- リベロ制度は1998年に正式導入
- 西谷夕は烏野の守備の要
- 夜久衛輔が攻撃をアウトに誘導
ハイキュー‼︎の主人公達の主軸はセッターとスパイカーのコンビネーションです。
しかし、バレーボールは『繋ぐ』というテーマのもと行われるスポーツであり、2人のコンビネーションもそれなしでは始まりません。
ここではその『繋ぐ』プレーに最も貢献できる特殊ポジション『リベロ』について解説していきます。
目次
【ハイキュー】1990年代に誕生したリベロ制度
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バレーボールはネットを挟んでボールを打ちあうという性質上、身長が高い選手が圧倒的な有利を確立しているスポーツです。
そんな中、レシーブを中心とした「守備特化型」のポジションを作る事で背の低い選手にも活躍の場がもたらされる事になります。
リベロ制度は世界大会で2回に渡る試験導入ののち、1998年に正式な国際ルールに加えられました。
【ハイキュー】守備に特化したリベロとは?
【みどころ】
<東京会場>の古舘先生描きおろし展示原画を公開!!
ポジションごとの名選手が集結する「プレースタイルイメージ」シリーズからは、<オポジット&リベロ>が描きおろしに!!登場するのは、牛島若利、澤村大地、白馬芽生、西谷夕、渡親治、夜久衛輔!!#ハイキュー #ハイキュー展 pic.twitter.com/oPSrRdRU01— ハイキュー!!展 (@haikyu_exhibit) November 9, 2020
リベロは背の低い選手でも活躍が出来るよう、身長が影響しやすいプレーを制限する代わりに守備に貢献しやすい動きが出来るポジションです。
具体的には、禁止されるプレーは①ネットより高い位置からのボールの返球(つまりスパイクとブロックは事実上不可能)②サーブ③アタックラインより前でトスを上げること(厳密にはそのトスを打ってしまうと反則)の3つ。
そのかわり、サーブを打つポジション以外であれば自由に交代ができます。(通常の選手の場合は1セットで1回しか交代できません)
つまり、レシーブが苦手な選手が後衛(レシーブをする頻度が多い場所)に回ってきたとき、その選手の代わりにレシーブが上手いリベロが入ることで、本来では穴となるはずの場所が最も守備力が高いエリアに変わります。
そしてそのリベロが前衛の番になったら元の選手と交代します。
そしてすぐに後衛にいる別の守備が苦手な選手と交代する。
分かりますか?
リベロはほぼ常時後衛に存在し、チームの守備力を底上げできるのです。
自分のレシーブ力の高さがチームの守備力。
小さい選手であってもこれほどの重大な役割を担えるのがリベロなのです。
【ハイキュー】烏野高校 西谷夕
#ハイキュー10周年 記念して古舘先生が描き下ろす、2022年の彼らを描くキービジュアル!
本日は、ビュンが過ぎて今回のKVで唯一所属のスケールが宇宙規模になってしまったこの方!
西谷 夕(烏野高校出身)
冒険家(地球) pic.twitter.com/YrAJ9Ra3GU— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) April 21, 2022
主人公チーム、烏野高校のリベロは2年生の西谷夕(にしのやゆう)。
中学の大会でベストリベロ賞をとるなど、守備力においては県でトップクラスの選手です。
強力なサーブやスパイクを鮮やかに拾う純粋なレシーブ力に加え、非常に熱く人柄の良いムードメーカーで、得点ではなく守備でチームを引っ張っています。
エースである東峰(あずまね)が自信を失いかけていた時も、「何本ブロックに阻まれても俺が拾う」「だから何度でもトスをよんでくれ」と鼓舞。
事実、何度もブロックフォローでサポートし続け、エースを支えていました。
また、烏野高校は常に全員が攻撃に入る事で得点をもぎ取っていくプレースタイルです。
しかしこれはかなりの体力を消費する諸刃の剣でもあります。
試合が長引けばスパイカーは「脚が動かず目の前のボールを拾えない」といった状態になってしまいます。
そんな中、西谷がそのカバーに入り続けることでスパイカーは攻撃に専念し続ける事ができるのです。
さらに、彼は「アタックラインを踏まずにトスを上げる(反則にならない)」技術も習得し、セッターにボールが返らない時でも、質の高い攻撃に繋げる事ができます。
トップクラスの守備力と攻撃の起点、この2つが西谷のリベロとしての強さです。
【ハイキュー】音駒高校 夜久衛輔
【音駒高校 夜久 衛輔】3/3発売クロチの登場キャラ紹介!第14回は夜久が登場♪烏野ノヤっさんも注目!音駒高校の守備の要がチーム同級生の印象を語る!https://t.co/grBASoQyO5#haikyu_game pic.twitter.com/qwJRdxIHcW
— ゲーム「ハイキュー!!」 (@haikyu_game) February 23, 2016
音駒高校はチーム全体の守備力の平均値が他校と比べて突出して高いです。
その中で「守備専門」を務めるのが、夜久衛輔(やくもりすけ)です。
彼は西谷と同等かそれ以上の守備力の高さに加え、相手のフォームを読み「より拾いやすい位置で構える」のが上手いです。
シンプルな守備力ではほぼ穴がないリベロの鏡のような選手です。
対戦チームのスパイカーは彼を避けようと意識するあまり、攻撃がアウトになってしまう現象が起こるほど。
「高い守備を避けようとして失点」という守備における理想的な形を生み出しています。
【ハイキュー】井闥山学院 古森元也
#ハイキュー10周年 記念して古舘先生が描き下ろす、2022年の彼らを描くキービジュアル!
本日は、中学時代、守備で勝負するべく転向した結果、トップリーグまで登りつめたこの方!
古森 元也(井闥山学院高校出身)
EJP RIZIN/リベロ(日本) pic.twitter.com/uKHYpxYwrU— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) April 6, 2022
高校男子バレーで優勝候補筆頭である井闥山学院のリベロは、『高校No. 1』と呼ばれ全日本ユース(18歳以下の日本代表)にも選ばれている古森元也(こもりもとや)。
作中では詳しいプレーはあまり描かれていませんが、ユースの練習では拾うだけでなく他のスパイカーの動きを邪魔しない立ち回りが出来ており、守備力以外でもレベルの高さが伺えます。
また、性格に難ありなエース佐久早(さくさ)のフォロー役も担っており、精神的支柱としてもチームに貢献しているようです。
まとめ
リベロはスパイクやサーブが打てず、あまり面白くなさそうな印象を持たれがちですが、チームの守備を任せられるというのはとても誉れ高い事です。
そしてバレーボールは背が低くても、攻撃力がなくても、ボールを拾い続けている限り負ける事がありません。
その貢献が1番できるのがリベロであり、各校のリベロは皆そのプライドを持ってチームを支えています。
「自分の出来ることで仲間を支える」これはスポーツ以外でも言えることです。
他社と比べ劣っている事ばかりを気にするのではなく、自分にしか出来ない事を見つけ、発揮する事で誰もが活躍できるという事をリベロは教えてくれます。
- リベロ制度は1998年に導入
- リベロは守備特化型の選手
- 西谷夕は烏野高校のリベロ
- 夜久衛輔は音駒の守備専門
- 古森元也は全日本ユース選手
- リベロはチームの守備を支える
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