焔ビトになっても紡がれ続けていた母の愛。
アドラリンクで母が伝えたかったことは、シンラはヒーローでありショウは天使だということでした。
兄が世界のヒーローであり、自分はその兄を守護し導く者だと気づいたショウは、兄を「悪魔」のイメージへと誘導している者に立ち向かう決意をします。
一方、第8は最後の8本目の柱出現を前に、皇国のお尋ね者の立場ではありますが、消防官としてついに動き出しました。
「東京皇国奪還作戦だ!!」
234話は『八本目』ですので、タイトル通りいよいよ8本目の柱が出現します!
目次
『炎炎ノ消防隊』234話!のネタバレ
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
それでは『炎炎ノ消防隊』234話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
大災害を目前にした伝導者一派
「大災害の序章はここまで」だとフェアリーが言います。
ここで、これまでリヒトとプリンセス火華を中心に推測されてきた大災害の正体についてが、シスター炭隷によって明言されました。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
「大災害はこの世と人間のイメージ“集合的無意識”を一体化させること」
そして目指すところは、この世界を破壊すること。
だから“集合的無意識”を正しい方向に導かねばならないのだとヨナは言います。
というかヨナ、もはや人間の姿ではありません。
これが本来のアドラでの姿なのか。
前回の大災害時が描かれた時の姿でもないですが、また別の意図のための姿なのでしょうか。
伝導者一派の目指す“集合的無意識”、それは人類のイメージの終着点「死」です。
だからこそ大災害という人々が絶望する=「死」を感じる出来事をもたらそうとしていたのですね。
そして人々の思考“集合的無意識”を読み取るハウメアは言いました。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
「問題なく結末は死だ。伝導者も喜んでおられるぅ~」
大地震とともに7本の柱が立ち、世界にも変化が表れ出している中で、もはや人々の脳裏には「死」のイメージが浮かんでいるようです。
あの人は今
ガサガサとざわめく暗闇に浮かぶ、見覚えのあるペストマスク。
Dr.ジョヴァンニです。
そう言えば久しく姿を見ていませんでしたが、どこで何をしているのでしょうか。
体が描かれていないので今どんな状態になっているのかも気になります。
より“蟲”に近づいたのかもしれません。
そして恐らく彼が見ている光景かと思いますが、描かれているのは数多の“蟲”。
自分の体を使い“蟲”とアドラの親和性実験を行っていたDr.ジョヴァンニですが、ついにアドラに辿り着いたのでしょうか。
あるいはこの世でよりアドラの影響の大きく、アドラとの境が曖昧になっている場所にいるとも考えられます。
柱の中とかにいたら面白いですね。
伝導者一派とも違う動きを見せているようなDr.ジョヴァンニ。
今の彼の行動や気持ちは如何なるものなのか…彼は悟ったように呟きました。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
「炎に向かって飛ぶ“蟲”、死に滅びに向かう人類。この連鎖は規模が違えど同じ。この星も、宇宙も然り」
運命の8本目出現
シスター炭隷によってついに8本目の柱が海上に現れました。
もちろん焔ビトも出現します。
が、今回の焔ビトは形状が大きく違います。
太陽を象っているような、とても焔“ビト”とは言えないもので、中心には星が描かれています。
1本目は巨大ロボのような焔ビトでしたが、6本目は分裂するタイプだったと言っていたので、段々とヒトとは言えないタイプが出て来ていたのかもしれませんね。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
多摩湾沖に8本目の柱と共に現れたそれは『大いなる巨人』。
最後の柱と例の顔のある月を背に、海上に浮かび上がってきた姿がとても不気味です。
さっそく第2と第4と灰島が到着しました。
例によって鎮魂は第2と灰島。
第4は住民の避難誘導です。
絶望が拡大する
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
柱の上に現れた災害隊フェアリー。
フェアリーの役割は大災害を潤滑に進ませることです。
つまり人々により絶望を与えるのが仕事とも言えます。
「救世主の存在を完全に経つ」
やはり“救世主”の存在を否定しようとしていたのは伝導者一派だったと考えられますね。
そんなフェアリーの仕業でしょうが、突如避難中の住民が次々に焔ビト化していきました。
対処するのは避難誘導中の第4。
“スケールバリケード”を張り焔ビトを食い止める火鱗。
耐熱バフで安全を訴え、無事な住民を誘導するパーン。
鎮魂はオグンです。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
初登場、リース神父の祈りと共に鎮魂します。
明日のための本田弾
『大いなる巨人』に挑むのはもちろんこの人。
「スーパー頭突きキャノン!!本田弾装填!!」
グスタフ本田は『大いなる巨人』に向かって跳びながら叫びました。
「朝目覚め窓を開け太陽の陽を体に浴びる!
仕事に行き職務を全うし家族の待つ家に帰る!
そして毎夜思うのだ!!いい一日であったと!!」
何てことのない毎日。
しかしその当たり前だった毎日が終わらせられようとしているのです。
グスタフは当たり前の毎日を守るために跳ぶのです。
「そんな一日は明日もこれからも続かねばならない!!」
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
いざ、“本田弾・鬼無双”!!
本田弾は『大いなる巨人』の星部分へと凄まじい勢いで向かっていきました。
「皇国に明日を!!」
これで巨人を倒してまた柱が黒くなったとして、一体何が起こるのか…。
そんなことを考えていた時―
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
カンッ…
シュールにはね返された本田弾。
まさかの本田弾不発!?
現場は一気に緊張に包まれます!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ234-235話のまとめ
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
色々ありましたが今回は全部グスタフに持って行かれましたね。
日頃から首を鍛えているので大丈夫だとは思いますが…。
しかし「死」のイメージが渦巻く中で、強く明日を願うグスタフの叫びは重要ですよ。
この気持ちが人類の中で勝れば大災害に対しての勝機が生まれるでしょう。
しかしはね返されてしまった本田弾。
この巨人がこれまでの巨人とは違うということを見せつけられた感じですが、最後を締めくくるこの巨人の存在とは一体何なのでしょうか。
そして本文でも書きましたがやはり“救世主”の存在を否定しようとしていたのは伝導者一派だったと考えられ、つまりはショウが一矢報いようとしている相手だと考えられます。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」234話より引用
フェアリーが出てきたので、再びショウが立ちはだかるという展開が期待できますね。
そして次回は『救世主』ということなので、シンラが登場する可能性が高いです。
これはいよいよ兄弟共闘が見られるのかもしれません。
第8が到着するのか、合流したとしてどうやって『大いなる巨人』に立ち向かうのか、そしてもし鎮魂したら何が起きるというのか…。
どうあっても大災害に向かってしまう絶望が漂いしますが、第8の東京皇国奪還作戦で状況を変えて欲しいですね。
次回も楽しみです!

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