【葬送のフリーレン】グリュックとマハト!裏切りか同盟か?デンケンとの因縁を解き明かす! | 漫画コミック考察ブログ

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【葬送のフリーレン】グリュックとマハト!裏切りか同盟か?デンケンとの因縁を解き明かす!

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この記事を読むとわかること
  • グリュックは冷静沈着な合理主義者です
  • 息子の復讐心が目的の一部です
  • デンケンが黄金郷を救った意外性

グリュックは大陸北部の城塞都市・ヴァイゼの領主です。

グリュックは意外にも誰より魔族を理解していました。

だからこそマハトの心をつかむことができたのでしょう。

グリュックを中心にデンケンやマハトとの関係も積み上がっていくのです。

黄金郷編のキーマン・グリュックについてまとめてみました!

 

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【葬送のフリーレン】グリュックのプロフィール

グリュックは、大陸北部の城塞都市・ヴァイゼの領主です。

初登場時点で妻はすでに他界していますが、息子と娘が1人ずついます。

愛煙家で、どんな時でもタバコは手放しません。

年齢は不明ですがマハトと出会った頃には成人した息子がいたことから若くても40代でしょう。

その後、年齢を重ね、マハトの手によって黄金に変えられる頃には60代〜70代になっていたものと思われます。

 

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【葬送のフリーレン】グリュックの特徴

グリュックは貴族らしいフォーマルな装いでいることが多く、育ちの良さを感じさせるおじ様です。

髪色は薄い色(カラー登場がないためはっきりとはしない)なのに対し、眉毛が黒くて太いのが特徴的です。

また、習慣になったことは生真面目にこなすタイプで、節目の一服や毎日お墓参りに行くなどが習慣になっていました。

周りが敵だらけだからか、捻れた性格のせいか、あまり友好的な交友関係は描かれておらず、グリュックの側にいるのは家族・親類・マハトくらいなものです。

 

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【葬送のフリーレン】グリュックの性格とは?

グリュックの性格は、冷静沈着で合理主義です。

目的のためには手段を選ばず、自分を「悪い貴族」だと評するほど冷酷な一面も。

そんなグリュックの冷静さが如実に現れたのがマハトとの出会いでしょう。

たまたま遭遇してしまったグリュックは、マハトに殺されかけるのですが、慌てることなく、最後まで果敢にマハトの情報を得ようと画策していました。

普通の人は死を前にそこまで合理的にはなれないでしょう。

それも叶わないとわかれば、マハトに剣を突きつけられる中、最後の一服をするほど落ち着いています。

マハトもグリュックのこの冷静さには感銘を受けたようで、2人が近づくきっかけともなりました。

グリュックはマハトに人を信頼させ欺く能力があることを見抜き「それを利用しない手はない」と考えました。

魔族と手を組むなんて、普通ならありえないのですが…グリュックの徹底した合理主義をここでも見ることができます。

反面、グリュックには情に厚い家族思いな一面もあります。

息子を殺されたことを忘れず、息子の思いを受け継ぎ、人生を捧げました。

晩年は若くして亡くなった娘の墓参りを日課にしていました。

妻と子供たちを亡くしたグリュックにとって、マハトは悪友以上の存在だったかもしれませんね。

 

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【葬送のフリーレン】グリュックの目的とは?

グリュックの目的は、ヴァイゼの平定化です。

これは、グリュックの息子の意思でもあります。

グリュックが領主を務めるヴァイゼは北部高原最大の人類圏でした。

ところがここは帝都での政争に敗れた貴族が行き着く最後の場所であり、汚職や圧政など人の悪意による腐敗が蔓延していたのです。

グリュックも領主としてこの状況を憂いてはいましたが、権力を握る貴族に立ち向かう術もなく、傍観しているにすぎませんでした。

ところが、正義感の強いグリュックの息子は権力者である貴族たちに直談判。

結果…暗殺されてしまうのです。

グリュックはここで初めて尻に火がつきました。

この日からグリュックの目的は決まったのです。

目的を達成するまでに政敵を秘密裏に何人も殺害しました。

そこに息子への復讐がないとは言えません。

でも1番の目的は亡き息子の意思を果たすことです。

息子が目指した「正しく生きる者が正しく報われる街」をヴァイゼに体現すること。

グリュックは自分の目的はそうであると言い聞かせていますし、そうであって欲しいと願っているのです。

復讐心だけに囚われてしまっては、正義感の強い息子にあの世で会った時にしかられてしまいそうですからね…!

 

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【葬送のフリーレン】グリュックとデンケンの関係性とは?

グリュックとデンケンは元々親戚同士ですが、後に義父と義理息子の関係となります。

デンケンが幼い頃、デンケンの両親は魔族に殺されてしまいます。

グリュックは笑わなくなってしまったデンケンを心配して、同じ年頃の娘・レクテューレを連れてよく会いに行っていました。

この頃のことが2人の馴れ初めになったのでしょうね。

デンケンは大人になり、レクテューレと結婚し、婿養子に入りました。

残念ながらレクテューレは若くして亡くなってしまいますが…。

デンケンはそれ以来、ヴァイゼには帰ってこなくなりました。

レクテューレとの思い出が蘇る地を避けていたのかもしれませんね…。

グリュックはデンケンが帰ってこないことを責めたりはしませんでした。

デンケンがそれまでにどれほどレクテューレに尽くしていたかを理解しているからです。

黄金郷となったヴァイゼを救ったのは晩年を迎えたデンケンです。

数十年ぶりに義理息子に再会したグリユックは、その戦いを労いました。

ちなみに、デンケンの魔法の師はマハトであり、それを指示したのはグリュックでした。

かつての弟子に殺されるなんて、グリュックとマハト、そしてデンケンはなんだか因果な関係性ですよね…。

全てが終わった後、グリュックはデンケンに帝都の使者を呼ばせていました。

ヴァイゼの貴族たちがしてきた悪行を白日の元に晒すためです。

その貴族の中には当然グリュックも含まれています。

それこそ、息子が夢に描き、グリュックがマハトと共に目指し続けた理想…「正義が成される時」です。

今では国すら動かせる偉大な宮廷魔法使いとなった義理の息子・デンケンに夢を叶えてもらえたグリュック。

最後は最高の締めくくりを迎えられて良かったですね!

 

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【葬送のフリーレン】グリュックとマハトの関係性とは?

グリュックとマハトの関係性は、利害の一致した協力者であり、悪友でした。

最初こそマハトに殺されかけたグリュックですが、マハトが知りたいと願う「悪意」や「罪悪感」を教える代わりに自分に協力することを条件に出し、2人は手を組むようになります。

それから何年もの間、マハトはグリュックの右腕としてヴァイゼを清浄化していくことになるのです。

グリュックはマハトを信頼し、ついには魔族でありながら、グリュック家お抱えの魔法使いの地位を正式に与え、表舞台にも堂々と連れ出しました。

そこには最初の約束である「悪意」を教える意味合いもありました。

人の世界は悪意に満ちていますから…。

でもマハトは魔族。

根本的に悪意がわかりません。

最後までわからなかった時はどうするのか、とマハトが尋ねると、グリュックはこう答えました。

「わかるまで付き合う、地獄の底までな」

数年後、マハトではない大魔族が人間の街を滅ぼす事件がおきます。

それがきっかけとなり、ヴァイゼでもマハトを制御すべきという世論が巻き起こりました。

グリュックは貴族が条件として提示した”支配の石還”をマハトにつけることになりました。

この支配の石還は、マハトがヴァイゼの民に悪意を抱いた瞬間死ぬことを課しています。

ただ…グリュックにはわかっていました。

こんなものは、魔族であるマハトにはなんの役にも立たないことを。

マハトには「悪意」なんて存在しないのですから。

晩年、ついにグリュックが年老いて、マハトの手を取らなければ立てないほどになった時…。

マハトはグリュックに別れを告げました。

「たとえ一瞬であったとしても貴方と出会い過ごした時間はかけがえないものです」

グリュックは「私も楽しかったよ」と微笑みました。

マハトは良き悪友を黄金に変えることで「悪意」や「罪悪感」を知ることができると考えたのです。

一方、グリュックにはこんな日が来ることはわかっていました。

なぜなら、グリュックは誰より魔族を、マハトを理解しているからです。

マハトはグリュックとともにヴァイゼを黄金に飲み込みました。

最後にグリュックはマハトに伝えました。

「いつかお前も報いを受ける」

そして、その言葉は何十年も後になって現実のものとなるのです。

デンケンに致命傷を与えられたマハトは黄金から人間に戻ったグリュックと最後の再会を果たします。

「悪友(とも)よ…君はもう本当に助からないんだな」

グリュックの寂しそうな言葉が印象的なシーンです…。

デンケンにトドメを刺されれたマハトに「楽しかったよ。本当に楽しかったんだ」と語りかけたグリュック。

2人は最後までお互いを憎むことはなかったのではないでしょうか。

 

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【葬送のフリーレン】グリュックは死亡した?

結論から言うと、グリュックは死亡していません。

マハトに黄金に変えられ、何十年もヴァイゼの街に存在し続けていました。

フリーレンがマハトの魔法”万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)”を解析し、黄金に変えられた全ての魔法を解除した際に、グリュックも元に戻っています。

久しぶりに人間に戻った瞬間、悪友マハトとの別れ、そして自分以上に老いた義理息子の登場だったわけで…グリュックにとってはさぞかしハードモードだったことでしょう。

でもそこは冷静さが売りのグリュックです。

瞬時に状況を把握、混乱することなく全てをつつがなく処理してみせました。

さすがですね!

その上、グリュックは過去の悪事から帝都の使者にしょっ引かれる可能性が高いのですがw

ただ、これはグリュック本人が願っていたことでもあります。

数奇な運命を生きたグリュックには、最後まで立派に生きて欲しいものです。

 

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【葬送のフリーレン】アニメ・グリュック役の声優は誰?

グリュックはまだアニメに登場していないため、声優も未発表です。

登場回が近づけば公式に発表されるものと思われます。

ファンの間ではベテラン声優の堀内賢雄さんを推す声が聞かれました。

マハトと声優もまだ発表されていませんが、今からこの2人の声の掛け合いが楽しみですね!

 

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まとめ

グリュックは大陸北部の城塞都市・ヴァイゼの領主です。

最初は汚職や圧政など人の悪意による腐敗が蔓延するヴァイゼを憂うことしかできない無力な男でしたが、息子の死をきっかけに大きく変わることになります。

息子が目指したヴァイゼの平定のために、手段を選ばず、魔族であるマハトも協力者に引き入れました。

マハトを使って改革を推し進め、ついにヴァイゼは生まれ変わろうとしていました…。

でもその直前でグリュックはマハトに黄金に変えられてしまうのです…。

グリュックは誰よりもマハトを、魔族を理解していました。

こんな日が来ることも想定済み。

でもデンケンがマハトを倒すことになるとは思っていなかったのではないでしょうか?

人間に戻ったグリュックはマハトに別れを告げ、自分がこれまでしてきた悪事を曝け出す覚悟を決めていました。

これこそ、ヴァイゼが本当の意味で正しい世界に生まれ変わる第一歩。

グリュックは悪いこともたくさんしましたが、すべては「正しく生きる者が正しく報われる街」を作るため。

グリュックには変わっていくヴァイゼをぜひ見届けてほしいので、長生きしてもらわないといけませんね!

この記事のまとめ
  • グリュックの目的はヴァイゼの平定
  • 息子の死がグリュックを変えた
  • グリュックとマハトは利害の一致
  • デンケンがグリュックを救った
  • グリュックは黄金に変えられた
  • 最後の別れでグリュックが理解した
あいり
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