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ギルサンダーは死亡したのか
結論から言うと、ギルサンダーは死亡していません。呪縛から解放されたあとマーガレットと正式に結婚し、続編『黙示録の四騎士』では王に仕える枢機卿として登場します。
死亡説が出るのは、序盤の彼が敵として立ちはだかるうえに、途中で行方が分からなくなるからです。ただしあの冷酷さは、本人の意思ではありませんでした。
この記事でわかること
- ギルサンダーが敵側に立っていた理由
- 「俺は七つの大罪より強い」の本当の意味
- 死亡説が消えない構造(カイの読み)
敵に見えていた事情
ギルサンダーはドレファス派の聖騎士です。ドレファスは異母兄弟である兄ザラストラスに強い劣等感を抱き、ヘンドリクソンとともにザラストラスを殺害しました。そのザラストラスこそ、ギルサンダーの父親です。
ドレファスは罪を七つの大罪に着せます。ギルサンダーは父を殺した相手をメリオダスたちだと思い込まされ、憎み続けていました。
さらに重いのがビビアンの存在です。ビビアンはヘンドリクソンに従う王国の魔術師で、ギルサンダーに歪んだ愛情を抱いていました。マーガレットが暗殺の真実を打ち明ける場面を見られたことが、すべての始まりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生死 | 死亡していない |
| その後 | マーガレットと正式に結婚し、子供がいる |
| 続編 | 『黙示録の四騎士』に王へ仕える枢機卿として登場 |
| 立場 | ドレファス派の聖騎士。父はザラストラス |
| 能力 | 雷を操る。剣に雷をまとわせ、盾も作り出す魔法戦士型 |
| 呪縛 | ビビアンに使い魔を付けられ、10年以上操られていた |
「七つの大罪より強い」は救難信号でした
白夢の森で対峙したとき、ギルサンダーはメリオダスに「今の私は七つの大罪の誰よりも強い」と言い放ちます。ただの挑発に聞こえる台詞です。
ところがメリオダスは、これを助けを求める合図として受け取りました。幼少期の剣術の師匠だったメリオダスが、辛いときに勇気が出るおまじないとして教えた言葉だったからです。
つまりギルサンダーは、真実を話せない状況で唯一届く形の信号を出していました。この一言があったからこそ、メリオダスは彼を敵として処理しませんでした。
僕はこう読む
この仕掛けが、ギルサンダーという人物の設計をよく表していると思っています。
脅されている人間は、助けてと言えません。
だからいちばん強がった台詞の形で助けを呼んだ。
子どもの頃に教わったおまじないが、十数年後の唯一の通信手段になっている。ここが好きです。
ビビアンによる誘拐と救出
ビビアンはマーガレットに使い魔を憑依させ、言うことを聞かなければ殺すと脅しました。ギルサンダーにも使い魔を付けています。二人とも、本心とは違う言動を強いられていました。
メリオダスたちとの戦いのあと王国を追放されたビビアンは、魔物を凍らせる魔術師ギルフロストに化けて一行に紛れ込んでいました。ギルサンダーがフラウドリンに追い詰められたとき正体を現し、マーガレットの目の前でギルサンダーを連れ去ります。
マーガレットはドレファスとヘンドリクソンとともに旅に出ました。ドルイドの祭壇で語りかけてきたのが、肉体を失っていた四大天使の一人リュドシエルです。器になれば願いを叶えると言われ、マーガレットはそれを受け入れます。
リュドシエルを宿したマーガレットはビビアンを討ち、ギルサンダーを取り戻しました。利用された形ではありますが、結果として二人は助かっています。
味方に戻ってから
呪縛が完全に解けたのは、メリオダスの捨て身の攻撃でマーガレットに憑いていた使い魔が分離し、とどめを刺されたときです。10年以上続いた脅しが、ここでようやく終わりました。
ギルサンダーはメリオダスに英雄という言葉を贈り、七つの大罪の味方として戦列に加わります。かつて父の仇だと思い込んでいた相手に、自分から頭を下げた形です。
そのまま魔神族との戦いにも参戦しました。魔神族と化したヘンドリクソンを前にしても、ギルサンダーは退いていません。敵として斬りかかっていた剣が、そのまま同じ側で振るわれます。
雷を操る力も、味方として使われるようになりました。巨大な雷雲を呼んで敵に落とし、剣に雷をまとわせて斬り込む。片方の剣の魔力を抑えることで、もう一方の手に盾を作り出すこともできます。攻撃と防御を同時に成立させる、魔法戦士型の戦い方です。
そして物語のあと、マーガレットと正式に結婚します。続編『黙示録の四騎士』では、王に仕える枢機卿として姿を見せました。
僕はこう読む
ギルサンダーに死亡説が付きまとうのは、助かった場面が自分の手柄になっていないからだと思っています。
彼は自力で脱出していません。
マーガレットが器になり、メリオダスが使い魔を斬った。
主人公格の見せ場を持たない人物が生き残ると、読者の記憶には残りにくい。生死が曖昧に語られるのは、その副作用でしょう。
まとめ
ギルサンダーは死亡していません。ビビアンの呪縛から解放されたあと、マーガレットと結婚して続編にも登場しています。
経緯を並べておきます。
- 父ザラストラスを殺したのはドレファスとヘンドリクソン
- 罪を七つの大罪に着せられ、メリオダスたちを憎んでいた
- ビビアンにマーガレットを人質に取られ、10年以上操られていた
- 「七つの大罪より強い」はメリオダスが教えたおまじないで、救難信号でした
- 呪縛が解けたあと味方となり、マーガレットと結婚。続編では枢機卿
僕はこう読む
ギルサンダーの物語は、勝ち負けではなく言えなかった時間の長さで出来ていると思っています。
10年以上、本心と逆のことを言い続けた人が、最後に結婚して子を持つところまで描かれる。
序盤の冷たい聖騎士を覚えている読者ほど、続編での姿は効きます。
ギルサンダーを操られていた被害者と見るか、信号を出し続けた人と見るかで、序盤の敵対がずいぶん違って見えます。
——あなたはギルサンダーを、脅されて動けなかった人だと思いますか。それとも、ずっと助けを呼び続けていた人だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
ギルサンダーがビビアンに操られていた期間は10年以上で、序盤の冷たさはその途中の姿でした。
Q. ギルサンダーは作中で死にますか。
A. 死にません。ビビアンの呪縛から解放されたあと七つの大罪の味方となり、魔神族との戦いにも参戦します。続編『黙示録の四騎士』にも登場します。
Q. ギルサンダーとマーガレットは結ばれますか。
A. 正式に結婚し、子供もいます。続編ではギルサンダーが王に仕える枢機卿として描かれています。
Q. なぜギルサンダーはマーガレットに冷たかったのですか。
A. ビビアンがマーガレットに使い魔を憑依させ、言うことを聞かなければ殺すと脅していたためです。ギルサンダー自身にも使い魔が付けられており、二人とも本心とは逆の言動を強いられていました。
敵に見えた言葉は救難信号でした。マーガレットの決断やメリオダス、洗脳の話も置きました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


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