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【キングダム】春平君とは何者?悼襄王の愛した美貌の男の実在とその運命!

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春平君とは何者?

結論から言うと、春平君(しゅんぺいくん)は趙の悼襄王に寵愛された美貌の青年です。呂不韋に咸陽で捕らえられ、秦趙同盟が結ばれるきっかけになりました。

登場するのはわずかな場面ですが、春平君ひとりのために趙の宰相が敵の都へ来て、城ひとつまで差し出しています。しかも作中の出来事は、史記に残る実際の記録をもとにしています。この記事では、春平君のプロフィール、捕らえられた理由と李牧の取引、悼襄王との関係、史実の春平君、そして名前の似た春申君・昌平君との違いまでを順に見ていきます。

この記事でわかること

  • 春平君の立場と、登場する巻・アニメの回
  • 春平君が秦に捕らえられた理由
  • 李牧が春平君と引き換えに差し出したもの
  • 史記に残る実在の春平君と、作中との違い
  • 春申君・昌平君との違いと、実写のキャスト
  • 春平君ひとりで国が動いた意味(カイの読み)

春平君のプロフィール

項目 春平君
読み方 しゅんぺいくん
立場 趙の家臣。悼襄王に寵愛された美貌の青年
登場 馬陽の戦いのあと、李牧が咸陽を訪れる17巻前後
アニメ 李牧の来訪は第2シリーズ2話、同盟の宴は3話
実在 史記の趙世家に名前が残る
実写 映画には登場していない

春平君は武力や知略で目立つ人物ではありません。趙の王に誰より愛されていること、それ自体が春平君の持つ力でした。秦の呂不韋とは、以前からの顔見知りでした。

春平君はなぜ秦に捕らえられたのか

ある日、春平君のもとへ呂不韋から書簡が届きます。秦と趙の国交を少しずつ戻していこう、という誘いでした。春平君は、それが悼襄王の喜ぶことだと考え、誘いに乗って咸陽へ向かいます。

ところが咸陽に着いた春平君を、呂不韋はそのまま捕らえました。そして趙に、春平君を返してほしければ宰相みずから迎えに来い、と突きつけます。春平君は、趙の宰相を咸陽へ呼び出すための人質として使われたわけです。

李牧が差し出した秦趙同盟と韓皋城

その宰相が、馬陽で王騎を討ったばかりの李牧でした。王騎の仇が咸陽に来ると知り、信と羌瘣は衛兵に扮して会見の場に紛れ込みます。呂不韋は李牧と和やかに話したあとで、不意に「李牧を殺す」と言い放ちました。

李牧は命と引き換えに、その場で地図を広げて秦趙同盟を持ちかけます。秦が韓を攻めても趙は韓を助けない。趙が燕を攻めても秦は趙を攻めない。呂不韋はそれでも首を縦に振らず、趙が国境に築いていた完成間近の城・韓皋(かんこう)を上乗せさせました。李牧は春平君を連れ帰るために、同盟と城ひとつを払ったことになります。

僕はこう読む

この取引で、李牧は王騎を討った勝者として咸陽に来て、値切られて帰っています。
戦場で勝っても、商人の土俵に引きずり出されると負ける。
呂不韋が見ていたのは春平君の値打ちではなく、悼襄王が春平君のために何を払うかだったと思っています。
人の執着に値段を付けられる男の怖さが、いちばんよく出ている場面です。

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悼襄王と春平君

悼襄王は、美しい少年や青年をそばに置くことを好んだ王として描かれます。風呂に裸の美少年たちを侍らせる場面もあり、その中でいちばん深く寵愛されていたのが春平君でした。

悼襄王は、即位するとすぐに名将の廉頗を退けた王です。国の宰相を動かしてまで取り戻させたのが、将軍でも宝物でもなく、ひとりの寵臣だったところに、悼襄王という王の形がよく出ています。

僕はこう読む

春平君は、この一件で何ひとつ自分から悪いことをしていません。
王を喜ばせたくて咸陽へ行き、捕まり、取り戻されただけです。
それでも春平君ひとりの値段が、趙の城と同盟になった。
趙という国が、王の好き嫌いで傾いていく始まりを、この小さな人物に背負わせたのだと読んでいます。

史実の春平君は実在したのか

春平君は実在の人物で、『史記』趙世家に名前が残っています。悼襄王の二年(紀元前243年)の記事に、次のような話があります。

  • 秦が春平君を招き、そのまま留め置いた
  • 泄鈞という人物が文信侯(呂不韋)に「春平君は趙王にとても愛されている」と説いた
  • 「春平君を帰して、平都を留めたほうがよい。王は平都を取り戻すために多くの土地を割くはずだ」と進言した
  • 文信侯はそれを聞き入れ、春平君を帰した
  • 同じ年に、趙は韓皋に城を築いた

秦が春平君を留め置いたこと、趙王に深く愛されていたこと、呂不韋が関わったこと、韓皋という城の名前まで、作中の筋はこの記録から作られています。一方で、史記では李牧が咸陽へ迎えに来てはおらず、春平君は泄鈞の進言で帰されています。秦趙同盟と韓皋城の引き渡しは、作品が記録を膨らませて描いたものです。

史実の春平君の身分は、はっきりしていません。史記の古い注釈(集解・正義)には春平君を趙の太子とする説があり、同じ紀元前243年に「趙の太子が秦から帰った」という記録と結びつける見方もあります。一方で、太子とは別人とする見方もあり、決め手はありません。作中では、太子ではなく王の寵臣として描かれています。

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史記の数行を読むと、作者がここで何を拾ったのかが見えてきます。
記録にあるのは「王に愛された男を人質にすれば、趙は土地を割く」という計算だけです。
その計算の相手に李牧を立たせたことで、ただの人質話が、李牧と呂不韋の初めての対決になったと思っています。

春申君・昌平君とはどう違うのか

春平君は、名前の似た人物と混ざりやすい人物です。「春平君 実写」と調べて、別の人物にたどり着く人も多いので並べておきます。

人物 国と立場 実写
春平君(しゅんぺいくん) 趙。悼襄王の寵臣 未登場
春申君(しゅんしんくん) 楚の宰相。合従軍の総大将 斎藤工
昌平君(しょうへいくん) 秦の軍総司令。呂氏四柱の一人だった 玉木宏

春申君は第5作『キングダム 魂の決戦』(2026年)で斎藤工さんが、昌平君はシリーズで玉木宏さんが演じています。春平君は、春申君とは国も立場もまったく別の人物です。

まとめ

春平君は、趙の悼襄王に寵愛された美貌の青年です。呂不韋に咸陽で捕らえられ、李牧が秦趙同盟と韓皋城を差し出すきっかけになりました。

押さえておきたい事実を並べます。

  • 読み方はしゅんぺいくん。趙の家臣で、悼襄王の寵臣
  • 顔見知りの呂不韋に書簡で誘われ、咸陽で捕らえられた
  • 李牧が咸陽へ来て、秦趙同盟と韓皋城を差し出した
  • 史記の趙世家(悼襄王二年)に、秦に留め置かれた記録がある
  • 実写には未登場。春申君(斎藤工)・昌平君(玉木宏)とは別人

僕はこう読む

春平君は、キングダムでいちばん「自分では何もしていないのに、国を動かした人」だと思っています。
剣も策も持たない人物に、趙の城ひとつの重さを載せた。
戦の勝ち負けではなく、王の執着で国の値段が決まることを見せた人物だと僕は読んでいます。

春平君の一件を「呂不韋の商才が光った場面」と見るか、「悼襄王の弱さが国を傾けた始まり」と見るかで、この取引の見え方は変わってきます。

——あなたは春平君の一件を、呂不韋が一枚上手だった話だと思いますか。それとも、悼襄王の執着が趙を損させた話だと思いますか。よければコメントで教えてください。

よくある質問

「春平君とは誰か」「実在するのか」「実写は誰か」を確かめに来る人が多いので、立場と史実から短く答えます。

Q. 春平君の読み方は何ですか?
A. しゅんぺいくんです。「しゅんへいくん」と読まれることもありますが、作中の読みはしゅんぺいくんです。

Q. 春平君は何者ですか?
A. 趙の家臣で、悼襄王に寵愛された美貌の青年です。呂不韋に捕らえられたことが、秦趙同盟のきっかけになりました。

Q. 春平君は実在の人物ですか?
A. 実在します。史記の趙世家に、悼襄王の二年に秦に留め置かれ、呂不韋が帰したという記録があります。

Q. 春平君と引き換えに、趙は何を差し出しましたか?
A. 作中では、李牧が秦趙同盟を結び、完成間近だった韓皋城を秦に渡しています。

Q. 実写映画で春平君を演じたのは誰ですか?
A. 春平君は映画に登場していません。名前の似た春申君は、第5作『魂の決戦』で斎藤工さんが演じています。

Q. 春平君と春申君は同じ一族ですか?
A. 別の人物です。春平君は趙の家臣、春申君は楚の宰相です。

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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日

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