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野田サトル「ゴールデンカムイ」234話より引用
歌志内の噂の男に接触した杉元たち。
その男の入れ墨は顔に彫られており、男は「金塊は絶対に見つけられないよ~」という謎の言葉を残し去ってしまいました。
杉元たちは諦め、次の沙流川へ向かうことに。
気になっているという札幌に立ち寄るのか!?と思われた矢先、展開は意外な方向へ!
『ゴールデンカムイ』234話!のネタバレ
それでは『ゴールデンカムイ』234話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
一行は舟で江別へ
今回の扉絵、元ネタがあるのか分かりませんがアシリパと杉元が凄くかっこよく描かれています。
21巻に描かれたエピソードを見ると、この“相棒”という言葉がとても強く見えますよね。
また、21巻について「描き下ろし過ぎ!?」と書かれています(笑)
確かに今回の加筆は内容的にも大きく、かなり賛否の反響があったようですからね。
画的なインパクトも強かったですし。
さて、南下して沙流川に向かうか、その前に札幌に寄るかといった杉元たちでしたが、ここで白石が「この石狩川を下って江別まで行こうぜ」と提案しました。
陸路は雪解けで道が悪いですし、船で下れば時間も体力も節約できるというわけです。
今いる石狩川は樺戸監獄へ物資を送るために舟運が発達したそう。
そのために昔囚人が整備したのだと白石が博識ぶりを見せつけます。
さすが、知識が広いので説明役にありがたいですね。
さらに白石は船に関しての知識も披露。
彼らが川を下るために乗り込んだ船は“外輪式蒸気船”。
両側の水車で水面を掻いて進んでいるため、スクリュー船と違い浅い川などで走るのにいいのだと言います。
ちなみに彼らの乗ったこの“上川丸”は実際に石狩川を走っていたようですよ。
「初めて乗った」とアシリパは嬉しそう。
ヴァシリは3人とは別の舟。
3人が乗っている船に結ばれた小舟の3隻目に馬と乗っています。
「あいつ…ああやって俺たちから距離を置いて、尾形がアシリパさんの前に現れるのを待ってるんだろ」と杉元は考えます。
尾形が現れるかはともかく、ヴァシリの描写が比較的少ないのは日頃から距離をとって行動していたからだと分かりましたね。
海賊襲来!
「昼前には江別に着くぜ」と白石は言っていましたが、どのくらいの時間走行しているものなのでしょうか。
船内は意外と人がおり、アシリパは爆睡しています。
とても穏やかな巡行でしたが、船長があるものに気づきました。
船の進路に2隻の小舟が入り、こちらに近づいてきたのです。
そこに乗っていたのはなんと海賊房太郎!
杉元一行と海賊房太郎、ここでまさかの急接近です!
アイヌの村でばら撒いたせいでスッカラカンになったらしく、「ひと仕事しなきゃな」と強盗に現れたようです。
前回アイヌの村で米俵を積み上げる描写のあった房太郎一派ですが、杉元たちと違いあのように大量の報酬を支払って確実な情報を掴んできたのでしょう。
房太郎含め5人の姿が確認できます。
乗客の金品や郵便物の現金書留を狙っているだろう彼らの噂は船員たちにも知れ渡っていたようで、「舐めんじゃねえ!蹴散らしてやるぜ!」と船長は迎え撃つ姿勢に。
すると船長は勢いよく舵を切り、房太郎らの小舟の1隻に船をぶつけてみせました。
房太郎の仲間たちはすぐさま川へ飛び込み無事そうですが、なんて荒っぽい対処をするんだ…。
杉元らのいる客室もその衝撃を感じていました。
海賊房太郎の本領
残るもう1隻=房太郎とヒゲの乗っている舟に「どうしたかかって来いやぁ!」と息巻く船員たち。
どうもこの舟喧嘩っ早いですね(笑)
すると房太郎はバッと上着を脱ぎ、華麗に川へ飛び込みました。
泳いで船に向かってくると察した船員は「水から頭出したらその脳天かち割ってやる!」と金槌を持って意気込みますが、房太郎の動きは思いもよらぬものでした。
なんと恐るべきスピードで泳いだ後にイルカのように勢いよく水面に飛び出し、一気に先頭の操舵室へ。
濡れ髪がセクシーな房太郎は腹に携えていた銃を取り出して水を抜き、「船を停めろ」と銃を構えました。
恐るべき手際…これが海賊…。
接触!
「あれ?」
そこへなんと白石と杉元が!
「海賊…!」
房太郎に気づいた白石。
杉元は銃に手をかけます。
房太郎も白石に気づき、気さくに声を掛けました。
「おお~白石じゃねえか」
するとその様子を見た船長は杉元たちも仲間と勘違いし、船員が杉元に襲い掛かってきました。
その間に房太郎は冷静に銃を構えます。
気づいた杉元は「やめろバカ!撃たれるぞッ」と船員を止めようとしますが、房太郎が今にも撃ちそうになっているのでやむを得ず船員を川へ投げ飛ばしました。
さらにかかってきたもうひとりも投げ飛ばします。
そうこうしている間に杉元の銃が下へ落っこちてしましました。
房太郎は杉元の動きに「おいシライシ!随分と頼もしい子分がいるじゃねえか」と満足そうです。
一方、小舟で待機している房太郎の子分たちが何かに気づきました。
上りの蒸気船が近づいてきたのです。
しかしまずいのがその客層。
なんと船には多くの兵隊の姿が!
『ゴールデンカムイ』ネタバレ234-235話のまとめ
杉元たち房太郎とすれ違ってしまった!と思われましたが、思いもよらず遭遇することに。
意外と気さくな様子を見せた房太郎ですが正直ちょっと怖いですね。
フレンドリーに声を掛けたのも、船員の注意を逸らしその間に銃殺するためのわざとらしい笑顔に見えます。
それに房太郎を目にした時の白石の表情からしてもあまり穏やかな人物とは思えません。
何しろ“犯した犯罪が数知れない凶悪極まりない重犯罪者”という噂ですから。
頭も良さそうな分、杉元たちに対してどんな行動に出るかも読めません。
しかしこうしてアイヌの金塊という途方もない宝探しに付き合う子分たちがいるのは、やはり房太郎にそれなりの意志と魅力があるということでしょうね。
杉元たちとこのまま行動をともにする可能性はあるのかあるいは戦闘になってしまうのか、それともさらりと姿を消してしまうのか…。
房太郎は重要な情報を掴んだはずですから、房太郎との接触が杉元たちに大きな一歩をもたらすのか注目です。
そしてこの状況でさらに第七師団!?
杉元たちの船とは逆だと思うので札幌・小樽方面から旭川方面へ移動しているのではないかと思うのですが、果たして主要人物は乗っているのか。
可能性があるのは月島・鯉登・二階堂ら病院組かなと思いますが、旭川の第七師団本部に向かうただのモブ兵士たちかもしれません。
ただの移動で乗っているというよりは周りを警戒しているようにも見えますので、誰かを探している、あるいは船に乗っている誰かを守っているという感じもします。
こちらの船が止まっている以上無視して進むことはないと思いますので、どんな接触になるのか楽しみです。
ちなみに杉元らのいる船に乗っている郵便配達人がやたらと渋い!
ただ者ではないオーラを放っていますし、『次号、郵便配達人の運命や如何にッ!?』とヒューチャーされていますので、有事の際に杉元の銃を拾って無双してくれることに少し期待しています。
杉元とアシリパが離れていることが不安ではありますが、こちらはヴァシリも後ろに控えていますので大丈夫でしょう。
あまり戦闘とかになって欲しくないですが、どのように展開していくのか楽しみです!

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