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ラブーンが頭をぶつけ続ける理由は何か
結論から言うと、赤い土の大陸(レッドライン)を壊して、仲間が待っていると信じた西の海へ帰るためです。仲間がもう戻らないと聞かされた夜から、ラブーンは山に頭を打ちつけ始めました。
ルフィたちが偉大なる航路に入って最初に出会ったのが、双子岬のアイランドクジラ、ラブーンでした(102話)。額は傷だらけで、悲しげな声で鳴きながら、山に体当たりを続けていました。この記事では、ラブーンについて分かっていることを表で押さえたうえで、頭をぶつけるようになった経緯、クロッカスがラブーンの体の中に住んでいる理由、ルフィが止めた方法、そしてブルックとのその後までを順に見ていきます。
この記事でわかること
- ラブーンが頭をぶつけ続けた理由と、始まった夜のこと
- ルンバー海賊団との約束と、クロッカスに預けられた経緯
- ルフィが額に海賊旗を描いて、ぶつけるのをやめさせた方法
- ブルックが一味に入ったあとのラブーン(カイの読み)
ラブーンを表で見る
「ラブーンはなぜ頭をぶつけるのか」と調べる人がいちばん知りたいことを、先に並べます。
| 項目 | ラブーン |
|---|---|
| 頭をぶつける理由 | レッドラインを壊し、仲間が待つと信じた西の海へ帰るため |
| やめたきっかけ | ルフィが再戦を約束し、額に麦わらの海賊旗を描いた(104〜105話) |
| 種類 | 西の海に住むアイランドクジラ |
| 待っている相手 | ルンバー海賊団。いま生き残っているのはブルックだけ |
| 世話をしている人 | 双子岬の灯台守で医者のクロッカス |
| 初登場 | 原作102話・アニメ62話 |
僕はこう読む
ラブーンが壊そうとしたのは、ただの山ではありません。
世界をぐるりと分けている大陸そのものです。
世界の形ごと変えなければ仲間に会えない、と思い詰めた。クジラの体当たりは、それくらい途方もない願いの大きさを見せていると思っています。
ルンバー海賊団との約束
50年以上前、ラブーンは群れからはぐれた子どものクジラでした。さみしそうに後をついてくるラブーンを、音楽好きの集まりだったルンバー海賊団が歌で元気づけます。ラブーンという名前を付けたのは、餌をやっていたブルックでした。
海賊団が偉大なる航路へ向かうと決めたとき、船長のヨーキは、まだ子どものラブーンを危ない海に連れていけないと判断します。ところがラブーンは、リヴァース・マウンテンを越えてまでついてきました。
一行は双子岬で灯台守のクロッカスと出会い、3か月かけて船を直します。そして別れの日、偉大なる航路を一周して、2、3年で必ず戻ってくると約束し、ラブーンをクロッカスに預けて出航しました。
頭をぶつけ始めた夜
ラブーンは岬で待ち続けます。けれども何年たっても、ルンバー海賊団は戻りませんでした。
やがてクロッカスは、ロジャー海賊団の船医として3年間海に出ます。ラブーンの仲間に何があったのかを確かめるためでもありました。戻ったクロッカスがラブーンに伝えたのは、ルンバー海賊団は凪の帯を抜けて偉大なる航路から逃げ出した、という話でした。
ラブーンは、それを受け入れませんでした。その夜、初めて山に頭を打ちつけます。レッドラインを壊せば西の海へ帰れて、そこで仲間が待っている、と信じていたからです。それから何十年も体当たりは続き、額は傷だらけになりました(104話)。
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クロッカスが伝えたのは、仲間は死んだではなく、逃げたという話でした。
どちらを聞いても、仲間が戻らないことに変わりはありません。
どちらにしても、ラブーンが選んだのは「捨てられた」ではなく「帰れない」と思うことでした。体当たりは、仲間を疑わないための行動だったと思っています。
クロッカスがラブーンの体の中に住む理由
ルフィたちの船は、ラブーンに丸ごと飲み込まれます。腹の中には通路があり、天井には青空と雲が描かれ、胃の中の小島には一軒家が建っていました。そこに住んでいたのがクロッカスです。
クロッカスはもと医者で、ロジャー海賊団の船医を務めた人物です。暴れて船を飲み込むラブーンに手を焼き、体の中に通路と部屋を作って、内側から手当てをしながら見守っていました。
腹の中には、ラブーンを食料にしようと乗り込んだ2人組もいました。バロックワークスのMr.9とミス・ウェンズデー、のちにアラバスタの王女ビビだと分かる人物です。ルフィたちとクロッカスが2人を止め、ラブーンは助かりました。
ルフィが額に海賊旗を描いた
事情を聞いたルフィは、いきなりメリー号のメインマストを折ってラブーンの頭に突き立て、けんかを始めます。ひとしきりぶつかり合ったあと、ルフィは引き分けだと宣言し、偉大なる航路を一周したら、また戦いに来るとラブーンに約束しました(104〜105話)。
その約束のしるしとして、ルフィはラブーンの額に麦わらの海賊旗を描きます。山にぶつければ旗が消えるぞ、と言い残して。ラブーンは涙を流して喜び、それから頭をぶつけるのをやめました。2年後の扉絵でも、額の海賊旗はきれいに残っています。
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ルフィは、待つのをやめろとは言いませんでした。
待つ相手をもう1つ増やしただけです。
約束を破られて傷ついた相手を、新しい約束で救った。麦わらの一味の船出を飾る最初の約束が、いちばんルフィらしいやり方だったと読んでいます。
ブルックが一味に入ったあとのラブーン
ルンバー海賊団に何が起きたのかは、のちに麦わらの一味に入る音楽家ブルックの回想で明かされます。偉大なる航路に入ってまもなく、船長のヨーキたちが船医にも治せない病にかかりました。ヨーキは仲間にうつさないよう、病の仲間とともに凪の帯を抜けて偉大なる航路を出ていきます(487話)。クロッカスが聞いた「逃げ出した」は、この別れのことでした。
残ったブルックたちは航海を続けましたが、その途中で全滅します。ブルックだけがヨミヨミの実の力でよみがえり、骨の姿でラブーンとの約束を守ろうとしていました。
ブルックが一味に加わったころ、双子岬のラブーンは、いつになく機嫌よく大きな声を上げています(489話)。ブルックの新しい懸賞金が載った新聞を、クロッカスが読み聞かせる扉絵もありました。
最近では、世界中を揺らした大きな地震のときに泣き声を上げ(1089話)、ベガパンクが世界に向けて流した放送を、クロッカスとともに聞いています。
ブルックとの再会は、まだ描かれていません。
まとめ
ラブーンが頭をぶつけ続けたのは、レッドラインを壊し、仲間が待つと信じた西の海へ帰るためでした。
押さえておきたいことを並べます。
- ルンバー海賊団は、2、3年で戻ると約束してラブーンを預けた
- 仲間は逃げたと聞かされた夜から、山に頭を打ちつけ始めた
- クロッカスは体の中に住み、内側からラブーンを手当てしていた
- ルフィが再戦を約束し、額に海賊旗を描いて体当たりを止めた
- 生き残りのブルックとの再会は、まだ描かれていない
僕はこう読む
いまのラブーンの額には、2つの約束が重なっています。
50年前のルンバー海賊団の約束と、ルフィの再戦の約束です。
2つを同じ船で果たしに来られるのが麦わらの一味だけ、というところに、ブルックがこの船に乗った意味があると思っています。
双子岬へ戻る日が物語の最後に来るのか、もっと早く来るのかで、ラブーンの待った時間の重さも変わってきます。
——あなたは、ブルックとラブーンの再会は物語の最後に描かれると思いますか。それとも、もっと早く描かれると思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ラブーンについて、よく聞かれることを置いておきます。
Q. ラブーンはなぜ頭をぶつけていたのですか
A. レッドラインを壊して、仲間が待っていると信じた西の海へ帰るためです。
Q. ラブーンは今も頭をぶつけていますか
A. ぶつけていません。ルフィが額に描いた海賊旗を消さないよう、体当たりをやめました。
Q. ラブーンが待っていたのは誰ですか
A. ルンバー海賊団です。生き残りは、のちに麦わらの一味に入るブルックだけです。
Q. ブルックとラブーンは再会しましたか
A. まだ再会していません。ブルックが一味に入ったころ、双子岬のラブーンはいつになく機嫌よく声を上げています。
Q. クロッカスはなぜラブーンの体の中にいるのですか
A. 暴れるラブーンを、体の内側から手当てして見守るためです。クロッカスは医者で、ロジャー海賊団の船医でした。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月1日


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