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ブラザーフットは何話まで進んだのか?
結論から言うと、2026年10月9日にビッコミで公開された第25話「向かうべき理由」までです。単行本は3巻まで出ています。
この記事で詳しく追うのは、瞬がAC愛媛ユースの合格を掴んだ6話「予讃線松山駅発」です。単行本2巻に入っている回で、中身まで書くのでネタバレを含みます。
この記事でわかること
- いま何話まで出ているのか
- ブラザーフットはどんな話で、3巻に何が入っているのか
- 休載から連載が戻った時期
- 6話で瞬が抱えていた不安
- 七海が瞬に言った一言
- 同じころ東京で起きていたこと
先に結論だけ
| 最新話 | 第25話「向かうべき理由」。2026年10月9日にビッコミで公開 |
| 掲載誌 | 週刊ビッグコミックスピリッツ。ビッコミでも読める |
| 単行本 | 3巻まで。3巻は2026年10月2日に発売(770円) |
| 前の巻 | 2巻は2026年6月30日に発売。ユース合格まで |
| 連載再開 | 2026年19号から。4月6日発売の号です |
| 主人公 | アシトの一つ上の兄・瞬。再起の物語です |
| 6話の結果 | 瞬はAC愛媛ユースに合格。報告できずに悩みます |
最新は25話。2026年4月に連載が戻りました
『アオアシ ブラザーフット』は、小林有吾が描く『アオアシ』の公式スピンオフです。掲載は週刊ビッグコミックスピリッツで、ビッコミでも読めます。
単行本1巻の発売後は続報が途切れていました。そこから2026年19号、4月6日発売の号で連載が再開しています。
9月14日の第22話「白石大湖の事情」のあと、23話「密談」、24話「ひとり息子」と続き、2026年10月9日に第25話「向かうべき理由」がビッコミで公開されました。
単行本は3巻まで。最新の3巻は2026年10月2日発売(770円)で、AC愛媛ユースに途中から入った瞬の本格的な練習が始まります。その前の2巻(2026年6月30日発売)には、瞬がユース合格を勝ち取るところまでが入っています。
僕はこう読む
主人公を瞬にしたところが、このスピンオフの肝だと思っています。
本編で瞬は、アシトの背中を押して送り出す側でした。喘息でサッカーを諦めた兄、という役割で置かれています。
その人に単独で物語を持たせると、諦めた人の続きを描くことになります。
主人公が夢へ走る話は本編がやりました。こちらは、一度降りた人がもう一度上がる話です。
同じ家から、逆向きの物語を2本立てた。そこが面白いと読んでいます。
ブラザーフットとはどんな話なのか|3巻は10月2日に出ました
主人公は、愛媛で暮らすアシトの一つ上の兄・瞬です。かつてはアシトと同じようにサッカーに打ち込んでいましたが、喘息の発症で、愛媛のJクラブのアカデミーに入る夢を断念しました。その瞬が、もう一度サッカーと向き合う「再起」の物語です。
公式の紹介文には「遅すぎる挑戦なんて、ない」という一文が添えられています。
始まりは2021年です。ビッコミで第1話「蹴れなかったサッカーボール」から第3話までが2021年8月29日に公開され、単行本1巻は2021年8月30日に出ました。そこから連載が戻るまで、約4年半あいています。
| 巻 | 発売日 | 中身 |
|---|---|---|
| 1巻 | 2021年8月30日 | 瞬がサッカーから離れていた理由と、再び向き合うきっかけ |
| 2巻 | 2026年6月30日 | AC愛媛ユースの合格を勝ち取るまで |
| 3巻(最新刊) | 2026年10月2日 | ユースに入団し、監督・剣崎の戦術練習が本格化する |
本編『アオアシ』とは、同じ時間が流れています。6話で瞬がユースに受かった夜、東京のアシトは船橋学院戦を前にしていました。兄弟の出来事を、同じ日付で並べて読めるのがこのスピンオフの作りです。
僕はこう読む
1巻と2巻のあいだが約5年あいたことは、この物語には合っていたと思っています。
本編が完結したあとに瞬の話が戻ってきたので、読者はもうアシトの行き先を知っています。
弟の結末を知ったうえで、兄の再起を最初から見る。先に走った人の背中を、あとから追う形になりました。
「遅すぎる挑戦なんて、ない」という一文は、作品そのものの出方にも当てはまっていると読んでいます。
6話「予讃線松山駅発」|合格より怖かったのは母への報告
ここからは6話の中身です。
瞬はかつて地元のJユースアカデミーに参加するほどの実力を持ちながら、喘息のために一度サッカーを断念していました。その左足に目を留めたのがAC愛媛のユースです。
入団テストを兼ねた練習の2日目。数的不利のミニゲームで、瞬は大きな弧を描く左足のシュートを決めます。これで合格を掴みました。
ところが6話の瞬は、喜んだ次の瞬間から悩みはじめます。母・紀子への報告です。
アシトがエスペリオンのセレクションに受かったとき、紀子は「サッカーに息子を取られるみたいだ」とつぶやいていました。その表情が寂しそうだったことを、瞬は覚えています。
シングルマザーとして働く紀子を、瞬は店の手伝いをしながら近くで見てきました。だからアシトには受験することすら伝えていません。
僕はこう読む
駅のホームで膝をついてガッツポーズをした人が、その電車に乗ったとたん黙り込む。この落差が6話のすべてだと思っています。
合格は自分の話です。報告は家族の話です。
瞬にとって、後者のほうが重い。受かったことを喜べる時間が、ホームで立っていた数十秒しかありませんでした。
しかも誰にも止められていません。自分で先回りして畳んでいます。
この人が諦めたのは喘息のせいだけではないのだと、ここで分かる作りになっています。
予讃線にて|七海との再会
瞬が乗った予讃線に、同じ車両で乗り合わせたのが七海でした。双海浜中でアシトと同級生だった相手です。
七海は瞬に気づきながら、挨拶もせず座席に寝転びます。朝練、昼練、放課後と、吹奏楽部のフルートに全てを注いできて眠れていません。そっとしておいてほしい、と言葉を絞り出すのがやっとの様子でした。
ところが急に起き上がり、ユースの結果を瞬に聞きます。合格と知るなり、周囲が驚くほどの大声で「すごい、すごい!」と繰り返しました。慌てて口を押さえる瞬に、七海は部活で肺活量が鍛えられたと笑います。
そして、アシトと同じようにプロを目指せると言われた瞬は、そこで考え込んでしまいます。
七海はその表情を冷静に見ていました。紀子とアシトを立てるために、自分を引き下げてしまう性格を見抜いています。
七海が頑張る理由
電車が伊予市駅に着き、七海は下車します。ところが疲れから足元がふらつき、倒れそうになったところを瞬が支えました。
顔色の悪さを見て、瞬は練習が度を越しているのではと心配します。
七海には理由がありました。アシトが東京で頑張る映像を見て、思わず涙を流していたのです。推薦が取れたという理由だけで進学した自分では駄目だと感じていました。吹奏楽部でレギュラーを取れば全国大会に出られる。
七海は、アシトと肩を並べたくて走っていました。
だからこそ七海は瞬に問います。合格後の覚悟もないのに、なぜユースを受けたのか。
瞬も覚悟はしていたつもりでした。それでも、指摘のとおりアシトたちの幸せを先に置いてしまう性格です。ユースは素晴らしかったと認めたうえで、七海に悪かったと言い、ようやく紀子へ伝える決心をします。
合格祝いの言葉ももらいました。ただし瞬に残ったのは、そちらではなく「自分がなくなる」という言葉のほうでした。
僕はこう読む
七海を眠れないほど疲れさせて登場させたのが、うまいと思っています。
励ます役の人物なら、元気なほうが都合がいい。ところがこの回の七海は倒れかけて、瞬に支えられています。
自分もアシトを追って限界まで走っている人だから、「覚悟もないのになぜ受けたのか」が刺さる。
元気な誰かに背中を押されたのではありません。同じように無理をしている人から言われています。
支えたのは瞬のほうなのに、立たせてもらったのも瞬でした。この交換が効いていると読んでいます。
焦るアシト
同じころ、東京のほうは少し不穏です。
アシトは今が自分にとって最高のコンディションだと感じていました。次節は船橋学院戦。過去最強の相手に最高の状態で挑むために、紀子との会話を拒絶します。
気持ちを削がないでほしい、と興奮気味のアシト。さすがに言い過ぎたと感じたのか、最後は平静を保って試合後に話すことを約束しました。
別れて夜の街を歩く紀子のもとに、瞬からのユース合格のメールが届きます。
僕はこう読む
同じ日の兄弟を並べたところが、この回の設計だと思っています。
弟は母を押しのけてでも試合に集中しようとしています。兄は母のことを考えすぎて、合格を言い出せずにいました。
どちらもサッカーのためにやっているのに、母への向き合い方が正反対です。
そしてその母が、夜の街で一人メールを受け取る。
2人ぶんの遠慮と無遠慮を、最後に1人の画面で受け止めさせている。ここが静かに効いていると読んでいます。
まとめ|6話をどう読むか
ブラザーフットは第25話「向かうべき理由」まで進んでいます。6話は瞬がユース合格を掴んだ回でした。
分かっていることを並べます。
- 最新は第25話「向かうべき理由」。2026年10月9日にビッコミで公開
- 2026年19号(4月6日発売)で連載が再開した
- 単行本は3巻まで。3巻は2026年10月2日発売
- 6話で瞬は左足の一撃を決めてAC愛媛ユースに合格
- 合格より重かったのは母・紀子への報告のほうでした
- 七海の「覚悟もないのになぜ受けたのか」で、報告を決心する
僕はこう読む
この6話は、サッカーの場面がほとんどありません。合格は冒頭で済んでいて、あとは電車の中の会話です。
本編『アオアシ』なら、ここは試合に使う尺でした。
ところがブラザーフットは、受かったあとの気まずさに一話を丸ごと充てています。
喜べない、言い出せない、先回りして自分を下げる。地味ですが、一度諦めた人の話はここから始まるはずです。
派手なゴールの直後に、いちばん地味な悩みを置いた。この順番が正しいと読んでいます。
瞬が報告をためらった理由を母への気づかいと読むか、自分を後回しにする癖と読むかで、七海の言葉の重さは変わってきます。
——あなたは瞬が合格を言い出せなかった理由を、母への気づかいだと思いますか。それとも自分を後回しにする癖だと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ブラザーフットは休載をはさんだぶん、いまどこまで進んだのかが分かりにくいところです。順に確かめます。
Q. ブラザーフットは何話まで出ていますか?
A. 第25話「向かうべき理由」までです。21話から25話は、2026年9月から10月にかけてビッコミで順に公開されました。
Q. 連載はいつ再開しましたか?
A. 2026年19号からです。4月6日に発売された号にあたります。単行本1巻の発売後しばらく続報がありませんでした。
Q. 単行本は何巻まで出ていますか?
A. 3巻までです。1巻から2巻までは約5年あきましたが、2巻から3巻は約3か月で出ています。
Q. 3巻には何が入っていますか?
A. 2026年10月2日発売の3巻では、AC愛媛ユースに入団した瞬が、監督・剣崎の戦術練習の意図をつかめずに戸惑います。4巻の発売日はまだ発表されていません。
Q. 6話はどんな話ですか?
A. 「予讃線松山駅発」です。AC愛媛ユースに合格した瞬が、母・紀子への報告を言い出せずに悩み、帰りの電車で七海と話して決心するまでが描かれます。
Q. 瞬はなぜ一度サッカーを諦めたのですか?
A. 喘息のためです。地元のJユースアカデミーに参加するほどの実力がありながら、断念していました。その左足にAC愛媛ユースが声をかけています。
25話まで進んでいます。8話で愛媛ユースへ進む瞬も、弟思いの素顔も、母・紀子のことも。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年10月16日


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