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信が倒した武将は誰なのか?
結論から言うと、名のある将で11人です。馮忌・輪虎・万極・霊凰・慶舎・岳嬰・趙峩龍・龐煖・岳白公・龍白公、そして韓攻略の826話で討った博王谷です。
11人のうち8人が趙の将で、残りは魏の輪虎と霊凰、韓の博王谷です。この記事では、所属と戦いと話数を先に一覧で出し、そのあと一人ずつ、どういう相手でどう決着したのかを書いていきます。龐煖より後の3人を載せていない一覧も多いので、そこも補いました。
この記事でわかること
- 信が倒した11人の一覧(所属・戦い・巻と話数)
- 龐煖を討った627話より後に倒した3人(岳白公・龍白公・博王谷)
- 趙峩龍が討たれたのは599話ではなく598話であること
- 信が倒したと誤解されやすい相手(尭雲・青華雲)
- 11人の並びから見える、信の上がり方(カイの読み)
信が倒した武将の一覧
戦いの順に並べます。巻と話数は、単行本で確かめられたものを入れました。
| 敵将 | 所属 | 戦い | 巻・話 |
|---|---|---|---|
| 馮忌(ふうき) | 趙 | 馬陽の戦い | 12巻 |
| 輪虎(りんこ) | 魏・廉頗四天王 | 山陽の戦い | 22巻231話 |
| 万極(まんごく) | 趙 | 合従軍の戦い | 27巻288話 |
| 霊凰(れいおう) | 魏・火龍七師 | 著雍の戦い | 37巻 |
| 慶舎(けいしゃ) | 趙 | 黒羊丘の戦い | 44巻472話 |
| 岳嬰(がくえい) | 趙 | 朱海平原の戦い | 52巻560話 |
| 趙峩龍(ちょうがりゅう) | 趙・藺家十傑 | 朱海平原の戦い | 55巻598話 |
| 龐煖(ほうけん) | 趙・三大天 | 朱海平原の戦い | 58巻627話 |
| 岳白公(がくはくこう) | 趙・扈輒軍 | 影丘の戦い | 63巻690話 |
| 龍白公(りゅうはくこう) | 趙・扈輒軍 | 閼与の戦い | 707話 |
| 博王谷(はくおうこく) | 韓 | 韓攻略(南陽の先) | 826話 |
表は、信が自分の手で討ち取った場面が描かれた将だけに絞っています。2026年9月の888話まで見て、龐煖より後に加わったのは岳白公・龍白公・博王谷の3人です。
僕はこう読む
11人のうち8人が趙の将です。
信の武功は、ほとんど趙を削ることで積み上がってきました。
李牧の国を一人ずつ削っていった記録として読むと、この表はそのまま信と李牧の長い因縁の年表になります。
その李牧とは、いま趙の最後の戦いで向き合っています。
馮忌|飛信隊の始まりになった趙の知将
信が名のある将を初めて討ち取った相手が馮忌です。所属は趙で、「頭脳の馮忌」と呼ばれた知将でした。ネット上には魏の将と書いている一覧もありますが、馮忌は馬陽の戦いで趙の右軍を指揮した将です。
馬陽で王騎が百人隊の信に下した命令は、敵将・馮忌の首を取れというものでした。三十人まで削られながら奇襲を届かせ、信は馮忌を討ち取ります。干央が「趙将馮忌の首、飛信隊信が討ち取ったぞ」と戦場に響かせ、ここから飛信隊の名が広まりました。
輪虎・万極・霊凰|魏と趙の猛者を一人ずつ
輪虎は、趙から魏へ移った元三大天・廉頗の四天王で、廉頗の懐刀と呼ばれた男です。山陽の戦いで一騎打ちとなり、信は22巻231話「天の計らい」で輪虎を討ちました。仲間を失いながらつかんだ勝ちで、将軍を目指す言葉の重さが変わる戦いです。
万極は、長平の戦いで秦に生き埋めにされかけた者たちを率いた趙の将でした。恨みで何度でも起き上がる軍に、信は初めて敵へ同情します。それでも27巻288話で一騎打ちに勝ち、万極は信の誓いを聞いて息絶えました。
霊凰は魏火龍七師の一人で、14年の投獄から弟子の呉鳳明に解き放たれ、著雍の戦いで戦場へ戻ってきました。最後は呉鳳明に身代わりにされる形で、信に討たれています。
慶舎・岳嬰|李牧の副官と、その仇を討とうとした男
慶舎は「沈黙の狩人」と呼ばれた趙の将で、李牧が「討つのは自分でも困難」と評した相手です。黒羊丘の戦いで、桓騎の策で追い込まれたあと、丘を駆け上がった信との一騎打ちになり、44巻472話で討たれました。趙軍はその死を隠し、紀彗を総大将に立てて戦い続けています。
慶舎を討つまでの流れは、こう運びました。
- 中盤に飛信隊が巻き返し、秦軍が優勢に転じる
- 桓騎の策で、慶舎を丘の上に追い込む
- 紀彗が間一髪で慶舎を救い出す
- 飛信隊が少数で一気に丘を駆け上がる
- 知略の将と思われていた慶舎が、信との一騎打ちで互角に渡り合う
- 最後は信が斬り伏せる
岳嬰は慶舎の副官で、主を守れなかった悔いから仇討ちを誓っていました。朱海平原の9日目、飛信隊へ突っ込んできた岳嬰を、信は52巻560話「信の間合い」で一刀のもとに斬っています。
主を失った恨みは、岳嬰の死で終わりませんでした。のちの場面で岳嬰軍の兵が「岳嬰様の仇だァ」と血走った目で飛信隊へ突っ込んでくる描写があり、討つたびに次の恨みが生まれていくことが分かります。
僕はこう読む
馮忌は「頭脳の馮忌」、慶舎は「沈黙の狩人」、霊凰は火龍七師の軍師です。
信が当てられてきたのは、策で組み上げて戦う相手ばかりでした。
策の人ではない信に、策の人を正面から破らせる。飛信隊の役割は、その繰り返しで決まってきたと思っています。
万極だけは策ではなく恨みで組まれた軍で、信が崩し方に迷ったのもそこだけでした。
趙峩龍|598話。藺相如の遺言を背負った男
趙峩龍は藺家十傑の一人で、朱海平原の左翼を支えた将です。亡き主・藺相如の思いを背負って信と一騎打ちになり、一度は信を圧倒しました。
ここまでは簡単ではありませんでした。591話で「この流れのまま趙峩龍を討つんだ」と号令がかかり、飛信隊は趙峩龍の防陣を飲み込んでいきますが、そこから討ち取るまでにさらに数話かかっています。
決着は55巻598話「紡ぐ者」です。倒れなかった信の一太刀が、趙峩龍の体に届きました。趙峩龍は最期に、藺相如が遺した言葉を思い出しています。
ここは話数を599話と書いている記事があり、この記事も以前はそう書いていました。討ち取りが描かれたのは598話で、ヤングジャンプでは2019年21号に載っています。
龐煖|58巻627話。王騎の仇に届いた
龐煖は趙三大天の一人で、摎・王騎・麃公を討ってきた武神です。朱海平原の15日目、信は58巻627話「道の行方」で龐煖を討ち取りました。
ただし信自身も直後に一度息を引き取り、羌瘣が蚩尤族の禁術で呼び戻しています。勝った側も無事では終わらなかった一戦です。
僕はこう読む
龐煖が討ってきたのは、摎・王騎・麃公と、名の通った武ばかりでした。
名を持つ者を選んで討ちに行っていたようにも見えます。
その男が最後に、下僕上がりで名も持たなかった信に討たれる。
武だけを求めた者の道が、いちばん意外な相手に止められた終わり方でした。勝った信も一度死んでいるところに、8人目の重さがあると思っています。
岳白公・龍白公|扈輒軍の将を続けて討つ
龐煖のあと、信が相手にしたのは扈輒軍の将たちでした。平陽の戦いでは、影丘という難所を飛信隊が受け持ちます。そこを守っていたのが岳白公です。
岳白公は独特な体術で信を追い込みました。信は漂から受け継いだ剣で我流の剣術に立ち返り、最後は王騎の矛に持ち替えて、63巻690話で岳白公を討ち取ります。飛信隊に任された難所を、隊長の一騎打ちで抜いた形です。
続く閼与の戦いでは、同じ扈輒軍の龍白公と向き合います。龍白公も岳白公と同じく扈輒軍の将で、707話で信に討たれています。
博王谷|826話。韓の「凶星」を一騎打ちで
秦が韓を攻めた戦いで、信の前に立ったのが韓の将・博王谷です。長く実戦から離れていたものの、洛亜完軍の副将ヨコヨコと組んで信を囲む知恵を見せました。
信は古参の隊員たちがヨコヨコを引き受けるあいだに博王谷との一騎打ちに集中し、826話「質の差」で博王谷を討ち取ります。この一戦で韓軍の一角が崩れ、秦は新鄭への道を開いていきました。
僕はこう読む
龐煖までの8人は、どれも信が「上がるために」越えた壁でした。
そのあとの3人は少し違って、将軍として戦の流れを変えるための一撃に見えます。
任された影丘を抜き、博王谷を討って新鄭への道を開く。
自分の武功より戦場全体を動かすために刃を振るうようになったところに、信の変わり方が出ていると思っています。
信が倒したと誤解されやすい相手
一覧に入れなかった相手も書いておきます。
一人目は尭雲です。朱海平原に出てくる藺家十傑ですが、討ったのは王賁で、56巻610話のことです。むしろ尭雲は、信と王賁の二人を一騎打ちで押し込んだ側でした。
二人目は青華雲です。中華十弓の一位で、趙完全攻略戦の855話で楊端和を射抜いた弓の名手ですが、863話で討ったのは飛信隊の弓兵・蒼仁です。飛信隊の手柄ですが、信の一騎打ちではありません。
もう一つ、魏の兵を倒した場面は序盤からありますが、この一覧は名のある将に絞っています。蛇甘平原で信が斬り込んだ魏の将狩り・麻鬼や、王弟の反乱で壁を追い詰めた左慈などは、ここには入れていません。
まとめ|信が倒した11人をどう読むか
信が倒した名のある将は11人です。馮忌から龐煖までの8人に、岳白公・龍白公・博王谷の3人が加わりました。
要点を並べておきます。
- 最初の相手は馬陽の馮忌。所属は趙で、魏ではない
- 王騎の仇・龐煖を討ったのは58巻627話
- 趙峩龍を討ったのは55巻598話
- 龐煖のあとに岳白公(690話)・龍白公(707話)・博王谷(826話)
- 11人のうち8人が趙の将
- 尭雲は王賁、青華雲は蒼仁が討った
僕はこう読む
並べてみると、信は王騎の矛を受け継いでから、趙の将を一人ずつ削り、王騎の仇にたどり着いています。
そのあと矛を振るう理由は、仇から戦場全体へ移っていきました。
11人目の先にいるのが李牧だというのが、この表のいちばん重い読み方だと思っています。
12人目に李牧が来ると見るか、李牧は別の形で退場して信の相手は別の将になると見るかで、この一覧の続きの読み方がずいぶん違ってきます。
——あなたは信が最後に討つ相手を、李牧だと思いますか。それとも、李牧とは別の誰かだと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
馮忌の所属や趙峩龍の話数など、出回っている一覧に食い違いがあるところです。11人の表から短く答えます。
Q. キングダムで信が倒した武将は誰ですか?
A. 名のある将で11人です。馮忌、輪虎、万極、霊凰、慶舎、岳嬰、趙峩龍、龐煖、岳白公、龍白公、博王谷。うち8人が趙の将です。
Q. 信が龐煖を倒したのは何話ですか?
A. 58巻627話です。朱海平原15日目の決着で、信自身も直後に一度息を引き取り、羌瘣の禁術で生き返っています。
Q. 信が趙峩龍を討ったのは何話ですか?
A. 55巻598話「紡ぐ者」です。599話と書かれることがありますが、討ち取りが描かれたのは598話です。
Q. 龐煖のあとに信が倒した武将はいますか?
A. います。扈輒軍の岳白公(63巻690話)と龍白公(707話)、韓の博王谷(826話)です。
Q. 馮忌は魏の将軍ではないのですか?
A. 趙の将です。馬陽の戦いで趙の右軍を指揮し、信の奇襲で討ち取られました。
Q. 尭雲や青華雲は信が倒したのですか?
A. どちらも違います。尭雲を討ったのは王賁(56巻610話)、中華十弓の青華雲を討ったのは飛信隊の蒼仁(863話)です。
信は策で固めた相手を、正面から破る役を担い続けています
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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