“焔ビト”を人工的に作っている人物が特殊消防隊の中にいるかもしれない…良からぬ疑惑が湧く中、シンラたちが突き止めた犯人は第1特殊消防隊中隊長の烈火・星宮でした。
その時烈火が語った目的は「適合者」を探すこと。
それでは彼の目的「適合者」とは一体何だったのか―今回はその点を中心に、烈火が暗躍していた様子や彼が志をともにする伝導者一派についてなど詳しくご紹介していきます!
目次
【炎炎ノ消防隊】烈火(レッカ)は何に適合できる人物を探していた?
烈火の目的は「適合者」を探すことでした。
それは“種火”の適合者。
烈火は人為的に人を焔ビトにさせる“蟲”のことを“種火”と呼んでいました。
彼は種火とする蟲を人々に埋め込み、焔ビトにならない者を「適合者」とし探していたのです。
【炎炎ノ消防隊】烈火(レッカ)が「適合者」を探すためにした残酷なこととは…?
烈火の適合者探しの方法は人々に“蟲”を埋め込むことであり、それには“適合者でない者は焔ビトになる”という犠牲が付き物でした。
そして恐ろしいことにその対象は小さな子どもたちにも及んでいたのです。
烈火は炎に怯える子どもたちに「焔ビト化を防ぐ聖なる祈り」があるのだという希望を示し、蟲を注入。
当然適合者でなければ炎に焼かれ亡くなってしまいます。
烈火はそうした幼い命の犠牲も仕方のないものだとして、次々に残酷な「適合者探し」を行っていました。
しかも烈火に憧れているタマキに子どもを集めさせた上に、犯行の罪を被らせようともしていたのです。
【炎炎ノ消防隊】「適合者」には条件がある!?アドラバーストとは何?
烈火は“蟲”がシンラの炎に反応したことから、彼がアドラバーストの使い手だと気づきます。
そして非道な適合者探しによって烈火が見つけたナタク孫も、後にアドラバーストに覚醒しました。
アドラバーストとは、第三世代能力者に稀に発現する特別な炎。
炎の能力が爆発的に向上するほか特殊な素質を秘めている証と言われており、烈火は「穢れなき炎」「人類を導く聖火」、皇王ラフルス三世も「神に選ばれし聖なる炎」と言っていました。
後に発覚したのが、アドラバーストの源はアドラの炎であり、蟲はアドラの生命体だということ。
つまり烈火は蟲を用いてアドラの炎に適合する者=アドラバーストの持ち主を探していたのでした。
【炎炎ノ消防隊】誰が何のために「適合者」を探している?分かりやすく解説!
烈火が人々を焔ビトにさせていた事実はつまり特殊消防官の中に敵がいたということであり、物語に大きな衝撃を与えました。
烈火は適合者探しを「伝導者のため」だと言いました。
いわゆる“伝導者一派”だったのです。
伝導者一派は主人公シンラたちの前に立ちはだかる作中最大の敵です。
伝導者一派
烈火の件を皮切りに伝道者一派は徐々に姿を見せ始めました。
伝導者一派とは「伝導者」と呼ばれる人物に従い暗躍する謎の集団。
アドラバーストを持つ「柱」を中心に、柱を護る「守り人」、戦闘のエキスパート「屠り人」など明確な役割のもと組織されています。
<柱>ハウメア、ショウ・クサカベ等
<守り人>アロー、カロン、リツ等
<屠り人>灰焔騎士団(ヨナ、アサルト等)、紫煙騎士団(オロチ、アイアン等)、ゴールド、ドラゴン等
彼らは揃って白装束を纏っていることが特徴ですが、他にも烈火やDr.ジョバンニ、フレイルなど特殊消防隊の中にも伝導者一派が潜んでいました。
戦力のために
伝導者一派はひとりひとりが高い戦闘力の持ち主ですが、アドラバーストの使い手はそれにより爆発的な能力を発揮することが出来ます。
そしてアドラの炎を宿す=伝導者との親和性が高いと思われるアドラバーストの持ち主は、伝導者一派が目的を果たすための要。
そのために彼らは適合者の子どもを見つけ、幼いうちから伝導者の教えを授けようとしていました。
また伝導者一派には、死体を焔ビト化して操るリツや、あるいは焔ビトの中には宮本のように自我を失わない者もいますので、いずれにしても焔ビトを作り出す彼らは皇国の平和を乱す脅威なのです。
【炎炎ノ消防隊】伝導者一派が目指していることとは?アドラバーストの使い手と関係が!
烈火を始め、伝導者一派はアドラバーストの使い手を探していました。
その目的は8つの「柱」を集めること。
彼らはアドラバーストの使い手を「柱」と呼び8人集めることを目指しており、そのためにアドラバーストを持つシンラにも接触してきました。
アドラバーストの使い手同士だとアドラリンクをすることがあるので、その呼応によってアドラバーストを目覚めさせるという意味でもアドラバースト持ちを集めていたようです。
【炎炎ノ消防隊】伝導者一派の最終目的とは?第二の〇〇とは?
伝導者一派が柱を集めて成そうとしているのは、彼らのアドラバーストを生贄として第二の大災害を起こすこと。
しかしそれは「大いなる結果の過程でしかない」のだとハウメアは言います。
その意味は物語序盤に烈火によって語られていました。
「焔ビトを作って人間を炎に帰す」「大いなる太陽神の懐に帰る」「すべての人間を炎に変えて地上を炎炎の炎で包む」
そして―『地球を第二の太陽に』
そう伝導者一派の真の目的は、皇国を含むすべての人が生きるこの地球を太陽にすること。
何故その必要があるかはわかっていません。
すべては伝導者の思し召し。
しかしその伝導者の意思によって、地球は炎で満たされすべて破壊されようとしているのです。
【炎炎ノ消防隊】伝導者一派に対抗できるのは誰…!?
伝導者に従う伝導者一派はいずれも能力の高い強者揃い。
特に対能力者のエキスパートである屠り人と、アドラバースト持ちの「柱」という作中最大の戦力が整っています。
彼らに対抗できるとすればやはりアドラバースト持ちのシンラでしょう。
そしてシンラの弟としての自覚を取り戻す可能性のある「三柱目」のショウ・クサカベと、現在灰島重工に保護されている「六柱目」のナタク・孫も同じくアドラバースト持ちの超強力な能力者なので、彼らがどのような立場で大災害を迎えるのかもポイントとなるはず。
しかしアドラバーストはあくまでアドラ由来の炎でありその主導は伝導者にあるでしょうから、それがどういった影響となるのかは分かりません。
そうなると、純粋な戦闘力で期待されるのはやはり最強の消防官・新門紅丸。
現在苦戦することない圧倒的な戦闘を見せている彼が、伝導者に対抗し得る最大戦力であることは間違いありません。
さらに単体での戦力は劣れども、強い絆で世界に立ち向かう第8魂を始め、同じく「人命と財産」を守るべく戦い続ける特殊消防官たちの意志が伝導者たちへの最大の対抗手段となるでしょう。
つまり伝導者一派に対抗できるのは、“聖陽教のもとではなく人間自らの意志で世界がひとつになること”なのではないでしょうか。
まとめ
烈火の適合者探しは、伝導者の意思を成し遂げるために必要不可欠なアドラバーストを持つ者を見つけることでした。
その先には「地球を太陽にする」という想像をはるかに超えた目的が掲げられていたのです。
人智が及ばない圧倒的存在…神ともされる伝導者の導きには、烈火だけでなく第1大隊長のレオナルド・バーンズまでもがひれ伏しました。
圧倒的正義とも言える神に対して、「悪魔」と呼ばれるシンラ、「破壊神」と呼ばれる紅丸、自らを「ダークヒーロー」と称するジョーカーなど、ダークサイドとも呼べる者たちが世界を救う鍵となっていることもこの作品の面白さですね。
つまり神に縋るのではなく自らの意志が世界破滅に対してのポイントとなるわけですが、まさに「適合者」であったシンラが伝導者の干渉のもとどう戦っていくのか楽しみです。

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