史上最強の師弟喧嘩に決着がついたものの、月が変化するなど大災害の影響はより強くなっており、世界とアドラがさらに近づいていることをまざまざと感じさせられます。
そして現実世界と“人間のイメージの集合体”のアドラが同調すること=白装束の目的であれば、行きつくのは「死」ではないかと特殊消防隊たちは恐れ始めました。
世界の破滅を止める術はあるのかという緊迫した状況。
その裏で、ショウとアローはシンラの戸籍謄本から“自分たちの父親が存在していない”という信じられない事実を突き止めていました。
果たしてそんなことはあり得るのでしょうか。
231話は『出生』として、日下部兄弟の出生にまつわる事実がさらに深掘りされていきます!
目次
『炎炎ノ消防隊』231話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』231話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
ショウくんマジ天使
119まもるくんに風船を貰ったショウ。
まもるくんの顔を模した気持ち悪い風船ですがショウは微かに嬉しそうな顔をしています。
さらにキックボードで遊びに出掛ける少女たちを見て興味津々。
街に出たショウは本当に年相応の幼い可愛さに溢れているというか、なんだか人間味が増していますね。
アローに声を掛けられているのにも気づかないほど夢中でキックボードを見つめていました。
ショウとアローの次の行き先は、聖陽医科大学病院です。
理由は、病院の出産記録なら父について何か書いてあるかもしれないから。
戸籍謄本同様、ショウが時を止めて記録を取ってくるつもりです。
ショウの能力は“伝導者とのアドラリンク時に”宇宙の熱膨張に干渉し、時を操ることができるというものでしたが、大災害が始まりアドラが近くなった影響で“加護がなくても”時を止められるようになっていたのでした。
すると突然フッと姿を消すショウ。
もしやもう院内に?と思われましたが、「後ろだ」とアローの背後に現れました。
ショウはすぐに本来の目的である院内に消えていきましたが、アローは思いました。
「団長が悪戯なんて珍しい」
ショウのこの行動もまた幼さを見せていますね。
まさかアドラの影響で『ショウくん天使』のイメージがより強くなっている…?
母の出産記録を求め病院へ
病院の記録にも父の名は書いてありませんでした。
アローは父親が認知していないシングルマザーとしての出産の可能性を挙げます。
しかし記録から新たな事実が発覚しました。
なんと『処女受胎』の検査をしているのです。
処女受胎とは処女のまま子を宿すこと。
つまり母は性行為なしに妊娠した可能性があるのです。
検査をしたということは性行為をした覚えがないということなのでしょう。
Wikipediaによれば、処女受胎は特に聖母マリアによるイエスキリストの受胎というキリスト教における概念を指すとのことなので、つまりはそれほど神話的な話になってきます。
アローも「地上でも聞いたことありません」と驚いていますので、作中でも信じがたい話のようです。
ただ、ショウは「もしこれが本当なら過去にもっと話題になっているはずだ」と考えます。
そうなると次は過去の新聞などを保管している国立図書館に行ってみるのが良いのかもしれません。
「おそらくは調べるだけ無駄だろうが」と考えるショウに、アローがひとつの提案をしました。
「それなら日下部家が住んでいた地域に行ってみては?」
区民館などに当時の回覧板などが残っているかもしれないからです。
出産の謎を求め区民館へ
新宿区民館にやってきたショウとアロー。
資料をまた時を止めて盗ってこようとしていたショウでしたが、当時を知る者に聞いた方が良いのではないかというアローの進言により、直接話を聞くことになりました。
当時(17年前)の回覧板を書いたのは現在の館長。
2人は館長から話を聞けることになったのですが、よく喋る彼にショウはすでにうんざりしています。
「狙撃しますか?」と物騒なフォローをするアローに「まだいい」と返すショウ(笑)
本当になかなか話が始まりませんでしたが、館長はようやく「17年前のことはよく覚えてるよ!凄く印象的な年だったからね」と話を始めました。
語り始めたのは、日下部家の子どもが2人とも“父親が不明”だということ。
処女受胎が本当なら回覧板に書かねばと思ったのだと言います。
とは言えやはり誰もが母のことを疑っていたようで、あらぬ噂をたてられたり実の母親にも信じてもらえなかったりと、当時の母の苦労を「可哀想に」と館長は笑いながら教えてくれました。
その態度に「やはり狙撃しましょうか?」と言うアロー、「準備をしておけ」と返すショウ(笑)
しかし館長の話には衝撃的な続きがありました。
真実に迫る!
なんと館長が「どうやら本当だったんだ!」と言ってきたのです。
その証拠となるのが、“記録がないこと”。
「聖陽教会から記録を残すのを止めるように圧力があったんだ」
理由は分かりませんが、止めろと言われたら止めるしかなかったのです。
処女受胎というまったく信じられない噂でしたが、たかが回覧板に国から圧力がかかったとなればただ事ではないとは分かりますよね。
特に聖陽教の真実を知るショウたちはそこに「聖陽教というよりヨナの根回し」を感じており、彼らの中で処女受胎の真実味が増してきていました。
そうなると余計に疑問が湧いてきます。
処女受胎が本当ならば、母や自分たちは一体何なのか…。
なぜ隠したのか…。
自分たち日下部家に何があったのか…。
なぜ兄は悪魔になったのか…。
それとも“された”のか…。
伝導者一派として過ごしてきたからこそ、その事実に伝導者一派の目論見を感じざるを得ません。
アドラで邂逅!!
当時の事実を知ることで大きな前進をしたショウ。
館長との話を終え立ち去ろうとしました。
すると突然アドラリンクが起こります。
一体誰とリンクしたのか…すると―
なんと目の前には角付きの焔ビト。
ショウはすぐに気づきました。
「貴公は…母…」
ショウは少し頬を赤らめました。
母と子、12年前の火事の日以来の邂逅ですね。
どうやら母は何かを伝えようとしてリンクしてきたようですが、出生の真実を求め奔走するショウに一体何を語るのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ231-232話のまとめ
父親が本当に存在しない可能性が、信じられないですが大きくなってきました。
処女受胎となると、神のような存在が創造して人として産ませたという印象ですが、それこそ“悪魔あるいはヒーロー(シンラ)”“天使(ショウ)”という“人々のイメージ”でわざわざ作り上げられた“アドラの存在”とでも言うのでしょうか。
そこにはきっと神とも言われる“伝導者”が絡んでいるのでしょうが、もし伝導者の仕業だったとしたらその目的とは一体何なのでしょうか。
それとも伝導者の意に反して出来た存在なのでしょうか。
そして次回は『万里 日下部』という母の名がタイトルになっています。
焔ビトとなった母はきっと息子たちを想いながらずっと彷徨い続けていたのでしょうね。
シンラではなくショウと接触したのが面白いですが、母は一体何を伝えてくれるのでしょうか。
いくら公表されていなくても本人ですから、伝導者の目的などは分からずとも出生の謎は明かされるはず。
大災害を阻止する転機になり得そうな大きな展開ですから次回も楽しみです!

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