レルネンとは、誰なのでしょうか
結論から言うと、大魔法使いゼーリエの弟子のなかで最初に一級魔法使いになった、大陸魔法協会の最古参であり、ゼーリエの側近といえる実力者です。半世紀以上にわたって一級魔法使いを務めており、年齢は推定80歳超え。孫もいます。
物腰は柔らかいのに、中身は勇猛果敢。この記事ではその落差がどこから来ているのかを、過去までさかのぼって見ていきます。
この記事でわかること
- ゼーリエの弟子で最初の一級魔法使いだということ
- 推定80歳超えという年齢の根拠
- 孫がエーレであること
- フリーレンに傷を負わせた実力
- デンケンに庇われた失脚の過去
- 黄金郷編でレルネンが果たした役割
ゼーリエの弟子で、最初の一級魔法使いです
レルネンは、大魔法使いゼーリエが設立した大陸魔法協会の古株です。設立時からの古参メンバーであり、ゼーリエの弟子のなかで最初に「一級魔法使い」となった人物にあたります。
公式の人物紹介は、こうです。
「一級魔法使い。ゼーリエの弟子。謙虚で堅実。半世紀前から臆病な坊やのまま。」
この「臆病な坊やのまま」はゼーリエの言葉です。ゼーリエにとってレルネンは最も信頼のおける部下で、その実力を高く評価しています。
ちなみに人気投票では第28位。レルネンが開発した脱出用ゴーレムも第32位に入っています。
推定80歳超えという年齢には、根拠があります
レルネンの詳しいプロフィールは明かされていません。それでも年齢はある程度しぼれます。
- フェルンいわく、大陸魔法協会は70年前くらいからある(フリーレンは知りませんでした)
- レルネンはその設立時からの最古参
- 半世紀以上にわたり一級魔法使いとして活躍している
- 孫がいる
この4つを重ねると、推定80歳を超えていると考えるのが自然です。見た目も白髪をオールバックにした初老の男性で、落ち着いた雰囲気と柔らかい物腰が印象に残ります。
孫は、二級魔法使いのエーレです
孫にあたるとみられているのが、二級魔法使いのエーレです。
はっきり明言はされていませんが、根拠は2つあります。一級魔法使い試験の一次メンバーをレルネンに紹介している描写があること。そして「お爺ちゃんが一級魔法使い」と本人が発言していることです。
エーレは黄金郷でもレルネンに同行し、マハトの記憶を読み取る役割を担いました。
僕はこう読む
この作品で「孫がいる」という設定は、思っている以上に重いと思っています。
フリーレンもゼーリエも、時間がいくらでもあるエルフです。だから焦らないし、失っても次がある。レルネンには次がありません。80年しか持ち時間が無く、しかもその大半をもう使っています。
ゼーリエが半世紀ぶんの成長を「臆病な坊やのまま」と切り捨てられるのは、その半世紀がゼーリエにとっては一瞬だからです。
同じ50年が、片方には人生の全部で、片方にはまばたきでしかない。レルネンという人物は、その差そのものを立たせるために置かれていると読んでいます。
物腰は柔らかいのに、中身は勇猛果敢です
ここがレルネンのいちばん面白いところです。
柔らかい印象とは裏腹に、実際の行動はかなり勇猛果敢です。「黄金郷のマハト」と対峙した際には、エーレが記憶を読むサポートを受けながら冷静に弱点を探し、自分で決着をつけようとしていました。
その一方で引き際もわきまえています。年齢を重ねた冷静さを、同時に持ち合わせている人物です。
強さは、一級魔法使いのなかでも群を抜いています
実力を示す場面は、はっきり描かれています。
- フリーレンの魔力を一目で見抜いた
- 手合わせではフリーレンの防御魔法を貫通させ、傷を負わせている
- ゴーレムを開発する能力を持ち、さまざまな戦いで登場させている
もうひとつ、実力とは別の面が出た場面があります。一級魔法使いの昇級試験です。
ゼンゼが魔力に見合わない者まで合格させていたため、三次試験の担当だったレルネンは受験者が無駄死にすることを懸念し、ゼーリエに担当を変えてもらいました。
実力を測れるだけでなく、測った結果で人を降ろせる。ゼーリエが一目置くのは、ここも含めてのことだと思われます。
デンケンに庇われた過去が、いまの行動を決めています
レルネンは貴族の生まれで、かつては宮廷魔法使いでした。
そのときに同じ宮廷魔法使いとしてしのぎを削っていたのがデンケンです。2人は気が合い、よく話をする間柄でした。
ところが世渡りがあまり上手くなかったレルネンは、権力争いに負けて失脚します。そのとき最後までレルネンを庇ったのがデンケンでした。
レルネンはこのことをいまだに忘れていません。そしてその恩を返すために、デンケンの故郷ヴァイゼを「黄金郷」から戻すことを決意し、協力することになります。
僕はこう読む
レルネンが黄金郷へ向かった理由は、正義でも任務でもありません。半世紀前の借りを返すためです。
ここが効いています。相手は魔族の中でも別格のマハトで、勝てる保証はどこにもない。それでも「自分で決着をつけようとした」。謙虚で堅実と紹介される老人が、いちばん危ない場所に立っています。
ゼーリエが半世紀ぶん「臆病な坊やのまま」と言うのは、たぶん正しいのだと思います。怖いままなのに、それでも行く。臆病でなければ、恩を返しに行く必要すらありません。
黄金郷編は、原作9巻81話から始まります
レルネンの見せ場である黄金郷編は、原作9巻81話から11巻にかけて描かれます。8巻77話の後半に、この編へつながる短い場面が入っています。
マハトとの決着をつけたのは、レルネンではありませんでした。フリーレンが街全体の黄金の呪いを解いた隙をつき、デンケンが「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」で致命傷を負わせています。
路地裏でかつての主であり悪友でもあるグリュックと再会したマハトは、「結局なにもわからなかった」とつぶやきました。助からないと悟ったグリュックがデンケンに「楽にしてやってくれ」と頼み、とどめが刺されます。
庇われた側のレルネンと、庇った側のデンケン。その2人で、デンケンの故郷を取り戻した格好です。
アニメでレルネンの活躍が見られるのは、第3期です
アニメの声を担当するのは宮内敦士さんです。2000年ごろから声優として活動し、洋画の吹き替えで名を知られています。『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロ、『華麗なるペテン師たち』のミッキー・ストーン役など。アニメでは『結界師』の墨村正守、『東のエデン』の物部大樹も担当しました。
放送の見通しはこうです。
- 第2期の最終話は第38話で、原作9巻80話まで。黄金郷編の直前で終わっている
- 黄金郷編を描く第3期は、2027年10月より日本テレビ系で放送予定
つまりレルネンがマハトに挑む場面は、まだアニメでは描かれていません。
まとめ|レルネンをどう読むか
レルネンは、ゼーリエの弟子のなかで最初に一級魔法使いになった、大陸魔法協会の最古参です。
決め手だけ並べます。
人物
- 公式紹介は「一級魔法使い。ゼーリエの弟子。謙虚で堅実。半世紀前から臆病な坊やのまま。」
- 推定80歳超え。協会は約70年前からあり、半世紀以上を一級として過ごしている
- 白髪オールバックの初老。孫は二級魔法使いのエーレ
- 人気投票28位。開発した脱出用ゴーレムが32位
強さ
- フリーレンの魔力を一目で見抜き、防御魔法を貫通させて傷を負わせた
- 昇級試験では受験者の無駄死にを懸念し、自らゼーリエに担当変更を願い出た
過去と黄金郷
- 貴族出身の元宮廷魔法使い。権力争いに敗れて失脚し、デンケンに庇われた
- その恩返しとして、デンケンの故郷ヴァイゼを黄金郷から戻すことを決意
- 黄金郷編は原作9巻81話から11巻。マハトを倒したのはデンケンのゾルトラーク
- アニメは第2期が38話(原作9巻80話)で終了。第3期は2027年10月から
僕はこう読む
レルネンは最初の一級魔法使いでありながら、マハトにとどめを刺す役はもらえませんでした。役を持っていったのは、かつて自分を庇った側のデンケンです。
ふつうの物語なら、ここは主役の座を譲った悔しさになります。この作品はそれをやりません。レルネンが望んだのは倒すことではなく、デンケンの故郷を戻すことだったからです。目的は最初から達成されています。
半世紀ぶんの恩を、いちばん危ない場所に立つことで返した。手柄が要らない恩返し——そういう人物だと読んでいます。
そのうえで、まだ残る問いがあります。レルネンが権力争いで何を失ったのかは、はっきり描かれていません。貴族の生まれで宮廷魔法使いだった人物が失脚し、そのあと協会の最古参になっている。その落差のあいだに何があったのかは、まだ空白のままです。
——あなたはレルネンの失脚を、宮廷を追われた不運だと思いますか。それとも、協会で最初の一級になるための出発点だったと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。
よくある質問
レルネンは推定80歳超えという年齢も孫の存在も明言されていないため、推測と事実が混ざりがちです。根拠ごと拾っておきます。
Q. レルネンとはどんな魔法使いですか
A. 大陸魔法協会に所属する一級魔法使いで、ゼーリエの弟子のなかで最初に一級となった最古参です。公式紹介は「謙虚で堅実。半世紀前から臆病な坊やのまま」となっています。
Q. レルネンは何歳ですか
A. 明言はされていません。大陸魔法協会が約70年前からあり、その設立時からの最古参で、半世紀以上一級を務め、孫もいることから、推定80歳超えとみられます。
Q. レルネンの孫は誰ですか
A. 二級魔法使いのエーレとみられます。一級魔法使い試験の一次メンバーをレルネンに紹介する描写があり、本人も「お爺ちゃんが一級魔法使い」と発言しています。
Q. レルネンとデンケンの関係は何ですか
A. 宮廷魔法使い時代にしのぎを削った間柄です。レルネンが権力争いに敗れて失脚した際、最後まで庇ったのがデンケンでした。その恩返しとして、デンケンの故郷ヴァイゼを黄金郷から戻すことに協力します。
Q. レルネンはマハトを倒したのですか
A. 自分で決着をつけようとしましたが、実際にとどめを刺したのはデンケンです。フリーレンが街全体の黄金の呪いを解いた隙に、デンケンがゾルトラークで致命傷を与えました。
Q. アニメでレルネンの活躍はいつ見られますか
A. 黄金郷編を描く第3期です。2027年10月より日本テレビ系で放送予定で、第2期は原作9巻80話にあたる第38話で終わっています。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月8日


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