新たに六本目、七本目の柱が同時出現!
六本目が出現した多摩湾では、灰島と第2が巨大焔ビトの鎮魂にかかります。
そして七本目が出現した隅田湾には巨大焔ビトの姿はなく、代わりに新門火鉢の鬼が守護者として構えていました。
柱の出現を「皇国の喧嘩」だとしてそれまで一切関わろうとしていなかった紅丸でしたが、火鉢の鬼をテレビで目にしたことでついに動きます。
「こいつは俺の喧嘩だ」
それは最強の男と最強の男を育てた男の大喧嘩が始まるということ。
今回は歌舞伎のように見ごたえのある対峙から始まります。
Contents
『炎炎ノ消防隊』224話!のネタバレ
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
それでは『炎炎ノ消防隊』224話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
望むは皇国の破壊
『浅草隅田湾沖、七本目柱上空
柱ノ大イナル巨人 新門火鉢ノ鬼
上空、西ノ方
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
浅草、第七特殊消防隊大隊長 新門紅丸
隅田湾海上にて、辛うじて対峙』
お囃子が聞こえてきそうなほど舞台は整ったということ。
史上最強の大喧嘩、いよいよ開幕です。
対峙した2人は、その目で互いを確認し合いました。
紅丸はその鬼が先代であることを。
火鉢鬼は「クソガキがデッカクなった」ことを。
しかしただの挑発なのか紅丸の中に何かを見ているのか、火鉢は「いんや…まだ小せェまんまだ」と訂正します。
すでに一触即発の空気の中、紅丸が「なんで戻って来た」のかを聞くと、火鉢鬼は強くこの言葉を繰り返しました。
「破壊!!」
「破壊!!」
「破壊!!」
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
抑制の効かぬ破壊衝動に駆られている火鉢鬼。
やはり火鉢ではなくドッペルゲンガーとしての意思なのでしょうが、彼の目的は「東京皇国ノ破壊!!」でした。
紺炉が現場に到着
2人の間にそれ以上の会話は不要なのか、さっそく2人は動き出します。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
まずは互いに『居合手刀・壱ノ型“火月”』。
炎を滾らせた三日月が空と海をも荒ぶらせます。
「空だ…!!!」
多数の三日月が荒れ狂う空の下に到着したのはカリムとフォイェン。
そして火華と紺炉も到着しました。
その目で鬼の姿を確認した紺炉は、信じられない様子で呟きます。
「疑っていたが間違いねェ。ありゃ先代だ…」
フォイェンがその正体について聞くと、紺炉はこう説明しました。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
「あの人こそ浅草を誰よりも愛した男。浅草火消し先代棟梁・新門火鉢」
その名は特殊消防隊以前に浅草を仕切っていた男として、フォイェンの耳にも届いていました。
さらに火鉢にはその偉大な肩書きの他に、もうひとつ大きな肩書きがありましたよね。
「俺たちの師匠みてェな人だ」
つまり“最強の師匠”ということ。
あまりに大きな強敵の出現に、カリムも冷や汗を流し上空を見つめます。
浅草を愛した男の凶行
引き続き激しい戦闘を繰り広げている上空。
火鉢が少し押しているように見えます。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
そして火鉢の攻撃は街にも及び、一角に多数の怪我人を出してしまいました。
「ジジイ何やってんだ!」怒鳴る紅丸。
誰よりも浅草を愛した男が街を破壊しているのです。
しかし火鉢鬼は意に介しません。
「相変わらずヒヨッコかァ!?喚きにここに来たのかァ!」
その表情、やはり鬼!
火鉢鬼はさらに『居合手刀・四ノ型』を構えます。
「“赤日”!?やめろ!!」
急いで止めに入る紅丸。
その姿に火鉢鬼は、紅丸が幼い頃の面影を見ました。
「変わってねェなァ…拾ってきた時のまんまだ」
本物の日輪
紅丸の攻撃がまるで効いていない火鉢鬼。
相変わらず腕を組んだ姿で、紅丸のことを「背を伸ばしただけで何も変わっていない」と言います。
「紺炉も苦労が耐えねェだろうよォ」
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
何故なら、自分の後の浅草を仕切っているであろう紅丸が煮え切らないからです。
以前の浅草の一件から浅草のリーダーとして人皮剥けた紅丸でしたが、先代からするとまだ何かが足りない様子。
その様ではマトモな“日輪”も撃てやしないのだろうと火鉢は言います。
「そんなだからこの俺が地獄から戻って来ちまった!」
地獄とは恐らくアドラのこと。
アドラから来たということ、そして手刀の太刀筋から“本物の”先代らしさを感じ取ったことから紅丸は、この鬼が先代のドッペルゲンガーだと認識します。
すると「お前も本物とかどうでもいいと思ってんだろ!」と火鉢鬼。
お前“も”とは、彼が本物だのドッペルゲンガーだのを越えて、もはや新門火鉢として紅丸と対峙しているということでしょうか。
そして彼は大きな火の輪っかを背に、声高らかに告げました。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
「この火鉢!忘れかけた本物の“日輪”を見せに来てやったのよ!」
偉大なる師が構えた“本物の日輪”。
果たして紅丸はどう立ち向かうのか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ224-225話のまとめ
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
ん~っ怖い!
最強たる紅丸を本当にヒヨッコ扱いですね。
まだ紅丸も戸惑っているところで本気は見せていないですが、彼の言う“本物の日輪”とは一体どれほどのものなのか。
少なくとも紅丸が見せてきた“日輪”の輪っかの何倍もあります。
紅丸や紺炉が見せたあの“紅月”を上回る、それこそもはや街をひとつ破壊しかねないほどの威力ではないかと想像してしまいますので、紅丸がどう対処するのか注目です。
前回書いた通りですが、ここは“日輪”がキーポイントとなり、紅丸が覚醒するイベントと見て良いでしょう。
問題は何をもって“本物の日輪”であるのか。
恐らく火鉢は、浅草の王としての覚悟を問うているのだと思います。
或いは浅草のみならず世界を守る存在としてということなのか。
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大久保篤「炎炎ノ消防隊」224話より引用
それとも「拾ってきた時のまま」と言っていることから、もしかしたらここで紅丸の出生(なぜ煉合能力者なのか)などが明かされたりするのでしょうか。
“日輪”とはその名の通り“太陽”であると言えますが、伝導者の目的が「地球を第二の太陽にすること」であることを踏まえると“日輪”の在り方がとても重要な気がしますよね。
そこで紅丸が本物の日輪、“紅丸の日輪”を手にすることで物語はまた大きく進むのではないかと思います。
次回は『幼き月光』とのこと。
「太陽より月が好き」と語っていた紅丸はやはり月に頼るということでしょうか。
以前出した居合い弐ノ型“月光”は眩い光を放つ技のように見えたのでそれでは太刀打ちできないように思えますが。
それとも再び幼い頃のエピソードが描かれるでしょうか。
ともあれ世紀の師弟喧嘩はさらに激化しそう。
師匠の出現に戸惑う紅丸ですが、状況を受け止めついに本気を見せるのか、次回も楽しみですね!

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