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【ゴールデンカムイ】アイヌを殺した犯人は誰なのか?単独の犯人はいません。鶴見の矢が発端でした!

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アイヌを殺した犯人は誰なのか

結論から言うと、1人の犯人という形では存在しません。269話で語られたのは、鶴見中尉が放った1本の矢をきっかけにアイヌ同士の仲間割れが起き、殺し合いになったという経緯です。

ウイルクの役割もはっきりしています。ウイルクがしたのは、死んだアイヌの首を切り落とし、目をくり抜き、皮を剥いでシャッフルして被せる攪乱行為まででした。

この記事でわかること

  • 単独の犯人がいないということ
  • 発端が鶴見中尉の1本の矢だったこと
  • ウイルクがした攪乱行為の中身
  • キロランケが手紙で否定した事実
  • 金塊の量が2万貫だということ
  • この真相の置き方(カイの読み)

269話で語られた経緯

順序 何が起きたか
1 金塊の隠し場所を移す道中で、アイヌが集まっていた
2 鶴見中尉が1本の矢を放つ
3 その場が崩壊し、アイヌ同士の仲間割れで殺し合いになる
4 ウイルクが遺体に攪乱の処理をする
5 ウイルクが支笏湖で捕まり、網走監獄へ

つまり「誰が殺したのか」という問いの立て方が、もともと合っていません。矢を1本放った人物と、その結果殺し合った人たちがいるという形です。

ウイルクは網走監獄で杉元にアイヌを殺したのは私じゃないと語っていました。この言葉と矛盾しない説明になっています。

キロランケも否定している

疑われていた人物がもう1人います。キロランケです。

ウイルク・キロランケ・ソフィアの3人は、かつてロシア皇帝を殺害した革命運動の仲間でした。そのままウイルクとキロランケは北海道へ渡っています。

そのキロランケについて、答えが残っています。キロランケは手紙で、アイヌ惨殺には一切関わっていないとソフィアに伝えました。

キロランケ本人はアシリパに暗号の鍵を思い出させるため樺太へ連れて行き、真相を語ることなく鯉登たちによって殺されています。

僕はこう読む

この真相の出し方が、この作品らしいと思っています。
金塊争奪戦は、アイヌ7人の惨殺から始まっています。読者はずっと、誰が殺したのかを追ってきました。
ところが答えは、矢が1本飛んだだけでした。
人を撃ったのではなく、場を崩すために放たれた矢です。
あとはアイヌ同士で起きています。
鶴見中尉という人物の怖さが、ここにいちばん出ています。
手を汚さずに一番大きな犠牲を作った人が、最後まで生死を明示されずに退場したのも筋が通っていると読みました。

顔の皮を剥いだのは誰か

のっぺら坊という呼び名の由来も整理します。

ウイルクは捕まったあと、顔の皮を剥がされて、のっぺら坊と呼ばれるようになりました。

そして最期も決まっています。ウイルクは網走監獄で、第七師団の尾形百之助の狙撃を受けて死亡しました。

獄中でしたことが、物語そのものを動かします。

  • 金塊の在り処を示す暗号の刺青を、同房の囚人24人に彫った
  • 土方歳三との画策で、その囚人たちを脱獄させた
  • 暗号の鍵は自分のアイヌ名ホロケウオシコニ

このアイヌ名は、アシリパの母が付けたものでした。誰にも教えてはいけないと言われていた言葉が、そのまま鍵になっています。

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金塊はいくらあったのか

項目 内容
噂の量 20貫(75キロ)
実際の量 2万貫(約75トン)
出どころ 北海道各地の川で採れた砂金
集めた理由 和人に抵抗する軍資金という噂
事件 物語の5年前、移送中に仲間7名が皆殺し

砂金を採るのをやめた理由も語られています。水を汚したせいで神の魚が川を上ってこなくなったためでした。

三つ巴の目的

陣営 目的
杉元一行 梅子の治療費、父の真相、分け前。のちにアイヌの未来
第七師団 北海道に軍事政権を作る
土方一味 北海道独立。蝦夷共和国の再建

第七師団の動機には背景があります。二〇三高地に国旗を立てる戦果を挙げながら、勲章も報奨金も無く陸軍内で冷遇されたことです。鶴見は金塊で仲間と遺族に報いると説きました。

土方の側は国の形の話でした。ロシアとの距離を見て、北方を蝦夷共和国に委ね、本州の発展に注力させるという構想です。

まとめ|矢が1本、それだけだった

答えを整理します。

  • 単独の犯人はいない。269話で語られた経緯がそれ
  • 発端は鶴見中尉が放った1本の矢
  • 殺し合いはアイヌ同士の仲間割れで起きた
  • ウイルクがしたのは遺体への攪乱行為まで
  • キロランケは手紙で一切関わっていないと否定している

僕はこう読む

この事件は、ウイルクの評価を2回ひっくり返す作りになっています。
最初はアイヌを殺して金塊を奪った男として出てきます。次に、アイヌを殺したのは私じゃないと言います。
そして最後に、矢を放ったのは別人だったと分かる。
それでも遺体に手を加えたのはウイルク本人でした。
無実でもなく、虐殺者でもない。
アシリパがアチャはアイヌを殺していないと信じた判断は、半分だけ当たっていたことになります。
白黒で片付かない父親像を最後まで崩さなかったのが、この作品の芯だと読みました。

犯人で探すと、ウイルクかキロランケの2択に見えます。ところが269話で語られたのは、矢が1本飛んで場が崩れたという話でした。そこで分かれるのが、これを鶴見の罪として見るか、アイヌ同士の悲劇として見るかです。

——あなたは、鶴見中尉が1本の矢を放ったあの経緯を、鶴見ひとりの罪だと思いますか。それとも止められなかった全員の悲劇だと思いますか。よければコメントで教えてください。

よくある質問

アイヌ殺しの犯人は名前で語られがちなので、269話の内容から答えます。

Q. アイヌを殺した犯人は誰ですか
A. 1人の犯人という形ではいません。鶴見中尉の矢が発端で、アイヌ同士の殺し合いになりました。

Q. ウイルクが顔の皮を剥がれたのはなぜですか
A. 捕まったあとに剥がされ、そこからのっぺら坊と呼ばれるようになりました。

Q. アイヌはなぜ砂金を採るのをやめたのですか
A. 水を汚したせいで神の魚が川を上ってこなくなったためと語られています。

Q. ウイルクはどうなったのですか
A. 顔の皮を剥がされてのっぺら坊と呼ばれ、網走監獄で尾形の狙撃を受けて死亡しました。

Q. 金塊はどれくらいあったのですか
A. 噂では20貫でしたが、実際は2万貫、約75トンです。

Q. 刺青は何人に彫られたのですか
A. 同房の囚人24人です。土方歳三との画策で脱獄し、散り散りになりました。

この記事の続きに

犯人が一人ではない話です。ホロケウオシコニも、のっぺらぼうも、金貨の模様もそこに。

暗号の言葉の意味ホロケウオシコニの意味は何なのか?母リラッテが父につけた、狼に追いつく者!ホロケウオシコニの意味と、鶴見が解読した経緯が書かれています
石狩沼田の事件のっぺらぼうの正体は誰なのか?アシリパの父ウイルクで、尾形に撃たれます!石狩沼田幌新事件とウイルクの関わりを追っています。金塊強奪事件の前段にあたります
金貨の文様の謎金貨のまだら模様は何なのか?砂金の含有率の差です。27巻271話でタイトル回収!ウイルクが遺した金貨には、何が隠されていたのでしょうか

鶴見中尉の記事をまとめて読む(20本) →


この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月13日

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