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翡翠(ひすい)とは誰なのか
結論から言うと、翡翠は景城の前城主の娘です。41巻と同時発売の公式ガイドブック『覇道列紀』の読み切りだけに出てくる姫で、本編には登場しません。
単行本を1巻から最新刊まで読んでも、翡翠は見つかりません。載っているのは単行本ではなく、2016年1月19日に41巻と同じ日に出た公式ガイドブックです。この記事では、翡翠の読み切りの中身、信に一目惚れした場面、死亡したのかと最後、そしてキングダムのほかの読み切りがどこで読めるかまでを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 翡翠が載っている本と、何巻にあたるか
- 景城の姫が「カゴの中の鳥」だった理由
- 食い逃げと間違われた信との出会いと一目惚れ
- 魏将・蛾牛の裏切りと、神輿からのダイブ
- 翡翠は死亡したのか。読み切りの最後
- 李牧・蒙武と楚子など、ほかの読み切りの収録先
翡翠はどこに載っているのか
翡翠が出てくるのは、公式ガイドブック『キングダム公式ガイドブック 覇道列紀』に収められた番外編の読み切りです。本編の単行本には1コマも出てきません。「翡翠 何巻」「翡翠 何話」と探して見つからないのは、このためです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載 | 公式ガイドブック『覇道列紀』の読み切り |
| 発売 | 2016年1月19日。単行本41巻と同じ日 |
| 時期 | 著雍の戦いの直後。信が五千人将になったころ |
| 舞台 | 秦と魏の国境近くの城・景城 |
| 立場 | 景城の前城主の娘。最後は城主に |
| 本編・アニメ・実写 | いずれも未登場 |
アニメにも実写映画にも、翡翠は出ていません。声優も決まっていません。2026年7月17日公開の『キングダム 魂の決戦』の公式キャラクター図鑑にも名前はありません。
「カゴの中の鳥」だった景城の姫
翡翠は、幼いころに両親を亡くしました。そこへ入り込んだのが、豊かな財力を持つ豪族の氷家です。長の氷雷が景城の実権を握り、翡翠は城に取り残されます。
氷雷が恐れていたのは、翡翠の人気でした。民に慕われている翡翠が、いつか実権を取り戻すのではないかと警戒していたのです。翡翠は城の外に出たこともなく、自分のことを「カゴの中の鳥」と呼んでいました。
信に一目惚れした場面
読み切りは、魏軍が景城に攻めてくるところから始まります。援軍の要請に応えて集まった部隊の一つが飛信隊でした。
出会いは格好よくありません。信は飯屋で食事をしたあと財布を落とし、食い逃げと間違われて捕まっていました。通りかかった翡翠が、代わりに代金を払います。先に助けたのは翡翠の側でした。
その直後、行儀の悪い部隊の隊長が翡翠をさらおうとします。信はその隊長を一発で気絶させ、翡翠の手をつかんで逃げました。城の中で兵士同士が争えば厳しい罰が待っているからです。男の人と手をつなぐのも初めてだった翡翠は、ここで信に心を奪われます。信は「飯屋でまた明日会おう」と言い残しました。払ってもらった金を返すためでしたが、カゴの中の鳥という言葉が引っかかっていた様子です。
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本編の信は、いつも軍功と大将軍の夢の側から描かれます。
この読み切りの信は、食い逃げ犯に間違われ、姫にお金を払ってもらう側です。
格好悪いところから入るので、そのあとの一発が効く。
翡翠が惹かれたのは強さより、立場も身分も気にせず手を引いてくれた順番だと思っています。
蛾牛の裏切りと、神輿からのダイブ
翌日、翡翠は飯屋に来ませんでした。氷雷に連れて行かれていたからです。魏軍の増援として現れた将軍・蛾牛が、取り引きを持ちかけていました。翡翠を蛾牛の妻として差し出せば、今回は軍を引くという条件です。氷雷にとっては、目の上のたんこぶを追い出せて戦も避けられる、好都合な話でした。
前の日、翡翠は信に、あきらめと本音を涙ながらにぶつけていました。信は「飛信隊が助けてやる」と約束します。蛾牛は必ず裏切ると読んでいたからです。
引き渡しは和睦の儀を兼ね、両軍が武器を持たずに集まりました。ところが蛾牛は後ろに弓矢隊を伏せていて、翡翠が魏の側に渡った瞬間に矢を放ちます。氷雷の軍は踏みにじられました。ここまでは信の読みどおりです。左に伏せていた飛信隊が、手薄になった蛾牛の本陣に突っ込みます。河了貂の指示で後ろにも兵が伏せてあり、逃げ場を失った蛾牛は信に討たれました。
最後にもうひと山あります。腹いせに魏軍が翡翠を殺そうとしたとき、神輿に乗っていた翡翠は、信めがけて自分から飛び込みました。抱きついたまま景城へ戻る翡翠を見て、河了貂は被り物の毛を逆立てています。飛信隊が城を離れるまで、その毛は戻りませんでした。
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カゴの中の鳥だった姫が、最後は自分から神輿を飛び出します。
守られるだけの人が、自分の足で跳ぶところで話が閉じる。
一目惚れの話に見えて、実は翡翠が外へ出る話だと読んでいます。
河了貂の毛が逆立つのは、その跳び方が本気だったと分かったからだと思っています。
翡翠は死亡したのか。読み切りの最後
翡翠は死亡していません。読み切りの最後で、翡翠は景城の城主として城を治める側に回ります。氷雷は蛾牛に裏切られ、一族ごと滅ぼされました。
別れ際、翡翠は信への想いを胸にしまおうとします。そこへ信のほうから、この城は国境にあるから1年や2年では落ち着かない、これからもちょくちょく様子を見に来ると約束しました。二人の別れの言葉は「またな」。再会を前提にした挨拶で終わっています。
ただ、その再会は本編ではまだ描かれていません。888話まで、翡翠も景城も本編に出てきていないためです。「翡翠 最後」と調べる人が知りたいのは、この「またな」の続きなのだと思います。
キングダムのほかの読み切りはどこで読めるか
キングダムには、翡翠の番外編のほかにも読み切りがあります。とくに知られているのが、連載が始まる前に週刊ヤングジャンプに載った4本です。
| 読み切り | 中身と収録先 |
|---|---|
| 李牧 | 趙の李牧とカイネの出会い。総集編2に収録 |
| 蒙武と楚子 | 若い蒙武と、のちの昌平君にあたる楚子。総集編2に収録 |
| 馬酒兵三百 | 総集編1に収録 |
| 金剛 | 総集編1に収録 |
| 翡翠の番外編 | 公式ガイドブック『覇道列紀』に収録 |
「蒙武と楚子」は週刊ヤングジャンプ2005年1号に載り、2010年8月10日発売の『キングダム総集編2 王都の奪還』に入りました。「李牧」は同じ総集編2に入っていて、この読み切りの評判が連載決定につながったと言われています。どちらも単行本には入っていないので、読むなら総集編かガイドブックを探すことになります。総集編は雑誌の形で出た本なので、いまは中古で探すのが近道です。
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連載前の読み切りは、李牧や昌平君という「のちの大物」の若いころを描いています。
翡翠の番外編だけは逆で、本編に一度も出てこない姫の話です。
大物の過去ではなく、名もない城の一日を描いた。
本編で信が守っている「中華の民」の顔を、一人ぶんだけ見せた一本だと思っています。
まとめ
翡翠は景城の前城主の娘で、41巻と同時発売の『覇道列紀』の読み切りだけに登場します。本編・アニメ・実写には出てきません。
押さえておきたい点を並べます。
- 載っているのは2016年1月19日発売の『覇道列紀』
- 時期は著雍の戦いの直後で、舞台は秦と魏の国境の景城
- 食い逃げと間違われた信を助け、手を引かれて一目惚れした
- 蛾牛の裏切りを読んだ飛信隊が救い、河了貂の毛が逆立った
- 死亡はせず、最後は景城の城主に。信とは「またな」で別れた
- ほかの読み切りは総集編1・2に4本が入っている
僕はこう読む
信は「ちょくちょく様子を見に来る」と約束しました。
本編の信は、その後も魏との国境あたりで何度も戦っています。
約束が守られたかどうかは、本編の外に置かれたままです。
いつか一コマだけでも景城が映れば、この読み切りがまるごと報われると思っています。
気になるのは、翡翠がこのまま読み切りだけの姫で終わるのかどうかです。本編に出てくれば、河了貂と羌瘣がいる信の周りの見え方も変わります。
——あなたは、翡翠は読み切りの中だけで終わるほうがいいと思いますか。それとも本編で信と再会してほしいと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
翡翠は41巻と同じ日に出た『覇道列紀』にしかいないので、どこで読めるかから答えます。
Q. 翡翠は何巻に出てきますか。
A. 単行本には出てきません。41巻と同時発売の公式ガイドブック『覇道列紀』の読み切りに登場します。
Q. 翡翠は死亡しましたか。
A. 死亡していません。読み切りの最後で景城の城主になり、信とは「またな」と言って別れています。
Q. 翡翠はなぜ信を好きになったのですか。
A. さらわれかけたところを信が一発で助け、手を引いて逃げてくれたからです。男の人と手をつなぐのも初めてでした。
Q. 翡翠の声優や実写のキャストはいますか。
A. いません。翡翠はアニメにも実写映画にも出ておらず、声優も俳優も決まっていません。
Q. キングダムの読み切りはどこで読めますか。
A. 李牧と蒙武と楚子は総集編2、馬酒兵三百と金剛は総集編1、翡翠の番外編は『覇道列紀』に入っています。
Q. 蛾牛とは誰ですか。
A. 読み切りに出てくる魏の将軍です。翡翠を妻に差し出させて軍を引くと約束しながら裏切り、信に討たれました。
読み切りの姫の次は、赤面した陽と創作の人物、渕さんへ。
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最終更新:2026年9月26日


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