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毐国反乱編は何巻何話なのか
結論から言うと、毐国反乱編は原作37巻402話から40巻437話までです。アニメでは第4シリーズの14話「新しい国」から最終26話までで描かれました。
毐国(あいこく)は、よく「毒国」と書かれる国です。太后と嫪毐が秦の北の太原に建てた国で、この編は嬴政の加冠の儀と同じ日に、咸陽への反乱として決着します。単行本では嬴政加冠編とも呼ばれる4冊です。どこから読めばいいか、アニメは何話からか、話がどう転ぶのかを順に並べます。
この記事でわかること
- 毐国反乱編の巻と話数(どこから読めばいいか)
- アニメは第4シリーズの何話からか
- 反乱はどうなるのか(あらすじを順に)
- 毐国軍の将軍と、咸陽を守った側の顔ぶれ
収録巻と話数の一覧
4冊の中で何が起きるかを、巻ごとに並べます。読み始めるなら37巻の402話からです。
| 巻 | 主な出来事 |
|---|---|
| 37巻 | 402話から毐国反乱編が始まる。太后が山陽と著雍を求め、嫪毐が山陽長官に据えられる |
| 38巻 | 太原一帯が毐国として国を名乗る。年が明けて加冠の儀の日を迎え、毐国軍が咸陽へ攻め上る |
| 39巻 | 咸陽の城内での攻防。昌平君が呂不韋と袂を分かち、鎮圧の側に立つ |
| 40巻 | 反乱が鎮まり、436〜437話で嫪毐が車裂きの刑に。子供たちの行方も明かされる |
僕はこう読む
表にすると、38巻の途中から40巻までが、ほとんど加冠の儀の1日です。
その手前は、国ができて軍が育つまでの長い助走です。
ここを飛ばして加冠の儀から読むと、なぜ太后が咸陽に刃を向けたのかが分からなくなります。
毐国は攻めるために作られた国ではありませんでした。
その食い違いが、37巻から読む理由だと思っています。
アニメは第4シリーズ14話「新しい国」から
アニメで毐国反乱編に入るのは、第4シリーズの14話「新しい国」です。2022年7月9日の放送で、公式のPVも「14話より新章突入」とうたっていました。
- 始まり……第4シリーズ14話「新しい国」(2022年7月9日)
- 終わり……第4シリーズの最終26話
- 前半の1〜13話……著雍攻略戦など、毐国の手前の話
第4シリーズの後半13話ぶんが、まるごとこの編に当てられています。加冠の儀そのものは16話「加冠の儀」、昌平君が呂不韋から離れるのは19話「袂を分かつ」です。
毐国反乱編はどうなるのか|あらすじを順に
始まりは著雍攻略の直後です。太后が突然朝廷に現れ、山陽と著雍を後宮勢力で引き受けると言い出しました。連れてきた宦官が嫪毐で、そのまま山陽長官に据えられます。
そこから兵が北の太原へ送られ、太后と嫪毐も太原入りします。一帯を毐国とする建国の宣言に、昌平君は他国に認められれば「中華の八つ目の国」になると恐れました。咸陽は成蟜の反乱から半年しか経っておらず、すぐには手を出せません。
国の骨組みを整えたのは宦官の趙高です。趙高は前もって楚と密約を結んでいて、毐国が北、楚が南から秦を挟む形ができあがります。楚の出身だった大臣の虎歴は、嫪毐をあおって咸陽への挙兵に向かわせました。
太后が欲しかったのは、嫪毐と子供たちと暮らす場所でした。ところが国には軍が付いてきて、家臣たちの勢いに押されるまま、話は挙兵へ転がっていきます。
僕はこう読む
この編でいちばん苦いのは、太后が逃げ場を作ったつもりで戦場を作ったところです。
子供と暮らすだけなら、国である必要はありませんでした。
国という器を選んだ時点で、将軍が付き、兵が付き、楚の思惑が付いてくる。
太后の願いがいちばん小さいまま、周りだけが大きくなっていく話だと読んでいます。
加冠の儀の日に、咸陽へ
嬴政が雍で加冠の儀を受ける日、毐国軍は動きます。以前太后が作らせた玉璽の複製を使って函谷関を抜け、兵を増やしながら咸陽の城内へなだれ込みました。呂不韋の暗躍もあり、進軍は驚くほど滑らかでした。
雍には嬴政・呂不韋・太后がそろっています。咸陽での勝ち負けが、そのまま嬴政と呂不韋の政争の決着になる構図です。
初めは数で勝っていた毐国軍に、咸陽の側も集まってきます。
- 昌平君の直下の兵
- 嬴政が前もって手配していた飛信隊と、蕞の兵
- 加冠の儀を終えて駆けつけた昌文君と壁
城内では、信が嬴政の娘・麗たちを守り抜きます。そして呂不韋と袂を分かった昌平君がワテギを討ち、寄せ集めだった毐国軍は一気に崩れました。
嫪毐の最期と、子供たちの行方
敗走した先にいたのは桓騎軍です。毐国軍はそこで砕かれ、嫪毐は生け捕りになりました。取り調べのあと、嫪毐は秦で最も重い車裂きの刑を受けます。40巻436話から437話にかけての場面です。
太后は雍で軟禁される形で命を助けられました。処刑すると告げられた2人の子供は、437話で嬴政が密かに城外へ逃がしていたことが明かされます。連動していた楚軍は、金づるが倒れたとして兵を引きました。
僕はこう読む
子供を逃がした場面で、嬴政は自分が受けなかったものを弟たちに渡したように見えます。
趙で母と引き離され、命を狙われて育った王です。
法では処刑するしかない子を、法の外で生かした。
加冠の儀で王になったその日に、王の顔と兄の顔を両方見せたのがこの結末だと思っています。
毐国軍の将軍と大臣
咸陽に攻め込んだ毐国の側の顔ぶれです。軍の中心は樊於期でした。
| 人物 | 立場と特徴 |
|---|---|
| 樊於期(はんおき) | 毐国軍の将軍。挙兵を待てずに周りの部落を襲い回る血の気の多さだが、無理に集めた兵を反乱軍にまとめる軍才もある |
| 樊琉期(はんるき) | 樊於期の息子。殺戮を楽しむ残虐な性格 |
| ワテギ(戎籊公) | 100年前に秦へ組み込まれた戎籊族の王。先祖の無念を晴らすため毐国軍に加わった。昌平君に討たれる |
| 虎歴 | 毐国の大臣。楚の出身で、嫪毐をあおって挙兵へ向かわせた |
| 趙高 | 国の骨組みを作った宦官。楚との密約を結んだ |
樊於期は、息子が裁かれる場面で顔を隠していました。史実では燕へ逃げ、のちに秦王・政を狙った荊軻に自分の首を差し出したと伝えられています。
僕はこう読む
表を見ると、毐国軍に太后のために戦う者が1人もいないことに気づきます。
樊於期は戦がしたく、ワテギは先祖の恨みを晴らしたく、虎歴は楚のために動いている。
嫪毐でさえ、望んで王になったわけではありません。
だから昌平君がワテギ1人を討っただけで、軍ごと崩れたのだと思っています。
史実の毐国は
毐国は作中の創作ではなく、『史記』に記録が残る国です。ただし史実では、嫪毐が長信侯に封じられ、秦から与えられた土地が毐国と呼ばれたもので、自分で建国を宣言したわけではありません。
まとめ
毐国反乱編は、37巻402話から40巻437話までの4冊です。
- 原作は37巻402話から始まり、40巻437話で決着する
- アニメは第4シリーズ14話「新しい国」(2022年7月9日)から最終26話まで
- 太后と嫪毐が太原に毐国を建て、趙高が楚と密約を結んだ
- 加冠の儀の日に咸陽へ侵攻し、昌平君がワテギを討って軍が崩れた
- 嫪毐は436〜437話で車裂きの刑。子供は嬴政が密かに逃がした
僕はこう読む
この編は、呂不韋が仕掛けた盤面の上で進みます。
ところが最後に効いたのは、嬴政が前もって飛信隊を呼んでいたことでした。
策を読み合う2人の勝負を、戦場の兵の数が決めた。
剣を取らない政争の話が、最後は信の居場所に戻ってくるところに、この作品らしさがあると思っています。
毐国反乱編を呂不韋と楚に振り回された太后の悲劇と読むか、嬴政が王として立つための最後の関門と読むかで、加冠の儀の場面の見え方が変わってきます。
——あなたは毐国反乱編を、太后の悲劇だと思いますか。それとも、嬴政が王になるための関門だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
毐国反乱編は、単行本では嬴政加冠編とも呼ばれる37巻から40巻の4冊です。毐の字は毒とよく似ていて、読み方もよく聞かれます。
Q. 毐国反乱編は何巻から何巻までですか。
A. 37巻から40巻までです。話数では402話から437話にあたります。
Q. アニメでは何期の何話からですか。
A. 第4シリーズの14話「新しい国」からです。2022年7月9日に放送され、最終26話まで続きます。
Q. 毐国の読み方は何ですか。
A. あいこくです。毒国と書かれることが多いのですが、正しくは嫪毐の毐の字を使います。
Q. 毐国軍の将軍は誰ですか。
A. 樊於期です。息子の樊琉期、戎籊族の王ワテギも軍に加わっていました。
Q. 毐国反乱編の最後はどうなりますか。
A. 反乱は鎮まり、嫪毐は車裂きの刑に処されます。太后は雍で軟禁され、2人の子供は嬴政が密かに城外へ逃がしました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月25日


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