前回始まったエマ、レイ、ノーマンの話し合い。
前回の話はこちら⇒最新ネタバレ『約束のネバーランド』126-127話!話し合うフルスコア3人!ムジカは“邪血の少女”!?
鬼の階級や、鬼を内乱に陥れ共倒れさせるというノーマンの策の詳細が明らかに。
しかし人肉なしでも退化しない鬼の話になり、ノーマンの表情が一変……!?
そして今回、その“例外”の鬼の祖・“邪血の少女”について話すノーマン。
彼女は人肉なしで知脳を保てる自身の体質を、他の鬼に分けられたといいます。
彼女の生存を知ったノーマンは危険視、殺さなければと主張。
友達であるムジカを殺したくないエマと意見が対立!?
ということで、“邪血の少女”の力とそこからのエマとノーマンの対立に注目して、127話の内容をお届けしていきます!
目次
『約束のネバーランド』127話!のネタバレ
それでは『約束のネバーランド』127話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
飢えた鬼を救う“邪血の少女”
さかのぼること約700年前。
農園からの人肉が滞り、飢えに苦しむ鬼の村。
2年も腕や足ばかり、まともに人間を食べていないという鬼の家族は、獣のように退化することに怯えていました。
そこに現れ、手を差し伸べる少女。
「大丈夫 もう大丈夫よ」
その姿はやはりムジカ本人に見えます!
鬼を救えるムジカの力とは?
この後、ノーマンが明かしていきます!
“邪血の少女”の特別な血
シーンは現代に戻り、ノーマンの部屋。
伝え聞く限りと言いながら、ノーマンは“邪血の少女”について語り始めます。
「その鬼は生まれて一度も人間を食べたことがない」
「人を食べなくても人型の形質と知脳を保てる超特異個体」
- 生年・出身不明
- “約束”後、農園システム確立前の700年前に初めて存在確認
- 飢餓の村に現れた救世主
- わずかな血を与えるだけで、他の鬼を自分と同じ人肉なしで人型と知脳を保てる体質にできた
自分にとっては友達であるムジカの能力に驚きを隠せないエマ。
さらに重要なのは、彼女の血を飲んだ鬼もまた、その血で同じ体質の鬼を増やせる力を得たということ。
「だったら…!」
そこに可能性を見出すエマ。
ノーマンの話は続きます。
その後、彼女の力を分け合い、退化を免れた飢餓の村一帯。
そして噂が王や貴族に届き、民の飢えを何とかできるかもしれないといった大義名分で、調査が行われることに。
「そして王家・五摂家は彼女ら全員を捕らえその血を持つ全員を食い殺した」
その展開が信じられないエマ。
「……え…?なんで…!?」
血を恐れたから、と答えるノーマン。
そして、記録上は死んだとされていた“邪血の少女”の生存に、改めて静かに驚きます。
今もなお王家・五摂家・ラートリー家に追われているムジカ。
レイも、コミックス6巻48話での、旅している理由を聞かれたソンジュがはっきり答えなかったことを思い出し、今も2人が追われ続けていることを察します。
さらに、ソンジュがムジカの血で退化を免れた生き残りであること、邪血の一族を食い殺した王家・五摂家も“例外”だということも考え、指摘するレイ。
ノーマンは肯定し、ギーランもそれを承知で、それもあって王家・五摂家を殺し食べたがっていると言います。
ノーマンが言っていた“もう一つの事情”がそれだと察するレイ。
ノーマンは王家と五摂家は“例外”ではあるものの、数は少ないため直接始末する、レイが指摘した策への影響はないと言います。
ここまででムジカの、鬼を退化から救う特別な血の力が明らかになりました!
それは鬼社会全体を左右する力。
そのために王家・五摂家・ラートリー家に追われ続けているというムジカ達。
かつてエマ達を助けたのには、同じ敵からの逃亡中という似た境遇の影響もあったのかもしれません。
邪血の一族を捕食!王家・五摂家の思惑
さらに話を続けようとしたノーマンに、待ったをかけたエマ。
エマにはどうしても、王家・五摂家がムジカの仲間達を食い殺したことが理解できません。
その時ムジカの血をうまく使っていれば、たくさんの鬼を飢えや退化から救え、人間を食べる必要もなくなったのになんで?
2人に訴えます。
答えたのはレイでした。
王達は農園システムによって、人肉をいつ誰にどれだけ与えるかで格差をつけ、鬼社会を自由に管理できる。
農園が必要とされなくなるムジカ達の力はそのために邪魔。
「だから捕らえて殺して独占した そういうことじゃね?」
首肯するノーマン、歪むエマの表情。
そもそも王達が“約束”を結んだのも、自分達で人肉を管理統制できる社会が好都合だったからでは、とも推測するレイ。
困惑を隠せないエマに、全員ではなくても、みんな私利私欲で動くのが世界だ、とノーマンの言葉。
「みんながみんなエマみたいに優しい気持ちで考えるわけじゃないんだよ」
エマにとっては、利権にまみれた王達の思惑は理解を超えていたようです。
そういえば、125話で出ていましたが、ギーランの没落は700年前ということでした。
125話はこちら⇒最新ネタバレ『約束のネバーランド』!ノーマン、鬼勢力ギーラン家と会談!嘘だらけの同盟成立!!
ムジカの出現時期と重なります。
王達は邪血の一族から奪った力でさらなる特権階級となり、ギーランを陥れたということでしょうか?
ムジカへの対処からエマとノーマン対立!?
ノーマンは言いかけていたことを再び話し始めます。
それは鬼達を退化から救う力を持ったムジカとソンジュのこと。
食用児の反乱を知ったらどう動くか?
彼らを追うラートリー家に捕まっても不都合、危険要素だと言うノーマン。
不安にかられるエマに、ノーマンの決然とした言葉が突き付けられます!
「探し出して殺さないと」
一瞬の後、エマは友達で恩人のムジカ達を殺すのは嫌だと必死に言い募ります。
鬼の彼らが、食用児が鬼を滅ぼすのを黙って見ていると思うかと、問いながら諭すノーマン。
「じゃあ絶滅させなければいい!!」
悲鳴のようなエマの言葉。
「ノーマン…私 鬼を滅ぼしたくない」
ここで、120話で鬼絶滅の策を聞いて以来、悩んできたエマの本音がノーマンにぶつけられます!
ムジカや王達の血で、鬼は人間を食べなくてもいい体質にできる。
王達から権力を奪えば、もう争う必要はないと訴えるエマ。
対するノーマンは断言。
「必要がなくても食べたければ襲ってくる」
王達、ギーラン家、人間さえそうだ、と。
ごはんに食べるなと言われて我慢できるか?
弟妹達に同じ我慢をさせられるか?
全ての鬼が食用児に同情し、食欲を抑えられるか?
次々と突き付けられるノーマンの圧倒的な正論。
じゃあ人間の世界に逃げよう、とさらに叫ぶエマ。
“七つの壁”を超え“約束”を結び直して。
鬼が人間を失っても、絶滅よりはずっといいと。
エマの訴えに、ノーマンは人間の世界が安全か、受け入れてもらえるかも分からないと反論。
全て選べるほど世界は甘くないと、きっぱりと告げます!
「断言する鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来はない」
ノーマンの残酷なまでの断言で、127話の内容はここまでとなりました!
エマの隠された本心から嫌な予感はありましたが、ついにエマとノーマンが対立する展開となってしまいました!
ノーマンの意見はあくまで正論ですが、その表情の厳しさから、やはりラムダの惨状を目にしたことでの鬼への憎悪も影響していそうです。
『約束のネバーランド』ネタバレ127-128話のまとめ
“邪血の少女”ムジカの特別な力、彼女の仲間を食い殺した王家・五摂家の思惑、そしてムジカ達を危険視し殺そうと主張するノーマンと反対するエマ。
ムジカの血の影響力も想像以上でしたが、何より今後の問題はエマとノーマンの対立。
真っ向から意見が分かれてしまった2人はこの後どうするのか?
それに対するレイの反応は?
3人の絆の強さを見てきているだけに、完全に決裂はしないでほしいと思ってしまいます。
次の展開からますます目が離せません!!

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