伝導者が大災害に向けて本格的に動き出した頃、第8も仲間を集うため注意喚起をするため、桜備が第2のグスタフ大隊長と第4のパーン大隊長に接触していました。
第4と第7、そしてプリンセス火華など個人の協力が得られた第8ですが、まだまだ戦力不足が否めないところ。
そんな中、なんと東京の地にはるばるスコップがやってきました。
スコップの目的は何なのか、語られる間に「例のモノ」が出現!?
伝導者一派の企みは着々と進行しています!
目次
『炎炎ノ消防隊』210話!のネタバレ
それでは『炎炎ノ消防隊』210話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
スコップが来た経緯
再会を喜ぶシンラとスコップ。
「なんでこんな所に!?」と当然驚くシンラにスコップは言ってやりました。
「東京までウンと頑張ったんだぜ!」と。
スコップはその頑張りを語り始めます。
まず“オアシス”から新青島までが大変でした。
例の焔イヌの残党がいたのです。
しかしスコップはモグラですから、自分の活動エリアが地中だと気づき即座に潜りました。
ですが焔イヌも諦めず地中を移動するスコップをしつこくつけてきたのです。
このままでは穴掘りしながら進んでいる自分の方が早くへばる…つまり根比べの先に「やられるのは俺の方だ」
そう思ったスコップは、体力の残っているうちに勝負に出ることに決めました。
そこで繰り出したのが先ほどの登場シーンで魅せた“廬山土竜破”だったのです。
【“廬山土竜破”とは!全神経を右手の掘りパワーに集中させ、全身の毛を逆毛にすることにより繰り出せる一撃必殺の拳なのである!】
「一番驚いたのは他でもない俺さ…」
己の力に驚いたと語るスコップ。
なんとシンラと約束した毎日千本の穴掘りによって、以前の一万掘りパワーから十万掘りパワーに上がっていたのです!
スコップがなんで来たのか
一体何の話をしているのか…(笑)
シンラも読者も聞きたいのは“なんで”ここまで来たのかということ。
するとスコップは語り始めました。
話は先述の続き…なんと“廬山土竜破”喰らった焔イヌが友となったのです。
焔イヌはスコップを背に乗せ新青島に走り出しました。
“なんで”来たのかという問いに対する答え…それは「“焔イヌ”で来た」でした。
…すでにシンラの表情は曇っていますが、スコップは話を続けます。
新青島に着いた彼は涙をこらえながら友と別れ、東京行きの船に積まれる能登印のジャガイモが入った段ボールに入りました。
自分が入るためにはジャガイモを少し食べる必要があったのですが、東京に着く頃には一箱分を完食。
すると空になった段ボールに気づいた乗組員が「チクショウ!鼠にやられてる!」なんて言うのです。
自分の犯行を鼠のせいにされプライドを傷つけられたスコップ。
「許せない。どこをどう見たらオレが鼠なんだ」
腹を立てながら鏡を見たら愕然…なんと自分の姿はモグラでも鼠でもなく、ジャガイモだったのです。
黒の女の伝言とは
いやだから一体なんの話(笑)
そしてアーサーの蹴りによってスコップの話は強引に止められました。
では改めて、スコップが“何をしに”来たのか。
その答えは「“黒の女”の最期の言葉を伝えに来た」でした。
「これから起こる大災害のことを」
ようやく本題、そして今最も重要な話が語られます。
黒の女は「大災害は目前である」「前回と違い柱も円周率もすべて揃っている」と語っていたそうです。
以前新青島の御神体で円周率の数字を見た上に、修道院地下の柱も円状に配置されていたことを挙げるリヒト。
黒の女が言うには「前回の大災害の失敗の要因のひとつは円周率が解読出来ていなかったこと」であり、そのために「伝導者が人類に知恵を与え文明レベルを上げ、円周率解読時代まで時を進めた」のだそう。
そこでヴァルカンはこう考えました。
ヴァルカンの祖先は“天照”を造りそのキーを残していましたが、“天照”と円周率に関係があるなら「あのキーは円周率を解く鍵だったのかもしれない」と。
そうなると前回の失敗要因のひとつである円周率解読が済んでいるということになります。
ミサの際ヨナが「聖陽教を作り柱を揃え、円周率解読時代も終わりが近い」と語っていましたが、まさに時はすでに大災害目前なのだということです。
アドラのヒント!?
大災害が起これば今度こそ世界は“アドラ”とひとつになりこの星は燃え尽きるのでしょう。
そこでふとタマキは考えます。
「“アドラ”ってなんなの?一つになるとなんで炎の星になるの?」
正しい答えを返せるものはここにはいません。
そこでシンラは中華半島に調査に行った際に見た、前回の大災害の傷跡=空間が歪んだような亀裂を思い出しました。
亀裂の向こうに行って帰ってきた者はいないらしいので「もしかしたらあの亀裂の向こうが“アドラ”なのかも」と考えます。
しかし行って帰ってきた者がいない以上あの先に何があるのかは、付近に見られた異変から想像するしかないと言うリヒト。
思い出されるのは“変形した大地としゃべる動物たち”。
よってスコップも充分にヒントとなり得ます。
そのスコップが言うには、「東京と亀裂の近くで近い感覚は感じた」のだそう。
東京の地中を潜っている際に変なエネルギーが流れているのを感じて、追っていった先に火華やシスタースミレがいたというスコップ。
つまりエネルギーの元は柱が立っていた例の修道院の地下室だったようです。
ついに出現した大災害の前兆!
話を聞き、スコップの感じたエネルギーと最近頻発している謎の地震の原因が「シスタースミレかもしれない」と火華。
伝導者一派は地震を起こして何を始める気なのか…そう考えている間にもまた地震が!
当然シスタースミレの仕業でしょうが、その不自然で大きな揺れは海の方で異変をもたらしていました。
なんと海の中から謎の巨大な柱が出現!
これがハウメアの言っていた「例のモノ」なのでしょう。
「次の地震で滅びを見せる」と言っていた伝導者一派ですが、いよいよ彼らの企みが白日の下に晒されました。
滅亡が迫ります…!
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ210-211話のまとめ
スコップが相変わらず可愛くて癒されましたし、能登印のジャガイモも変わらずしっかり出荷されてて嬉しくなりますね。
ジャガーノート再登場への期待が高まります!
やはりスコップは“黒の女”の言葉を伝えに来たようでした。
「大災害が目前であり、円周率が重要」という中身でしたが、止める手立てを教えてくださいよ!
ヒントはやはり「円周率」にありそうですかね。
柱が出現した以上これをすぐに破壊してどうこうという話でもなさそうですので、手を取り合いつつある特殊消防官たちがどう対応していくのかに期待です。
アイリスの動向も気になります。
彼女自身に今のところ変化はないように見えますが、柱の出現・大災害への前進によってシンラらアドラバースト持ちはもちろん、アイリスにも影響が出てくると予想されますのでそろそろ衝撃の展開となるかもしれません。
そして“黒の女”の伝言係と思われたスコップですが、前回の大災害の傷跡・名残といえる存在として意外と活躍してくれそうで楽しみです。
とりあえず次回は出現した柱の調査でしょうか。
これがメインの1本なのかそれとも人柱分が各所に出現したのか、どのように大災害がなされるのか止める手段はあるのか、まだまだ謎は多くもあまり時間は残されていないはず。
だからこそ消防隊らしい迅速な対応が迫られます!

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