- ハウメアが開眼し涙を流す
- インカがハウメアの手を取る
- 伝導者は人類の無意識の具現化
世界を救うためシンラとショウが目玉に突入!
アドラに乗り込み、アドラリンクで見慣れたあの光景の中でハウメアと再会しました。
ハウメアは本来の聖女としての姿を取り戻しており「お待ちしておりました、救世主を背負う者よ」とシンラを迎えます。
そして「改めて悟った」と語り、目を覆っていた冠を手で持ち上げたハウメア。
果たしてハウメアの素顔とは!?
第287話は『絶望の聖女』ということですが日下部兄弟に何を語るのでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』287話!のネタバレ
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それでは『炎炎ノ消防隊』287話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
聖女の開眼
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人を喰ったような言動をするハウメア⚡
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冠で瞳を塞ぎ、人類の無意識と神の啓示を聞いていたというハウメア。
その経緯が描かれていきます―。
小さな聖女は美しい瞳を閉じました。
“来たるその日まで”
光を閉じ神の啓示を受けて、闇の中で光を探し求めながら、直に人間のどす黒い感情がドッと流れ込んできました。
小さな聖女は瞳を閉じジッと耐え続けました。
そして開眼し、悟りました。
その眼は地球を、この星の無意識を見つめていました。
現在世界を見つめているギョロ目はハウメアの目ということでしょうか。
聖女の清廉な瞳は開眼し、まず一粒の涙を流します。
それは最期まで聖女のために尽くした戦士(カロン)のために。
そして聖女は長い闇の果てにある光に賛美を捧げたのでした。
ハウメアの素顔
炎炎ノ消防隊読んでてハウメアの素顔が判明!の巻で帯にハウメアの素顔載せないでよ…w pic.twitter.com/RzsCcjwCoi
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「運命の兄弟よ」
冠を取ったハウメアが両手を広げ日下部兄弟に語り掛けます。
片目から涙を流すその瞳は慈悲と憂いを湛えており、すべてを吸い込むものでした。
時を制止する日下部兄弟も、その慈悲に目を奪われ時を失います。
ハウメアは「さぁ私と共に」と、インカとスミレに手を差し伸べました。
未来が視えるインカはその手に悲運な結末を見ますが、しかしインカは迷いもせずその手を取りました。
『それは“嫌悪”と“破滅”』
これらは以前「柱のイメージ」のように描かれていたものですね。(スミレが嫌悪、インカが破滅)
そしてハウメアと手を繋いだ2人は炎に焼かれてしまいます。
“嫌悪”と“破滅”という人間の負を消滅したということなのでしょうか。
エグイ死に様ですが、スミレは「やっとこの日が来ました」と感謝していました。
『人の死、それは絶望であり救済』
仲間を焼いたということになりますが、ハウメアは紛れもなくこの事象を誰よりも悲しんでいました。
非難するシンラに「死…これこそが救いなのです…」と言い涙を流しました。
伝導者の正体は集合的無意識
「そんなの勝手だろ!死が救いなわけない!」と怒りを見せるシンラですが、ショウが「しかし神こそがその矛盾を正当化できる」とも言います。
「人々の集合的無意識を全て取り入れ、人類が造り出してきた神々の歴史そのすべてを取り入れた今のハウメアこそ、その神と言える」
するとハウメアの背後に伝導者が出現しました。
クロームさんに手伝ってもろたのでショウくんゲット🙃
切リ離シタ宇宙使い放題だからほぼ伝導者と繋がってるわ pic.twitter.com/YVVsskJuVy— Yosh. (@cune_cigatapa) March 23, 2024
ショウ曰く『伝道者とは人類の集合的無意識が形を成した存在』。
集合的無意識とは人類に共通して伝えられる無意識化の総意(願い)。
伝導者とはまさに人類の無意識そのもの。
人類が秘かに望む願いを実現する存在。
つまり「ここに来る前に見た絶望こそが伝導者の正体」だとショウは言いました。
“ここに来る前に見た”というのは、怒りや憎悪や不安、戦争などの人的破壊や自然災害といったものが生み出した人類の絶望の歴史です。
ハウメアの答え
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ショウの話を肯定するハウメア。
ハウメアは集合的無意識を受信する中で、伝導者とは何か?無意識とは何か?を知ったと言います。
ハウメアが知ったこととは、イメージの終着点。
それは「人類は進化の果てに絶滅を望んでいる」ということ。
ハウメアはこう続けました。
「神が人を生んだ訳ではありません。人が絶望から神を生んだ。そして神こそが新たなる絶望を生むのです」
その意味は以下のような経緯によります。
「神」とは皇国でいう“太陽神”であったり、いわゆる宗教。
他にも友、情報、科学、芸術、文明、家族など、その人の「救い」になるものが「神」と言えます。
しかしその「救い」とは裏腹に戦争、虐殺、事故、災害、病気などで多くの絶望が生まれました。
その多くの絶望から多くを学び、人類は倫理、価値観、医療、技術、法律を得ていきます。
そうして文明は進歩し、死を遠ざけることに成功、つまり人類は安全を勝ち取ったのでした。
しかし安全になればなるほど、「救い」が強くなるほど死が恐ろしく、恐怖が強くなり、絶望も強くなっていきました。
その末に起きたのが大災害なのです。
ハウメアはシンラに問いました。
「救世主の少年よ…その“救い”と“絶望”の連鎖を止めるのに、死をもって以外に救済できますか?」
果たしてシンラはその答えを越える「救い」を示せるでしょうか!?
『炎炎ノ消防隊』ネタバレ287-288話のまとめ
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なんだかすごく説得力のある1話でしたね。
聖女が辿り着いた、というか人類が導き出した答えが「死」。
正直カロン視点でハウメアが描かれた際「ハウメア可哀想」「そりゃ早くその苦しみから解放されたいよね」なんて思いましたが、どうやらそういう次元ではなかったようです。
ハウメアは聖女として本当に人類を救おうとしている様子。
人類は進化の果てに絶望を望んでいて、ハウメアはそれに応えて死を与えてあげたい、ということなのでしょう。
と言っても大災害は繰り返しているような感じだったと記憶していますが、今回の大災害がこれまでとは違うものということでしょうか。
よく分からなくなってきてしまったのでまた読み返したいと思います。
今回のハウメアの話は思わず納得してしまうものでしたが、対してシンラはどんな答えを導き出すのでしょうか。
次回は『救いとは』とのことなので、「救世主」なりの救いの答えが描かれそうなので期待しましょう!
- 聖女ハウメアの開眼が描かれる
- 伝導者は集合的無意識の象徴
- ハウメアは死を救いと見なす
- 人類は進化の果てに絶望を望む
- シンラが示す救いの答えに期待
- ハウメアの涙が意味するものとは
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