早川アキは公安退魔特異4課所属のデビルハンターであり、デンジの先輩です。
命の恩人であるマキマには好意を寄せているようです。
その一方で頭も上がらないようで、デンジやパワーと同居を強要されています。
作品の中でも極めて常識人に分類されるアキは、自分勝手で無礼なデンジやパワーに頭を悩まされることもしばしばです。
アキは契約する未来の悪魔によって、不吉な予言をされています…。
物語のキーパーソンの1人、早川アキについてまとめてみました。
【チェンソーマン】デンジの頼れる先輩 早川アキ
アキはデンジより3年先輩のデビルハンターです。
マキマの命令により、突然デンジの先輩にさせられました。
アキにとってデンジの初対面の印象は最悪でした。
敬語が使えない上に、マキマ狙いでデビルハンターになったデンジを許せず、鉄拳制裁で「仕事やめろ」と助言したのです。
当然、デンジが言うことを聞くはずもなく、殴り合いに発展しますw
それでも真面目で情に熱いアキは時間をかけてデンジとも気持ちを通わせていくことになります。
アキは同居にあたりデンジやパワーの世話もすることになり、料理の準備から食事のマナー、トイレの使い方など基本的なことまで指導しています。
アキはデンジに特別な力があることに気付いており、銃の悪魔と戦う為の戦力として期待していました。
ヒルの悪魔に襲われた時も、コベニがパニックを起こした時も、体を張ってまでデンジのピンチには駆けつけてくれる頼れる先輩なのです。
【チェンソーマン】アキがデビルハンターになった理由は?
アキは両親とタイヨウという名前の弟と暮らしていました。
ところが、あの日…銃の悪魔に家ごと吹き飛ばされ、自分以外の家族はみんな死んでしまいます。
アキはその瞬間から復讐を誓い、そのためにデビルハンターになりました。
アキはその過去から悪魔全般を憎んでいて、デンジが悪魔や魔人に甘い対応をとると責めたりもしています。
でもデンジやパワーや特異課の悪魔たちと接するうちにその考えも少しづつ変わっていくことになります。
【チェンソーマン】アキの性格は?
アキは冷徹に見えて実は非常に情に厚い性格です。
ほとんどのデビルハンターは仲間の死に慣れてしまい、そのうち涙を流さなくなると言われています。
でもアキは仲間の死の度に隠れて涙を流し続けていました。
仲間のためなら自分の寿命が縮むのも省みない優しさもあります。
姫野を助けるために迷わず呪いの悪魔の能力を使ったり、寿命を奪ってしまう天使の悪魔に触れて助けたりもしています。
また同居しているデンジとパワーには人一倍情を感じているようで、2人を守るために最大の目標である銃の悪魔討伐でさえも諦めようとしていました。
誰よりも家族や仲間思いの優しい性格と言えるでしょう。
【チェンソーマン】最初のバディ姫野との別れ
アキの最初のバディは姫野でした。
デンジを狙いにきたサムライソードの襲撃を受け、アキと姫野も戦いに巻き込まれてしまいます。
姫野は最初の攻撃で胸に銃弾を受けていました。
それを見たアキは迷うことなく、刀を抜きます。
姫野からは強く強く使うなと言われてきた刀を抜き、サムライソードを追い詰めました。
ところが呪いの悪魔の力を持ってしてもサムライソードの命を奪うことはできず、逆にアキはサムライソードの反撃で斬られてしまいます。
アキが斬られるのを目の前で見た姫野は、契約している幽霊の悪魔に自分の全てを捧げてアキを救おうとしたのです。
契約通り、幽霊の悪魔は姫野の体を全て持っていってしまいました…。
これがアキと姫野の別れとなってしまいます。
タバコを教えてくれたのも姫野。
デビルハンターとしての心構えを教えてくれたのも姫野。
自分を大切に想ってくれた姫野の死は、アキにとって大きなものでした。
アキは病室で姫野を思い出して涙を流しました…。
【チェンソーマン】新たなバディは天使の悪魔
姫野を失ったアキの新たなバディとなったのは天使の悪魔でした。
天使の悪魔は闇の悪魔との対決で両腕を失うことになり、デビルハンターとしては引退するしか無くなってしまいます。
悪魔である以上、戦えなくなった場合は処分される恐れもあり、それを心配したアキは推薦状を渡しています。
それは未来の悪魔のように公安と契約し、生き延びることができるようにするためのものでした。
アキは悪魔嫌いでしたが、天使の悪魔とも気持ちを通わせるようになりました。
【チェンソーマン】アキが契約していた狐の悪魔とは?
狐の悪魔はその名の通り、巨大な狐の姿をした悪魔です。
「コン」と言う呼び声と呼び出す部位に応じた手の形で召喚することができます。
比較的、人間に友好的な悪魔らしく、アキ以外にも多くのデビルハンターが契約しています。
(同じ4課だと荒井も狐の悪魔と契約しています)
契約する際の代償は、皮膚の一部や束ねた髪の毛などで済む為、初心者向けの優しい悪魔と言えますね!
能力としては単純で、呼び出された体や頭が悪魔に物理的な攻撃を行います。
ちなみに、アキは頭を呼び出すことができます。
この狐の悪魔、イケメンにしか顔は呼び出せないらしく、アキはイケメン枠であることがわかりますw
悪魔でも人間でもない生物(デンジやサムライソード)は飲み込むことができないようです。
アキがサムライソードを喰わせた結果、やはり飲み込むことができず、契約を解除されてしまいました。
【チェンソーマン】アキが契約していた呪いの悪魔とは?
呪いの悪魔は、相手を呪い殺すことができる悪魔です。
アキが契約している呪いの悪魔は、アキの刀に住んでいるようで、刀を少し抜くと会話もできます。
アキは呪いの悪魔を「カース」と呼んでいました。
攻撃方法は、刀や釘などの武器を複数回刺すことで能力が発動し、相手を呪い殺すことができるという恐ろしいものです。
ちなみに刺す回数は契約した人によって違うようで、アキは3回、サンタクロースは4回、相手を刺す必要がありました。
契約する際の代償は、寿命や指の感覚などになります。
アキはサムライソードとの戦いで刀を抜き、カースの能力を使用した結果、残りの寿命が2年となってしまいました。
一度の使用でここまで寿命を削られてしまうことになり、実質的にカースの能力は使用不可となってしまいました。
【チェンソーマン】新たに契約した未来の悪魔とは?
未来の悪魔はアキがサムライソードたちの襲撃後、身を守る武器を手に入れる為に新たに契約した悪魔です。
公安で未来の悪魔と契約しているのはアキの他に2人。
1人は寿命の半分、もう1人は両目と味覚と嗅覚を差し出して契約しています。
未来の悪魔がアキに要求した条件は…「アキの右目に住まわせること」だけでした。
「オマエは未来で最悪な死に方をする!」
その未来を見たい、という単純な理由でアキは軽すぎる代償で契約をすることができました。
能力としては、数秒先の未来が視えるようになります。
この能力のおかげで、戦闘中は相手の動きを先読みすることができるようになり、圧倒的に有利になりますが、あくまで視えるだけなので、それに対応する身体能力は当然必要になります。
また、未来の悪魔のほうから勝手に未来を見せてくることもあります。
アキとパワーはデンジに殺される…そんな残酷な未来をアキは見せられてしまいました。
【チェンソーマン】マキマに奪われたアキの命
アキはデンジとパワーを守るため、銃の悪魔討伐作戦から降りようとしていました。
ところが、マキマはアキがどうしようとデンジとパワーを戦いに引き摺り込むことを決めていました。
それを知ったアキは最後の手段として、マキマに直談判に向かいます。
「どんな悪魔と…どんな契約でもします…俺に力を貸してください」
アキは残り少ない自分の命を捧げて己を強くし、デンジたちを守ろうとしていたのです。
「これは命令です 契約すると言いなさい」
マキマに操られ、アキは契約してしまいます。
“全て”つまり命をも捧げてしまうことになったアキはここで犠牲になってしまいました。
まとめ
デンジのよき先輩として笑いあり涙ありで過ごしてきたアキがついに命を落とすという最悪の展開が現実のものとなってしまいました。
未来の悪魔の予言では、アキはデンジに殺されることになっていたはずです。
変えられない未来、と予言されていましたが、外れることがあるのでしょうか?
アキは守れなかった家族の代わりにデンジたちを必死で守ろうとしていました。
その想いはデンジたちに届くのでしょうか?!
アキの願いが叶い、デンジとパワーが幸せに生きていけることを願うばかりですね。
