熾烈な金塊争奪戦が繰り広げられているゴールデンカムイ。
その舞台は日露戦争直後の北海道であり、作中には戦争帰りの屈強な軍人・凶悪でクセのある囚人・タフで知恵を持つアイヌ・激動の時代を生き残った侍など、様々な人物が犇めいています。
その中で生き残るにはズバ抜けた強さが必須なのです。
今回は〝生き残る〟という点に注目しつつ、単純に武力だけではない強さとしてランキングにしてまとめてみました。
目次
【ゴールデンカムイ】10位 白石由竹
まずはこの男〝愛され脱獄王〟。
関節を自在に脱臼させられるという特異な身体と体中に隠し持った様々な道具で、数々の脱獄を繰り返してきた男です。
しかし武力は皆無で、戦闘においては全くの役立たず。
動物には必ずと言って良いほど頭を噛まれますし、戦闘力という点で言えば到底ランキングには入れません。
それでもこの猛者がひしめく金塊争奪戦の中心にいて生き延びていられているのは、脱走技術と運の強さです。
作中で度々捕まる場面がありますがその度に脱獄用の道具で容易に逃げ出していますし、樺太では流氷原で極寒の海に落ちそうになったところを偶然見つけた杉元に救出されました。
白石のしぶとさは、脱獄経験による洞察力とコミュニケーション能力の高さが引き寄せている彼なりの強さなのです。
【ゴールデンカムイ】9位 キロランケ
ロシア系の少数民族出身のアイヌ。
彼の強みは主に爆弾です。
爆薬の取り扱いに長けており、第七師団に所属していた頃は工兵として活躍していました。
お手製の手榴弾を携帯していることが多いため、状況によっては頼もしい味方とも危険人物とも言えます。
大の馬好き・ぽっちゃり女性好きという大らかな人柄で杉元たちと行動していましたが、網走監獄で杉元たちを裏切り、アシリパを連れ樺太へ渡りました。
その正体は実はロシアの指名手配犯。
ロシア皇帝を爆殺した、革命派からすれば英雄であり、国からすればテロリストという過激な両面を持っていたのです。
そのため逃亡生活を経て北海道へ渡っており、描写は少ないものの爆薬だけでなく体術においても充分な強さ、そして狩猟の知識も豊富で、生きる上での総合力があると言えます。
【ゴールデンカムイ】8位 鯉登音之進
人気急上昇中のお子様貴公子。
第七師団少尉の薩摩隼人で、父親は海軍の少将。
士官学校を卒業したエリートである彼の強みは、まず身体能力の高さ。
韋駄天で有名だった刺青囚人〝稲妻強盗〟坂本慶一郎ですら振り切れないほどの身のこなしを見せたり、樺太ではサーカス団「ヤマダ一座」で軽業芸の才能を発揮していました。
そして自顕流の使い手で武力も高く、猿叫とともに杉元を圧倒したこともあり、さらには刀を持たずとも、スチェンカで屈強なロシア人をKOするなど素手での戦闘力も高いことが窺えます。
生まれ持った運と言いますか、能力・環境・容姿に恵まれた天に愛されている男ですね。
良くも悪くも異常に鶴見に心酔しているところと、自分勝手でワガママな坊っちゃん気質が目立ちますが、ひと皮剥ければ相当強い人物となるでしょう。
【ゴールデンカムイ】7位 谷垣源次郎
スケベなマタギ。
第七師団の一等卒で、元マタギであるがゆえ銃の腕が確かな上、雪山ではマタギの知恵と経験を活かし戦闘を有利に運びます。
近頃はどんどん厚くなる胸板だけが気になりますが、彼も日露戦争を戦い抜いた屈強な軍人であり、スチェンカでも見せたその強さは本物なのです。
真面目で優しい性格で、だからこそ、妹フミのため、フチのため、インカラマッのためなど、誰かのために戦う時に最大の強さを発揮します。
運の点で言えば、復讐で見失っていた人生に意味を取り戻してくれた二瓶鉄造に出会えたことが彼にとって一番の強運だったかもしれません。
【ゴールデンカムイ】6位 尾形百之助
孤高の山猫スナイパー。
第七師団の脱走兵である彼の強みは、何と言っても遠距離射撃。
常識離れした距離から確実に狙撃を決める、自他ともに認める凄腕スナイパーなのです。
元第七師団長の妾の息子で、幼い頃に母とともに捨てられたという悲運な過去と、父と弟を殺すという業の深い人生の中、運命を凌駕するほど驚異的な射撃の技術でこの金塊争奪戦を生き抜いています。
ロシアの凄腕スナイパーとの対決でも、凄腕同士のハイレベルな心理戦で見事勝利しました。
その腕で様々な陣営を渡り歩き、どこからも危険視されている唯一無二の戦力です。
白兵戦にも長けており、杉元と初めて対峙した際に「手加減できない相手」だと言われましたが、まず尾形がそこまで距離を縮められることは少ないです。
長距離では最強と言えるでしょう。
〝生き残る〟という上で心配なのは、杉元を狙撃しアシリパを連れ去ったために杉元の怒りを買っているということ。
【ゴールデンカムイ】5位 牛山辰馬
肉体最強「不敗の牛山」。
10年間無敗の柔道家であった刺青囚人です。
彼に運など関係なく、あるのはただただその体の強さ。
鍛え上げられた肉体と、馬や羆ですら投げ飛ばす膂力を持ち、鍛錬によって額に出来た固いタコには五寸釘すら刺さりません。
建物の壁は軽々とブチ破り、瓦礫が落ちてきても物ともせず、生き埋めにされても自力で脱出し、冬の冷たい湖に落ちても無事という、とにかく常人離れした強さの持ち主。
さらに性欲が限界を越えるとバーサク状態になり手がつけられなくなります。
札幌で杉元と組み合った際の勝負はつかずに終わってしまいましたが優勢だったように見えますし、やはり体ひとつの勝負であれば牛山が最強ではないでしょうか。
【ゴールデンカムイ】4位 永倉新八
元新選組・最強剣士。
樺戸集治監で看守たちに剣術指導をしていましたが、偶然土方と再会し、土方脱獄後は共に行動しています。
武器や資金などのサポートがメインであまり前線には出ませんが、ひとたび刀を手に取れば昔の血を滾らせ、茨戸ではあっという間に周囲の敵を一掃する剣撃を見せました。
普段は穏やかな老人のようでいても、新選組最強と謳われたその腕はまだまだ健在で、土方と同じく〝生き残り〟の迫力を見せてくれる強力な人物です。
【ゴールデンカムイ】3位 土方歳三
元新選組・鬼の副長。
箱館戦争から数十年で見た目には老体となっていますが、激動の時代に研ぎ澄まされた剣撃は変わらず、複数人相手でも瞬時に一気に斬り伏せる実力を見せます。
愛刀・和泉守兼定だけでなくウインチェスターも使いこなし、有象無象を統率する胆力も健在。
犬童との戦いでは手のひらに溜めた自身の血を飛ばして目潰しとするなど柔軟な戦い方を見せましたし、〝殺す〟という点で軍人とは違う実戦力の高さがあるのが〝生き残り〟の恐ろしさ。
目標を鋒に乗せたその刃は何年経とうと変わらず鋭く、言わずと知れた土方歳三の強さはやはり最強レベルなのです。
【ゴールデンカムイ】2位 鶴見中尉
第七師団の中尉で情報将校。
奉天会戦にて砲弾の破片を受け、前頭葉が欠ける大怪我をしながらも生存する強運の持ち主。
一応ピストルを携帯していますが、戦闘描写というとだいたい機関銃をブッ放しているのである意味反則級の強さです。
しかし彼の本当の強さは、情報収集能力と卓越した人心掌握術。
彼に心酔する部下も多数いるほどカリスマ性を持ち、さらにその人脈は師団内に留まらず、剥製屋の江渡貝くんや陸軍中将の有坂成蔵、海軍の鯉登少将まで味方に付けています。
その陣営としての圧倒的な戦力を作り上げているのが鶴見の強さなのです。
【ゴールデンカムイ】1位 杉元佐一
1位はもはや言わずもがな、この作品の主人公〝不死身の杉元〟。
他の師団にもその名が広く知れ渡っており、自身でも
「やれやれ、また生き残った」
と言ってしまうほど、その名の通り死なないのですから最強です。
旅順攻囲戦では白襷隊を務めながら生き延びていますし、網走監獄では尾形の狙撃を頭に受けながら生き延びた強運の持ち主。
そして近接戦を得意とした鬼神の如き戦いぶりで軍人・囚人・羆やシャチなどを相手に戦い抜いてきました。
不死身たるその生を呼び寄せるのは〝死なない〟という強い意志。
強さと強運を兼ね備えた最強の主人公なのです。
まとめ
それぞれがそれぞれの強みを持っているので、強さ議論はいつまでも尽きませんよね。
これらの強者がぶつかり合ったり手を組んだりと目まぐるしいのがゴールデンカムイの面白さ。
最後の勝者は誰になるのか、今後も目が離せません!!

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