置やアジトの安否など、現状を把握するため動き出そうとするエマ達。
オリバー達との合流を目指します。
一方、一足先にアジトに帰り、階段を駆け上がるジリアン。
アジトの異変に焦りが増していきます。
高い位置から見下ろしたアジトの中は、完全に無人となっていました!
「誰もいない…」
まさか既に王兵に襲撃されてしまったのか、何が起こったのか?
「みんな…どこへ行ったの?」
荒れたアジト内には、鬼の足跡のようなものも見えます。
足跡がある以上、アジトに鬼達が侵入した可能性は高そうです。
最悪の事態を予感させるところで、160話の内容はここまでとなりました!
『約束のネバーランド』ネタバレ160-161話のまとめ
ピーター・ラートリーの女王への捨て身の密告、エマ達とドン達との合流、そして無人のアジト。
ノーマンの作戦の裏をかいたピーターの行動力と巧妙さが印象的な160話でした!
ノーマン達は王政を倒したものの、ラートリー家に対しては後手に回らざるを得なくなってしまいました。
物が散乱して荒れ、鬼の足跡のようなものがあったアジトですが、子供達は逃げたのか、それとも捕らえられてしまったのか?
捕らえたとしても、既に献上する相手である女王はいませんが、ラートリー家はどう動くのでしょうか?
ラートリー家との攻防がどう展開していくのか、次回も注目です!
- ラートリー家は密告できない理由
- ピーターの女王への密告
- アジトが無人になった理由
- ノーマンの計画を逆手に取る
- エマたちの不安と焦り
- 鬼の足跡が意味するもの
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