前回は、太陽も月も自分のモノとした紅丸が、『日輪紅月』で感謝と共に火鉢鬼を鎮魂しました。
浅草の絆が感じられました。
しかしこれで七本目の柱が終了。
そして230話は『災害進行』ということで更なる事態が予見される中、火華らは今一度白装束の目的を考えてみるのでした。
そして物語の転機となりそうな新たな事実も発覚しますので要注目です!
目次
『炎炎ノ消防隊』230話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』230話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
イメージがより現実に?
「なんだ あのコミカルな月は!!!」
不気味に笑う謎の月にカリムたちが気づきました。
海の異変は戻ったものの、新たに生まれた世界の異変。
海の異変の原因を“紅丸と先代との激しい戦いでアドラとの距離が近づいた影響”だとしていましたが、そうして今度は「月の表現方法が変わった」と火華は汗をかきます。
焦る火華たちをよそに、「お月さんが笑ってるぜェ!!」と盛り上がっている第7の隊員たち。
本当に浅草の面々は明るくて良いですね。
そして紅丸までも「今夜は先代の手向けで月見“られ”酒だな!!」と暢気なもんです。
確かに月がめちゃくちゃ見てる!!
しかし火華はこの非現実的な月をそんな暢気には捉えられません。
「あんな月…見たことない…」
そう呟きますが、すぐに“見たことないものではない”と気づきました。
「私たちがよく思い描く月のイメージそのもの」
Dr.マリモの到着
「これで大災害がどういうものかハッキリしましたね」
と登場したのは、顔全体がモジャモジャに覆われた…リヒト?
違いました。
彼はDr.マリモ。
いやリヒトなのですが、指名手配になっているため「リヒトの名は出さないように」だそうです。
どうなってるんですかこれ…顔全体を髪が覆って本当にマリモのような頭部です。
このままアドラの影響が濃くなるとリヒト=もじゃもじゃという“イメージ”で本当にマリモになってしまいそうですね。
リヒトは指名手配の身でも居てもたってもいられず出てきたとのこと。
何か大災害に対しての一手を閃いて欲しいですね。
大災害と白装束の目的
Dr.マリモと火華、科学者たちが揃えば考察も進みます。
まずドッペルゲンガーについて紺炉に確認する火華。
火鉢のドッペルゲンガーは人柄も姿もそっくりでしたが、本人と全く同じというわけではありませんでした。
それは“東京皇国の破壊”を望んでいたということ。
火鉢は乱暴なれど、むやみやたらに壊す人ではなかったと紺炉は知っています。
そして以前紺炉が対峙した自身のドッペルゲンガーにしても、姿かたちは同じでも鬼は破壊を求めていたと思います。
つまりドッペルゲンガーは単純にその人のイメージというわけではないということですね。
“大災害とは人間のイメージと世界の一体化”
その仮定とドッペルゲンガーの様子を踏まえると、“大災害はイメージされたアドラと現実を同調させるもの”だと考えられます。
しかし白装束の目的は“この世を炎に還すこと”。
いまいち大災害との繋がりが分かりませんね。
そこで火鉢は改めて考えました。
アドラは人間のイメージの集合体。
そして人間のイメージの行きつく先が白装束の目的なら…
「死」
導き出されたのは「死」。
これならば大災害と白装束の目的は一致します。
つまり世界がアドラと一体化したら、世界は破壊されるということ。
さすがに「物騒になってきましたぜ」と焦る紺炉に、紅丸は「どうせ壊れんなら俺が先にぶっ壊すか」と相変わらず暢気な紅丸。
そこで紺炉にひとつの不安が芽生えました。
「もし若のドッペルゲンガーが出てきたらどうなっちまうんだ」
六本目の様子
第2と灰島が対処していた六本目も無事に焔ビトを鎮魂した様子。
どうやら64体にまで分裂したらしいですが、分裂系の焔ビトって今までいなかったような…。
こちらの戦いも見たかったですね。
きっとグスタフも大変だったでしょう。
黒野も頑張ったようで、ブツブツ言いながら海から上がってきました。
七本目の鎮魂を聞き、「全部やってくれたらいいのに…向こうの最強さんは強い奴が好きなんでしょう」とボヤく黒野。
「いつかお前のとこに来るかもな」と大黒。
さて、この柱も黒く染まりアドラの炎が点火。
七本の柱が変化し、いよいよ残り一本です。
緊張が高まります。
可愛すぎる2人
街を歩く少年と女性。
彼らも七本の柱から大災害の進行を感じていました。
「俺が居ようが居まいが世界はこのまま滅びるだろう」
そう言っているのは…私服姿のショウ!!とアロー!!
かっ…可愛すぎる!!!!どっちも!!
2人は目立たぬよう白装束から着替えていたのでした。
しかしあまりの可愛さに街の女の子たちが見逃しません。
「この世のモノと思えない可愛さ!!」
女の子たちはショウを見て「天使」だとザワつきました。
シンラも言っていた「ショウくんマジ天使」というわけです・
そんなショウの今の目的はハッキリしていました。
「世界が滅びる前に俺の家族のことを知りたい」
日下部家族が明らかに!?
新宿区役所に来たショウとアロー。
目当てはシンラの“戸籍謄本”です。
ショウと母親は12年前に死亡ということになっていますが、戸籍謄本を調べれば家族について分かるはずだとショウは思ったのです。
しかし2人は“この世に存在しない人間”なため、正式な手続きで戸籍謄本を見ることは出来ません。
「時間を止めて盗んでくる」
ああショウくん…能力をそんな使い方するなんて悪い子。
そうしてあっさりと盗ってきた戸籍謄本。
ショウはドキドキした様子で少し頬を赤らめながら内容を確認します。
するとそこにはこう書いてありました。
【母】万里日下部
森羅万象の“万”ですね。
「マリ…マリクサカベ。それが母の名か…」
ショウは抑えきれない様子でなんとも嬉しそうな表情。
しかしその直後、彼はおかしなことに気づきました。
「戸籍謄本のどこにも、父の名がない…」
【父】の欄が空白なのです。
父親が存在しない!?
ついに皆が気になっていた、日下部兄弟の父の謎が明らかになりそうです!!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ230-231話のまとめ
よく分からなかったですけど、人間の最終的なイメージが“死”であり、そのイメージと世界を一体化させる=世界を壊すとなり、白装束はそれを目指しているという感じででしょうか。
そして海や月の表現方法が変わっているということから、“死”の表現方法も変わろうとしているのかもしれません。
以前ショウが「アドラは地獄と呼ばれている」と言っていましたし、“死=地獄”のような悲観的イメージに一体化されようとしているのでしょうか。
誰にでも訪れる“死”、実際に焔ビトになっていく人たちや柱の出現を見ていれば不安や恐怖などのイメージは拭えないですからそれをどうこうするのは難しそうですね。
アーサーだけは関係なさそう。
彼の能力もイメージと現実が一体化してるようなものですから、アドラの影響が濃くなってきたことでますます彼の活躍が期待されます。
さて、大災害に向けてこれから何が起きるのか。
今回の話から想像すると、紅丸のドッペルゲンガーと黒野が接触しそうな気がしますよね。
それはそれで面白そうですが…リアルに世界が破壊されそう。
火鉢と一緒に出てきたバーンズのドッペルゲンガーの行方も気になりますね。
もし対峙することになったならそこで何かが得られれば良いのですが、今のところ人類は常に後手という感じです。
そして次回は『出生』とのことで、さっそく日下部兄弟の父について描かれていきそうです。
子供が2人ともアドラバースト持ちですし、只者ではないのでしょう。
果たして世界にとって善なのか悪なのか…そもそも“父”という者が存在するのかとまで不安になってきました。
そしてそれが大災害直前のこのタイミングで描かれることの意味とは何なのか…。
ずっと気になっていた日下部兄弟の父について、一体何が明かされようとしているのか次回を楽しみに待ちましょう!

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