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蒙武(もうぶ)とは何者か?
結論から言うと、蒙武は蒙驁の子で蒙恬・蒙毅の父、秦の新六大将軍の第一将です。合従軍では楚の総大将・汗明を一騎打ちで討ちました。
「中華最強」を自分で名乗り、力で押し通す将として登場した蒙武は、失敗から学んで大将軍の筆頭にまで上がった人物です。この記事では、蒙武のプロフィールと一族、王騎の死との関わり、汗明との一騎打ち、什虎での満羽戦、そしていま生きているのかどうかまでを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 蒙武のプロフィールと、蒙驁・蒙恬・蒙毅との関係
- 幼なじみの昌平君と、読切「蒙武と楚子」
- 汗明を討った一騎打ちの巻・話
- 什虎の満羽戦と、新六大将軍の第一将
- 蒙武は死亡したのか、史実の蒙武は何をしたのか
- 倒れた息子に言い放った一言の意味(カイの読み)
蒙武のプロフィール
蒙武は、秦に仕える蒙家の二代目です。父は大将軍の蒙驁、長男は玉鳳隊の王賁や飛信隊の信と並ぶ若手の蒙恬、次男は軍師の道に進んだ蒙毅です。三代のうち、純粋な武だけで立っているのは蒙武ひとりです。
| 項目 | 蒙武 |
|---|---|
| 読み | もうぶ |
| 立場 | 秦の新六大将軍の第一将(62巻671話で任命) |
| 家族 | 父・蒙驁/長男・蒙恬/次男・蒙毅 |
| いちばんの武功 | 合従軍で楚の総大将・汗明を討つ(29巻314話) |
| 生死 | 888話まで生存 |
| アニメの声優 | 楠大典 |
| 実写 | 平山祐介 |
初めは呂不韋の側近「四柱」の一人として登場しました。同じ四柱には昌平君がいます。のちに昌平君とともに嬴政の側へ移り、秦の軍を支える側に立ちます。
僕はこう読む
父の蒙驁は、才が無いと言われながら人を使って大将軍まで上がった人です。
息子の蒙恬は、武の家に生まれながら頭で戦う男です。
上も下も、力以外の何かで評価されている。
その真ん中で力だけを磨いたのが蒙武で、この孤立があの人の分かりにくさの正体だと思っています。
昌平君は幼なじみ。読切「蒙武と楚子」
蒙武と昌平君は、幼いころからの付き合いです。力の蒙武と頭の昌平君は、互いを深く信じ合う仲として描かれています。蒙武が息子の蒙恬と蒙毅を、昌平君の軍師学校に預けていたほどです。
二人の若いころは、総集編に収められた読切「蒙武と楚子」で描かれました。楚子は、楚から人質として秦に来ていた少年で、のちの昌平君です。サジェストに「蒙武と楚子」が並ぶのは、この読切を探している人が多いからです。
馬陽の戦いと、王騎の死
蒙武が大きく描かれた最初の戦いは、11巻から16巻の馬陽の戦いです。秦軍の総大将は王騎で、蒙武はその下で趙軍に挑みました。
このとき蒙武は、自分の武を信じて敵の奥まで押し込みすぎます。その蒙武を救いに向かったところで、王騎は李牧の別働隊に挟まれました。王騎が龐煖に討たれる流れは、蒙武の深追いから始まっています。
王騎は最期に、蒙武に将としての課題を残して逝きました。力だけでは届かない場所があると教えられた蒙武は、ここから戦い方を変えていきます。
合従軍で汗明を討つ。29巻314話
蒙武が汗明を討ち取るのは、29巻314話「”至強”決す」です。合従軍が秦に攻め込んだ函谷関の戦いで、蒙武は楚の総大将・汗明と一騎打ちになりました。
| 話 | 題と中身 |
|---|---|
| 309話 | 「汗明への道」蒙武が汗明の本陣へ向かう |
| 310話・311話 | 「至強」「明かされる戦歴」汗明との打ち合い |
| 312話・313話 | 「生まれて初めて」「最強の漢」 |
| 314話 | 「”至強”決す」蒙武が汗明を討つ |
| 315話 | 「俺の倅」倒れた蒙恬に言葉をかけて去る |
アニメでは第3シリーズの13話「至強」で蒙武が汗明に挑み、14話「最強の漢」で決着します。汗明は楚の巨人と呼ばれ、それまで一度も負けを知らなかった将です。その相手を正面から打ち倒したことで、蒙武の武は中華に知られるものになりました。
僕はこう読む
馬陽で王騎を失わせた男が、函谷関で楚の巨人を倒す。
この順番で読むと、汗明戦は蒙武の名誉挽回の場として置かれているのが分かります。
同じ「力で押す」でも、今度は押しきるまで退かなかった。
王騎に残された課題への、蒙武なりの答えだったのだと思っています。
倒れた息子に言い放った一言
汗明との一騎打ちでは、長男の蒙恬が命がけで父を守りました。倒れた息子に、蒙武はこう言い放って去っていきます。
「この蒙武の倅だ!その程度では死にはせぬ!」
315話の題はそのまま「俺の倅」です。冷たい父親の物言いに聞こえますが、蒙武がこの言葉しか持っていないことに目を向けると、見え方が変わってきます。
僕はこう読む
蒙武は武以外の言葉を持っていません。心配だとも、よくやったとも言えない。
だから息子の生死を、強さの話として言い換えました。
強さでしか人を測らない人が、その物差しで「お前は死なない側だ」と言った。
息子を自分と同じ側に数えた、蒙武にできる最大の賛辞だったと読んでいます。
什虎の満羽戦と、新六大将軍の第一将
合従軍のあと、蒙武は騰とともに楚の什虎城を攻めます。60巻から61巻の什虎城の戦いです。ここで蒙武は、什虎の主・満羽と一騎打ちになり、押される場面まで描かれました。決着はつかないまま、什虎城は陥落しています。
その後、62巻671話「任命の儀」で、嬴政は六大将軍を復活させます。第一将に選ばれたのが蒙武でした。第二将は騰、第三将は王翦、第四将は楊端和、第五将は桓騎で、第六将は空席のまま残されました。その後、桓騎の戦死と、844話で騰が退いたことで、いま空いている席は3つです。
かつて王騎ら旧六大将軍が担った席の、いちばん上に座ったことになります。馬陽で深追いして王騎を失わせた将が、ここまで来ました。
蒙武は死亡したのか
蒙武は死亡していません。2026年9月17日発売の週刊ヤングジャンプに載った最新888話まで、戦死も病死も描かれていません。
史実の蒙武は、始皇帝の23年に王翦とともに楚を攻めて項燕を討ち、翌年には楚王を捕らえたと『史記』に書かれています。ただし死んだ年や死に方は記録に残っていません。
声優と実写のキャスト
アニメで蒙武の声を担当しているのは楠大典さんです。実写では平山祐介さんが演じていて、2026年7月17日公開の『キングダム 魂の決戦』にも出ています。映画の公式サイトは蒙武を「圧倒的武力をもって敵を撃破する秦国将軍」と紹介しています。
まとめ|蒙武は汗明を討ち、新六大将軍の第一将になった
蒙武は蒙驁の子で蒙恬・蒙毅の父、秦の新六大将軍の第一将です。合従軍では29巻314話で汗明を討ちました。
押さえておきたい事実を並べます。
- 蒙家の二代目。父は蒙驁、長男は蒙恬、次男は蒙毅
- 昌平君とは幼なじみ。若いころは読切「蒙武と楚子」に描かれた
- 馬陽では深追いから王騎の死を招いた
- 29巻314話で汗明を討ち、315話「俺の倅」で蒙恬に言葉をかけた
- 62巻671話で新六大将軍の第一将。888話まで生存
僕はこう読む
蒙武は最初から完成した将ではありませんでした。
馬陽で失い、函谷関で取り返し、什虎で自分より強いかもしれない相手に出会う。
「中華最強」は名乗りではなく、確かめ続けている問いなのだと僕は読んでいます。
蒙武を力だけの将と見るか、失敗から学び続けた将と見るかで、第一将という席の重さはずいぶん違って見えます。
——あなたは蒙武を、力だけで押し通す将だと思いますか。それとも、王騎の死から学んで変わった将だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
汗明を討った29巻314話と、第一将という肩書きの間を埋めたい人が多いので、短く答えます。
Q. 蒙武の読み方は何ですか?
A. 「もうぶ」です。父の蒙驁は「もうごう」、長男の蒙恬は「もうてん」、次男の蒙毅は「もうき」と読みます。
Q. 蒙武が汗明を討つのは何巻何話ですか?
A. 29巻314話「”至強”決す」です。アニメでは第3シリーズ14話「最強の漢」で決着します。
Q. 蒙武は死亡しましたか?
A. 死亡していません。2026年9月の最新888話まで、蒙武の死は描かれていません。
Q. 蒙武と昌平君はどういう関係ですか?
A. 幼いころからの付き合いです。蒙武は息子の蒙恬と蒙毅を昌平君の軍師学校に預けています。
Q. 蒙武は六大将軍の何番目ですか?
A. 第一将です。62巻671話「任命の儀」で、嬴政が復活させた新六大将軍の筆頭に選ばれました。
Q. 実写で蒙武を演じているのは誰ですか?
A. 平山祐介さんです。2026年7月17日公開の『キングダム 魂の決戦』にも出ています。
蒙武は蒙一族の真ん中にいます。父の蒙驁も息子の蒙恬も、合従軍の時代を生きました。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月26日


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