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【ワンピース】ルシアンはその後どうなったのか?775話の土砂崩れと死亡、ピンクが赤ん坊の理由!

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ルシアンはその後どうなったのか?

結論から言うと、ルシアンは土砂崩れで植物状態になり、その後亡くなっています。第775話「ルシアンに愛を込めて」の回想で描かれました。

ルシアンは、ドンキホーテ海賊団の幹部セニョール・ピンクの妻です。ピンクがサングラスに赤ん坊の帽子、口にはおしゃぶりという姿でいるのは、この人のためでした。そしてルシアンが亡くなったあとも、ピンクはその格好をやめていません。この記事では、何が起きたのかを順に追っていきます。

この記事でわかること

  • ルシアンは植物状態を経て亡くなっていること
  • 息子ギムレットの死と、ピンクの嘘がつながっていること
  • ピンクが妻の死後も赤ん坊の格好をやめない理由
  • フランキー戦での「このまま飛べれば」の意味(カイの読み)

雨宿りから始まりました

ルシアンはドレスローザに住む女性です。そばかすとブラウンの髪、そしていつも笑顔でいるのが特徴でした。思ったことをすぐ口にする性格で、そのなかに「海賊が死ぬほど嫌い」という一言があります。

二人が出会ったのは、土砂降りの日でした。雨宿りをしていたピンクの横に、同じく雨宿りに来たのがルシアンです。雨に濡れながらニコニコしている彼女に、ピンクは「なぜ笑っている」と尋ねました。返ってきたのが、あの「好きなんです雨」という言葉です。

この一言でルシアンに惚れたピンクは、猛アタックを始めます。ただし相手は海賊嫌いです。そこでピンクは、自分の職業を「銀行員」だと偽りました。海賊としての活動は出張中ということにして、二人は結婚します。

息子ギムレットの死が、すべてを崩しました

二人のあいだに男の子が生まれ、ギムレットと名づけられます。ピンクが素性を隠している以外は、幸せな生活でした。

ところが、ピンクが不在のときにギムレットが高熱を出します。ルシアンは何度も銀行に連絡しました。銀行員などいないのですから、ピンクが出るはずもありません。そしてピンクが帰宅する前に、ギムレットは亡くなってしまいます。

途方に暮れたルシアンは、ピンクに「あなたは何者なの」と問いました。ピンクは何も言いませんでした。その沈黙で、すべてが嘘だったと分かってしまいます。息子を失った衝撃と重なり、ルシアンは土砂降りのなか家を飛び出しました。

そして、大雨で起きた土砂崩れに巻き込まれます。その場で命を落としはしませんでしたが、この事故が原因で感情を表さない植物状態になってしまいました。

僕はこう読む

この話で一番きついのは、ルシアンを追い詰めたものが、全部ピンクの愛情から出ていることです。
海賊だと言えば嫌われる。だから銀行員だと偽った。偽ったから、息子が熱を出した日に電話がつながらなかった。
嘘をつかなければ結婚できず、嘘をついたから息子を失った。どちらを選んでも同じ場所に着く形になっている。
ピンクが後に「漢」と呼ばれるのは、強いからではなく、この逃げ場のなさを一人で引き受け続けたからだと思っています。

だからピンクは赤ん坊の格好をしています

植物状態になったルシアンのもとへ、ピンクは毎日通いました。嘘がばれたあとも、です。当時のピンクは、オールバックに黒の高級スーツという姿でした。

ある日、ピンクはギムレットのために用意していたおしゃぶりやスタイを身につけます。亡くなった息子に近い姿になったところ、ルシアンが一瞬だけ笑顔を見せました。

それ以来、ピンクは赤ん坊の帽子とおしゃぶりを外しません。周りからは変態と呼ばれ、仲間からも笑われます。それでも続けました。ピンクはルシアンにこう語りかけています。

「俺にとっては、どんな高価なスーツより値打ちがあるんだよルシアン。この服を着ている間だけキミが微笑んでくれるから」

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ルシアンはその後、亡くなりました

ルシアンは植物状態から回復することなく、そのあと亡くなっています。

ここが大事なところです。ルシアンが亡くなったあとも、ピンクは赤ん坊の格好をやめていません。笑顔を引き出す相手は、もういません。それでも脱ぎませんでした。

ドレスローザで麦わらの一味と衝突したドンキホーテ海賊団。ピンクは船大工フランキーと、互いの攻撃を正面から受け止めるハードボイルドな殴り合いになります。結果はフランキーの勝ちでした。

この戦いのさなか、ピンクはルシアンとギムレットのことを思い出しています。そして、こう呟きました。

「このまま飛べればルシアンに会えるのに」

戦闘後、フランキーはピンクを「骨のある男」と評し、「兄弟」と呼びました。互いに一歩も引かず、真正面から殴り合った相手にだけ贈られる言葉です。

話数の題が「ルシアンに愛を込めて」である意味

この回想が描かれたのは第775話で、題は「ルシアンに愛を込めて」です。

ドレスローザ編は、ドンキホーテ海賊団という敵組織との戦いを描いています。その真っ最中に、幹部の一人の家庭の話へ丸ごと1話が使われました。しかも題に置かれているのは、組織の名前でも技の名前でもなく、とっくに亡くなっている一般人の女性の名前です。

読者はこの回で初めて、あの赤ん坊の格好の意味を知ります。それまでは、ただの変わり者として笑って見ていた相手です。笑っていた対象が、実は喪服を着ていたと分かる。ドレスローザ編で敵側の人物にこれだけの厚みが与えられたのは、ピンクとレベッカの家族くらいのものです。

ちなみに、ルシアンとピンクの出会いも別れも雨の日でした。「好きなんです雨」と笑った人が、土砂降りのなかで家を飛び出し、大雨の土砂崩れに巻き込まれます。雨はこの二人の話を通して、最初から最後まで同じ場所に置かれ続けています。

僕はこう読む

ピンクがあの格好をやめない理由は、途中で入れ替わっていると思っています。
最初はルシアンを笑わせるためでした。目的があり、効果もあった。ところが彼女が亡くなったあと、その目的は消えます。それでも脱がない。
つまりいまのあの姿は、笑わせるための道具ではなく喪服です。妻と息子を同時に着ている。周りに変態と呼ばれ、仲間に笑われながら、毎日それを身につけて戦場に出ています。
「このまま飛べればルシアンに会えるのに」は、だから絶望の言葉ではありません。会いに行ける方向が、ようやく一つ見えたという言葉として読んでいます。

まとめ|ルシアンのその後をどう読むか

  • ルシアンは土砂崩れで植物状態になり、その後亡くなっている
  • 描かれたのは第775話「ルシアンに愛を込めて」の回想
  • 息子ギムレットは、ピンクが銀行員を装っていたために連絡がつかず、高熱で亡くなった
  • ピンクが赤ん坊の姿になったのは、その格好のときだけルシアンが笑ったから
  • 妻が亡くなったあとも脱がない。いまのあの姿は喪服だと思う(カイの読み)

セニョール・ピンクは、登場したときはただの変わり者に見えます。読み進めると、その格好の一つひとつに理由があったと分かる。しかも理由になった相手は、もういません。ドレスローザ編でいちばん重い一人だと思います。

——あなたはセニョール・ピンクを、どう見ましたか。まだ妻を待っていると思いますか、それとももう見送ったのだと思いますか。よければコメントで、あなたの読み方を聞かせてください。

よくある質問

Q. ルシアンは死亡したのですか?
A. はい。土砂崩れに巻き込まれて植物状態になり、その後亡くなっています。第775話「ルシアンに愛を込めて」の回想で描かれました。

Q. セニョール・ピンクはなぜ赤ん坊の格好をしているのですか?
A. 植物状態のルシアンの前で、亡くなった息子ギムレットのおしゃぶりやスタイを身につけたところ、彼女が一瞬だけ笑顔を見せたためです。ルシアンが亡くなったあとも、その格好をやめていません。

Q. ギムレットはどうして亡くなったのですか?
A. ピンクの不在中に高熱を出しました。ルシアンは何度も銀行に連絡しましたが、ピンクは銀行員を装っていたためつながらず、帰宅前に亡くなりました。

Q. ルシアンとピンクはどこで出会ったのですか?
A. 土砂降りの日の雨宿りです。笑っている理由を尋ねたピンクに、ルシアンが「好きなんです雨」と答えたことが、すべての始まりでした。


この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年8月19日

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