- 五月は夢のため勉強中
- 無堂先生が五月を称賛
- 無堂先生の正体に驚愕
前回前々回と『最後の学園祭が四葉の場合』が描かれました。
実行委員として奔走し続け、竹林と出会い、ぶっ倒れた四葉の学園祭。
今まで「誰かに必要とされる人間になるために」走り続けてきた四葉でしたが、その日々が無駄ではなかったことを知ります。
そして四葉は風太郎に“零奈として”キスをすることで思い出や過去の約束に囚われていた自分と決別し、今の四葉として前へと歩き始めたのでした。
さて、一花から四葉まで順番にそれぞれの模様が描かれてきた最後の学園祭編ですが、今回からはいよいよ五月編。
五月は母・零奈の影響を最も受けているわけで、やはりそこからの解放が五月が前へ進むポイントとなりそうです。
今回はキーマンとなりそうな人物の登場で、いよいよ五月の物語が進みそうな予感。
目次
『五等分の花嫁』109話!のネタバレ
それでは『五等分の花嫁』109話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
やる気を漲らせる五月
㊎今週で最終回 五月118 pic.twitter.com/p2qdrRTmEA
— 戦隊大失格&五等分の花嫁【公式】 (@5Hanayome) February 21, 2020
まず注目の扉絵、学園祭終了時にどこにいたかですが、五月は教室にいますね。
学園祭中勉強している様子が少し描写されていた五月ですが、その前に五月は塾で受験対策の教室があるとのことを聞きつけて参加していたようでした。
自習だけでは不安とのこと。
「目指す夢のため今はできることをしたいと思います」
と両手に拳を握りやる気を漲らせている五月。
しかし下田はその様子に何か思うことがありそうです。
そこへ―
「素晴らしい!」との声が。
「こんな暗い世の中では夢を持てるというだけでも一種の才能だ」と語るその声の主は、その日の特別講師の無堂先生。
しかし下田からの紹介があるだけで素顔は明かされていません。
ヒゲのある口周りのシルエットのみが描写されていますが、恐らく99話で風太郎が道案内していた男性でしょうね。
学園祭中も勉強していたくだり
そして文化祭当日。
五月は風太郎に「学園祭中も一人で自習している」ことを伝えたようです。
すると風太郎「お前…勉強ばっかで大丈夫か?友達いる?」
って、1話目の風太郎自身に聞かせてあげたいですね(笑)
「学校つまんねーなら相談に乗るぞ」と誰の口が言っているんだか…。
と思ったら、「あなたにだけは言われたくなかった言葉ですね」と五月が言ってくれました。
まあそれだけ風太郎が変わったということですよね。
現に風太郎は学園祭の雰囲気に少しワクワクしているらしいです。
しかし不可解だと風太郎は言います。
「これだけやってりゃいくらお前ほど馬鹿でも何かしらの成果が出ても不思議じゃないが…」
その言葉に「想像を絶する馬鹿で悪かったですね」と拗ねた五月は、約束の15時までに用意した問題集をすべて終わらせると断言しました。
終わらせるまでは教室に行かないと言い切る五月に「流石に夜までは待てねーぞ…」と困惑する風太郎。
父を求める五月
勉強をしている五月の元へ二乃がやってきました。
オープニングアクトで知名度が上がり困惑していた二乃が偶然五月に会ったところですね。
アメリカンドッグを食べる二乃から目を逸らす五月ですが、なんと「全て終わらせるまで邪念は断つ」とのこと。
「あんまり無理しないようにね」と声を掛ける二乃に、「やっぱり私は分不相応な目標だったのでしょうか」と五月は不安を零します。
それに対し二乃は否定し、立派な夢だと応援してくれました。
「これでもあんたの夢を応援してるんだから」
すると五月は「私の…」と間を置いた後、「そうですよね、少々弱気になってしまってました」と笑顔で返します。
しかしそれはどう見ても作り笑いだと二乃も気づいていそうです。
やはり五月はまだ「教師になりたい」というのが自分の目標なのか、母を追っているだけなのか分かりかねているのでしょうね。
「全く娘がこんなに困ってるのにパパは何してるのかしら」
二乃はマルオに招待状を件を話します。
学園祭には十中八九来ないだろうと言いながらも、悩んでることがあるなら(マルオを)頼ってみたら?と提案する二乃。
「こういう時に道しるべになってくれるのが親の役目なんじゃない?」
親の役目…以前風太郎が「父親代わりになろう」なんて言っていましたが…
「上杉君…」
五月は風太郎の名を呟きました。
無堂先生の訪問
いくら五月が心を固めようとあくまでも今は学園祭、いろんな食べ物を持った人々が行き交います。
ついつい言葉や匂いに反応してしまう五月。
皆逃げてしまうほど凄まじいオーラを出しており、「いけません、はしたない」と自分を戒めています。
そこに綿菓子?を持った男性が。
それは冒頭に登場した無堂先生でした。
今回はバッチリ顔が描かれていますが、やはり風太郎に道案内をしてもらっていた男性でした。
「いいねえ学園祭。10年以上前の記憶が蘇ってくるよ」と言いながら、こんな時にまで番強をしている五月を「なんとストイックな!素晴らしい向上心だ!」と褒めてきました。
「授業に参加する生徒が皆五月ちゃんみたいな心持ちだったら僕も楽なのに」と語る無堂。
五月も教師を目指していることを人づてに聞いていた無堂は、五月に「どうして?」と聞きました。
五月は素直に話します。
苦手で避け続けていた勉強だったが、夢を見つけ目標を定めてから学ぶことが楽しくなったのだと。
「そんな風に私も誰かの支えになりたい」
それが私の―と言い終わらぬうちに無堂は涙を流し拍手をしながら感動した様子を見せました。
「なんて健気で清らかな想いなんだろう!」
…なんかあまりにノリが軽くて嘘っぽく見えますね。
五月の想いは呪いなのか
㊎バレンタインチョコ自分で食べてしまって気まずい 五月117 pic.twitter.com/w8hqhj86Yd
— 戦隊大失格&五等分の花嫁【公式】 (@5Hanayome) February 14, 2020
講師に肯定してもらえた五月は「少し報われた気がします…」とポツリ。
本当に自分の夢が正しいのか、やはりまだそんなことを考えているために集中できていなかったようで、学力が伸び悩んでいた理由はそこにありそうです。
五月は母が生前に言っていたことを話すために「あ、母も学校の先生でして…」と説明しかけますが、その時事態は急変します。
「知ってるよ」
なんと無堂は母・零奈の担任教師だったのだと口にしました。
「君は若い頃のお母さんそっくりだ」
しかしその目は穏やかに彼女を懐かしむようなものではありませんでした。
そっくり…と無堂の言葉を反芻する五月にこう返します。
「ああ、歪なほどにね」
そして教師を目指す五月に「君がお母さんの後を追ってるだけならお勧めしない」と言い出します。
歪んだ愛執はまるで呪いのように五月自身を破滅へと導くだろうと。
五月の脳裏には以前下田にも言われた「お母ちゃんになりたいだけなんじゃないかな?」という言葉が浮かんできます。
しかしその時五月は自分の気持ちに向き合い、ちゃんと答えを出しました。
だから否定しますが、無堂は「そうだと無意識に思い込んでる。それが呪いだ」と語ります。
「現に君の想いに君自身が追いついていない」
無堂は五月の成績を指摘。
きついことを言ってすまないと謝る無堂ですが、彼は「僕は五月ちゃんにお母さんと同じ道を辿って欲しくない」のだと言います。
母は無堂に憧れて似合わぬ教職の道へ進んだそうで、最後までそのことを後悔していたのだそうです。
以前母が「私の人生…間違いばかりでした」と言っていたことを改めて思い出す五月は、「この後約束があるので」と話を切りました。
「悩んでいるならいつでも相談に乗るよ」
無堂は君に合った道は他にもあるはずと告げ、「明日も来る」と去っていきました。
そうして約束の15時に少し遅れて教室に着いた五月は、皆が持ってきた食べ物を爆食い。
風太郎は夜までかかるかもと心配していた五月が誘惑に負けずこの時間に到着したことを褒め、「本気なんだな」と声を掛けました。
「…ええ」
その返事が本心なのは間違いないですが、昼の一件でかなり揺らぎができてしまったようです。
実父登場で波乱の予感!?
場面は風太郎帰宅後の上杉家。
勇也が風太郎に、もさっとした髭のおっさんが学園祭に来ていなかったかを聞いてきました。
「上下反対にしても顔になりそうなおっさんか?」と返す風太郎に勇也は「やっぱ来てやがったか」と良くない反応を示しました。
勇也はそのおっさんについて「お前には伝えておいた方がいいかもな」と語り始めます。
そのおっさん=無堂は宣言通り翌日も五月の元に現れました。
昨日突然困惑するような話をしたことを謝罪し、君にいつ打ち明けるか迷っていたとこんなことを言ってきたのです。
「君のお母さんは元教え子、さらに元同僚…そして元妻だ」
つまりこの無堂は五月の、五つ子の父親だったのです。
実父登場で超展開へ!?
五月編衝撃の開幕!
『五等分の花嫁』ネタバレ109-110話のまとめ
やはり五月は勉強絡みでしたね。
4人とも風太郎にキスをしている学園祭で、恋愛としての感情が未だによく見えない五月がどう絡んでいくか注目されていたところ、予想通りとも期待外れとも言える、かねてから囁かれていた実父の登場となりました。
まあこの学園祭ではそれぞれの枷というか、今までの自分の悩みやしがらみのようなものを解決し前へ進んでいく様子が描かれているわけですから、夢や勉強ひいては母への強い想いが呪縛のようなものになっている五月にとって当然の流れでしょうね。
この実父とやらが良い人間か悪い人間かで展開は変わりそうですが、ここが五月が“自分”を掴む転機となりそうです。
実父は傍目から見て五つ子を女手ひとつで貧しく育てさせた最低男ですし、勇也もあまり良いように捉えている感じではありませんし、この男は危険が漂う印象で描かれています。
もしかしたらそれはミスリードで本当は愛情深い話がある良い父親なのかもしれませんし、こいつが実父ではない可能性も一応考えておきたいところですが、そんな重要な話が果たして次の話で解決するのか、させられる話なのか心配ですね。
どちらにせよマルオの父親力が試される展開かもしれません。
「こういう時に道しるべになってくれるのが親の役目なのでは」と二乃が言っていましたが、それを示してくれるのがマルオなのか実父なのか両方なのか。
しかしそこで「俺は父親の代わりになろう」と言っていた風太郎ですよ。
あれ?五月と風太郎は恋愛関係ではなく親子関係に進んでいくのですかね…。
風太郎がどう絡んでくるかに五月のこの物語での未来がかかってきそうですが、果たしてこの流れでキスはあるのでしょうか?
いや、ないからこそ鐘キスの話に深みが出てくるとも考えられる…。
五月が正式に恋愛の舞台へ上がってくるのかが読者としては一番気になるところかと思いますが、次回をまた楽しみに待ちましょう。
- 無堂先生は五月の実父だった
- 五月は教師を目指している
- 無堂は五月の夢を否定した
- 五月は母の道を追っている
- 学園祭で成長する五月の姿
- 五月の運命が動き出す予感
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