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【リゼロ】5章55話でガーフィールはクルガンに勝てたのか?八つ腕の闘神に圧倒され水路へ落ちる!

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ガーフィールはクルガンに勝てたのか

結論から言うと、Web版5章55のガーフィールはクルガンに勝てていません。何度も打ちのめされ、獣化して盛り返したあと、2人とも水路へ落ちて話が終わります。

クルガンを打ち倒すのは、もう少し先の話です。この記事では、クルガンという伝説の人物、ガーフィールが圧倒された理由、それでも立ち上がった理由、そして水路での攻防までを、物語の順にたどります。

この記事でわかること

  • 八つ腕のクルガンとは、どんな伝説の人物か
  • ガーフィールが圧倒され、情けをかけられ続けた理由
  • ガーフィールが獣化を受け入れて盛り返した理由
  • 水路での攻防と、この戦いの本当の決着

八つ腕のクルガンとは

クルガンは、ヴォラキア帝国に語り継がれる伝説の戦士です。多腕族の中でも異例の8本の腕を持ち、劣った種族と見下されていた一族の立場を、自分の力ひとつで変えました。

項目 内容
呼び名 八つ腕のクルガン、闘神
種族 多腕族。ふつうは腕4〜5本のところ、8本
伝説 立ち退きを迫る領主の兵を退け、その私兵となって武功を重ねた
5章での姿 死体をよみがえらされた屍兵。呼吸もしていない

5章のプリステラで、ガーフィールは都市庁舎を襲った色欲の大罪司教を止める役目でした。その途中で立ちはだかったのが、よみがえらされたクルガンです。この記事で追うのは、Web版5章55『闘神と挑戦者』の戦いです。

僕はこう読む

クルガンの伝説は、見下されていた一族の立場を腕一本ならぬ腕八本で変えた話です。
その英雄が、死んだあとに魔女教の駒として都市を襲う側に立たされている。生前に守ったものと、死後にやらされていることが正反対なのが、この戦いのいちばん苦いところだと思っています。
ガーフィールが向き合っているのは、強い敵というより、辱められた英雄の抜け殻でした。

圧倒され、情けをかけられ続けた理由

話は、クルガンの一撃で水路へたたき落とされたガーフィールが、右目をつぶされながら浮かび上がるところから始まります。クルガンは追いかけもせず、同じ場所で、ガーフィールが上がってくるのを当然のように待っていました。

ガーフィールには、逃げても鬼包丁の間合いから抜け出せる気がしません。もう一度飛び込みますが、腕が8本ある体は、打ったあとに隙ができるという常識が通じません。1本を防いでも、残り7本が同じことをしてきます。ガーフィールが全力でしのいだ8つの攻撃は、クルガンにとってはそれぞれの腕を一度ずつ振っただけでした。

地霊の加護で足元の地面を跳ね上げ、宙に浮かせたクルガンに連打を浴びせても、クルガンは表情ひとつ変えずに反撃し、ガーフィールの両腕を砕きます。それでもクルガンは、倒れたガーフィールにとどめを刺しませんでした。3度も情けをかけられ、ガーフィールは、いっそ殺してほしいとまで考えます。

僕はこう読む

クルガンは一言もしゃべりません。けれど、とどめを刺さないこと自体が言葉になっています。
まだお前は敵ではない、子どもだ、と。
無言の闘神は、ガーフィールを殺さないことで、もっと深く打ちのめしていると思っています。

獣化を受け入れて盛り返した理由

終わってしまえば楽なのに、と思いながら、ガーフィールは立ち上がります。何も考えずに本能で戦えと言われてきたのに、頭の中から仲間たちの声が消えないからです。

聖域で一人きりだった頃と違い、ガーフィールは多くの人と出会い、多くのものを抱えました。抱えるものが増えるほど弱くなるのなら、人は生きるほど弱くなることになる。ガーフィールはそれを否定し、声を抱えたまま戦うと決めます。

その目の変化を見て、クルガンは初めて構えを取りました。ようやく敵として認めたのです。ガーフィールは鬼包丁を牙で受け止め、ずっと忌み嫌ってきた半分の血、虎の力を自ら解き放ちます。自分の出自を力に変えた闘神に、出自を否定したままでは勝てないと考えたからです。獣化したガーフィールの牙が鬼包丁を砕き、クルガンを水路へ投げ落としました。

僕はこう読む

多腕族の出自を誇りに変えた英雄と、半分の血を嫌ってきた少年が向き合っています。
ガーフィールが勝つために必要だったのは、技でも力でもなく、自分の生まれを受け入れることでした。
クルガンは、ガーフィールにとって倒す相手である前に、なりたい姿を見せる手本だったと読んでいます。

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水路での攻防と、この戦いの本当の決着

2人は水路の中でも殴り合いを続けます。ところが屍兵のクルガンは息をする必要がなく、ガーフィールだけが息苦しさに追い詰められていきました。意識が遠のきかけたとき、クルガンの鬼包丁が水路の壁と底を砕き、新しい水の流れが生まれて、ガーフィールは水路の外へ吐き出されます。そこで、彼を呼ぶ弱々しい声が聞こえたところで、この話は終わります。

ガーフィールがクルガンを打ち倒すのは、Web版5章62『戦士の称賛』です。真っ向からの果たし合いで牙が致命傷を与え、クルガンは「――見事」とだけ言い残して、灰になって消えました。ただ、戦いのあとのガーフィールは、戦ったのは死体で、生きていた頃のクルガンはあんなものではなかったはずだから勝った気がしない、と振り返っています。

僕はこう読む

水の中で、息をしない屍兵と息の続かない生者が殴り合う。ここで勝負を分けたのは技ではなく、生きている側だけが背負う弱さでした。
しかもガーフィールを水路の外へ吐き出したのは、クルガン自身の鬼包丁が砕いた壁です。
死者の一撃が、たまたま生者を生かしてしまう。決着がまだ先に残されたのは、この戦いが「本物どうし」ではなかったことを、物語のほうが先に知っていたからだと読んでいます。

ヴィルヘルムが語った本物の八つ腕(5章幕間『未完成の大器』)

勝った気がしない、という引っかかりに答えを出したのが、5章幕間『未完成の大器』です。都市の復興のさなか、ミミと一緒に食事処でヴィルヘルムと同じ卓についたガーフィールは、ずっと胸にあったことを聞きます。

「俺様が戦ったのァ、本当に『八つ腕』のクルガンだったのかよォ」

何度も負けると思った相手に、最後は真っ向から勝ってしまった。勝てたこと自体が、ガーフィールの中では違和感になっていました。ヴィルヘルムは、クルガンを直接知る数少ない一人です。

三十年近く前、ルグニカとヴォラキアの関係が悪化し、国境沿いの都市で両国がぶつかったことがありました。そのとき近衛騎士団長として向き合ったのがヴィルヘルムで、クルガンとは4度斬り合っています。腕を斬り落としたこともあれば、代わりに腹を串刺しにされたこともあったと話しました。

そのうえでヴィルヘルムは、都市庁舎に現れた妻テレシアとクルガンについて、こう言い切ります。「あの二人であってあの二人ではない」。魔女教に操られていた二人は、本来の剣を振るえていなかった、という意味でした。

そして、ガーフィールにははっきり告げます。「本物の『八つ腕』と相対したのであれば、あなたが肉片になっていないことが考えられない」。言い返しかけたガーフィールに「驕るな、若造」と剣気を向けると、ガーフィールは思わず食事処の入口まで飛びのいていました。

クルガンが最期に残した一言を、ヴィルヘルムは聞こうとしませんでした。それは八つ腕が、自分を倒した戦士に捧げた称賛で、部外者が耳に入れてよいものではないから、という理由です。

僕はこう読む

ヴィルヘルムは、ガーフィールの勝ちを取り上げたのではないと思っています。
相手が本物ではなかったと言い切りながら、「見事」の一言だけは聞かずに守った。勝ちの重さは削っても、称賛の重さには手を触れていないのです。
題の『未完成の大器』は、その両方を言っています。本物には届いていない。けれど、届く器であることは認められている。屍の闘神と、生きている剣鬼の二人がかりで、ガーフィールの現在地を測ってみせた回に見えます。

まとめ|5章55のガーフィールは、まだ勝っていない

Web版5章55『闘神と挑戦者』で、ガーフィールは八つ腕のクルガンに何度も打ちのめされ、情けをかけられ続けました。仲間の声を抱えたまま戦うと決め、半分の血である獣化を受け入れて盛り返しますが、水路での攻防は息の続かないガーフィールが不利なまま終わります。決着はもう少し先で、ガーフィール自身は、本物の闘神に勝ったとは思っていません。

  • クルガンは多腕族の伝説の戦士で、5章では屍兵としてよみがえった
  • 8本の腕に常識が通じず、ガーフィールは圧倒された
  • クルガンはとどめを刺さず、ガーフィールは屈辱を味わった
  • 仲間の声を抱えたまま、獣化を受け入れて盛り返した
  • 決着はWeb版5章62『戦士の称賛』。本人は本物に勝った気がしないと振り返る
  • 5章幕間でヴィルヘルムは「本物なら肉片になっていた」と告げた

僕はこう読む

ガーフィールは勝つことで自分の価値を証明しようとしていました。
けれどこの回で本当に証明したのは、負けても立ち上がる理由を自分の中に持っていることでした。
勝った気がしないと言える強さこそ、ガーフィールがこの戦いで得たものだと思っています。

生きていた頃の本物のクルガンと比べて、ガーフィールがどこまで届いていたのかは、作中でも答えが出ていません。

——あなたは、ガーフィールが本物のクルガンと戦っていたら、勝てたと思いますか。それとも、まだ届かなかったと思いますか。よければコメントで教えてください。

よくある質問

ガーフィールと八つ腕のクルガンの戦いについて、よく聞かれることをまとめました。

Q. 5章55話でガーフィールはクルガンに勝ちましたか。
A. 勝っていません。何度も打ちのめされたあと、2人とも水路へ落ちたところで話が終わります。

Q. クルガンはなぜとどめを刺さなかったのですか。
A. 作中で理由は語られていません。ガーフィールが目の色を変えたとき、初めて構えを取って敵として認めています。

Q. ガーフィールはいつクルガンを倒しますか。
A. Web版5章62『戦士の称賛』です。クルガンは「見事」とだけ言い残して消えました。

Q. ヴィルヘルムはクルガンと戦ったことがありますか。
A. あります。5章幕間『未完成の大器』で、三十年近く前に4度斬り合ったと話しています。そのうえで、ガーフィールが戦ったクルガンは本来の実力ではなかったと見ています。

この記事の続きに

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月29日

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