多くのキャラクターが登場する『炎炎ノ消防隊』の中で、ファンに密かに愛されているのが伝導者一派のアサルトです。
伝導者一派の中でも“殲滅特化兵”という攻撃的な役職に就いている通り、彼は圧倒的な戦闘能力を有しています。
いや有しているはず…。
というのも、アサルトは作中で未だ本領を発揮できていないのです。
その理由は女性に弱いから。
彼の出番が、タマキと対峙したことから始まってしまったのが運の尽きでした。
というわけで今回は伝導者一派・灰焔騎士団の「血の炎弾」アサルトについてご紹介していきます。
本当は強いはずなのに発揮できず、弱点を克服するために奮闘するアサルトの頑張る姿に親近感が湧くこと間違いなしです!
目次
【炎炎ノ消防隊】アサルトの3つの異名
アサルトは元・屠り人で、現在は灰焔騎士団の殲滅特化兵。
伝導者一派の仲間すら一目置く手練れであり、数々の敵を屠ってきた彼には様々な異名があります。
「血の炎弾」
「深淵からの暗殺者」
「パーフェクトソルジャー」
これらから見ても、彼が恐ろしい兵士であることが分かりますよね。
【炎炎ノ消防隊】アサルトのプロフィールを紹介
- アサルト
- 伝導者麾下・灰焔騎士団の殲滅特化兵
- 5月5日生まれ、28歳、A型
- 182cm、80㎏
- 初登場は8巻68話
両耳に3つずつ両目の上に2つずつ付けられたピアスと褐色の肌が特徴のアサルト。
笑顔は見せず、性格はかなり真面目のようです。
女子供をいたぶるのは好きではないという人間味を持ちながらも、任務に忠実なため女性相手にも手は抜きません。
そして自らの弱点にも真摯に向き合い修行するなど、強さにおいてぬかりのない人物です。
口癖は「参る」。
【炎炎ノ消防隊】アサルトの能力は?
アサルトは第三世代能力者で、能力は『クリムゾンバレット』。
両腕に大きな炎の弾丸を作り出し、超威力で発射します。
その威力はたとえ能力者でも喰らってしまえばひとたまりもなさそうなほど。
これで殲滅する様が「血の炎弾」というわけですね。
『クリムゾンバレット』以外の技もあるのか気になります。
【炎炎ノ消防隊】地下(ネザー)編での死闘(?)アサルトVSタマキ&アイリス
アサルトが活躍したのが、第8と灰焔騎士団が激突することとなった地下(ネザー)編です。
アサルトはタマキ&アイリスの前に立ちはだかりました。
タマキを表情も変えず圧倒し、その実力の片鱗を見せつけます。
そしてアサルトは『クリムゾンバレット』で一気に勝負をつけにいきました。
ところが、なんとここでタマキの“ラッキースケベられ”が発動!
「これは…まいる…」
アサルトは参ってしまいました。
どうやら彼には女性耐性がなかったのです。
するとその隙にアイリスが鉄パイプでアサルトの頭を強打!
アイリスとタマキはそのままアサルトをボコボコにしたのでした。
アニメではこのシーンでアサルトにモザイクがかけられ、原作以上の衝撃を残し世間をザワつかせました。
殴打され過ぎて見るも無残になったアサルトの姿が、もはや放送事故レベルだったのでしょう。
“ラッキースケベられ”からの殴打…アサルトはまんまと女の子たちに完敗してしまったのです。
【炎炎ノ消防隊】環 古達(タマキ・コタツ)の「ラッキースケベられ」とは?
アサルトを屠ったタマキの“ラッキースケベられ”についても説明しておきましょう。
タマキの“ラッキースケベられ”は、ちょっとしたことで周囲にエロイベントをもたらしてしまうというもの。
胸を掴まれてしまうことや胸が露わになってしまうことはもはや当たり前で、尻が丸出しになったり尻で顔面に乗っかってしまったり…そして最終的に何故かほぼ全裸にまでなってしまうという超常現象レベルの特殊体質です。
しかもアサルトとの戦闘時のように、時を選ばず発動させてしまうのがタマキの凄さ。
男性側からすればまさに“ラッキースケベ”ではありますが、女性耐性のないアサルトにとってはこれ以上なく参ってしまう有効な攻撃となったのでした。
【炎炎ノ消防隊】アサルトとタマキのペアは定番のギャグ要員に
2018年、『炎炎ノ消防隊』ファンにとって喜ばしい出来事が起こりました。
それはTVアニメ化の正式発表!
そしてこの朗報でファンを沸かせた『週刊少年マガジン51号』で掲載されたのは…
「参るのね」
まさかのアサルト回だったのです!
しかも本編から脱線したギャグ回。
この第151話ではアサルトの血の滲むような奮闘ぶりが描かれました。
地下(ネザー)での惨敗を経たアサルトは、タマキに対抗するため修行(エロ本を読む)を重ね、再びタマキに挑んだのです。
しかし生の肉感に敗北。
そして新たな修行(キャバクラに行く)を積んで再びタマキに挑みました。
しかし素人ならではの初々しい恥じらいに敗北。
そして更なる修行(素人のパンチラを目に焼き付ける)を積んで再びタマキに挑みました。
しかしアサルトはもう気づいていました…何度挑んでもこの戦いに自分の勝利はないことを。
『好きな相手は違うのだから』
そう、アサルトはタマキに惚れてしまっていたのです。
そして21巻裏に書かれたアサルトの好みのタイプでは「黒髪でツインテールで、黄色くて緩やかなツリ目でまぁ小柄で可愛くて言葉遣いはボーイッシュな人」と、すっかりタマキ一筋になっていました。
アサルトの戦いはまだ続きそうですね。
それにしても記念回に抜擢されるアサルトは、作者からもファンからも本当に愛されています。
【炎炎ノ消防隊】アサルトの本当の実力は?
改めて言いますが、アサルトは強いんです!
彼は何と言っても“元・屠り人”。
屠り人は伝導者の矛であり、対能力者戦闘のエキスパートです。
屠り人の力は“鬼の焔ビト”をひとりで鎮魂できるというほどで、作中では後にゴールド、ストリーム、ドラゴンという屠り人が登場しいずれも第8を苦しめます。
アサルトは彼らにも一目置かれている様子でした。
そして現在は殲滅特化兵。
殲滅のエキスパートでもあるのです。
その強さは団長のショウをもって「アサルト一人で第8を全滅させる実力がある」と言わしめるほど。
「クリムゾンバレット」の威力だけでなく体術にも長けていることが窺えますが、果たしてアサルトが実力を発揮する機会は訪れるのでしょうか…。
【炎炎ノ消防隊】アニメ『炎炎ノ消防隊』でアサルトを演じるのはこの人
アニメでアサルトを演じているのは、小林親弘(こばやし ちかひろ)さん。
『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元役で一躍有名となり、その後の『BEASTERS』でさらに名を上げた人気上昇中の男性声優さんです。
元々舞台やドラマに出演している俳優で、今ではこのようにアニメに吹き替えにと声優としても活躍の場を広げており、ナチュラルな演技で声優ファンも多く支持し始めています。
男らしくも素朴で優しい声なので、“強キャラ感と女性に弱いピュアさ”というアサルトの魅力が表れているのは小林さんだからこそ。
伝説の151話もアニメ化されると良いですね。
- 杉元佐一(ゴールデンカムイ)
- ランガ(転生したらスライムだった件)
- 魚住陸生(イエスタデイをうたって)
- レゴシ(BEASTARS) etc.
まとめ
仕事人気質でビジュアルも良くかっこいいのに本領が発揮できない…とても残念なイケメンですが、しかしそこがアサルトの魅力ですよね。
仲間の誰もが認めているほどの強キャラなのに弱点が女性というギャップ、そして克服しようと努力する真面目な姿がファンの心を掴みました。
注目は、「強キャラ」のイメージが付くだけついて、その真の実力は未知だということ。
再び第8と相まみえるでしょうが、物語の核心“大災害”を目前に彼の本気を見ることはできるでしょうか。
タマキに恋をしている分その行動に注目されますね。
真面目でウブな戦士・アサルトの活躍に今後も期待しましょう!

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