デザインベービーとして生まれた待望の焦凍。
それでも燈矢は密かに個性訓練を継続して、二次性徴で青い炎を出すまでに至りました。
しかしながらエンデヴァーは向き合うことはせずに、燈矢は瀬古杜岳で業火に身を焼き焦がしていきます。
荼毘が誕生したのは父親一人だけの責任ではない。
轟家では家族全員で長男の暴走を止めようと決意します。
家長である炎司にはエンデヴァーとして何度でも立ち向かってもらうと、凛とした態度で臨む冷。
大泣きするエンデヴァーに対して、轟家にとってヒーローになり得た焦凍が手を差し伸べるのでした。
目次
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』303話のネタバレ
それでは『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』第303話『トップ3』の要点をまとめてみました。
壮絶な轟家のお家事情から絆へと向かった一連のエピソード。
ここから先は事態収拾への足掛かりへと繋がります。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
怨嗟の原点
病室に顔を出したホークスとベストジーニスト。
家族会議を立ち話したことを詫びるホークスは、その家族旅行に自分たちも一緒に同行しても良いかと轟家の面々に声を掛けます。
ホークスは昨日退院して色々と情報収集した結果を説明しようとした矢先、冷が息子の不始末について何と土下座で謝罪。
これにはホークスも狼狽し、盗み聞きは違法デニムと言いながらジーニストも冷に顔を上げるようにフォローします。
怨嗟の原点は捜査の原点になります。
燈矢がどう生き延びて荼毘へと変貌を遂げたのかについては、本人に直接聞こうと語るジーニスト。
ホークスはエンデヴァーに対して、若い頃の執念がこんな形で肥大化するとはショックだと感想を漏らします。
その上で焦凍の火傷について質問するホークス。
火傷の原因は自分だと自供する冷。
両親を諦めて見限った自分とは違う焦凍を見て、ホークスは「君はかっこいい」と言いますが、焦凍にはその意味が分かりません。
惨事に立ち向かう心
ともかく、この2日間の説明を始めるホークス。
外が地獄にあることはエンデヴァーも察しています。
逃走した解放戦線構成員が132名。
そして7名の脳無ニア・ハイエンドは全て行方不明。
更に死柄木と脳無が仕掛けたタルタロス他6ヶ所の刑務所が破られて、少なくとも1万人以上の受刑者が野に放たれています。
ヒーロー公安委員会の中枢メンバーは死亡および重症化にあり、ヒーローをまとめる機能は停止。
おまけに風向きの悪さを察したヒーローたちは今も続々と辞職中にあります。
敵の活性化が進み、ヒーロー不信の一般市民が武器を手にする事態となり、被害が被害を呼ぶような状況となりました。
現在、政府は各国からの救助班・ヒーローの要請を行っているものの、公安が活動停止したことによりヒーローの派遣手続きが滞っているのでした。
冷と同様に戦う以外の道は残されていないとエンデヴァーを説得するホークス。
しかしながら、此度の責任は轟家だけで占有することはないと、ホークスとジーニストは覚悟を決めています。
例え荼毘の話が本当だとしても今のエンデヴァーはきっと違う。
正しくあろうとする人を支えたいと、ホークスは笑顔で思うのでした。
ジーニストは元よりホークスに命をベットしている身。
地獄の花道ランウェイならば歩き慣れていると意思表明をします。
家族と2人のヒーロー。
少しは肩も軽くなって歩くことが出来ないかと諭すホークスの言葉に、エンデヴァーの涙は止まりません。
この様子を見た夏雄も、燈矢兄を止めるまでと限定ながらも協力に同意するのでした。
OFAの秘密が明らかになる?
荼毘の告発を受けた以上、エンデヴァーの説明責任は避けることは出来ません。
ホークスはざっくりですが想定問答を用意していますが、一つだけ不明な要素がありました。
“ワン・フォー・オール”(OFA)とは何なのか?
冬美も病院に入ってくる前に、マスコミからの質問が飛んできたことを思い出します。
OFAの正体を知る必要があると考えるホークス。
エンデヴァーは死柄木が自分を狙う可能性があると話した、デクの個人通信の件を思い出します。
デクに関係する出来事だと疑問が湧いたエンデヴァー。
そのころ、デクの病室外では爆豪が梅雨に拘束されて強制移動の真っ最中にありました。
飯田とお茶子は相当のダメージを負ったにも拘わらず、以前よりうるさくなった爆豪に戸惑うばかりです。
常闇も上鳴ももう退院できそうです。
しかし、デクだけは未だに昏睡状態が続いています。
身体は大丈夫のはずですが、不安を隠せないお茶子。
ホークスとジーニストがデクの病室を訪れますが、今はオールマイトとの伝言で2人きりにして欲しいとのこと。
オールマイトはギブスに覆われたデクの腕に手を添えながら、デクの中に移った自分を含めて先代OFAの継承者たちと、デクが会話をしていると感じるのでした。
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』303-304話のネタバレのまとめ
茨の道を歩む轟家と一緒に進むつもりのNo.2&3の2人。
地獄の花道ランウェイと、一つ一つが格好いいジーニスト。
立ち聞きすら“違法デニム”と置き換えるなど独自の美意識です。
よく見ると土下座した冷に対してサッと素早い動作でフォローを入れています。
対するホークスはあくまでもエンデヴァーを支えようと支持します。
荼毘の仕業だと思っていた顔の火傷の件について、熱湯をかけた母親と一緒にいる焦凍に対して、かっこいいと評するホークス。
自分は親を見限った心の裏返しですが、淡々と「そっか」で終わらせる辺りがホークスらしいです。
暗い話が続いていますが、もしかしたらと期待が持てそうなのが海外ヒーローたちとの共演の可能性でしょうか?
今は公安が機能停止のため日本への派遣手続きが滞っているようですが、力強そうなヒーローのシルエットを見ると、これからの決戦は世界中のヒーローも巻き込んだ展開になりそうな予感もします。
最後は未だ眠り姫状態のデクについて。
ヒロインお茶子に心配かける罪な主人公ですが、オールマイトも感じているように、どうやらデクは精神世界で歴代のOFA継承者たちと会話をしているようです。
次回は、エンデヴァーの説明責任のお話となるのか。
それともデクと先代OFAたちとの世界が描かれるのか。
どちらのルートでも必見です。

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