- 夜蛾が意志を持つ呪骸を作成
- 日下部がパンダを救出
- 夜蛾の息子がパンダの可能性
五条の封印を解くために死滅回游の参加者である“天使”と接触することを第一目標として動き出そうとしていましたが、その前にルールの詳細の確認や適用される範囲などを入念に確認しました。
また、死滅回游の開催場所もコロニー内と限定されており、コロニーの場所も北海道を除く10か所からなっているため、五条に次ぐ実力者であろう乙骨は、虎杖たちから離れたコロニーで情報収集などを兼ねて、先行して突入することにしました。
真希は、伏黒が当主になり自由になった禅院家の忌庫から呪具を拝借し、パンダと合流してから死滅回游に参加するようです。
残りの虎杖、伏黒ペアは、これまで一度も登場していなかった3年生の「金次」という人物を連れてくるようです。
実力は起伏があるようですが、ノった時の勢いは凄まじいようで、戦力としては十分な実力を持っているようです。
それぞれの指針が確認でき、死滅回游の終了予想までの期限も迫っていることから、目的に向かって歩き出しました。
そんな今回は、少し別の視点からお届けされます。
呪術廻戦147話を紐解いていきましょう!
『呪術廻戦』147話!のネタバレ
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それでは『呪術廻戦』147話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
若き日の夜蛾
#呪術廻戦 キャラクターファイル No.10
夜蛾 正道
【東京都立呪術高等専門学校学長/1級呪術師】
【趣味:グラサン集め、カワイイ物が好き】
【ストレス:五条に直接言えや案件】 pic.twitter.com/gJsUrfxAY6— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) August 11, 2021
ある日の夜蛾は、高専の牢屋のようなところに閉じ込められていました。
その外では、楽巌寺学長がパンダの作り方について問いただしていました。
通常の呪骸は、術者の呪力を供給しなければ動かないものですが、パンダは自己の呪力で行動可能となっています。
これは、パンダのような呪骸が意図的に造れるならば、呪骸の軍隊なども作ることが可能ということを意味しています。
そのため、パンダの存在が明らかになったであろう時期に夜蛾は高専から捕まえられてしまったのではないでしょうか。
しかし、これまでの作品中でも示されているように、夜蛾は意図的に造ったものではないと証言しました。
ここで場面は切り替わり、どこかの森になります。
そこでは夜蛾が造ったであろう呪骸が、隣でパンダのように意志を持って話しています。
夜蛾本人は、どこか諦観したような表情で話しており、これからの夜蛾の運命を悟っているかのようです。
そして、この意志を持った呪骸は「タケル」と呼ばれ、話の内容から他にも同じような呪骸がここで暮らしているようです。
夜蛾は、パンダを生み出した時点なのか、それよりも前からかは分かりませんが、意志を持ち、自身の呪力で行動可能な呪骸の造り方を知っていたようです。
公にはできないため隠していたようですが、結界術により様々な事象を感知している天元には知られているようで、意志を持った呪骸の居場所である森を天元の結界によって守ってもらっているようです。
この森を去ろうとした夜蛾に、タケルは「まさみちがいないとさみしいぜ」と、夜蛾と最後の別れとならないように声を掛けました。
この言葉を受け止めて、夜蛾がどのように感じたかは、本人のみが知ることでしょう。
捕らわれのパンダ
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夜蛾が牢屋に閉じ込められていたのは昔の事でしょうが、タケルたちに会いに行っていたのは現在の話でした。
その頃、パンダは高専のどこかに捕らえられ、身動きが取れない状態でした。
しかし、パンダを縛っていた呪具を日下部が切り、解放しました。
これには、パンダも驚いたようですが、日下部は「俺が助けたって言うんじゃねーぞ」と保身にはしりながらも、夜蛾に恩があるようで、パンダが捕らえられていたのも夜蛾を誘い出すためだと言います。
その恩とは、日下部には妹がいるようですが、息子を失ってしまったのか、茫然自失の状態でした。
その妹の生きる支えになって欲しいと、妹の息子の魂を呪骸に込めるように夜蛾に依頼したものと推測できます。
そして出来たのが、先程も登場したタケルでした!
タケルも日下部の妹を見た瞬間、「あの人、僕のお母さんじゃない?」と言ったことから、魂に刻まれた記憶は残っているものと思います。
これにより、生きる活力を得た日下部の妹の姿を見て、それでも自立型の呪骸を公にできないことから一緒には暮らせないことを再確認し、それでも妹の姿を見て、感謝の言葉を送る日下部でした。
そんな恩により、パンダを助け出した日下部でしたが、どのくらいの時間パンダが捕らえられていたかは分かりません。
タケルたちに会いに行った描写があったことから、すでに誘い出されていると考えてよいでしょう。
死刑を言い渡されている夜蛾は、この後どうなってしまうのでしょうか?
夜蛾、落つ!
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夜道を一人で歩いていた夜蛾でしたが、高専の関係者であろう人物に見つかってしまいます。
「呪骸も連れずに何処に行くのですか?」という問いに「息子に会いに」と答えました。
問いかけた本人は、一瞬何のことか分からない様子でしたが、特に気にすることもなくパンダのような「完全自立型人工呪骸」の製造方法を問いただします。
話す気のない夜蛾の前に楽巌寺学長が姿を現します!
戦闘態勢になる夜蛾ですが、呪骸のない素手の戦闘では分が悪かったのか、楽巌寺学長に致命傷を負わされてしまいました。
そして、高専の遣いが姿を消した後に「完全自立型人工呪骸」の製造方法を、遺言のように楽巌寺学長に伝えました。
その方法とは、「相性の良い三つの魂を宿した核を一つの呪骸に入れる」というものでした。
このことから、日下部の妹のために造ったタケルも、本人の魂を基にして造ったと思われます。
そして、パンダの事を息子と呼んだことから、夜蛾の本当の息子の魂をパンダに宿している可能性も出てきました。
製造方法を楽巌寺学長に伝えた後に息を引き取ってしまったため、真相は定かではありませんが、パンダが実の息子の魂を宿していると思った方が、感動的ではないでしょうか。
もちろん、夜蛾が造った呪骸楚辺手の事を、実の息子、娘としてかわいがっているという可能性もありますが。
パンダの慟哭
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夜蛾が息を引き取った直後に現場に到着したパンダは、楽巌寺を無視して夜蛾に近づきました。
その様子に「儂が憎くないのか」と問いかけた楽巌寺ですが、夜蛾と楽巌寺の仲を知っているパンダは、上からの命令で戦ったに過ぎないことを看破していました。
そんな楽巌寺は、パンダにとっては落ちているナイフと変わらない存在だと言います。
しかし、言い聞かせるように一言、「だがこれだけは覚えておけ、パンダだって泣くんだ」と絞り出しました。
街頭に多くの蛾が群がっている中、一匹の死んでしまった蛾を背景に、パンダの慟哭が夜の闇に響いていきます。
『呪術廻戦』ネタバレ147-148話のまとめ
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前回、行動の指針ができ、それぞれが動き出した虎杖たちでしたが、今回は、虎杖と同様に五条封印後に死罪を言い渡されていた夜蛾の視点でした。
これまで、偶然生まれたと言われてきたパンダの存在の秘密に迫る回でもありました。
夜蛾は秘密を守れる存在にのみ、パンダのような「完全自立型人工呪骸」を造っていたようです。
しかし、高専が危惧していたような軍隊を作ることはなく、あくまで戦いからは遠ざけたかったように感じられます。
そんな心は高専側には伝わるはずもなく、その技術を利用しようとすることに最後まで抵抗してみせた夜蛾は、信念を貫き散っていったのだと思います。
それでも、製造方法を楽巌寺に伝えたのには何か意味があるのか、それとも最後に楽巌寺に対して伝えた「私からアナタへの呪いです」の意味のままなのか。
七海の時もそうでしたが、呪術廻戦では死に際に伝えた言葉が、伝えられた人の心に「呪い」のように深く刻まれることがあるように感じられます。
思えば、冒頭でも虎杖の行動原理は、死んだ祖父の言葉でした。
呪術廻戦の原点は、親しき人、死に際に近くにいた人に残した「言葉」なのかもしれません。
次号は休載ですが、今後の展開を待ちましょう!
- 夜蛾はパンダの父親かもしれない
- 自立型呪骸の製造方法が判明
- タケルは日下部の息子の魂
- パンダは夜蛾を慕っていた
- 夜蛾の死に際の言葉の意味
- 高専の秘密を守る夜蛾の信念
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