最強の師弟喧嘩は、ついにクライマックスを迎えます!
「頭にもらった新門の名に恥じぬ俺なりの火消しを見てくだせェ!!」
火鉢鬼に深々と頭を下げた紅丸は、先代に認めてもらうため、そして自分を育てた先代への恩返しのため、いよいよ全身全霊で立ち向かう姿勢です。
229話は『日輪を背に』ということで、ついに紅丸が“紅丸の日輪”を背負います!
目次
『炎炎ノ消防隊』229話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』229話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
浅草の火消し
「これが俺の火消しです」
火鉢に告げる紅丸の覚悟とともに、紺炉の合図で花火が上がりました。
これが大馬鹿野郎の紅丸の、そして“紅丸の町の”火消しなのです。
紅丸の覚悟を見た紺炉は、浅草の火消したちに合図をします。
すると第7の火消したちは、せいやそいやと纏を振り上げ、花火を打ち上げ、まるで祭りのようなバカ騒ぎ。
第7特殊消防隊の鎮魂シーンを知っている我々読者は「第7らしいな」と感じてしまいますが、初見のフォイェンとカリムは困惑していますね。
そして火鉢も「これが火消し?」と戸惑っている様子。
仲間たちの鼓舞を受けた紅丸は仲間たちに感謝します。
自分がいつまでもガキだから先代が化けて出てきてしまったのだと。
だからこそ覚悟を見せることで安心して戻ってもらおうと思っているわけですが、そのためには紅丸個人だけでなく皆のこのバカ騒ぎが必要なのです。
今の浅草を見せること…それでこそ火鉢が愛し、火鉢が守ってきた浅草の誠心誠意の恩返し。
「俺たちの火消しを見せてやんぞ!!」
紅丸の言葉で火消したちはさらにテンションアップ。
梯子乗りでさらに場を盛り上げる中、アイコンタクトし微かに微笑み合う紅丸と紺炉の信頼感が熱いです!
「若!!先代を頼んだぜ!!」
火消したちの思いと共に、彼らの纏が紅丸の元に投げられました。
紅丸の日輪!!
仲間たちの纏を受け、いつものようにそれらを統べる紅丸。
一連の騒ぎを見ていた火鉢が「またガキがなんの悪さをしようってんだ」と言うと、紅丸はついに静かにこう告げました。
「遅くなってまいました。こいつが俺の“日輪”です」
“居合手刀・七ノ型 日輪”
ついに紅丸の“日輪”披露です!
それは明王像の背負う炎のように荒々しく神々しい光輪。
輪の大きさは火鉢に劣る感じがしますが、とにかく眩しいですね。
かっこいいです!!
全てを圧倒するような紅丸の日輪の光が火鉢を照らしました。
紅丸の真の日輪
仲間たちが花火を上げ紅丸の日輪を彩る中、ついに紅丸の火消しが始まります。
「参りやす」
紅丸が一言告げると、火鉢を凄まじい数と威力の光線が包みます。
火鉢はその光に紛うことなき“日輪”を見ました。
(日輪を背に堂々たる様、明王の如く!!これぞ浅草の火消しよ!!!)
下では第7の火消したちがこれ以上ない盛り上がり。
「若アアアア!!!先代イイイイ!!!」
花火の中でバカ騒ぎをしている浅草火消したちに溜息を吐く火鉢。
しかしそこには愛が溢れていました。
「たく…お前ェらしいな」
火鉢はようやく“紅丸の覚悟”“紅丸の日輪”を感じて嬉しそう。
しかし紅丸の紅丸らしさは更にこの先にありました。
「でもよ、やっぱり俺ァこいつの方が好きなんだ」
そう言ってある構えをする紅丸。
火鉢も感じ取ったようで、「本当に大馬鹿野郎だ!!太陽も月も自分のモンにするか!」と笑いました。
そう、太陽より月の方が好きだと言っていた紅丸の日輪は、月すら太陽のように強く輝かせるものでした。
“日輪紅月”!!!!
師弟喧嘩の決着
日輪を浴び、その月さらに紅く!!
紅丸は幼い頃“日輪”より“紅月”の方が派手な花火みたいで浅草にピッタリと語っていましたが、まさに花火のようなド派手な技で火鉢鬼の体を豪快に消滅させました。
首だけになった火鉢鬼は紅丸の日輪をしかと目に焼き付けます。
(こいつが新門紅丸の火消しか…)
火鉢は(悪くねェ)と嬉しそうに呟き、光の爆発と共に消えていきました。
(お世話になりやした)と見送る紅丸。
ド派手なやり取りの中で師弟は静かに別れました。
大馬鹿野郎とは
爆発の煙が収まらぬ中、地上に下りてきた紅丸は、紺炉に「俺の渾身で送ってやった」と告げました。
火鉢に最後まで大馬鹿野郎扱いされていたと語る紅丸でしたが、思わぬ火鉢との再会の中で気づいたことがありました。
それは火鉢の言う“馬鹿”が認めている証だったということ。
火鉢が、紺炉が、どれほど言いたかったことか。
しかし見守り続けた甲斐あって紅丸は自分自身で気づいたのです。
紅丸は化け物ですが、ちゃんと大馬鹿野郎に育ったのです。
思いと覚悟の詰まった紅丸の“日輪”。
紅丸が感想を聞くと紺炉は「ああ、悪くねェ」と答えましたが、その目から涙が溢れていました。
紅丸も火鉢も支えてきた紺炉は2人のことを知り尽くしています。
だからこそ流れる涙。
「(2人の)変わりに俺が泣いてやってんだ」
紅丸はそんな紺炉に少し飽きれた顔を見せますが、こんな紺炉だからこそやはり紅丸にとっては大きな存在。
紅丸は「これからも頼むぜ中隊長」と紺炉に伝えました。
紅い月の下で第7の絆はさらに強くなったようです。
しかしその時紅い月より不気味な、笑う月が空に浮かんでいました。
再び顔を出した不穏な空気…。
師弟喧嘩は落着するも、大災害への進行は止まりません!!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ229-230話のまとめ
良かったです!!!!
紅丸の覚悟、紅丸なりの答え、紅丸の率いる浅草、紅丸の日輪…本当に全身全霊をもってすべてを火鉢に伝えてあげられた感じがしますよね。
ケジメがつきました。
焔ビトとして現れたのには恐怖しましたが、アドラの影響といえど火鉢が現世に降り立ったのは浅草にとって本当に良い出来事でした。
結局、火鉢に認められないままだったというのが紅丸の後悔でしたが、どうやら認められることではなく、火鉢に認められていることに紅丸が気づくことが大事だったようですね。
紅丸・火鉢・紺炉はもちろんですが、浅草皆の絆を強く感じました。
さて次回は『災害進行』らしいので…つまりそういうことですよね。
これで恐らく7本目の柱を守護する焔ビトを鎮魂したことになります。
予想が正しければ柱は8本立つはずですので、これで進行してしまうといよいよ大災害の最終段階となりそうですが、果たして特殊消防隊に為す術はあるのでしょうか。
最後の笑う月は大久保先生の別作品『ソウルイーター』にも出てきたような気がしますが、これはこの月がどうこうソウルイーターがどうこうというより、よりアドラの影響が濃くなってきたという意味なのだと思います。
もう一度言いますが、大災害への進行は最終段階。
紅丸編がひと段落しても息つく暇はありません!
世界に一体何が起ころうとしているのか、次回も楽しみに待ちましょう!

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