奈良県に建立する仙沓寺に向かうチヒロ・漆羽・ハクリ。
その道中を毘灼が強襲します。
同じころ、仙沓寺にも刺客の多くの妖術師が攻撃を仕掛けます。
仙沓寺の守護者がこれに対応しますが、敵の人数は国獄の時よりも倍以上です。
ついに本堂に侵入した妖術師達。
そこでグラサン姿の盲目の剣士と対峙します。
剣士の名前は、座村 清一。
居合白禊流の師範代にして、妖刀「飛宗」の契約者です。
座村は戦闘中に納刀・金打を繰り返します。
敵の方向・距離・位置を捉える反響定位です。
超速の居合で妖術師を瞬殺した座村。
自分も地獄行きかと呟きます。
『カグラバチ』52話のネタバレ
【最新話】
追い続けた毘灼がチヒロの眼前に。
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それでは『カグラバチ』52話のネタバレの要点をまとめてみました。
父親の国重と旧友であった座村。
チヒロにも居合のコツを教えた、座頭市のような盲目の達人です。
妖刀なしでも妖術師を無双するなど、さすがは漆羽の師匠だけのことはあります。
これで仙沓寺は一安心の様子ですが、問題はチヒロの方でしょうか。
毘灼の刺客を漆羽から引き剝がしたため、周囲を敵に囲まれてしまいます。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
謎の組織
カグラバチ
“毘灼”
幽と昼彦 pic.twitter.com/h2EhlXShot
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毘灼の全容は謎に包まれています。
変化があったのは4年ほど前からということだけです。
少数精鋭の妖術師集団と噂されますが、それも定かではありません。
3年前には大きな動きがありました。
「刳雲」の契約者である巳村、そして、国重の殺害事件です。
神奈備も情報収集に尽力していますが、毘灼の輪郭すら掴めません。
後手に回り続けているのが現状です。
この流れを断ち切るつもりで錦を発動するチヒロ。
目の前の昼彦から、毘灼の構成員・計画・目的など全てを吐かせるつもりです。
昼彦はチヒロと向き合える瞬間を心待ちにしていました。
昼彦の年齢はチヒロと同じ18歳です。
3歳の時に昼彦は既に人を殺していました。
周囲の同じ年齢の子どもとは違います。
そのため、対等に友と呼べる人間は存在しませんでした。
殺しに塗れた同じ18歳として、昼彦はチヒロと友達になれると考えていました。
自分の所業が昼彦のそれと一緒にされて逆上するチヒロ。
そこに妖術師3人がチヒロに襲い掛かります。
野良とはいえ、雫天石を持つ対淵天の特選部隊です。
昼彦は逃げてしまったのか、その場から姿を消してしまいます。
遠隔操作
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漆羽は仙沓寺の刺客に任せるつもりの昼彦。
本人は劇場で歌舞伎を楽しむつもりです。
演目は昼彦が見たことのある『佐廼島戦(さのしまいくさ)』。
主人公の佐助が黒鬼を退治して、家族を取り戻し、島は平和になるストーリーです。
昼彦はつまらないと思っています。
淵天に刺されて血が止まりませんが、目を閉じてクールダウンします。
強力な雫天石の武器がなければ、国獄の守護者は倒せなかったでしょう。
特選部隊の3人は昼彦が選定しましたが、問題は雫天石を使う者の技量です。
相応の技量がなければ、雫天石の力を発揮できません。
特選部隊は寄せ集めのため実力にムラがあり、神奈備のような連携も無理でしょう。
そこで昼彦は紙の妖術を用いて、特選部隊の攻撃を誘導します。
殺傷能力は低いものの、的確にチヒロの邪魔と部隊を巧みに操る昼彦。
チヒロを殺すと宣言したのはハッタリではなさそうです。
どん尻に控えしは
昼彦
君も人殺し pic.twitter.com/bs1mu1qoNj
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『佐廼島戦』の一番最後に控えているのは悪役です。
ここらが見モノだと目を開く昼彦。
壇上では三味線が音を奏でようとする中、突如として天井が崩落しました。
現れたのはチヒロでした!
特選部隊を斬った返り血が観客席にまで飛び散ります。
雫天石の武器には、もう一つ問題点がありました。
一時的な妖刀との大きな差です。
かつて、双城は時間をかけて妖刀を慣らしました。
雫天石の力には一時的では扱いきれない奥行きが、妖刀には存在するからです。
無傷のチヒロに感心する昼彦。
血の惨劇とチヒロの視線を見た観客は、一目散に逃げ出します。
一般人にとってチヒロは人間ではない。
感じているかと昼彦は問いかけます。
チヒロの反論に言葉を被せながら、周囲の喧騒をよそにシートに腰掛けたままです。
昼彦は自分だけがチヒロを理解してやれると思っています。
そのような与太にチヒロは付き合うつもりはありません。
『カグラバチ』52話の考察まとめ
勢いで描いたらなんかマジシャンみたいになった昼彦 pic.twitter.com/zoURwJi6rN
— 幻覚🪐10月27日不参加 (@sbmyyyyyyyyy) October 6, 2024
新幹線の戦いから場外に飛びだした、チヒロVS昼彦の第二ラウンド。
昼彦はチヒロと会うのを楽しみにしていました。
セリフのとおりならば、同年代の友達が欲しいという単純な理由です。
殺人デビューが3歳児?
さすがに無理設定とも思いますが、そこは敢えてスルーして。
同じ人殺しだからチヒロとは友達になれるとか、相当な思考回路です。
表情も終始穏やかだけに、どこまでが本音なのかも分かりません。
対照的に感情を爆発させていたのがチヒロでした。
普段は感情の起伏が乏しいだけに印象に残ります。
今の自分の状況は、一体誰のせいだと思えば当然なのですがね。
とはいえ、市井に生きる一般人には、チヒロも殺人者に見えてしまいます。
チヒロの考えと逃げ惑う観客の様子が、認識のズレを示す良い演出です。
昼彦が舞台を鑑賞していた建物は、おそらく銀座の歌舞伎座がモデルでしょう。
独特な和式テイストも本作の魅力の一つともいえます。
チヒロの戦いを紙の蝶でリサーチしていた昼彦。
一般人が多い場所にチヒロを誘導したのは、何か考えがあってのことでしょうか?
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