世界を救う方法は、シンラが本物のヒーローであると人々に伝えること。
「兄の活躍で人類に希望をもたらせば、希望のイメージがふくらみ、世界の滅亡を止めることができる!!」
ショウの言葉に後押しされ、シンラはラフルス1世に立ち向かっていきます。
「俺は悪魔なんかじゃない!!ヒーローにならなければならない!!」
そして加護なしで光速キックを繰り出せるようになったシンラはラフルス巨人を圧倒。
それによりシンラのイメージは“タッチ”が変わるほどヒーロー然としたものになりました。
「ヒーローは一撃で決める!!」
次の一撃で決着がつきそうですが、果たしてどんな結末になるのでしょうか!?
238話は『その姿は』ということで、この戦いによる“救世主”の姿とそれに対する皆の反応に注目です!
目次
『炎炎ノ消防隊』238話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』238話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
アイリスの覚醒
シンラはラフルス1世に次で終わりだと宣言します。
「一撃で決める!!」
これはヒーローとしての真価が問われる一撃です。
…と、その前にリヒトがシンラに忠告します。
中華半島での光速キックの威力データを考えると、他の隊員や住民たちがいる場所まで衝撃波が来て甚大な被害が出るかもしれないと。
テンペを倒した際はかなり遠くまで飛びましたが、今回の巨人は動きそうにないのでこの場で衝撃波が起こるのは必至です。
リヒトの言葉を受けて悩むシンラ。
その様子を見ていたアイリスは祈りました。
(皆様をどうか…)
するとアイリスの周りに光が巻き起こります。
(迷える我々に…太陽の加護を…)
アドラの炎が燃え立ちました。
「どうかお授けください」
すると、陸にいた人々が光に包まれたのです。
それはパーンのバフではなく、アイリスの力。
リヒトは、それが桜備救出編にて伝導者一派ドラゴンの一撃を防いだのと同じものだと気づきました。
そしてショウはそれがアドラバーストの光だと気づきます。
ショウはシンラに「衝撃波の心配はいらないようだ」と伝えました。
そう、アイリスはついに八柱目として目覚めたのです。
「シスターの献身と祈り、心強いぜ!!」
シンラは更に力を漲らせました。
どちらが救世主なのか!?
すると、なんとラフルス1世が「救済の道を示しましょう!!」と、東京皇国の人々に向けて喋り出しました。
「炎炎ノ炎に還り、死すべき時が来たのです!!」
世界の救世主、聖陽教の祖が“死すべき時”だと語り出したのです。
この影響は人々にとって大きそうですが、シンラは「そんなの救済じゃない!!」と真っ向から否定しました。
「救世主は世界を救うから救世主なんだ!!」
見守っている仲間たちもシンラを応援します。
「行けシンラ!!」と声をあげるオグン。
ジャガーノートも「シンラ君頑張れ!!」と声を出します。
「シンラァ!!」第8の面々も。
そして「行ってこいシンラァ!!」と送り出す桜備。
皆の声を受け、シンラは飛び出しました
「行ってきます!!」
ヒーローになったシンラ
シンラの光速キックは一瞬でラフルス1世を貫き、額に穴を空けました。
ラフルスの額からブブブブブと血のようなものが噴き出します。
しかしフェアリーはというと、嬉しそうに微笑んでいました。
やはり彼らにとって計画通りに進んでいるということでしょう。
そんな不穏な気配はつゆ知らず、「身体の内側から力が湧き出てくる。本当にやったんだな…」と振り返るシンラ。
消防官たちも勝利に沸きます。
第8はもちろん、黒野も、テレビで様子を見ていた第7もシンラの強さに感心。
オグンも「お前本当にヒーローだよ!!」と喜びました。
桜備もシンラに声を掛けます。
「よくやったぞヒーロー!!」
シンラはようやく皆の“ヒーロー”になったのです。
しかし…
皇国民にとってのシンラ
「いやぁああああああ!!」
テレビで見ていた皇国民の反応は、消防官たちとは全く違っていました。
ラフルスの死に悲鳴をあげていたのです。
フェアリーは静かに呟きました。
「希望は経たれた。これで人類は絶望する」
絶望…つまり人々のイメージが“死”へ近づくということです。
カメラマンは「すげェ!あの消防官」と感じたようですが、大多数が抱いたシンラのイメージはこのようなものでした。
悪魔悪魔悪魔悪魔悪魔悪魔悪魔…
懸念していましたがやはり、ラフルス1世を倒したことでシンラは人々にとって“救世主を殺した悪魔”と映ってしまったようです。
「ラフルス様を殺した悪魔!!」
「あの消防官を許すな!!」
これがフェアリーの考えていた大災害への過程だったということですね。
そしてフェアリーは、「森羅日下部はヒーローになってはいけない。さよならだ」と呟きました。
「さよなら」の意味…それは焦るヴァルカンの言葉で判明しました。
「シンラが消えた…」
なんとシンラが姿を消してしまったのです。
一体どこに行ってしまったのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ238-239話のまとめ
今回はまずアイリスですね。
ドラゴンとの戦いでのハウメアの言葉や修道院でのシスター炭隷の言葉からアイリスが8柱目だと示唆されていましたが、ここでついに正式に8柱目ということが確定しました。
その能力は“加護”でしょうか?
彼女自身がドッペルゲンガーということもあるので、もしかしたらその能力は想像以上に物語を動かすかもしれませんので今後も注目です。
そしてシンラ。
巨人との戦いに勝利し世界を救ったヒーローになったはずでしたが、逆に振り払おうとしていたはずの「悪魔」のイメージが強くなってしまったのでした。
やはり相手がラフルス1世というところが厄介でしたね。
結局皇国の人々にとって聖陽教が全てであり、まして世界が絶望に包まれる中で復活したラフルス1世の言葉はまさに神の言葉なので、大災害によって世界が滅びようとそれは「天罰」だと受け止めてしまうのです。
そうなるように伝導者一派が作り動かしてきたのですからね。
しかしそれでも、消防官たちだけでなく現場で見ていたカメラマンなども応援し、ラフルス巨人を鎮魂した後も「すげェ」と感じているので、まだ希望はあるのだと思います。
…と思っていましたが、なんと当のシンラが消えてしまいました。
多くの皇国民が「悪魔は消えろ!!」と願ったのか、それとも「悪魔」のイメージが付きすぎて「ヒーロー」として生まれてきたシンラという存在自体が消えてしまったのか…。
次回は『消えたヒーロー』ということなので、シンラの行方が描かれれば良いなと思います。
もしかしたらそこで改めてアイリスの能力が発揮されるのかもしれませんね。
シンラと世界が心配ですが、次回を楽しみに待ちましょう!

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