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種部健悟とは何者なのか
結論から言うと、種部健悟(たなべ けんご)は陽菜のお見合い相手だった28歳のエリートです。交際を断られてストーカーになり、陽菜をかばった夏生(ナツオ)を刺して逮捕されました。
『ドメスティックな彼女』(ドメカノ)は、流石景さんが週刊少年マガジンで2014年から2020年まで連載した作品で、単行本は全28巻です。種部は物語の後半、教師を辞めてホテルで働いていた陽菜の前に、母・都樹子の取引先の息子として現れます。この記事では、種部のプロフィール、豹変のきっかけ、夏生が刺された結果、逮捕のあとの姿、そして最終巻でもう一度出てくる話までを、結果を中心に見ていきます。
この記事でわかること
- 種部健悟のプロフィールと読み方、陽菜との関係
- 真面目な見合い相手がストーカーに変わったきっかけ
- 夏生が刺されたのは何巻か、種部は捕まったのか
- 拘置所での夏生との面会と、反省しない種部
- 最終巻28巻の266話「種部ふたたび」
種部健悟のプロフィール
名前で調べた人が知りたいことを、先に表にまとめます。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 名前・読み方 | 種部健悟(たなべ けんご) |
| 何者か | 陽菜のお見合い相手。のちにストーカーになり夏生を刺す |
| 年齢 | 28歳 |
| 立場 | 一流企業に勤める高学歴のエリート社員。都樹子の取引先の重役の息子 |
| 事件 | 陽菜を刃物で襲い、かばった夏生の脇腹を刺す(19巻の終わり) |
| 捕まったか | 逮捕された。容疑は傷害とストーカー規制法違反で、殺意は否認 |
| その後 | 拘置所で夏生の取材に応じるが、反省の色は見せない。28巻の266話で再び登場 |
| 名前の変更 | 連載の初登場時は「蔓見(つるみ)健悟」。単行本で種部に直された |
名前は「種部」と書いて「たなべ」と読みます。連載で初めて出てきたときは「蔓見」という名字で、単行本にまとめるときに種部へ直されています。雑誌で読んでいた人と単行本で読んだ人とで、名前の記憶が違うのはこのためです。
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学歴も勤め先も家柄も、陽菜の母が安心して勧められる条件がそろっています。
だからこそ、最初は陽菜も断る理由を見つけられませんでした。
外から見て非の打ちどころがない人ほど、断られたときの崩れ方が大きい。
作品はその落差を、いちばん条件のいい男に背負わせたのだと思っています。
種部がストーカーになるまでの結果
種部の変わり方は、段階ごとに結果だけ並べると分かりやすくなります。
| 段階 | その結果 |
|---|---|
| お見合い | 食事や靴・酒の贈り物で好印象の相手になる |
| 結婚前提の交際の申し込み | 断られ、贈り物と食事代を全額返される |
| 付きまとい | 陽菜の勤め先のホテルから出入り禁止にされる |
| 警察の警告 | 次に同じことをすれば逮捕もあると告げられる |
| 待ち伏せ | 陽菜をかばった夏生が刺され、種部は逮捕される |
陽菜は、小説家や料理人としての道を歩き出した夏生と瑠衣を巻き込みたくなくて、嫌がらせを一人で抱えていました。家の前を歩き回られ、用もないのにホテルへ来られても、誰にも相談していません。警察に話を持ち込んだのは、追い詰められて夏生に電話をかけてしまい、夏生に強く言われてからでした。
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表の2段目、陽菜が贈り物の代金まで全部返したところが分かれ目だと思っています。
陽菜にとってはきれいに関係を終わらせるための手続きでした。
でも種部には、自分が積み上げたものを突き返された屈辱として届いた。
同じ行動が、2人の側でまったく違う意味を持ってしまった場面です。
元婚約者の茅野久美が語った種部の過去
陽菜の前には、種部の元婚約者だという茅野久美が現れ、すぐにでも逃げてほしいと忠告します。茅野は2年前に種部と交際して婚約までしましたが、婚約したとたんに態度が変わり、ひどい言葉を浴びせられ、友人づきあいにまで口を出されるようになったと話しました。婚約を解消したあとも、自宅にピザが20枚届く、同僚に加工した写真が送られるといった嫌がらせが続き、茅野は会社を辞め、病院に通うことになります。
陽菜に対しても、種部はホテルを出入り禁止にされたあと、人を雇ってまでホテルにいたずら電話をかけ、渡したプレゼントを返せと言い出すなど、行動をエスカレートさせていきました。茅野の話は、陽菜に起きることをそのまま先に語っていたと読めます。サッカーが趣味の爽やかな好青年という最初の印象とのずれが、この人物の怖さです。
なぜ種部は夏生を刺すまで追い詰められたのか
警察の警告で、いったんは付きまといが止まります。陽菜も周りも胸をなで下ろしました。ところが種部の側では、ここから逆恨みが膨らんでいきます。
引き金になったのは、ストーカー行為が見つかって懲戒免職になった教職員のネット記事でした。この記事を読んだ焦りが、種部を追い込んでいきます。自分の経歴が全部失われるかもしれないという恐れが、陽菜への怒りにすり替わったわけです。
そして種部は、夏生との待ち合わせに向かう陽菜を待ち伏せして刃物で襲います。電話口で陽菜の様子がおかしいと気づいた夏生が駆けつけ、陽菜をかばって脇腹を刺されました。
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種部が怖かったのは、陽菜ではなく自分の将来がなくなることでした。
警告を受けて反省するのではなく、ネットで処分の記事を読みあさる。
罪の重さではなく、失うものの大きさばかり数えている。
だから怒りの向かう先が、自分ではなく陽菜になったのだと読んでいます。
夏生は刺されてどうなったのか|20巻
夏生は意識不明の重体になりますが、命は助かります。単行本20巻は、死の淵をさまよう夏生のそばで、陽菜が「夏生のために生きる」と心を決めるところから始まります。
ナツオが刺されたこの事件は、3人の関係を大きく動かしました。陽菜は自分の幸せより夏生を支える道を選び、瑠衣は1年間の海外研修に出るかどうかの選択を迫られます。種部が起こした事件は、物語の後半の三角関係の向きを決めた出来事でもありました。
逮捕されたあとの種部|拘置所で夏生と面会
種部は傷害とストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。ただし殺意は否認しています。
回復した夏生は、小説を書くための取材として拘置所の種部に会いに行きます。被害者と加害者の両方の思いに寄り添わなければならない、という忠告を受けての取材でした。面会した種部は、反省の色を見せず、まるで人ごとのような態度でした。
この取材をもとに書いた小説は「傷害事件の被害者大学生が描く短編集」として売り出され、事件の話題性もあってよく売れます。その一方で、ネットでは根も葉もない中傷まで出回りました。種部の事件は、逮捕のあとも夏生の作家としての道に影を落としています。
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刺された本人が、刺した相手に会いに行く。
普通の物語なら和解か謝罪の場面になるところで、種部は何も変わっていませんでした。
反省しない加害者を、反省しないまま描いたところに、この作品の冷たさがあると思っています。
夏生が向き合ったのは、分かり合えない相手を書くという仕事でした。
種部はその後また登場するのか|28巻266話「種部ふたたび」
登場します。最終巻の28巻は266話から最終話の276話までを収めていて、その最初の266話の題がそのまま「種部ふたたび」です。前後の265話「落伍者のあがき」、267話「蠢く悪意」と、題からも種部がもう一度物語に関わってくることが分かります。
事件で終わった人物ではなく、最終盤まで物語の外に消えなかった人物だということです。夏生と陽菜にとって、種部は一度捕まって終わる相手ではありませんでした。
まとめ|種部健悟とは何者か
種部健悟は、陽菜のお見合い相手から一転してストーカーになり、夏生を刺して逮捕された28歳のエリート社員です。
- 読み方は「たなべ けんご」。連載時の名字は蔓見で、単行本で種部に直された
- 交際を断られ、贈り物と食事代を返されてからストーカーになった
- 警察の警告と処分のネット記事を見た焦りから、陽菜を逆恨みした
- 陽菜をかばった夏生が刺され、20巻で意識不明の重体から助かる
- 傷害とストーカー規制法違反で逮捕。拘置所でも反省しなかった
- 最終巻28巻の266話「種部ふたたび」で再び登場する
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種部の事件で、陽菜は「夏生のために生きる」と決めました。
加害者が物語にいちばん大きく残したのは、恐怖ではなく陽菜の覚悟でした。
悪役が主人公たちの選択を決めてしまうという皮肉が、種部という人物の重さだと思っています。
ナツオを刺した事件は、陽菜と瑠衣の進む道まで変えました。種部は物語の後半を動かした、いちばん身近な悪役です。
——あなたは、種部がここまで崩れたのは、断られた屈辱のせいだと思いますか。それとも、もともと持っていた身勝手さが表に出ただけだと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
種部健悟については、読み方と、ナツオを刺したあと捕まったのかをとくによく聞かれます。
Q. 種部健悟とは何者ですか。
A. 陽菜のお見合い相手で、都樹子の取引先の重役の息子です。一流企業に勤める28歳のエリート社員でしたが、交際を断られてからストーカーになりました。
Q. 種部の読み方は何ですか。
A. 「たなべ」と読みます。連載の初登場時は「蔓見(つるみ)」という名字で、単行本で種部に直されています。
Q. 種部は捕まりましたか。
A. 捕まりました。陽菜をかばった夏生を刺したあと、傷害とストーカー規制法違反の疑いで逮捕されています。殺意は否認しました。
Q. 夏生が刺されるのは何巻ですか。
A. 19巻の終わりです。続く20巻で、夏生は意識不明の重体から命を取りとめます。
Q. 種部はその後また出てきますか。
A. 出てきます。最終巻28巻の266話の題が「種部ふたたび」です。
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最終更新:2026年10月22日


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