処女受胎という信じられない妊娠で、周囲に悪評判が立ち親からも勘当されてしまった万里。
それでも万里は強く愛をもってシンラを出産しました。
万里の母はシンラを「誰にも望まれない子」として忌み嫌いました。
しかし、万里は医者から聞いた大災害前の受胎告知の伝説を聞き、同じように処女受胎から産まれたシンラを「この世界に必要なヒーロー」だと信じ、前を向きます。
シンラは母の愛と希望の中で産まれてきたのでした。
目次
『炎炎ノ消防隊』233話!のネタバレ
233話は『守護天使』。
“天使”と付いていることから分かるように、もちろん今度はショウの出生についてです。
焔ビトになっても伝えたかった母の想いが明らかになります!
今週の扉絵はセーラー服の万里で可愛い!
誰ですかこんな娘を妊娠させたのは!
それでは『炎炎ノ消防隊』233話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
舞い降りた天使
シンラの4年後ですかね、同じく「処女受胎」で生まれたショウ。
お兄ちゃんとなったシンラは「弟!!」と嬉しそうです。
幼シンラが可愛いですね!
再び父親が分からないということで、やはり万里には周囲からの厳しい評判が付き纏いますが、それでも母子3人には幸せが溢れていました。
ショウを見て小さくて可愛いと笑うシンラの言葉を受け、微笑む万里。
「ショウはシンラとお母さんの元に舞い降りた天使ね」
これが「ショウくんマジ天使」の大元だったんですね。
そしてシンラは「ヒーローになって俺が守ってやらなきゃな」と嬉しそうに笑います。
母との約束の始まりですね。
「シンラは最強のヒーローだもんね!!」と同意する万里ですが、ひとつだけ言葉を付け加えました。
「本当にシンラはヒーローなのよ!」
医者から聞いた前世界の救世主の伝説は万里に大きな影響を与えました。
伝説も自身の出生の秘密も知らないシンラですが、母のまっすぐな言葉は幼い彼にも響いたようで、嬉しそうにヒーローキックを繰り出します。
そしてショウはそんな兄の姿を見ていました。
兄は本物のヒーロー
場面はショウと万里(焔ビト)のアドラリンクへ戻ります。
「これは母の記憶…兄と母と俺の思い出…」
ショウは「俺はヒーローになってショウと母さんを守るんだ!!」と強く語る兄の姿を思い出します。
そして医者が言っていた大災害前に言い伝えられていた伝説について。
ショウはその伝説と“アドラ”の関係について整理します。
まず、大災害とはこの世界が人間のイメージの集合体であるアドラと一体化すること。
そして大災害は過去に一度起きています。
つまり今いる世界も、過去の人類のイメージが関与している世界だと考えられます。
そこから導き出されることは―
『森羅日下部は過去の大災害前の人類が思い描いた救世主像が投影された人間』
ショウは嬉しそうに気づきました。
「兄は俺にとってのヒーローだけじゃなかった。兄は本物の…!!」
ショウの役目
兄が世界にとっての救世主だったと気づいたショウ。
しかし実際のシンラは「親殺しの悪魔」というイメージがついてしまっています。
「何故そうなってしまった」
そしてもうひとつの疑問が、兄と同じく処女受胎で生まれた自分は一体何なのかということ。
その時、悩むショウの元に羽が舞い降りてきました。
ショウの背中に羽が生えたのです。
そう、ショウくんはマジで天使だったのです!
もうショウに迷いはなくなりました。
シンラが本物のヒーローだと知る者が少ないこの世界で、ショウは自分のやるべきこと=自らの役目に気づいたのです。
「俺が兄を導き守護する!!母、そうだろ!!」
強い眼差しで母の焔ビトに誓いました。
「母!!兄を連れ必ず!!」
消えていく母の焔ビトは心なしか笑顔に見えます。
ショウ動き出す!
母とのアドラリンクを終え、ショウはアローに伝えました。
「世界は終わりではない!!やるべきことができた!!」
シンラが「ヒーロー」ではなく「悪魔」になっているということは、何者かがシンラの存在を否定しようとしているということ。
もちろんショウには心当たりがあります。
「そんなことする奴は限られている」
恐らく伝導者(一派)でしょう。
「一矢報いるぞ!!」
ショウはアローを連れ歩き出しました。
動き出す第8とショウ
場面は変わり浅草第8特殊消防隊の仮設秘密基地。
時はすでに大災害目前。
8本出現するだろうと予想されている柱もいよいよ残り1本です。
国からのお尋ね者になっている第8。
しばらく身を隠してはいましたが、東京皇国を守る消防隊としてもう黙っているわけにはいきません。
もっとも、何よりも消防官としてのモットーを第一に掲げてきた彼らがこの事態に動かないわけがありませんね。
彼らのモットーとはもちろん!
「国民の人命と財産を守ること」
現時点でのそれは東京を国民の元へ取り戻すことです。
「東京皇国奪還作戦だ!!」
世界を守るために動き出した第8と、世界を救うヒーローを守護するために動き出したショウ…日下部兄弟の道がいよいよ重なりそうです!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ233-234話のまとめ
これは熱い展開でしたね!!
ショウはやはり天使でした。
しかも守護天使。
守護天使は神が人間に付けた天使で、その守護する対象に対して善を勧め悪を退けるようその心を導くとされる(Wikipediaより引用)
これまでシンラがショウを守るという構図でしたが、実はショウがシンラを守る・導く役割だったというのが激熱です。
まあ結局やはり「ショウくんマジ天使」だったわけですが、万里は「シンラはヒーローでショウは天使」という、自分が信じたものを伝えに来たのでした。
焔ビトになっても息子たちへの愛を抱き続けていた母。
そしてその思いはしっかりとショウに伝わりました。
万里がシンラではなくショウの元に現れた理由が分かりましたよね。
そして守護天使として覚醒したショウが立ち向かうのは、シンラにつけられた「悪魔」というイメージ。
「救世主」としてのシンラのイメージを否定しているのはやはり、自治体が万里の処女受胎を記録に残そうとしたのを止めさせた聖陽教(伝導者一派)でしょう。
大災害前の受胎告知の伝説が伝わっているなら、産まれた子が「救世主」と崇められる可能性が高いですからね。
皆が聖陽教を求めるように仕組んだヨナにとっても都合が悪いのではないでしょうか。
しかしそうなるとシンラの救世主としての存在は伝導者にとって都合が悪いものなのではないかと感じますよね。
処女受胎ということで神=神と言われる伝導者がシンラとショウを創り出したのかと思われましたが、もしかしたらそれは別の存在…。
シンラとショウを生み出した神こそが本当の神、そして彼らの父親と呼べる存在なのかもしれません。
まだまだ謎は尽きませんが、少なくともショウは先刻まで自分が所属していた伝導者一派と対峙することになりそうですね。
となるといよいよ兄弟の共闘が見られるかもしれません!
盛り上がってまいりました!
次回234話は『八本目』ということで、ついに最後と思われる8本目の柱が出現しそう。
大災害が始まってしまうのか世界の破壊を止めることができるのか、世界ではヒーローの登場が待たれています!

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