仙沓寺に押し寄せる無数の妖術師。
本堂では座村が松のおじさんと対峙します。
爆発による音と硝煙の匂いでも座村の五感は戸惑いません。
殺気に反応して敵を斬るからです。
一方、松の樹木による攻撃には苦戦をします。
人の意志がないモノには反応しきれないからです。
座村の助太刀に参戦する神奈備御庭番・座村親衛隊の巻墨。
“隠密”の技術により“無”となる戦闘スタイルが座村との連携を可能にします。
さらには、座村の剣技を見切りながら弟子の漆羽も戦いに加わります。
誰もが懸命に戦う様子を見て、ハクリも覚悟を決めました。
“蔵”を使用するつもりです。
『カグラバチ』56話のネタバレ
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それでは『カグラバチ』56話のネタバレの要点をまとめてみました。
扉絵は左目を仮面で覆うハクリ。
そのバックには妖刀が描かれています。
個々の実力では妖術師より上ですが、その戦力差にジワジワと追い詰められる座村たち。
劣勢を挽回する一手として、ハクリの蔵は上手く発動するのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
不発
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ハクリの回復には設定した時間は30分です。
ただし、あくまでもリスクなしで妖術を発動するための最低条件です。
実際のところ、まだ10分しか経過していません。
それでもハクリは決意します。
命を賭けるつもりです。
蔵を発動させるべく。左目が変化するハクリ。
まずは座村か漆羽のいずれかにハクリが触れて、“登録”が必要になります。
しかしハクリの回復は不十分でした。
移動陣の前で目を見開いたまま気絶してしまいます。
結果的には蔵は不発でしたが、今はこれで良かったのです。
ハクリの力はこれから必要になります。
今は無茶をすべきではありません。
巻墨の守護者は最優先で移動陣を完成させようとします。
奮闘する座村。
しかし毘秤の攻撃は止まりません。
雫天石を手にする松のおじさん。
殺意にあふれる妖術師は、まるで洗脳された人形のよう。
座村と巻墨の連携も無意味になるほどの物量ゴリ押しです。
さすがに限界かもしれませんが、移動陣の定員は四名。
毘秤は雫天石を惜しまず使用している状況です。
契約者達だけでも逃がさなくてはいけません。
忍の執事達
At first named Masumi, but now called the Makizumi (same kanji, 巻墨), ‘rolled up ink’ starts to really gain its meaning with this chapter. Dressed in black, acting in black, operating from black, they are black incarnate. All Samura sees is darkness; they’re his eyes. pic.twitter.com/gzSb23jV1V
— Pikku 感情的 – 「ガチバチ宗教家」 (@PikkuProgram) October 27, 2024
“巻墨”とは数百年続く忍の一族です。
代々主を守る“道具”として、自我を払いながら忠義を尽くしてきました。
斉定戦争の際には、神奈備の前進である組織を主に役目を終えました。
一族のほとんどは命を賭しましたが、その末裔は戦後も神奈備に仕え続けます。
そして3年前―。
巻墨の三人は座村と出会いました。
守護者は妖刀契約者との相性で選出されます。
座村と巻墨には深い関わりはありませんでしたが、唯一共闘が可能です。
神奈備は座村に仕えるよう巻墨に命じたのでした。
妖刀の無い座村には護衛は必要かもしれません。
しかし座村が問題視しているのはその内容でした。
起床と同時にカーテンを開け、食事の用意をし、害虫すらも厭わず素手で取り除く。
過保護すぎる世話をしていたからです。
本来、主の面倒をみるのも巻墨の仕事のため、座村が気にする必要はありません。
忍に私情は禁物です。
巻墨の守護者は緊急時には自らの命を使うつもりです。
見た目が幼い隊長も20代とはいえ、座村にとってはガキに過ぎません。
確かに巻墨は優秀でしょう。
座村にとってはそれこそ余計なお世話です。
若者の屍の上に自分が生きることは納得がいきません。
そこで座村は巻墨に提案します。
主に仕えるならば“道具”としてではありません。
自分を犠牲にするのはナシです。
仙沓寺での生活を含めて、互いに迷惑をかけ合おうと言うのでした。
夜更け前の脱出
先週登場するなり人気の座村氏。
アンデラのビリーっぽいという意見もあったけれど、私は銀魂のマダオだと・・・
座村さんを筆ペンで描いてみようと家捜し、普通のやつ数本はインク切れ寸前。薄墨のみ健在だった。なので習字用の墨汁を使う。
#カグラバチ #Kagurabachi #イラスト #ファンアート pic.twitter.com/Lcbuj94WZM— yotumeyasi (@yotumeyasi80714) September 29, 2024
劣勢の状況ながらも仲間を鼓舞する座村。
全員でこのピンチを切り抜けるつもりです。
漆羽は座村の性格をよく知っています。
巻墨だけを死なせないため、自分から移動陣に乗るとは思えません。
敵の数が多いとはいえ、座村が折れることはないでしょう。
迷っているヒマはありません。
建物の構造にも限界が来ています。
崩壊する本堂。
現場は轟音と硝煙に満たされ、座村の感覚も機能していません。
座村は“殺気”の灯に斬りかかっています。
混沌の中で一際輝く灯に殺意を導かれる座村。
斬りかかった相手は漆羽でした。
その下には移動陣。
漆羽は座村を殺気で移動陣へと誘導していたのです。
巻墨の守護者は漆羽に礼を言いながら移動陣を発動させます。
座村と漆羽、そしてハクリの三人は仙沓寺の外に避難をするのでした。
甦る飛宗
カグラバチほぼ妄想妖刀能力予想
飛宗 モチーフ蝙蝠
技1:音波
技2:翼
技3:竜巻酌揺 モチーフ天狐
技1:霞
技2:幻覚
技3:分身以下妄想 pic.twitter.com/2dVgBgLQa5
— チヒロ君の顔の傷 (@kagurabachihiro) October 21, 2024
すぐに現場に戻ろうとする座村。
その行動を漆羽は諫めます。
ハクリを連れて崖から降りること。
日が暮れたら闇に紛れて逃げきれます。
巻墨が命に変えて残した勝ち筋です。
道具として命を捨てたわけではありません。
仙沓寺で共に生活をする中、巻墨の守護者達は分かりました。
座村は自分達だけを死なせはしないと。
忍に私情は無用ですが、巻墨は座村を死なせたくありません。
毘秤に追撃させないよう今も必死に抗っています。
ならば生き延びることが誠意ではないか。
漆羽は国獄温泉の守護者を思い出しながら座村を説得します。
契約者の命は特別なほど重いのです。
座村にとって必要なのは、ごもっともな理屈ではありません。
ハクリが急に座村の手を掴みます。
息絶え絶えのハクリが蔵を使用したのです。
「飛宗」
再び妖刀を手にした座村。
仙沓寺に舞う無数の黒い羽。
瞬く間に斬られる多くの妖術師。
“鴉”を発動した座村が仙沓寺に戻ってきました。
座村にクビを宣告されながらも、守護者の表情は明るさを取り戻します。
『カグラバチ』56話の考察まとめ
【最新話】
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漢気あふれる座村さんの好感度爆上げ回でした。
主従関係ではなく、互いに迷惑をかけ合う関係を築こうとする心意気や良し。
上司にしたくなるようなキャラクターです。
確かに巻墨三人衆も過剰なメイドぶりもアレですが。
座村は先の戦争で多くの人を斬り殺してきました。
それだけに、自分のために命を賭する巻墨を何とかしたいと思ったはずでしょう。
一方、座村に正論パンチで仙沓寺から脱出をしようと説得する漆羽。
漆羽も国獄温泉の守護者達と三年間過ごしてきた経緯があります。
巻墨を犠牲して生き残る座村の気持ちも理解しているはずです。
座村も理屈よりも感情を優先する傾向がありますが、漆羽は逆ですね。
新幹線で昼彦に強襲された時といい、感情を抑え冷静に行動するタイプのようです。
終盤ではハクリが奮闘しました。
蔵を使用して、座村が飛宗を再び手にすることができました。
最後は怒涛のクライマックス。
鴉を発動する座村がカッコ良過ぎでしょう。
ちなみに座村の後方に無数の羽が描かれているシーン。
外薗先生の読み切り作品である『ロクの冥約』のセルフオマージュかと思われます。
戦局は妖刀一本であっという間にひっくり返りました。
しかしながら、ハクリは既に重傷モードにあります。
ハクリの体調面を考慮すれば、漆羽が妖刀を奪還するのは先の話になりそうです。
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