今回は『ワールドトリガー』世界における希少にして貴重なトリガー『黒(ブラック)トリガー』についてご紹介します!
黒トリガーはボーダー内のパワーバランスをひっくり返しかねない存在であり、近界においても黒トリガー次第で国家間の力関係が逆転しかねないと言われる強力なトリガー。
この記事では、ボーダー内で保有している黒トリガーから大規模侵攻編でアフトクラトルが見せた黒トリガーまで、作中に登場したすべてのデータをまとめました!
目次
【ワールドトリガー】優秀な能力者の命で作られるトリガー
黒トリガーはノーマルトリガーを遥かに上回る性能と、固有の特殊な能力を備えている唯一無二のトリガー。
唯一無二である理由は、トリオン能力者の命と引き換えに作られているからです。
黒トリガーは、優れたトリオン能力の持ち主が膨大なトリオンを注ぎ込み、持てるすべての力を使い果たして作り上げられているのです。
あまりに強力なため、ボーダー内では黒トリガー使用者は他の隊員と同列に扱われず「S級隊員」としてランク付けされます。
ボーダー内におけるノーマルトリガーとの違いは3点。
- 使用者を選ぶ(黒トリガーの製作者の意識が色濃く反映されていると言われている)
- ランク戦に出られない(強すぎて勝負にならないから)
- 緊急脱出ができない(ボーダー本部で製作したものではないため)
ランク戦に参加できないのは寂しそうではありますが、いざ近界民との戦闘となれば最強戦力として戦場の一局面を任される一騎当千のトリガーです。
【ワールドトリガー】空閑遊真「黒指輪」
名称:なし
製作者:遊真の父親・空閑有吾が、瀕死の遊真を延命させるために作りました。
使用していない時は黒い指輪の形をしており、中には遊真の本来の肉体が保存されていてゆっくりと死に向かっています。
能力:印によって戦闘に様々な効果を付与することができます。
一度見た能力を『印(いん)』として記憶してその後自由に発動でき、複数重ねて性能をあげることや、複数の印を組み合わせて使用することも可能。
他者に印の効果を付与することも可能です。
補助的ですが対応力が高く、自由な発想で縦横無尽な戦闘スタイルの遊真にピッタリですね。
遊真一人でも扱うことは可能ですが、レプリカのサポートがあれば最大限の性能を発揮します。
作中で登場した印
【強(ブースト)】
トリオンの働きを強化することができます。
トリオン体自体の強化もできますし、この印を併用すれば他の印の効果もそれぞれ強化することができます。
【弾(バウンド)】
物体を弾き、はね飛ばす効果を持ちます。
グラスホッパーより反発力がありますが、一度にひとつしか出せません。
【盾(シールド)】
防御用のバリアを展開します。
【鎖(チェイン)】
トリオンの鎖で拘束します。
【射(ボルト)】
トリオンを飛ばして射撃攻撃します。
他の印と併用すると、その印の効果を離れた相手に及ぼすことができます。
三輪のアステロイドからコピーしました。
【錨(アンカー)】
トリオンを重しにして自由を奪う効果があります。
三輪の鉛弾からコピーしました。
【響(エコー)】
トリオンの波動を発し、周囲の地形や相手の位置などを把握します。
【門(ゲート)】
レプリカがラービットのコピーを召喚する際に使用しました。
【ワールドトリガー】迅悠一が使っていた「風刃」
名称:『風迅(ふうじん)』
製作者:旧ボーダー創設者のひとりで、迅の師匠でもある最上宗一が生み出しました。
作り手の最上が慕われていた影響か、他の黒トリガーと違ってあまり人を選ばず、現在も迅のほか10人以上の適合者が存在します(風間、佐伯、加古、三輪、片桐、一条、嵐山、木虎、生駒、弓場、村上)。
約3年前の争奪戦にて迅が手にしましたが、遊真の入隊と引き換えにボーダーに返還され、現在は本部預かりとなり必要に応じて適合者誰もが使えるものとなりました。
能力:物体に斬撃を伝播させることができます。
形状は孤月に似ていますが遠隔斬撃することが可能で、視界の中ならば(座標さえわかれば見えなくても)どこまででも届きどこからでも攻撃できます。
ブレードから出ている光の帯が遠隔攻撃できる残弾数で、所持者のトリオン能力によって数が増減するようです(千佳なら50~60本出るとか…)。
遊真のものとは違い少し対応力に欠けますが、迅のサイドエフェクト(未来視)と併せれば時間差トラップも容易で脅威の性能となります。
真価は遠隔斬撃ですが、ブレードとしても“孤月以上の威力と耐久力とスコーピオン以上の軽さ”を誇る優秀なトリガーです。
【ワールドトリガー】天羽月彦のブラックトリガー
詳細一切不明。
「天羽が戦っている姿は人間離れしているので一般人には見せられない」と言われているので、トリガー使用時は異形になりそうな様子が示唆されています。
大規模侵攻編では担当地区を更地にしながらトリオン兵を難なく全滅させていたので、相当な破壊力を持つパワータイプだと推測されます。
【ワールドトリガー】ハイレイン「卵の冠(アレクトール)」
名称:『卵の冠(アレクトール)』
能力:手に持った卵形の発光体から様々な生物を模したトリオンの弾を放ち、それに触れたトリオン由来のもの(人でも装備でも)をキューブ化させます。
無数に放たれたトリオン生物たちは攻撃と同時に防御にもなっており、ハイレインは各生物の特徴に応じた用途で使い分けています。
さらにはキューブからトリオンを吸収することによって自身のトリオン体の修復も出来るため、トリオン体での戦闘において反則級とも言える黒トリガーなのです。
欠点はトリオン由来のものしか効果がないこと。
つまりトリオンでないものであれば攻撃できるのですが、しかし使用者自身がトリオン体である以上有効なダメージが与えられないと考えられるため、対応するには相応の戦略を練る必要がありそうです。
【ワールドトリガー】ヴィザ「星の杖(オルガノン)」
名称:『星の杖(オルガノン)』
能力:自身を中心として複数の円軌道を設定し、その上に超高速のブレードを走らせ対象を鋭く切断します。
いわゆる仕込み杖で、アフトクラトルの国宝のひとつ。
その特徴は彗星の如き高速ブレードによる不可避の斬撃であり、軌道展開から斬撃までがとにかく速く、一瞬のうちに周囲の建物を斬り刻むほどの攻撃力を誇ります。
また、刃を凝集させることで防御も可能。
圧巻の性能に加えて戦闘経験豊富な剣術の達人・ヴィザが使用することにより恐ろしい戦闘力となっています。
【ワールドトリガー】ミラ「窓の影(スピラスキア)」
名称:『窓の影(スピラスキア)』
能力:空間を操りワープゲートを自在に開閉できます。
ミラは2つのゲートを駆使しており、「大窓」は人やトリオン兵の移動手段、「小窓」は攻撃手段として活用しています。
兵士を送り込んだり敵を移動させたり、通信手段として用いたり仲間を回収したり、仲間と連携すればその攻撃も予測不能なものになるなど、戦場に予想外の動きをもたらすことができます。
味方としてはとても心強く、対峙する側には非常に厄介な補助系黒トリガーです。
【ワールドトリガー】エネドラ「泥の王(ボルボロス)」
名称:『泥の王(ボルボロス)』
能力:自身のトリオン体を固体・液体・気体に変化させることができます。
液体化させて隙間に流した刃を相手の死角で固体化させての奇襲や、気体化させた刃を相手のトリオン体内に侵入させて無防備なトリオン器官に直接攻撃することなどが可能。
通常は自らを液体化しているため物理攻撃は効きません。
弱点部分は局所防御(固体化)でガードしている上に、いくつものダミーを生成し的を散らすことができます。
変幻自在の攻撃と予測不能の弱点移動で初見での対応はほぼ不可能。
奇襲性が高く、特異性を活かした“初見殺し”が真髄の黒トリガーです。
【ワールドトリガー】ブラックトリガーには相性がある?
黒トリガーは「使用者を選ぶ」という性質があり、起動できる者とできない者が存在します。
それは製作者の人格が色濃く反映されているからだと言われています。
初めにお伝えした通り、黒トリガーはトリオン能力者が生命をかけて作り上げた唯一無二のトリガー。
どういった部分で相性が決まるのかは分かりませんが、存在が希少な上に扱える者も極めて少ない超貴重な存在なのです。
その分それぞれが反則級の性能を持っているということ。
アフトクラトルは「角」と呼ばれるトリオン受容体による黒トリガーとの適合性を高める研究を行っているようですが、これほど高性能なものになると起動できるというだけではなく、どのような人物がどう使うかがとても重要になりそうです。
そうなるとボーダー本部に保管されている「風刃」の使いどころが今後楽しみですね。
まとめ
黒トリガーは超高性能なだけにその存在は超希少。
性能に加えて使用者の能力次第でより驚異的な道具となります。
各国ある程度保有しているようなので、今後どんな黒トリガーが出てくるのか楽しみですね。
天羽の黒トリガーが描かれるのも楽しみですし、ミラに回収された「泥の王」も新たな使い手で登場するかもしれません。
そしてボーダーは隊員たちの連携力がとても強いので、どんな戦略で黒トリガーの相手を攻略していくのかも大きな見どころです。
敵・味方ともに今後も要所で必ず投入されるであろう黒トリガーの戦いに要注目です!

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