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推しの子でゴローを殺した犯人は誰か
結論から言うと、ゴローを崖から突き落としたのはアイのファンのリョースケで、アイの妊娠と病院をリョースケに流した黒幕が、双子の父親カミキヒカルです。
推しの子は2024年11月に全166話・全16巻で完結していて、ゴローの死は第1話で起き、遺体は8巻77話で見つかり、黒幕の言い分と最期まで描き切られています。雨宮ゴローがどこで、誰に、なぜ殺されたのか。事件の夜から順に追っていきます。
この記事でわかること
- ゴローを殺した実行犯リョースケと、殺し方・死因
- 黒幕カミキヒカルがゴローの死にどう関わったのか
- ゴローの遺体が見つかったのは何巻の何話か
- アニメでは何期の何話で描かれたか
- 犯人たちの最期と、ゴローの死が物語に残したもの(カイの読み)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゴローを殺した実行犯 | リョースケ(菅野良介)。アイの熱狂的なファンの大学生 |
| 殺し方・死因 | 出産の夜、病院の外で追いかけた先の山道で、崖から突き落とされた |
| 黒幕 | カミキヒカル(神木輝)。アイの妊娠と宮崎の病院のことをリョースケたちに話していた双子の父親 |
| 殺された場面 | 1巻1話「母と子」の結末 |
| 遺体が見つかった話 | 8巻77話「再会」。宮崎・高千穂の祠の裏で白骨の状態で見つかる |
| 身元がわかった話 | 8巻78話「利用」。遺体のそばのクレジットカードで雨宮ゴローと確かめられる |
| アニメ | 殺される場面は1期1話、遺体の発見は2期23話、身元の判明は2期24話 |
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リョースケにとって、ゴローはアイに近づく邪魔者でしかなかったはずです。
狙いはアイで、ゴローは出産を守ろうと前に出ただけでした。
物語はいちばん関係の薄い人の死から始まっていると思っています。
その人が主人公に生まれ変わるので、アクアの復讐はずっと「自分のため」と「アイのため」が混ざったまま進みます。
ゴローはどうやって殺されたのか
雨宮ゴローは、宮崎県高千穂町の病院に勤める産婦人科医です。ある日、B小町のセンターで16歳のアイが、社長の斉藤壱護に付き添われて診察に来ます。アイは双子を妊娠していて、アイドルを続けたまま隠れて産むと決めていました。
ゴローはアイの熱心なファンでした。推しの妊娠に揺れながらも、「嘘はとびきりの愛」だと語るアイの覚悟を聞き、医者として無事に産ませると約束します。そこから出産の日まで、2人は人目を避けて準備を重ねていきました。
出産予定日の夜、病院の外で、ゴローは見知らぬ男に声をかけられます。男はアイが妊娠していることも、ゴローが担当医であることも知っていました。アイに近づけまいと追いかけた先は、明かりのない山道でした。
ゴローはそこで崖から突き落とされて命を落とします。死因は転落で、事故ではなく殺人でした。次に目を開けたとき、ゴローはアイの腕に抱かれた赤ん坊、星野アクアになっていました。ここまでが原作1巻1話「母と子」の結末です。
ゴローの死は、当時は誰にも知られませんでした。遺体が見つからないまま、病院では失踪として扱われます。アクアは自分の前世の体がどうなったのかを、ネットの報道で探す場面もあります。
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ゴローが男を追いかけたのは、推しを守るファンとしてだったのか、医者としてだったのか。
第1話はそこを分けて描いていないと思っています。
ファンの顔と医者の顔が1つになった瞬間に、ゴローは殺されます。
だから生まれ変わったアクアは、アイを推す子どもでもあり、アイを守れなかった医者でもあるんです。
実行犯リョースケは何者で、なぜゴローを殺したのか
リョースケの本名は菅野良介です。都内に住む大学生で、アイにプレゼントを贈るほど入れ込んでいたファンでした。アイが部屋に飾っていた星の砂の瓶も、リョースケからの贈り物です。アニメでは田丸篤志さん、実写では杢代和人さんが演じています。
リョースケが宮崎まで来たのは、アイの妊娠を知って激高したからです。狙っていたのはアイ本人で、病院のまわりをうろついていたところをゴローに怪しまれ、追われた末に崖から突き落としました。つまりゴローが殺された理由は、アイの出産を守る側に立っていたこと、それだけです。
リョースケはそのあと捕まりませんでした。数年後、今度は引っ越したばかりのアイの家を訪ね、ドアを開けたアイを刺します。ゴローとアイの2人を殺したのは、同じリョースケです。
リョースケは、応援していた自分のことなどアイは覚えていないと思い込んでいました。ところがアイは、人の名前を覚えるのが苦手なのに、リョースケの名前も、贈られた星の砂のことも覚えていました。その言葉にリョースケは打ちのめされ、逃げたあとに自ら命を絶ちます。
では、一人のファンが、なぜ極秘だったアイの妊娠や、宮崎の病院まで知っていたのか。アクアは、リョースケに情報を流した人間がいて、それが自分とルビーの父親だと考えました。ゴローの死とアイの死を一本の線で結ぶ、アクアの復讐はここから始まります。
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リョースケは、ゴローを殺したあと数年のあいだ、捕まらずに暮らしていたことになります。
一度人を殺しても止まらず、次はアイを刺しに行った。
それを止めたのが、アイが名前を覚えていたという一言だけだったのが皮肉です。
ゴローの命では止まらなかった男が、アイの記憶で崩れた。
リョースケの中で、ゴローは最後まで数に入っていなかったのだと思っています。
黒幕カミキヒカルはゴローの死にどう関わったのか
カミキヒカルは、アクアとルビーの父親で、芸能事務所・神木プロダクションの代表です。劇団ララライにいた15歳のころ、ワークショップに来た16歳のアイと付き合い、双子が生まれました。アニメでは宮野真守さん、実写では二宮和也さんが演じています。
アイは妊娠がわかると、カミキヒカルに別れを告げます。別れを受け入れられなかったカミキヒカルは、アイの秘密を周りに話していました。話した相手が、旧B小町のメンバーだったニノ(新野冬子)と、ニノと交際していたリョースケです。
カミキヒカル本人がこれを口にするのは最終章の160話です。アイが宮崎の病院で出産すると知って、友人だと思っていたニノとリョースケに相談したと認めました。ただし、自分は宮崎には行っていない、誰も刺していないし突き落としてもいない、とも言い張っています。
アクアはその言い分を退けます。カミキヒカルがしたのは、自分の手は汚さず、アイの話を聞かせ続けて、ニノとリョースケを壊していくことでした。アクアは父親を、人殺しよりたちの悪い「教唆する者」だと突きつけます。アイの新しい住所をリョースケに教えたことも、154話でカミキヒカル自身が認めています。
検索でよく聞かれる「カミキヒカルがゴローを殺した理由」については、答えがはっきりしています。カミキヒカルにとって、ゴローは狙う相手ではありませんでした。アイへの執着を流し込まれたリョースケが宮崎へ行き、そこで出産を守っていたゴローとぶつかった。ゴローはその巻き添えです。
なお79話で、謎の少女ツクヨミはルビーに、ゴローが消えた夜、病院の近くに怪しい者が2人いたと告げています。1人は大学生くらいで、もう1人は中学生くらいでした。大学生くらいのほうがリョースケです。中学生くらいのもう1人を、作中で名前を挙げて示す場面はありません。当時のカミキヒカルは15歳前後で年齢は重なりますが、本人は160話で宮崎行きを否定しています。
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カミキヒカルは、ゴローという名前を最後まで重く扱いません。
自分は宮崎に行っていないと言えば、それで話が済むと思っている。
自分の手が届かないところで死んだ人を、自分の罪に数えないのがカミキヒカルの怖さだと思っています。
ゴローの生まれ変わりであるアクアが目の前にいるのに、それに気づかないまま話しているのも象徴的です。
ゴローの遺体が見つかったのは何話か
ゴローの遺体が見つかるのは、第1話から十数年後の8巻77話「再会」です。新生B小町のMVの撮影で、アクアやルビー、黒川あかねが宮崎の高千穂を訪れます。アクアとルビーが生まれた病院がある町で、前世のゴローとさりなが出会った場所でもあります。
ルビーはさりなだったころ、ゴローを「せんせ」と呼んで慕っていました。そのせんせが姿を消したのは、女性関係のもめごとで逃げたからだと、ルビーは思い込んでいます。77話の夜、ルビーはあかねにそう話しながら歩いていました。
そこへカラスが現れて、2人を祠の裏へ導きます。そこにあったのは、白衣と眼鏡を身につけた白骨の遺体でした。そばには、さりなが息を引き取る前にゴローへ託した、アイのキーホルダーが落ちていました。「アイ無限恒久永遠推し!!!」と書かれた、ライブの思い出の品です。
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ルビーにゴローだと分からせたのが、名前でも顔でもなくキーホルダーだったのが効いています。
ゴローは十数年、さりなの推しを持ったまま山の中にいた。
さりなとの約束を、死んだあとも守り続けていたと読めるんです。
ルビーが逃げたと責めていた相手は、ずっと自分の渡した推しを握っていました。
78話「利用」で、遺体は身につけていたクレジットカードから雨宮ゴローだと確かめられ、他殺の疑いのある遺体として警察が現場を調べます。アクアはここで、あかねが遺体を見つけるように、わざと手がかりを出していたと打ち明けます。自分の前世の体がどこにあるのか、アクアだけは知っていたからです。
そして79話「役目」で、ツクヨミがルビーに、ゴローの死にはアイを殺した者が関わっていたと告げます。ルビーは両目に黒い星を宿し、犯人を見つけ出すと誓いました。ルビーの闇堕ちの流れは、ルビーが闇堕ちした理由の記事で追っています。
アニメでは何話で描かれたのか
ゴローが殺される場面は、アニメ1期の1話「Mother and Children」です。2023年4月12日に90分の拡大版で放送され、原作の第1話からアイの死までを1話にまとめています。リョースケに追われて崖から落ちる夜も、ここに入っています。
遺体の発見は2期です。祠の裏で白骨を見つける77話が2期23話、身元がわかる78話とツクヨミの告白の79話が、2期の最終話にあたる24話「願い」に入っています。24話は2024年10月6日の放送でした。
3期は2026年1月から3月まで放送され、最終話の35話で、ルビーがアクアの中にゴローを見つけて立ち直る122話・123話までが描かれました。カミキヒカルがニノとリョースケに話したと認める160話や、カミキヒカルの最期は、アニメではまだ描かれていません。3期の放送が終わったあとに、4期「Final Season」の制作が発表されています。
雨宮ゴローはどんな人物だったのか
ゴローは東京の国立医大を出た産婦人科医で、年は30歳前後です。長身に眼鏡、白衣姿で描かれます。母親は父親が誰かを明かさないまま、ゴローを産んですぐに亡くなりました。祖父母に育てられたゴローは、母の死を自分のせいだと感じながら、母と子を守る産婦人科医の道を選びます。
研修医のころ、ゴローは入院していた少女・天童寺さりなと出会います。さりなは重い病気で、12歳で亡くなりました。アイを推していたのはさりなのほうで、ゴローはさりなの話を聞くうちにアイを知りました。さりなが亡くなったあと、ゴローは彼女の推しを引き継ぐようにアイのファンになります。仕事の合間に患者の部屋でB小町のライブを見ていて、看護師に見つかる場面もあるほどでした。
生まれ変わったあと、ゴローとさりなはアクアとルビーとして兄妹になりますが、互いの前世には長く気づきません。ルビーがアクアの正体に気づくのは13巻122話「せんせ」です。2人の前世のつながりは、アクアとルビーの前世の記事でまとめています。アニメでゴローの声を担当しているのは伊東健人さん、実写で演じたのは成田凌さんです。
ゴローを殺した犯人たちは最後どうなったのか
実行犯のリョースケは、アイを刺したあとに自ら命を絶ちました。159話では、リョースケが死んだのは交際していたニノにそう言われたからだと明かされます。ゴローを殺した罪で裁かれることは、最後までありませんでした。
黒幕のカミキヒカルは、法で裁ける証拠がほとんど残っていませんでした。最終章でニノはルビーを殺しに向かいますが、それに気づいていたあかねや壱護に取り押さえられます。
161話で、アクアは自分の体をナイフで刺したうえで、カミキヒカルをつかんだまま崖から海へ落ちました。告発に逆上したカミキヒカルがアクアを刺し、2人とも落ちた、という形を自分で作ったのです。ルビーが「殺人者の妹」と呼ばれないための選択でした。164話でアクアの遺体が見つかり、ニノの取り調べからカミキヒカルの余罪も明らかになっていきます。アイの事件の側から犯人を追った流れは、アイを殺した犯人の記事でまとめています。
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ゴローは崖から突き落とされて死に、アクアは崖から自分で落ちて死にました。
同じ魂が、同じ落ち方で二度終わっています。
1度目は守れなかった死で、2度目は守るための死です。
第1話の崖を、最終章で自分の意思で飛び直したように見えると思っています。
まとめ
ゴローを殺した実行犯はアイのファンのリョースケで、アイの妊娠と宮崎の病院をリョースケたちに流した黒幕が、双子の父親カミキヒカルです。
押さえておきたい点を並べておきます。
- ゴローは出産の夜、リョースケに崖から突き落とされて死んだ(1巻1話)
- 殺された理由は、アイを狙ったリョースケの前に立ったから
- カミキヒカルはアイの妊娠と病院をニノとリョースケに話していた(160話)
- 遺体は8巻77話で見つかり、78話で身元がわかった
- アニメでは1期1話で殺され、2期23話・24話で遺体と身元が描かれた
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ゴローの遺体を見つけさせたのが、アクア自身だったところに引っかかっています。
自分の死を、自分の手で表に出した。
ゴローとして葬られることを、アクアはずっと待っていたのかもしれません。
ゴローの死を、アイを守ろうとした医者の最期と見るか、推しの子という物語を動かすための最初の犠牲と見るかで、第1話の読み味がずいぶん変わります。
——あなたは、ゴローが男を追いかけたのは医者としてだったと思いますか。それとも、アイのファンとしてだったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
実行犯と黒幕が別にいて、遺体が見つかる話と身元がわかる話も分かれているので、取り違えやすいところをまとめておきます。
Q. 推しの子でゴローを殺した犯人は誰ですか。
A. 直接手を下したのは、アイの熱狂的なファンだったリョースケ(菅野良介)です。アイの妊娠と宮崎の病院のことをリョースケたちに話していた黒幕が、アクアとルビーの父親カミキヒカルでした。
Q. ゴローの死因は何ですか。
A. 転落死です。アイの出産の夜、病院の外で怪しい男を追いかけた先の山道で、リョースケに崖から突き落とされました。事故ではなく殺人です。
Q. ゴローはなぜ殺されたのですか。
A. アイの妊娠に激高したリョースケが病院の近くに来ていて、出産を守ろうとしたゴローが邪魔になったからです。ゴロー自身が狙われていたわけではありません。
Q. ゴローの遺体が見つかったのは何話ですか。
A. 8巻77話「再会」で、ルビーとあかねが宮崎・高千穂の祠の裏で白骨の遺体を見つけます。身元が雨宮ゴローだと確かめられるのは78話「利用」です。
Q. アニメでゴローが殺されるのは何話ですか。
A. 1期1話「Mother and Children」です。遺体の発見は2期23話、身元の判明は2期24話「願い」で描かれました。
Q. ゴローの声優は誰ですか。
A. 伊東健人さんです。実写版では成田凌さんが演じました。
犯人の次は、星野アイが亡くなった話数、アクアの魅力、ルビーの闇堕ちへ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月24日


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