キスは何巻なのか
結論から言うと、6巻です。第33話から38話が収録された巻で、紗都子が「嫌ではない」と返した直後に、進平のほうから口づけています。
この作品は、2人の距離が縮まるまでがとても長い話です。口づけまでに33話以上かかっています。
この記事でわかること
- キスが6巻(33〜38話)であること
- そこへ至るまでに何があったか
- 直後の36話で、紗都子が拒んでいること
- 抱擁と告白は7巻であること
- 巻ごとの収録話数の対応
6巻のどこで口づけるのか
場面は、紗都子が進平に「嫌ではない」と返したところです。その返事を受けて、進平のほうから口づけています。
この「嫌ではない」という言い方が、この2人らしいところです。好きだとも、結婚したいとも言っていません。紗都子はこのとき、自分に残された時間の短さを知っています。
だから進んで求めることができません。拒まないという形でしか、気持ちを出せない段階でした。
僕はこう読む
「嫌ではない」を返事として受け取ったのが、進平のいちばん優しいところだと思っています。
好きだと言わせていません。
言わせたら、紗都子は責任を取ろうとしてしまう。
残りが短いと知っている相手に約束をさせない。この人はそこをずっと守っています。
そのあと、36話で拒まれる
口づけのあと、2人が一線を越えるかという場面が36話に来ます。ここで止まるのは進平ではありません。紗都子のほうが拒んでいます。
理由は、自分の身体です。天女島に入ってからの暮らしで痩せ細り、骨が浮いていました。その姿に自分で幻滅してしまいます。
口づけの次に来るのが、この場面です。近づいた直後に、いちばん見られたくないものが出てきます。
| 巻 | 収録話 | 2人のあいだで起きること |
|---|---|---|
| 1巻 | 1〜5話 | 進平が結婚を持ちかける |
| 2巻 | 6〜12話 | 「どこにいても自由にしてあげる」と蛍を放つ |
| 3巻 | 13〜19話 | 島からの逃亡を図るが阻まれる |
| 4巻 | 20〜26話 | — |
| 5巻 | 27〜32話 | — |
| 6巻 | 33〜38話 | キス。36話では一線を越えかけて紗都子が拒む |
| 7巻 | 39〜44話 | 抱擁と「結婚してほしい」。紗都子から告白。小指に組紐 |
| 8巻 | 45〜49話 | — |
| 9巻 | 50〜56話 | — |
| 10巻 | 57〜63話 | — |
| 11巻 | 64〜69話 | — |
| 12巻 | 70〜75話 | — |
抱きしめて、名前で呼ぶのは7巻
2人の関係がはっきり形になるのは、次の7巻です。39話から44話が収録されています。ここで進平が紗都子を抱きしめ、「結婚してほしい」と言います。
紗都子の側からも言葉が出ます。「好きです、結婚してください」と返しました。1巻で持ちかけられた話に、紗都子が自分の口で答えるまで、39話かかっています。
そのうえで、小指に組紐を結んで「ずっと一緒にいたい」と誓いました。指輪ではなく組紐なのは、2人が式を挙げられる立場にないからです。
僕はこう読む
順番が逆なのが、この作品の作りだと思っています。
ふつうは告白してから口づけます。この2人は口づけが先で、告白が6話あとです。
先に身体の距離が縮まって、そこから言葉が追いつく。
紗都子が言葉を出せなかったのは、口にした瞬間に「残り時間の話」になるからでしょう。
キスの場面を読み返すなら
紙でも電子でも、6巻を開けば入っています。収録は33話から38話です。前後のつながりまで見るなら、5巻の終わりから7巻の頭までを続けて読むのがいちばん分かりやすい形になります。
この作品は全79話、単行本は13巻で完結します。12巻までが75話までなので、残りの76話から79話が13巻に入ります。
まとめ
キスは6巻です。紗都子が「嫌ではない」と返した直後に、進平のほうから口づけています。
押さえておきたい点を並べておきます。
- キスは6巻。収録は33話から38話
- きっかけは、紗都子の「嫌ではない」という返事
- 36話では一線を越えかけるが、紗都子のほうが拒む
- 抱擁と告白、小指の組紐は7巻(39〜44話)
- 口づけが先で、言葉があとから追いつく順番になっている
僕はこう読む
33話かけた理由が、読み返すとよく分かります。
この2人は近づくたびに、残り時間を思い出す関係です。
だから一歩進むたび、いったん止まる。36話で紗都子が拒むのも、その止まり方の一つでした。
遅いのではなく、毎回ちゃんと怖がっている。そこが良いところだと思っています。
キスを関係が進んだ場面と読むか、紗都子がいちばん怖くなった場面と読むかで、直後の36話の意味が変わります。
——あなたは6巻のあの場面を、2人が近づいた場面だと思いますか。それとも、紗都子が自分の身体と向き合わされた場面だと思いますか。よければコメントで、どちらに近いか教えてください。
よくある質問
6巻の口づけと7巻の告白を同じ場面だと思われがちなので、紗都子の側と進平の側に分けて置いておきます。
Q. キスは何巻の何話ですか。
A. 6巻です。6巻には33話から38話が収録されています。紗都子が「嫌ではない」と返した直後の場面で、進平のほうから口づけています。
Q. キスのあと、2人はすぐに結ばれるのですか。
A. いいえ。同じ6巻の36話で一線を越えかけますが、紗都子が拒みます。痩せ細って骨の浮いた自分の身体に幻滅してしまうためです。
Q. 紗都子から好きだと言うのは何巻ですか。
A. 7巻です。39話から44話が収録された巻で、進平に抱きしめられたあと「好きです、結婚してください」と返しています。小指に組紐を結ぶのも同じ巻です。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月15日


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