巨大焔ビトは無事鎮魂完了!
しかし、焔ビトは消えることなく煙のように溶け出し、それが柱を包み込んだ時、柱に“アドラの”炎が灯りました。
同時にシンラが目覚めましたが、しかしそこはアドラリンク。
伝導者一派の女性が立っているようですが、一体誰とアドラリンクしたのか。
今回はシンラにとっても、読者にとっても衝撃展開です!
目次
『炎炎ノ消防隊』216話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』216話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
アドラリンクした相手とは
異様な炎が燃え立つ様子にシンラは“アドラリンク”したと気づきましたが、その相手とは…
インカ!!
「ようッ!久しぶりだね」
気軽に声をかけるインカ。
シンラの説得を振り切り伝導者一派へと加入した彼女ですが、何故このタイミングでシンラとアドラリンクしたのでしょうか。
そこにはやはり港での攻防の影響があるようです。
シンラは気を失っていて状況を知りませんし、インカも「そっちの状況は知らないけど」と言いますが、現場では巨大な焔ビトを鎮魂したことで柱から炎が噴き出したところでした。
「そんで大災害の柱が生まれてリンクが強くなったんだよ」
どうやら出現した柱自体ではなく、こうして柱に炎が灯ることが“大災害の柱”のようですね。
「大災害が始まった…」
恐れていた事態に動き出していることを知り、シンラは言葉を失いました。
インカの目的
「大災害って一体なんなんだ!」
シンラはインカに問いますが、インカ自身も大災害は未経験なので知らないといいます。
それでも“未来が見えるインカには何が起こるか分かっているのでは”と追及するシンラ。
その言葉は“大災害が起こる前提”ではないのかと呆れられてしまいますが、インカは自身の能力についてこう説明しました。
「私は起こることが確定した未来しか見えない…まだ何が起こるか見えないよ」
つまりまだ大災害が起こる未来は確定していないということでしょうか。
そこでインカはこんなことを言いました。
「シンラは超高速で過去を見ることができるんでしょ?」
つまり“大災害前の世界を見たら、これから起こることがわかるかもしれない”と言うのです。
果たしてそんなことができるのか、シンラ自身も分かりません。
しかし未来の見えるインカはハッキリと言います。
「シンラはこれから過去を見ることになる」
つまりこれは確定した未来。
「私を連れてね」
そう言ってインカはシンラの背中に飛び乗りました。
いざ過去へ
インカの言う確定した未来。
それは“超高速で過去に飛ぶ”こと。
そして“インカと恋に落ちる”こと。
しかし「さすがのお前でも恋の炎は見えねえだろ!」とシンラにツッコまれてしまいます。
「くくくッ」と楽しそうに笑うインカ。
あれ?ここに来てヒロイン候補ですか?
ともかく、シンラはインカを背中に乗せ、アドラの炎のなか過去への超高速を開始しました。
光速を越え過去へ―――
2人は肉体が粒子化した世界を通ります。
シンラの能力についておさらいすると
“超高速によって光速を越え一度身体が不可視の粒子レベルまで分解し、さらに高速を越えて時間が巻き戻り、その粒子となった身体も過去(分解前)のものに戻る”
といった感じです。
これを成すには伝導者かそれに近い加護を受ける必要があった気がしますが、場所がすでにアドラだからか、それともインカとリンクしているからか、世界にアドラの気配が強くなったからか…。
見事インカの予言通りシンラは過去へと飛んでいるようです。
そしてシンラとインカはついに過去へとたどり着きました。
「あ…あれが…!?大災害前の…」
2人が目にしたものとは!?
大災害前の世界
シンラは想像していました。
大災害前の東京は、自分たちと変わらない人が同じように生活していて、違いと言えばただ人体発火現象がないことだけだと。
しかし目に入ってきたのは―
東京!!
大きなビルが立ち並び、多くの人々が足早に行き交っている大都会。
まさに現代の、読者の我々が住んでいる世界です。
しかしそれはシンラにとって異界。
「あの…人のように見える生物は…」
シンラは異様な光景から目が離せませんでした。
感じるのは“自分が正気であるという妄信を削ぎ落すかのような圧倒的不安”。
強い吐き気とめまいを覚えながらも、“何かに憑りつかれたように”“狂気を抑えながら”シンラはただただその光景を見続けました。
一体何が起きたの…?
気がついた時、目に入ってきたのは天井。
浅草の建物のように見えますが果たして…。
天井を見ていたのは、ベッドでガチガチに拘束されている少年。
ていうかシンラ…なの?
三白眼とギザギザの歯でシンラのように見えますが、いつものシンラより髪が長く、しかも白髪(金髪?)。
ツーブロックで『東京リベンジャーズ』の千冬みたいな感じといいますか。
耳にはピアス(穴?)。
服も港にいた時の隊服ではなく、黒いTシャツに防火服のズボンのようなものを穿いているようです。
両足が白い布で厳重に覆われています。
状況がよく呑み込めませんが、これがシンラであれば当然彼も呑み込めていないでしょう。
大量の汗をかく彼に、テレビがこんなことを告げます。
「一本目の柱が出現してから三か月。新たに五本目の柱が出現しました」
あれから三か月が経ったということ?
しかも柱はすでに五本目!?
一体何が起きたというのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ216-217話のまとめ
今回軽くホラーでビビりました。
地下の遺物を見る限り大災害前の世界は我々の住む世界のようなものだろうと想像は出来ていましたが、シンラがこれほどまでにショックを受けるとは。
それともそこにも伝導者の意思が関わっているのでしょうか。
例えば『Dr.STONE』の石神村の人々も3700年前の光景を見たら同じような感覚に陥るのでしょうかね。
あまりにも経験がないことなので想像できないですが、シンラは自分の常識や想像を遥かに超えた異世界や神の視点にあてられ、正気を失ったのかもしれません。
漫画としても、シンラたちの世界との不気味なほどの“別世界感”が引き立つ描写でゾクッとしました。
まるで2次元のキャラが3次元の世界に迷い込んだような…あれ、じゃあ次の大災害後は1次元じゃん?
というのは冗談で、何が起きたのかとても気になりますね。
これが本当にシンラならば、少なくともあの日からずっと気を失っていた(眠っていた)というわけではなさそうですのでとにかく経過を知りたいところ。
あるいはシンラの前世の姿という可能性も…?
あるいはあまりのショックで元に戻れず、前回の大災害前の世界で身体が再構築されてしまったという可能性も…?
え、前時代編開幕!?
さすがにそれはないか。
ただかなり影響を受けていることは確かですし、この経験がシンラの精神にどのように作用したのか、これからにどう作用していくのかに注目です。
そしてインカ。
過去に行った時、シンラにくっついていたインカが白いモヤのような儚い存在になっているんですよね。
シンラの心理的なものだったのか実際にそのような状態だったのかは分かりませんが、同じ光景を見ただろう彼女がどうなったのもとても気になります。
すごくモヤモヤしていますので、アーサーを出してすべて吹っ飛ばして欲しい気分。
かなり謎に終わりいつも以上に次回が楽しみですね!

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