シンラに続き第8も現場に到着しました。
現場の海岸線を防衛するのは第4。
パーンがバフをかけた火鱗が海岸線全てにシールドを張り、他隊員が生存者を保護します。
陸の防衛体制が整ったところで、『大いなる巨人』の鎮魂はシンラに託されました。
が、災害隊のフェアリーが現れたことでいきなりシンラは劣勢に。
しかしそこでショウが到着!
再会した兄弟はついに味方として立ち並びました。
フェアリーが「全ての希望を摘む準備は整った」という不穏な言葉を残しながら消えたことで、シンラは『大いなる巨人』の鎮魂に集中します。
「兄がヒーローだということを世界に知らしめろ」というショウの言葉を受けたシンラ。
237話は『ヒーロー』というタイトルのもと、シンラがヒーローにならなければならない理由や、シンラのヒーローとしての戦いぶりが描かれます!
目次
『炎炎ノ消防隊』237話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』237話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
本物のヒーローとは
自分たちの過去を知ることでショウが気づいたことは、“シンラが過去の人類が思い描いた救世主像が投影された人間であり、この世界の救世主(ヒーロー)である”ということでしたよね。
しかし実際には「親殺しの悪魔」というイメージが付いてしまっていることで、シンラが何者かによって「ヒーロー」ではなく「悪魔」に仕立て上げられたことにも気づきました。
何者かとはもちろん、大災害を成そうとしている伝導者一派だと推測できます。
そんな彼らが起こしたい大災害とは、世界が人間のイメージの集合体であるアドラと一体化することであり、つまりそれは「人類のイメージの爆発」だということ。
伝導者一派は人類を絶望させそのイメージを「死」に導こうとしていますが、ヒーローの力をもってすれば逆にこう導くことだって出来るはずなのです。
「兄の活躍で人類に希望をもたらせば、希望のイメージがふくらみ、世界の滅亡を止めることができる!!」
シンラをヒーローへと導く使命を持つショウは、兄に「誰が本物のヒーローか知らしめてやるんだ!」と声を掛けました。
その言葉を受けたシンラは、自分に言い聞かせるように強く答えます。
「俺は悪魔なんかじゃない!!ヒーローにならなければならない!!」
人々に「救世主」と崇められているラフルス1世は、現在大災害を以ってこの場に現れ、人々は絶望の中でそれを「天罰だ」と受け入れようとしています。
それはシンラにとって否定すべきこと。
「人に罪を与え贖罪を科す者がヒーローなもんか!!」
我こそはヒーローだと示すべくシンラの戦いが始まりました。
光速キック炸裂!
『大いなる巨人』と対峙するシンラとショウを見つけたカメラマン。
カメラマンは2人を見て自然と声を出しました。
「行けェ!!頑張れェ!!」
応援です。
それはシンラたちの味方であるということ。
つまりシンラたちの活躍に希望を抱いたということであり、ショウが考えたように希望のイメージが膨らみつつあるということです。
他の住民もシンラたちの存在に気づきつつありますが、彼らの気持ちも希望へと導けるでしょうか。
そんな中、『大いなる巨人』から再び光線が放たれました。
今回の光線はすべてシンラに向けて撃たれましたが、なんとシンラはすべて撥ね退けます。
そしてシンラは第4世代能力を発動し、『大いなる巨人』に光速キックをかましました。
「久しぶりだから」ということでラフルス1世ではなく少し右側に当たりましたが、『大いなる巨人』には大きな傷がつきました。
本田弾ですら軽くはね返された『大いなる巨人』を凹ませたのですから、シンラの光速キックの威力の凄まじさが分かりますね。
巨人上で観戦していた黒野は大丈夫だったでしょうか…。
すぐにまた光線が向かってきましたが、シンラはすべて回避しました。
シンラの力
これまで『大いなる巨人』の前に浮かんでいたラフルス1世。
するとラフルスは『大いなる巨人』の星の中に消えた後…なんと『大いなる巨人』と一体化しました。
その姿…ラートム!!
『大いなる巨人』の中央がラフルスの顔になっている状態でなかなか気持ち悪いです。
その巨大なラフルスが口を開けると、『大いなる巨人』についていた8本のトゲが飛び出してきました。
そのトゲは強力な熱源を持っており、星のような人型の焔ビトへと変化しました。
彼らは、ただの焔ビトではなく“鬼”。
1体でも鎮魂が困難な“鬼”の焔ビトが一気に8体です。
第8の面々は焦って援護準備をしようとしますが…
なんとシンラは光速で一瞬にして撃破したのでした!
変わり始めるシンラのイメージ
シンラの圧巻の戦いぶりに言葉を失う中、アーサーだけは笑みを浮かべていました。
「ふッ。ようやく悪魔を乗り越えたか」
不思議と物事の本質を見極められるアーサーも、シンラのその姿がもはや「悪魔」ではなくなってきていることを感じたようです。
そして世界ではシンラの『タッチ』が変わりました。
紅丸と火鉢の戦いでは世界が浮世絵のようなタッチになっていましたが、同じように世界のタッチが代わり、よく『炎炎ノ消防隊』の扉絵で描かれているような独特の絵柄になっていますね。
明るく希望に満ちたヒーロー然としたタッチの存在になっています。
それはまさに人々のイメージが変わり始めた証拠。
シンラの雄姿・強さが人々の目にヒーローとして映り、それによって皆が希望のイメージを抱き始めているということです。
世界の救世主として覚醒するシンラ。
「ヒーローは一撃で決める!!」
真価を示す一撃が、戦いに決着をもたらす!!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ237-238話のまとめ
やはり期待していた通りさっそくシンラの活躍が描かれましたが、想像以上にシンラが強かったですね!
それには自力で光速能力を出せるようになったことが大きいですが、それにしても全く不安を感じない戦いぶりでした。
読んでいても「おおー!すごい!」とワクワクしてしまいましたので、作中の人々にとってはまさに絶望を打ち破るヒーローとして映ったはずです。
そして次回きっと宣言通りにこのまま一撃で決着をもたらすのでしょう。
今のところはショウの狙い通りですが、このまま人々のイメージを変え、世界の滅亡を止めることが出来るでしょうか。
と期待したいところですが、途中でフェアリーが不穏な表情を見せていたのが気にかかります。
やはりうまくいっているように見えるこの状況も、もしかしたらすべて彼らの計画の内なのかもしれないという一抹の不安が過りました。
今まで出現した柱も焔ビトを倒すことでアドラの炎が灯り完成していましたので、この後が本番なのかもしれませんね。
ともあれ今回は、ヒーローを目指していたシンラが本物のヒーローになった瞬間であり、とても喜ばしい回でした。
次回は『その姿は』ということで、ヒーローとしてのイメージが膨らんだシンラの姿について描かれるのではないでしょうか。
あるいは鎮魂されたラフルスが更に変化するということなのでしょうか。
ひとまず『大いなる巨人』との決着はつきそうなので、新展開になるかもしれません。
次回もヒーローとして輝き始めたシンラに注目です!

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