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【鬼滅の刃】伊之助の母・琴葉は誰なのか?童磨に殺される直前、18巻160話で我が子を崖から逃がした!

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伊之助の母・琴葉は誰なのか

結論から言うと、嘴平琴葉は伊之助の実の母です。童磨の正体に気づいて寺を逃げ、崖から伊之助を川へ落として逃がし、自分は童磨に殺されました。

琴葉の過去がまとめて描かれるのは、原作18巻160話「重なる面影・蘇る記憶」です。無限城で伊之助の素顔を見た童磨が、十数年前に寺へ逃げ込んできた母親の顔を思い出し、楽しそうに語り始めます。鬼滅の刃は2020年5月に全205話・全23巻で完結していて、琴葉の最期も、伊之助が母の仇を討つところまで描き切られています。琴葉がなぜ家を逃げ、なぜ童磨の寺にたどり着き、どう死んだのかを順に見ていきます。

この記事でわかること

  • 嘴平琴葉がどんな母親で、何歳で伊之助を産んだのか
  • 琴葉が夫の家を逃げ、童磨の万世極楽教に身を寄せた理由
  • 童磨が琴葉を食べるつもりが無かった理由と、琴葉が正体に気づいた経緯
  • 琴葉の最期が描かれる話数と、崖で伊之助を逃がした場面
  • 伊之助が母を思い出したのはいつか。那田蜘蛛山の走馬灯から童磨戦まで
  • 琴葉の声優と、アニメや劇場版でどこまで描かれたか
項目 内容
名前 嘴平琴葉(はしびら ことは)
伊之助との関係 実の母。伊之助を産んだのは17〜18歳のころ
家を逃げた理由 夫と姑からの暴力。夫が泣く伊之助を乱暴に揺さぶったのが決め手
身を寄せた先 上弦の弐・童磨が教祖を務める万世極楽教の寺院
最期 童磨が信者を食う鬼だと気づいて逃げ、崖で伊之助を川へ落として逃がしたあと、童磨に殺された
描かれた話 5巻37話で伊之助の走馬灯に姿だけ。過去は18巻160話で童磨が語る
仇討ち 19巻162話で、伊之助と栗花落カナヲが童磨の頸を斬る
声優 能登麻美子さん。テレビアニメ第1期18話「偽物の絆」で初めて声が付いた

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表にしてみると、琴葉の人生は二度逃げて、二度とも悪い場所に着いた話です。
暴力の家から逃げた先が、鬼の寺でした。
それでも、二度目に逃げたときの琴葉は、自分ではなく伊之助の逃げ道だけを作っています。
一度目は二人で助かるために逃げ、二度目は伊之助一人を助けるために逃げた。
同じ逃げるでも、中身がまったく違うと思っています。

嘴平琴葉はどんな母親だったのか

童磨の記憶に残る琴葉は、黒髪に緑色の目をした、小柄な若い母親です。無限城で伊之助の猪頭が外れたとき、童磨が見覚えがあると言い出したのは、伊之助の顔が母の琴葉とそっくりだったからでした。童磨によれば、琴葉のほうがもっと華奢で、表情も柔らかかったといいます。

童磨が覚えていたのは顔だけではありません。琴葉は歌が上手で、赤ん坊の伊之助にいつも歌を聴かせていました。指切りげんまんの節に乗せて、自分が伊之助を守ると約束する歌です。

「命にかえても 伊之助は母さんが 守るからね」

腕の中の伊之助に向ける言葉も、同じ温度でした。「可愛いね 伊之助 ちっちゃいおてて」「伊之助はあったかいねぇ 私の宝物」。伊之助がのちに思い出すのは、この声と手の温かさです。

頭が悪いと言ったのは童磨です

琴葉については、頭が良くなかったという話がよく出てきます。これは童磨が琴葉を振り返ったときの言い方で、作中で琴葉の知能が何かの病名で語られることはありません。人間を見下す童磨の目を通した評価だという点は、押さえておきたいところです。

しかも童磨は同じ口で、琴葉は頭が鈍いぶん勘が鋭かったとも言っています。その勘の鋭さが、のちに童磨の正体を見抜く力になりました。

琴葉はなぜ家を逃げたのか

琴葉には、頼れる親も兄弟もいませんでした。嫁ぎ先では、夫から毎日のように殴られ、姑からもいじめられていました。髪を引っ張られ、顔を殴られても、行く当てのない琴葉は耐えるしかありませんでした。

舞台は大正時代です。若い女性が一人で子どもを育てて生きていく道は、ほとんどありません。夫の家を出るということは、住む場所も食べるものも失うということでした。

その琴葉が動いたのは、暴力が伊之助に向いたときです。ある日、夫は泣いている伊之助を「うるさい」と乱暴に揺さぶりました。赤ん坊を強く揺さぶるのは、命に関わる危険な行為です。

琴葉は夫の手に噛みつき、伊之助を抱いて、雪の降る中を裸足で家から飛び出しました。寺にたどり着いたとき、殴られた顔は元の形が分からないほど腫れ上がり、片方の目は見えなくなっていました。

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片目が見えなくなるまで殴られても、琴葉は家を出ていません。
出たのは、伊之助が揺さぶられた日です。
自分の痛みでは動けなかった人が、子どもの痛みでは一日で動いた。
夫の手に噛みついたという一点に、琴葉が生まれて初めて誰かに逆らった瞬間が詰まっていると読んでいます。
伊之助の荒っぽさは父親からではなく、この日の母親から受け継いだものに見えます。

逃げた先は童磨の万世極楽教でした

琴葉が駆け込んだのは、上弦の弐・童磨が教祖を務める新興宗教、万世極楽教の寺院でした。童磨の言葉を借りれば、極楽教はそういうかわいそうな人たちを保護していました。行く当てのない琴葉にとっては、ほかに選びようのない場所です。

寺では傷の手当てを受け、腫れの引いた琴葉を見て、童磨はその美しさに驚いています。「きれいな子で印象に残ってる」という童磨の言葉は、十数年たって伊之助の顔を見た瞬間に琴葉を思い出したことからも、嘘ではありません。

琴葉を追ってきた夫と姑は、寺に乗り込んできたところを童磨に殺され、山に捨てられています。この話は19巻のおまけページで明かされた後日談で、童磨はうるさかったからという理由で二人を片づけました。琴葉がそれを知っていたかどうかは描かれていません。

ただ、極楽教には裏の顔がありました。童磨は教祖として信者を迎え入れながら、その信者を食べていた鬼です。頼る人のいない人ばかりが集まる寺は、誰かが消えても騒がれない場所でもありました。

僕はこう読む

夫と姑を殺したのが童磨だというのは、読み返すと皮肉な話です。
琴葉を苦しめてきた二人を片づけたのは、琴葉を最後に殺す鬼でした。
琴葉にとっての救いと破滅が、同じ一人の手の中にあった。
おまけページに回されたのは、本編で言えば童磨が善人に見えてしまう場面だからだと思っています。
童磨は琴葉のためではなく、うるさいという自分の都合で動いただけでした。

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童磨は琴葉を食べるつもりだったのか

意外なことに、童磨ははじめ、琴葉を食べるつもりがありませんでした。寿命が来るまで、自分のそばに置いておこうと考えていたのです。童磨はその理由をこう語ります。

「心が綺麗な人が傍にいると心地いいだろう?」

感情を持たない童磨にとって、琴葉は好きになった相手というより、そばに置くと気分のいいお気に入りでした。童磨が本当に心を動かされたと言えるのは、のちに地獄の入り口で胡蝶しのぶと言葉を交わす場面のほうです。

琴葉の勘の鋭さが、そのお気に入りの関係を終わらせます。琴葉は、童磨が信者を食っていることに気づいてしまいました。自分と伊之助を救ってくれたはずの教祖が、同じ寺の信者を食べていた。琴葉は童磨に向かって言い放ちます。

「酷い 嘘つき」

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この台詞は、上弦の弐に向けた言葉としては短すぎるくらいです。
ただ、琴葉が童磨を責めたのは、鬼だったことではなく嘘をついていたことでした。
自分を助けてくれた人を、最後まで人として責めている。
童磨が琴葉を心の綺麗な人と呼んだのは、こういうところだったのだと思っています。
その綺麗さが、琴葉を寺にいられなくしました。

琴葉の最期は18巻160話。崖で伊之助を逃がした

琴葉は伊之助を抱いて寺を飛び出しますが、人里へは抜けられず、山の中で道に迷います。行き着いたのは崖の上で、下には川が流れていました。後ろからは童磨が追ってきます。

琴葉は泣きながら伊之助に謝ります。

「ごめんね伊之助 母さん馬鹿でごめんね」

そして、伊之助を崖の下の川へ落としました。このまま二人で童磨に捕まるより、川に落ちれば助かるかもしれない。わずかな望みに、伊之助の命を賭けたのです。

直後に追いついた童磨は、琴葉を手にかけ、骨まで残さず食べました。寿命までそばに置くつもりだった相手を、童磨はあっさりと食べています。そして無限城で伊之助に向かって、琴葉の人生をこう笑いました。

「不幸だよねぇ琴葉 幸せな時ってあったのかな? なんの意味もない人生だった」

童磨は伊之助が死んだものと決めつけ、崖の下を探しもしませんでした。伊之助は生き延びて猪に育てられ、のちに鬼殺隊に入ります。10巻の番外編で描かれた、猪に育てられた捨て子という生い立ちの始まりが、この崖でした。

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童磨は琴葉の人生を、何の意味もなかったと言い切りました。
その言葉を聞いているのが、崖から落とされて生き延びた伊之助本人です。
意味のない人生だったかどうかの答えが、童磨の目の前に立っている。
作者はこの一言を、童磨の残酷さより、童磨の見落としとして置いたのだと読んでいます。
童磨は崖の下を見なかったから、自分を斬る相手を見逃しました。

伊之助はいつ母を思い出したのか

琴葉が最初に姿を見せるのは、ずっと前の那田蜘蛛山です。原作5巻37話「折れた刀身」で、蜘蛛の鬼の父に頭を握りつぶされかけた伊之助の走馬灯に、血を流しながら謝る女性が浮かびます。女性は泣きながら伊之助を高いところから落としました。このとき伊之助には、それが誰なのか分かっていません。

伊之助自身は、ずっと自分には母親がいない、いたとしても捨てられたと思っていました。その思い込みを崩したのが、18巻160話の童磨の話です。頭の奥に残っていた指切りの歌が、母の歌だったと分かります。

伊之助は以前、胡蝶しのぶと指切りをしたことがありました。その指切りが、赤ん坊のころに母が歌ってくれた指切りの記憶と重なっていたことも、ここでつながります。童磨はそのしのぶも、伊之助が来る直前に吸収していました。

母の仇を討つ。19巻162話で童磨の頸を斬る

母を笑われた伊之助は、怒りのまま童磨に斬りかかります。カナヲと二人がかりでも、童磨には届きませんでした。流れを変えたのは、17巻143話で童磨に吸収された胡蝶しのぶの体にため込まれていた藤の花の毒です。

毒で童磨の体が崩れ始めたところへ、伊之助とカナヲが斬り込みます。19巻162話「三人の白星」で、二人は童磨の頸を斬りました。三人とは、伊之助、カナヲ、そして毒で道を開いたしのぶです。

崩れていく童磨の体を踏みつけながら、伊之助は炭治郎たちと母親の話をしたときのことを思い出します。母はいない、いても捨てられたと言う伊之助に、炭治郎は、お母さんは伊之助のことが大好きだったと思うと返していました。その言葉が本当だったと分かって、伊之助は声を上げて泣きます。19巻の163話から164話にかけての場面です。

僕はこう読む

伊之助が泣いたのは、仇を討った瞬間ではありませんでした。
炭治郎に言われた何気ない一言が、本当だったと分かった瞬間です。
母の愛を証明したのが童磨の話だった、というのが皮肉です。
琴葉を一番ばかにしていた鬼が、琴葉の愛をいちばん正確に伝えてしまった。
この組み合わせを選んだ時点で、童磨の負けは決まっていたと思っています。

琴葉の声優とアニメで描かれた範囲

琴葉の声を担当しているのは、能登麻美子さんです。テレビアニメ第1期の18話「偽物の絆」(2019年8月3日放送)で、那田蜘蛛山の走馬灯に琴葉が現れる場面に声が付きました。

一方、琴葉の過去がまとめて語られる18巻160話は、2025年7月18日公開の劇場版 無限城編 第一章 猗窩座再来にも入っていません。第一章が描いたのは原作140話から157話までで、しのぶと童磨の戦いは、しのぶが吸収されるところまでです。

無限城編は劇場版3部作で、伊之助とカナヲが童磨と戦う場面は第二章以降になる流れです。第二章の公開日と副題は、2026年9月時点で発表されていません。琴葉の最期を映像で見られるのは、その第二章からです。

まとめ

嘴平琴葉は伊之助の実の母で、童磨の正体に気づいて寺を逃げ、崖から伊之助を川へ落として逃がしたあと、童磨に殺されました。

琴葉について押さえておきたいのは、次の点です。

  • 17〜18歳で伊之助を産み、夫と姑の暴力に耐えていた
  • 夫が伊之助を揺さぶった日に、雪の中を裸足で逃げ出した
  • 逃げ込んだ先は童磨が教祖の万世極楽教で、童磨は琴葉を寿命までそばに置くつもりだった
  • 童磨が信者を食う鬼だと気づいて逃げ、崖で伊之助を川へ落として逃がした
  • 過去は18巻160話で描かれ、19巻162話で伊之助とカナヲが童磨を討った
  • 声優は能登麻美子さんで、琴葉の最期は劇場版 無限城編 第二章以降の範囲

僕はこう読む

琴葉は自分のことを、いつも悪い人のところへ行ってしまう馬鹿な母親だと謝っていました。
けれど、琴葉が最後に選んだ場所は、童磨の手の届かない川でした。
人を選び間違え続けた母親が、最後の一回だけは間違えなかった。
伊之助が猪頭の下に母と同じ顔を持っていたのは、その一回が正しかった証拠だと思っています。

琴葉の人生を、童磨の言うように報われなかった一生と見るか、伊之助を生かしたことで報われた一生と見るかで、160話の重さはずいぶん違って見えます。

——あなたは琴葉の人生を、不幸な一生だったと思いますか。それとも、伊之助を守り切った一生だったと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。

よくある質問

琴葉は登場する場面が少ないぶん、何話に出てくるのか、声優は誰なのかが混ざって聞かれやすい人物です。よく聞かれる点をまとめます。

Q. 琴葉は何話に出てきますか。
A. 最初は原作5巻37話「折れた刀身」で、伊之助の走馬灯に姿だけが映ります。名前と過去が明かされるのは、18巻160話「重なる面影・蘇る記憶」で童磨が語る回想です。

Q. 琴葉の声優は誰ですか。
A. 能登麻美子さんです。テレビアニメ第1期18話「偽物の絆」で、那田蜘蛛山の走馬灯の場面に声が付きました。

Q. 琴葉は誰に殺されたのですか。
A. 上弦の弐・童磨です。童磨が信者を食う鬼だと気づいて寺を逃げ、崖で伊之助を川へ落として逃がした直後に追いつかれ、殺されて骨まで食べられました。

Q. 童磨は琴葉が好きだったのですか。
A. 恋というより、そばに置くと心地いいお気に入りでした。心が綺麗な人だからと寿命まで食べずに置くつもりでしたが、正体に気づかれると、ためらわずに殺しています。

Q. 伊之助は母親に捨てられたのですか。
A. 捨てられてはいません。琴葉は童磨から伊之助を逃がすために、崖の下の川へ落としました。伊之助は童磨戦でそのことを知り、母に愛されていたと分かって泣いています。

Q. 琴葉は頭が悪かったと言われるのはなぜですか。
A. 童磨が琴葉をそう評したからです。作中で病名などが示されることはなく、同じ童磨が、琴葉は勘が鋭かったとも語っています。その勘で、童磨の正体を見抜きました。

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最終更新:2026年9月24日

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