チェンソーマンを求める人々の声を知ってしまったデンジ。
みんながチェンソーマンを求めていました。
インタビューを受けた女子高生は『チェンソーマン付き合って』と書かれたプラカードを掲げていました。
デンジにとって女性は憧れの対象です。
テレビを食い入る様に見つめたデンジは、涙を流しました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
「すげえモテてるう〜!」
これまでの人生、愛されてこなかったデンジにとって、それは嬉しすぎる現実なのです。
一人で大興奮するデンジに対し、コベニは黙って見つめ、岸辺は「うるさい」と一言。
デンジは岸辺に自分の素直な気持ちを話し出して…?!
Contents
『チェンソーマン』93話!のネタバレ
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
それでは『チェンソーマン』93話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
本当の希望
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
岸辺に声をかけられたことで我に帰ったデンジ。
岸辺に素直な気持ちを話し出しました。
デンジはマキマに「デンジ君はポチタとしてた生活でも幸せに感じていたから」と言われています。
不幸な生い立ちを持つデンジにとって、幸せの基準は相当低いものだったのです。
マキマと出会った頃のデンジの理想は、朝ごはんにはジャムを塗った食パンを食べること。
そんなささやかなことに幸せを感じていたはずでした。
でも本当は…。
「朝…ジャム塗った食パンとか飽きてて…!本当は毎朝ああステーキとかっ食いてえんですっ!」
デンジはゆったりと構える岸辺に体を向け頭を下げ、土下座のポーズを取りました。
「彼女とかもホントは…!5人!10人くらいほしい!!たくさんセックスしたいい!!」
正直すぎるデンジの本音に岸辺もコベニも一言も声を発することはありませんでした。
チェンソーマンになりたい
デンジはステーキを食べたいし、モテたいし、彼女もたくさん欲しいのです。
でも世の中に求められているのはデンジではなく、チェンソーマンです。
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
「だから俺…!チェンソーマンになりたい…!」
その言葉にだけ、岸辺は反応しました。
虚だった目が動き、デンジをしっかり捉えます。
「…目立てばマキマに殺されるぞ あいつは耳がいい 次にチェンソーマンになる時はマキマに殺される時だ」
マキマは動物を操り、多くのことを把握するのが得意です。
岸辺の口から語られた厳しい事実を聞いたデンジは一旦黙り込み、考え始めました。
マキマに対する気持ち
岸辺もコベニもそれぞれ眠った後、デンジはまだ考えていました。
テレビに映されるヒーロー・チェンソーマン。
恐怖のデンノコ悪魔から今や、みんなが求める英雄です。
その正体は自分なのであり、求められているものになれるのも今は自分だけです。
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
(俺はやっぱりチェンソーマンになりたい その為に…どうやったらマキマさんを殺せるんだろう)
マキマは最強です。
適当にチェンソーを振り回して勝てる相手ではありません。
デンジは今までのマキマとの会話や仕草を思い出そうとしました。
何か違和感はなかったか?
どこかにマキマを倒すヒントはなかったのか?
でも、デンジの頭すぐに限界を迎えてしまいます。
「最悪だな…俺」
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
あんな目に合わされても、デンジの頭に浮かぶのはかわいいマキマばかり。
デンジは今でもマキマのことが好きだと気づいてしまいました。
糞映画
町はずれ、大量の十字架が縦並ぶ墓地。
そこにマキマの姿がありました。
背後には多くのデビルハンターを引き連れています。
それを待ち受けるのは再びチェンソーマンに変身したデンジです。
「随分弱々しい姿になってしまいましたね ここへはわざわざ死にに来てくれたのでしょうか?」
マキマがチェンソーマンの力を手に入れたい理由は”より良い世界を作りたい”からです。
デンジは十字架から地上におり、マキマに問いかけます。
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
「アンタの作る最高に超いい世界にゃあ糞映画はあるかい?」
糞映画…それは2人にとって思い出のデートでした。
マキマはデンジの言葉を聞いて、チェンソーマンの中身がデンジに戻っていることにすぐ気づきました。
決戦開始
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
「どうしてデンジ君に戻っているのかな…」
マキマの目は鋭い力を宿している様に見えました。
マキマにとって、デンジが自我を取り戻したのは想定外だったのでしょう。
それからデンジの質問に対する答えを口にしました。
「私は…面白くない映画はなくなった方がいいと思いますが…」
その回答はデンジの思いとはかけ離れていたようです。
「じゃ やっぱ殺すしかねーな」
マキマはため息をつきました。
「貴方の今の姿も話す内容もチェンソーマンとして相応しくありません 不愉快です」
マキマの言葉には静かな怒りの力がこもっていました。
十字架に止まっていたカラスは、その雰囲気を察知したのか、みんな飛び立っていきました。
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
マキマは引き連れたデビルハンターと共にデンジに向かって歩き出しました。
迎え撃つデンジはたった一人です。
チェンソーの腕に力がこもります。
今、全てを決するかもしれない戦いが始まろうとしています。
『チェンソーマン』ネタバレ93-94話のまとめ
デンジとコベニは岸辺が用意した裏路地の一室に身を潜めていましたが、たまたま見たニュースにチェンソーマンが登場します。
そこで映されたのは、チェンソーマンを求める声でした。
デンジは生まれて初めて、ここまで人々に求められてしまったわけです。
デンジは夢を見てしまいます。
ジャムを塗った食パンで満足していたのは嘘でした。
欲しいもの、やりたいことが本当は沢山ありました。
これはマキマがポチタとの契約を破棄させたからかもしれませんね。
(幼い頃に願った”普通”の幸せを生きていくのがポチタとの契約でした。)
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藤本タツキ「チェンソーマン」93話より引用
考えた末にデンジが出した答えは、マキマを倒すことです。
デンジとマキマの会話で気になるのは糞映画ですよね。
2人が過去にデートで向かった先も映画館でした。
多くの糞映画の中に忘れられない映画があることをデンジは知っています。
糞映画があるからこそ、素晴らしい映画に出会えるのではないでしょうか?
デンジは完璧なものだらけのつまらない世界を作ろうとしているマキマに対抗することにしたようです。
たった1人でマキマを迎え撃ちます。
勝てる勝算はあるのでしょうか?!
まだコベニの悪魔も不明、岸辺VSマキマの対戦も叶っていません。
2人の加勢にも期待してしまいますね!
これからもますます目が離せません♪

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