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【ゴールデンカムイ】温厚な漁師に見えて実は凶悪な殺人鬼!!辺見和雄の正体と歪んだ性癖とは!?

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ゴールデンカムイの網走囚人の中で一番狂っているのは、群を抜いて辺見和雄だと言うことができるのではないでしょうか。

杉本と戦って死に、入れ墨を剥がされた今でも、その狂人ぶりから高い人気をほこっています。

今回は、そんな変態狂人、辺見和雄の正体を丸裸にしたいと思います!

 

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【ゴールデンカムイ】入れ墨をもつ脱獄した囚人の1人

辺見和雄は、網走監獄から脱走した24人の刺青を持つ囚人のうちの1人です。

背が低く、ひょろっとした体つきで、いつも他の囚人の後ろに隠れがちに歩くような、印象の薄い人間です。

白石は、辺見和雄の印象は、礼儀正しく人当たりがよい、ごく普通の男だと言っていました。

でもこの男、実は24人の中で一番凶悪な殺人犯なのです!

 

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【ゴールデンカムイ】日本各地で100人以上殺害してきた凶悪犯

辺見和雄は、日本各地で100人以上を殺してきた、極悪犯罪人なのです。

彼にとっては、人殺しは息をするのと一緒だといいます。

囚人の中には、詐欺師、窃盗犯、政治犯など色々いますが、無差別に100人以上殺しているのはこの辺見和雄だけです。

脱獄してからも殺人は続き、殺した相手の背中に自分の入れ墨にも描かれている「目」という文字を入れ、入れ墨人皮を追う人間をわざとおびき寄せようとたくらんでいました。

 

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【ゴールデンカムイ】白石由竹とは顔見知り

辺見和雄と白石は、網走監獄で出会い、結構仲良く打ち解けた仲でした。

辺見のことは、白石の脱獄ストーリーの中でも出てきます。

数々の監獄に入れられては脱獄を繰り返してきた白石が、最終的にたどり着いた網走監獄の中の雑居房で一緒に過ごしたのが、二瓶鉄三と辺見和雄でした。

そこで、白石がシスター宮沢の写真を見ながらオナニーしていると、辺見和雄が声を掛けてきて、「自分の死刑執行を想像してるんですね?わかります!」と笑顔で声を掛けて来たのです。

そのときからすでに、白石は辺見は怪しい奴だと気づいていたようです。

その後、看守から辺見の罪状を知り、びっくりしたことでしょう。

ところで、白石の回想では辺見のことを「辺見ちゃん」と呼ぶなど、けっこう仲良くなっていた様子が描かれています。

 

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【ゴールデンカムイ】ニシン漁の出稼ぎとして潜伏

網走監獄を脱獄した後、辺見和雄は、「ヤン衆」というニシン漁のための季節労働者として、漁場に潜んでいました。

3月から5月にかけ、日本海沿岸の北海道には大量のニシンが押し寄せてきて、ニシン漁に日雇いで雇われるための労働者が、東北地方などから北海道に集まってくるのです。

「ヤーレンソーラン」のソーラン節でおなじみの、ヤン衆ですね。

この日雇いのヤン衆は、脱獄した囚人が潜伏するにはもってこいです。

実際、殺人鬼の辺見和雄の他にも、ヤクザなども潜んでいたようです。

辺見和雄は脱獄してヤン衆となった後も、同じ日雇い労働者をあちこちで殺しまわっていました。

 

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【ゴールデンカムイ】弟をイノシシに食われてしまった過去

辺見和雄の壮絶な過去は、白石が語ってくれました。

彼が育った家の裏山には竹林があって、大きなイノシシが住みついていたのですが、そのイノシシがある日彼の弟を食べてしまったというのです。

幼い弟は泣き叫んで抵抗するもなすすべがなく、むごたらしく殺されていきました。

絶望して光を失っていく弟の目を思い出すと、誰でもいいからぶっ殺したくなっていった、

弟の「死に抗う姿」に魅せられて、同じものを何度も見たくて何度も殺してきた、というのが猟奇的な殺人鬼を生んだ背景だったのです。

辺見は、人間はまるで、燃え尽きる寸前に強く揺らいで煌めくロウソクのようだといいます。

辺見はそんなロウソクの最期の煌めきを見たくて人を殺し、さらには自分も最期に弟のように煌めきたい、と思っていたのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】トラウマによって生まれた残忍な願望

弟を目の前でケダモノに殺されたというトラウマによって、殺人鬼になった辺見和雄ですが、彼は自分がやってきたみたいに、そして弟を喰ったケダモノみたいに、自分も誰かに残虐に殺されたいという狂った願望をもっていました。

誰かに殺されたいなんて、まさにサイコパスの思考で、全くわけがわかりませんよね。

しかも殺される際は、弟のように必死に抗って、それでもなすすべなく殺されたい、と殺され方まで指定しているのです。

脱獄した後の殺人で、被害者に「目」という文字を入れ、入れ墨人皮を追う人間をわざとおびき寄せていたのも、強い人間に自分をむごたらしく殺してほしかったからだと想像できるでしょう。

 

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【ゴールデンカムイ】杉元への憧れ

そんな辺見は、杉本に出会った時、自分と同じニオイがすることに気付きます。

それは、人殺しのニオイです。

そこで彼は、この人なら残酷に僕を殺してくれるだろう、と確信します。

辺見が「何人殺したか覚えてますか?」と杉本に尋ねると、「顔だって忘れてねえよ」「せめて忘れないでいてやるのが俺の償いさ」という答えが返ってきます。

そして杉本の「必要ならば鬼になる覚悟だ そのかわり…俺がくたばる時は安らかに死なせて貰おうなんてつもりは毛頭ない」という死に対する覚悟を聞いて、自分と同じ人間なんだと感激し、「ああ……この人に殺されたい」と願うのでした。

何人もの最期の煌めきを見て来たが、最期は全力で抗って煌めいて殺されたい。

杉本ならそれをやってのけてくれるだろう、と思ったのでしょう。

そんな杉本に対し、愛情のような憧れのような変な感情を抱き始める辺見和雄。

杉本が刃物を持って振りかざす度、自分が殺される場面を想像して悦に浸っていました。

悦に浸るときの、股間が光る描写が、また狂気で何とも言えませんでしたね。

 

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【ゴールデンカムイ】希望通りの最期

辺見和雄は、海岸沿いを杉本と走っているところを、白石によって正体がばらされてしまいます。

その瞬間、辺見は包丁を振りかざし杉本に向かっていきますが、杉本も短剣で即座に辺見の脇腹を刺し、対抗します。

2人とも、人を傷つけることに容赦がないですね。

「死にたくない」という思いが強いほど強く激しく煌めく命の灯を、2人で煌めかせながら、戦う2人。

2人は刃を交じ合わせ戦いますが、手負いの辺見に対し、杉本に分がありすぎました。

杉本の短剣が辺見の心臓を、あと一歩で貫く、という所に来ると、杉本は「引っ剥がしたお前の入れ墨を広げるたびに思い出すよ」と言葉をかけます。

それを聞いて辺見は「生きてて良かった」と涙を流すのでした。

ところが、直前、巨大なシャチが襲ってきて、瀕死の辺見を咥えて海へ引き連れていきます!

そして、尾びれで辺見をぶん投げていきます。

突然動物に襲われた辺見ですが、想像を超えて動物にブン投げられて殺されるというこの死に方が、イノシシに食われて殺された弟を強く思い起こさせ、「最高だッ!!」と狂喜するのでした。

最期は海中で笑顔で力尽きた辺見ですが、死に抗いながら、ケダモノに殺されるという希望通りの最期を遂げられて、幸せだったことでしょう。

 

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まとめ

作中最恐のサイコパスにして、最高に幸せに死んでいった辺見和雄。

連続殺人鬼ではありますが、彼の境遇を考えると、ちょっと同情したくなるような人間でしたね。

杉本に対し愛情のような憧れのような感情を見せ、股間を光らせる度に、ファンを増やしていった辺見和雄。

回想でもいいから、またどこかで出てきてくれないかな、と思わせる、愛らしいキャラクターですね!

 

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