【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の脳汁が止まらない!?アシリパとの初対面で優しい嘘が通じない! | 漫画コミック考察ブログ

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【ゴールデンカムイ】鶴見中尉の脳汁が止まらない!?アシリパとの初対面で優しい嘘が通じない!

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この記事を読むとわかること
  • 鶴見はアシリパを確認した
  • 鶴見の脳汁が溢れた理由
  • 鶴見が鯉登を無視した衝撃

樺太編はキロランケに連れ去られたアシリパを取り戻すことを目的に杉元&谷垣と第七師団が手を組んだ旅となり、アシリパ奪還後の樺太脱出編では当然鶴見との合流が待ち受けていました。

ここでついにアシリパと鶴見が直接対面することになるのですが、アシリパを見た鶴見の反応が読者のみならず部下たちでさえ驚愕する衝撃シーンとなりました。

それではどんな対面となったのか、本記事では鶴見の様子をピックアップして樺太脱出編最大の見どころである「アシリパと鶴見の初対面」をその結末まで徹底的にご紹介していきます!

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鶴見中尉に異変!?アシリパとの初対面で何が起こった??

鶴見とアシリパの初対面は第211話、樺太・大泊で行われます。

鶴見はアシリパをひと目見て、その碧くまっすぐな瞳が“網走監獄ののっぺら坊”と“かつて出会ったウイルク”と同じだと感じ、間違いなくアシリパ本人であると確信しました。

さっそく鶴見はアシリパを連れていこうとしますが、アシリパが杉元たちと別行動をさせようとする鶴見を疑い、金塊の使い道を巡り口論になります。

「皆が幸福になる未来を目指す」といつもの調子で平然と語る鶴見

そのまま得意の“甘い嘘”でアシリパを引き込むのかと思いきや、しかし鶴見は「そもそも金塊はアイヌのものだ」と主張するアシリパに「そもそも和人を殺すための軍資金だろうが」とむしろ敵対するような発言をして月島を驚かせたのでした。

垂れる脳汁を拭いながら「お前が遺志を受け継ぐ。あの父親に目がそっくりだ」と不気味に薄ら笑う鶴見には、どうもいつもの余裕が感じられませんでした。

それどころか鶴見の額から拭いきれないほど大量の脳汁が溢れ出てきたのです。

尋常ではない脳汁とその中で不気味に笑う鶴見の異変に、何よりも第七師団の部下たちが戸惑う事態となりました。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鶴見中尉の脳裏に浮かんだのは強烈な過去??

鶴見の脳汁を溢れさせたのはウイルクそっくりのアシリパの瞳です。

ウイルクと同じ瞳を見て鶴見の脳裏に浮かんだのは、かつてウイルクたちに関わったことが原因で命を落とした妻子のこと

第177~179話で描かれましたが、鶴見には長谷川幸一としてウラジオストクでスパイをしていた過去があり、その時にフィーナという女性と結婚しオリガという女児を授かっていました。

しかし皇帝殺しの罪で指名手配されていたウイルク・キロランケ・ソフィアが、日本語を教わるためにたまたま鶴見の営んでいた長谷川写真館を訪れたことで運命が変わります。

ある日オフラーナ(秘密警察)が鶴見を捕まえに来た時、ウイルクたちが“自分たちを捕まえに来たものだ”と勘違いして戦闘を始め、その中でフィーナとオリガが巻き込まれ死亡してしまったのです。

その後、写真館を去る際にフィーナとオリガの小指の骨を持ち去っていたことから鶴見の2人に対する愛情が垣間見えていたのですが、今回のアシリパとの対面で見せた鶴見の異変は、その愛情が想像以上に深く、あの時の出来事やウイルクに対して並々ならぬ私怨を抱いていることを感じさせました。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鶴見中尉は刺された鯉登を「無視」??

アシリパは鶴見と直接会話した上で脱走という選択をしました。

当然第七師団は追跡を始め、その中で鯉登が杉元に刺されてしまいます

力なく倒れ月島に介抱される鯉登。

するとそこへ通りかかった鶴見は、なんと2人を一瞥するだけで心配する素振りもなく立ち去ってしまいました

月島は「嘘でも心配したらどうか」と思いました。

アシリパとの接触で余裕がないというのもあるでしょうが、恐らく鶴見は再会した鯉登と月島に以前とは違う雰囲気を感じ取ったのでしょう。

鯉登は樺太旅を経て鶴見への不信感が生まれていたため、それによる僅かな機微を鶴見が見逃さないはずはないですし、また月島は鶴見の命令より鯉登の身を優先しているわけです。

もはや優しい嘘で繋ぎ止める価値はないと判断したのかもしれません。

樺太編を挟み変化した鶴見と鯉登の関係性はこの後の物語においても要注目です。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鶴見中尉はどうやってアシリパたちを追いかけた??

逃走したアシリパたちは民間の連絡船を使い北海道へ渡ることにしました。

すぐに気づいた鶴見は、樺太まで乗ってきた船に乗り追跡を開始します。

乗ってきた船というのはもちろん鯉登平二率いる海軍の雷型駆逐艦であり、比べるまでもなくスピードは圧倒的。

鶴見は鯉登平二の背中に死神のようにへばりついて意気揚々と追跡劇を楽しんでいました。

そして駆逐艦はあっという間に連絡船に近づき、相手が民間船であろうと容赦なく砲撃で威嚇しながら発光信号にて停止命令を出しました。

しかしこの砲撃が連絡船船長の責任感と闘争心を刺激してしまい、アシリパたちの逃走に協力することを決意させてしまったのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】樺太脱出編!!鶴見中尉ら第七師団はアシリパ確保に失敗!!

駆逐艦は砲撃を駆使し連絡船を追い詰めていきますが、その砲撃が流氷を割り、思いがけず逃げ道を作ってしまいます。

しかし駆逐艦自身も砲撃で流氷を砕きながら進み、いよいよ連絡船に追いつきました。

というか連絡船が停止し、観念したように近づいてきたのです。

第七師団はすぐに船内を捜索しますが、なんとアシリパたちはいませんでした

アシリパたちは船を降り、流氷の上を歩いて逃げていたのです。

しかも彼らはアシリパの機転により白い布を被って船を下りていたため、流氷広がる真っ白な景色に紛れたアシリパたちを鶴見は見つけることが出来ませんでした。

また鶴見はヴァシリの狙撃力を警戒し、流氷に下りて捜索することも断念せざるを得ませんでした。

つまりアシリパの確保は失敗。

鶴見は「ゆっくり話したいことがあったんだがな」と呟き、残念そうに脳汁を垂らしたのでした。

 

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まとめ

樺太編最後の山場となった鶴見とアシリパの対面

双方の反応に注目が集まる中、鶴見が異常なほどの脳汁を垂れ流し周囲を困惑させたのが印象的でした。

宇佐美すらギョッとしていましたからね。

実はアシリパとの口論と鶴見の脳汁が溢れるシーンは単行本で加筆されたのですが、これによりこれまで一切見えなかった鶴見の本心・鶴見の核に触れることが出来ました

長谷川幸一としての過去が描かれた樺太編から、再びアシリパと対面する札幌編へと続く重要なエピソードなので是非いつもとは違う鶴見の繊細な表情に注目してください!

この記事のまとめ
  • 鶴見がアシリパを認識した理由
  • アシリパとの口論が激化した経緯
  • 鶴見の脳汁の異常な理由とは
  • 鶴見の過去が影響を与えた瞬間
  • 鶴見と鯉登の関係の変化
  • アシリパの逃走劇の成功要因
あいり
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