本ページはプロモーションが含まれています
ペルギウスとは何者なのか
結論から言うと、甲龍王です。ラプラス戦役で魔神を倒した三英雄の1人で、初代甲龍王ドーラの子。転生法で現代へ移った古代龍族です。空中城塞ケイオスブレイカーを拠点にしています。
戦う場面はほとんど描かれません。それでも作中で最強格に数えられる理由が、はっきりあります。
この記事でわかること
- 12の使い魔の内わけ
- 魔術がどの階級にあるのか
- 強さが分かる2つの場面
- ケイオスブレイカーの大きさ
- オルステッドと敵対する理由
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ペルギウス・ドーラ |
| 肩書き | 甲龍王。魔神殺しの三英雄の1人 |
| 出自 | 初代甲龍王ドーラの子。転生法で現代へ移った古代龍族 |
| 拠点 | 空中城塞ケイオスブレイカー |
| 召喚魔術・結界魔術 | 神級 |
| その他の魔術 | 聖級 |
常に険しい表情をしていますが、信頼した相手には寛容です。食通で、芸術にも通じています。この一面が後で効いてきます。
12の使い魔の内わけ
ここが混乱しやすいところです。「12の使い魔」と書かれることもあれば、「11の精霊」と書かれることもあります。
どちらも正しく、内わけはこうなっています。
- 11人が精霊……光輝のアルマンフィ、轟雷のクリアナイト、時間のスケアコート、贖罪のユルズ、洞察のカロワンテ、生命のハーケンメイル、波動のトロフィモス、破壊のドットバース、大震のガロ、狂気のフュリアスファイル、暗黒のパルテムト
- 1人が天族……空虚のシルヴァリル。使い魔たちのまとめ役
つまり11の精霊に、天族のシルヴァリルを足して12です。シルヴァリルだけ精霊ではないので、数え方が2通り流通しています。
全員が仮面をつけ、独特の制服を着ています。能力が判明しているのは一部だけです。
- アルマンフィ……光速で移動する。ルーデウスを守る剣王ギレーヌと互角に戦った
- スケアコート……人の時間を止める。ナナホシが現代へ帰るまで定期的に眠らせていた
- ドットバース……契約を破壊する。ルーデウスが誤って結んだ契約を破棄した
- クリアナイト……音を操り、長距離の聴覚を得る
- カロワンテ……相手の能力や隠し事を見破る
- ユルズ……他人の体力を別の者へ移す
- シルヴァリル……美味しいお茶を淹れる。ナナホシに格闘術を指導してもいる
僕はこう読む
シルヴァリルの能力がお茶だと明かされたところが、この主従の答えだと思っています。
他の11人は、光速・時間停止・契約破壊と、どれも戦力です。
まとめ役だけが戦闘に関係ありません。
それでもペルギウスは、彼女の淹れるお茶を大絶賛しています。
戦うためだけに揃えた集団ではないということです。
何百年も同じ顔ぶれで暮らしてきた相手に、主が求めたのが茶だった。
厳格な人物として描かれていますが、生活の側を手放していないところが読みどころだと思います。
1日しか保たない精霊を、何百年も保たせた
召喚魔術でペルギウスが世界的な権威とされるのは、この一点です。
精霊は太古から存在しますが、召喚しても姿を保てるのは1日だけでした。それを改良し、何百年も維持できる術を開発しています。
さらに、戦闘で失われても終わりではありません。ケイオスブレイカーへ行けば復活できます。
実際に起きています。ルーデウスが第二王女アリエルを国王にするために動いたとき、水神流の最強剣士レイダ・リィアの奥義「剥奪剣界」でアルマンフィとトロフィモスが瞬殺され、消滅しました。
悔やむルーデウスに、ペルギウスは表情も変えずに告げます。ケイオスブレイカーへ行けば復活できる。その後、2人は何ごともなかったように働いています。
強さが分かる2つの場面
戦闘描写は少ない人物です。それでも決定的な場面が2つあります。
1つ目は、不死魔王アトーフェラトーフェとの一件。
ナナホシがドライン病にかかり、ルーデウスたちは治療のソーカス草を求めて魔王の城へ向かいました。回収には成功したものの、アトーフェラトーフェと親衛隊に追われます。再生能力と連携に押され、劣勢になりました。
そこへ転移魔法陣から現れたのが、ペルギウスとシルヴァリル、アルマンフィです。
アトーフェラトーフェは激しい殺意を向け、夫である初代北神カールマンとの盟約を守れと叫びます。2人には、ラプラス戦役の際に殺し合いを禁じる約束がありました。
ペルギウスの返答が淡々としています。カールとの約束は守る。ただしルーデウスたちが助力を願い出たから来た。そして自分が一方的に攻撃するのは、殺し合いにはならない。
前龍門と後龍門を出現させ、アトーフェラトーフェの魔力と闘気をはがしていきます。そして右手を白く発光させ、振り下ろしました。甲龍手刀・一断。不死魔王の身体は、縦に両断されて吹き飛びます。
僕はこう読む
この場面がただの強さ自慢で終わらないのは、ペルギウスに動機があったからだと思っています。
ラプラス戦役のころ、この人はまだ弱く、アトーフェラトーフェに何度も殺されかけました。
そのたびに龍神ウルペンや北神カールマンに助けられています。
復讐したいという感情は、そこで生まれました。
ところが戦役のあと、カールマンとアトーフェラトーフェが結婚してしまう。復讐の相手が親友の妻になったわけです。
以来ずっと約束を守ってきました。
そこへ「助力を願う」という形が来た。約束を破らずに済む抜け道を、何百年も待っていたのだと思います。
2つ目は、魔王バーディガーディの封印です。
ビヘイリル王国で、闘神鎧を着たバーディガーディはルーデウスたちに撃退されました。ところが不死身の肉体を持つため、倒しただけでは終わりません。
オルステッドの依頼を受け、ペルギウスは地竜の谷で神級の結界魔術を組み上げます。
この結界は、封印する対象と、媒介になる魔道具が強いほど強固になる仕組みでした。バーディガーディの闘神鎧と王龍剣カジャクトをそのまま材料に使っています。
結果、オルステッド自身が「自分でも脱出できない」と認めるものになりました。
ケイオスブレイカーの大きさ
拠点は空に浮かぶ巨大な城です。ラプラスの復活に備え、世界各地を見張りながら移動しています。
規模が異常です。アスラ王国のシルバーパレスより大きく、入口から謁見の間まで歩いて1時間かかります。
訪ねる側は、ペルギウスから渡された笛を吹きます。轟雷のクリアナイトが音を捉え、アルマンフィが迎えに来るという段取りです。歩いて行けないからこうなっています。
しかも、これは本来の半分です。元は2倍の大きさがありました。初代龍神が放った「神刀」という技で、上下に切り裂かれています。
いまペルギウスが使っているのは、その下半分だけです。上半分がどうなったかは描かれていません。
なお、立ち入りには制限があります。魔族の入城を頑なに禁じています。ルーデウスの妻であるロキシーもミグルド族なので歓迎されず、転移魔法陣の利用だけを渋々許されている状態です。
例外もあります。ルイジェルドです。スペルド族ですが、かつてペルギウスの命を救っています。そのため、ルイジェルド人形の販売にも許可を出しました。
オルステッドと敵対する理由
2人とも龍族で、容姿も似ています。どちらも前龍門と後龍門を使います。ペルギウスは長い詠唱を必要としますが、オルステッドは短いという差があります。
名前も登場も多い2人ですが、直接会って会話した場面は1回だけです。バーディガーディの封印を依頼したときだけでした。淡々と話して終わっています。
関係が冷えているのは、ペルギウスが五龍将の一員だからです。ヒトガミを倒そうとするオルステッドから見れば、立場が食い違います。
僕はこう読む
1回しか会話していないのに、封印だけは頼んでいるところが面白いと思っています。
オルステッドは、この世界でほぼ何でも自分で片づけられる人物です。
その人が、結界魔術だけは他人に頼んだ。
つまりペルギウスの結界は、龍神が自前で用意できない水準にあります。
詠唱の長さでは負けていても、到達している高さでは上ということです。
2人が将来的に敵対する運命だと語られているのは、力が近いからではなく、
どちらも相手の代わりがきかないからだと読んでいます。
アリエルとザノバに見せた顔
厳格な人物として描かれますが、素の部分が出る相手が2人います。
1人はアスラ王国の第二王女アリエルです。
助力を求められたペルギウスは、王にとって重要な要素は何かと問いました。アリエルは答えられません。
この人物には、アスラ王国と距離を置いた過去がありました。かつて国王と対等に付き合っていたものの、王宮内の醜い利権関係を見て嫌気が差したのです。それでも、親友と呼んだ国王ガウニス・フリーアン・アスラの姿は忘れていませんでした。
4か月後、アリエルが再び現れます。同じ問いに、今度はこう答えました。意思を継ぐこと。そして、この答えが否定されるならもう助力は要らないと宣言します。
ペルギウスは、ガウニスの理想とする王の話を思い出しました。重なったと判断し、協力を約束します。その後アリエルは国王に就任しました。
もう1人はザノバです。きっかけは人形でした。
ケイオスブレイカーを訪れたザノバが、ルーデウスの屋敷の地下で見つけた人形の設計図にあった紋章について尋ねます。ペルギウスの答えは「狂龍王カオスのものだ」。
そこから会話が始まります。人形への思いを素直に語るザノバを、ペルギウスは芸術の分かる人物だと認めました。カオスの作品を見せてやるとまで言っています。
以後の関係は、この作品でも珍しい和やかさです。ルーデウスとアトーフェラトーフェの武勇伝を上機嫌で聞き、ルーデウスが土魔術で作ったシルヴァリルの人形を大絶賛し、数年後にはサンドイッチを食べながらチェスのようなゲームで遊んでいます。
僕はこう読む
アリエルとザノバへの接し方が、同じ性格から出ていると思っています。
どちらも中身で判断しています。
アリエルには王家の血ではなく、答えを持ってきたかどうかを見ました。
ザノバには身分ではなく、人形を語る言葉を見ています。
魔族の入城を禁じる一方で、命を救ったルイジェルドだけは通す。
基準が身分ではなく、自分との間に何があったかで決まる人です。
何百年も生きて、同じ12人としか暮らしていない人物が、
それでも新しい相手を1人ずつ選び直している。そこが好きなところです。
まとめ
ペルギウスは甲龍王です。魔神殺しの三英雄の1人で、12の使い魔を従えています。
押さえておきたい点を並べておきます。
- ペルギウス・ドーラ。初代甲龍王ドーラの子で、転生法で現代へ移った古代龍族
- ラプラス戦役における魔神殺しの三英雄の1人
- 召喚魔術と結界魔術は神級。その他の魔術も聖級
- 使い魔は12。11の精霊と、天族のシルヴァリル1人という内わけ
- 1日しか保たない精霊を、何百年も維持する術を開発した
- 使い魔はケイオスブレイカーで復活できる。アルマンフィも一度消滅して戻った
- 甲龍手刀・一断でアトーフェラトーフェを縦に両断した
- バーディガーディの封印は、オルステッドが自分でも出られないと認めた
- ケイオスブレイカーは元の2倍。初代龍神の神刀で切られた下半分を使っている
僕はこう読む
ペルギウスの強さは、戦闘力ではなく「終わらせない力」だと思っています。
1日で消える精霊を何百年保たせる。消滅した使い魔を復活させる。
不死身のバーディガーディを、殺さずに永久に閉じ込める。
どれも相手を倒す力ではなく、状態を固定する力です。
だから戦闘描写が少ない。倒す必要がないからです。
ラプラスの復活を何百年も見張り続けているのも、同じ性質でしょう。
時間を味方につけられる者が、この世界でいちばん強い。
甲龍手刀を1回しか見せないのは、それが本業ではないからだと思います。
五龍将のペルギウスと、ヒトガミを倒そうとするオルステッド。立場は食い違っていますが、封印を頼み、引き受けた関係でもあります。この2人が最後にどうなるかは描かれていません。
——あなたはペルギウスとオルステッドが、最後には敵対して戦うと思いますか。それとも、立場が違うまま共存すると思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ペルギウスは肩書きと使い魔の数え方が混ざりやすいところです。分けて答えます。
Q. ペルギウスが魔族を城に入れないのはなぜですか。
A. 作中で理由は明言されていません。ルーデウスの妻のロキシーもミグルド族のため歓迎されず、転移魔法陣の利用だけを渋々許されています。ただし命を救ってくれたルイジェルドは例外で、スペルド族でありながら人形の販売許可まで出しています。
Q. 使い魔は12ですか、11ですか。
A. 12です。内わけは召喚した11の精霊と、天族のシルヴァリル1人。シルヴァリルだけ精霊ではないため、11と書かれることもあります。
Q. ペルギウスの魔術はどのくらいの階級ですか。
A. 召喚魔術と結界魔術が神級、その他の魔術も聖級です。とくに召喚魔術では世界的な権威とされています。
Q. ペルギウスの強さが分かる場面はどこですか。
A. 甲龍手刀・一断で不死魔王アトーフェラトーフェを縦に両断した場面と、バーディガーディを結界魔術で封印した場面です。後者はオルステッドが自分でも脱出できないと認めています。
Q. ペルギウスはなぜアリエルに協力したのですか。
A. 「王にとって重要な要素は何か」という問いに、アリエルが4か月かけて「意思を継ぐこと」と答えたためです。ペルギウスはその答えが、かつて親友だったアスラ国王ガウニスの理想と重なったと判断しました。
Q. 使い魔が倒されたらどうなるのですか。
A. ケイオスブレイカーへ行けば復活できます。アリエルを国王にする戦いで、水神流のレイダ・リィアの奥義によりアルマンフィとトロフィモスが消滅しましたが、その後は何ごともなかったように働いています。
使い魔のアルマンフィ、真の王ガウニス、魔神ラプラスも読めます。
十二の使い魔光輝のアルマンフィとは何者?ペルギウスの使い魔で、185話で斬られても再び登場!アルマンフィは斬られても復活します。
王と呼んだ人ガウニス・フリーアン・アスラとは誰か?ペルギウスが真の王と呼んだ約400年前の王です!ガウニスはペルギウスが真の王と呼んだ人です。
倒した相手の謎ラプラスはなぜ2人いるのか?魔神と技神に割れた魂ラプラスは魔神と技神に割れたのでしょうか。
この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月18日


コメントを残す