【ゴールデンカムイ】尾形百之助の真の目的が判明!?金塊への興味は嘘?狙いと正体を徹底考察! | 漫画コミック考察ブログ

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【ゴールデンカムイ】尾形百之助の真の目的が判明!?金塊への興味は嘘?狙いと正体を徹底考察!

ゴールデンカムイ尾形目的
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この記事を読むとわかること
  • 尾形は母を毒殺した理由
  • 尾形が勇作を射殺した経緯
  • 尾形は父の愛を求めた結果

金塊争奪戦が熱い「ゴールデンカムイ」ですが、目的も分からずその時々で自分の居場所を変えながら金塊を狙っている不気味なキャラクターがいます。

それが山猫スナイパーこと尾形百之助

無表情の尾形は言動全てにおいて何を考えているか分からず、常にファンから注目され続けています。

そこで今回は「ゴールデンカムイ」イチ難しい男・尾形百之助を徹底考察!

尾形の過去や行動から、彼が金塊を狙う目的を考えていきましょう!

 

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【ゴールデンカムイ】山猫スナイパー尾形百之助とは?

尾形百之助は陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する上等兵。

元第七師団長・花沢幸次郎中将を父に持つ優秀な軍人であり、時に狙撃の腕前が特出しています

幼少期に母を毒殺し、日露戦争時に腹違いの弟を射殺し、その後父を自刃に見せかけ殺害したという過去を持ちます。

公式からは「山猫スナイパー」のキャッチフレーズが付けられており、行動などにどこか猫っぽさが見られる愛されキャラクター。

刺青囚人を巡り杉元と対峙した後、第七師団から離反し、基本的には土方一派として金塊を追っています

 

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【ゴールデンカムイ】尾形が母親の命を奪った理由は?

尾形の母親は浅草芸者であり、花沢中将の妾の女性でした。

しかし世間体ゆえか、本妻との間に男児(勇作)が生まれると尾形は母親とともに捨てられ、母の故郷である茨城で祖父母に育てられることになります。

尾形の母はひどく精神を病み、茨城に帰郷してからは毎日のように、かつて花沢中将が美味しいと言ったあんこう鍋を作っていました。

母は愛する人がまた食べに来てくれることを信じていたのです。

毎日その姿を見ていた尾形は、あんこう鍋以外のものも作ってもらおうと祖父の銃で鳥を獲るようになりますが、母に目を向けられることはありませんでした。

そしてある日尾形は、祖父母のいない隙を見てあんこう鍋に殺鼠剤を混ぜ、母を毒殺

その理由について尾形は、「少しでも母に対する愛情が残っていれば父上は葬式に来てくれるだろう。母は最後に愛した人に会えるだろう」と考えてのことだったと、後に花沢中将に語りました。

結局花沢中将が来ることはなく、母にも見向きされることのなかった尾形は親の愛を知らないまま育つことになります

 

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【ゴールデンカムイ】尾形が花沢勇作を撃った理由は?

母を毒殺した当時は純粋に“母のため”だったのかもしれません。

しかし後に軍に入隊した尾形は、自分が愛を受けずに育ったことを確信してしまいます。

きっかけは腹違いの弟=本妻の子である花沢勇作との出会い

穏やかな人柄で、誰に対しても尾形に対しても屈託のない笑顔で接する勇作を見て、尾形はこう感じました。

両親から祝福されて生まれてきた子供

尾形は自分と同じように勇作に手を汚させようとしますが、しかし勇作は厳しい戦争中でも「お前だけは殺すな」と花沢中将から言われていました。

誰もが人を殺すことで罪悪感が生じるから『偶像』たる存在が必要」だとして、花沢中将がその役割を勇作に与えていたのです。

そして勇作は「皆罪悪感なんてない」と語る尾形を、「兄様はそんな人じゃない」「人を殺して罪悪感を微塵も感じない人間がこの世にいて良いはずがない」と涙ながらに抱きしめたのでした。

その後に尾形は戦場で勇作を射殺します。

尾形は罪悪感を覚えない自分を否定し“不殺”を貫く勇作に、やはり育ちの違いを感じたのかもしれません。

その時のことを後に尾形は、「(勇作が戦死したことで)父上は俺を想ったのか…無視し続けた妾の子が急に愛おしくなったのではないかということを確かめてみたかった」と花沢中将に語ったのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】尾形が花沢幸次郎の命を奪った理由は?

花沢中将への言葉から、勇作を射殺した理由は勇作への妬みではなく、尾形の“愛への渇望”だったように思えます。

自分たち母子が捨てられたのは世間体のためなのであって、実際は父母の間には愛があって、勇作がいなければ自分にその愛が注がれていたのではないかという期待が尾形にはあったのではないでしょうか。

愛され、清く、眩しい存在の勇作に、無自覚に憧れの念を抱いていたのかもしれません。

祝福された道が俺にもあったのか

尾形はその可能性を知りたかったのです。

しかし花沢中将はそんな尾形に「出来損ないの倅じゃ。呪われろ」という言葉を投げたのでした。

尾形はそのまま花沢中将を自刃に見せかけて殺害します

この花沢中将殺害には鶴見中尉の手引きがあったものの、実行に移した尾形の内面には“愛に対する失望”が芽生えたように見えました

 

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【ゴールデンカムイ】尾形が第七師団を裏切った理由は?

鶴見から造反し現在脱走兵として扱われている尾形。

尾形は花沢中将殺害や鯉登誘拐などに関わっており、師団内でも鶴見により近しい部下にも見えましたが、裏切った理由には鶴見に対する不信感がありそうです。

尾形は花沢中将殺害時にはすでに鶴見に対して「たらしめが」と批判的に見ていたので、愛や情をもってたらし込む鶴見のやり方は尾形には通用しなかったのでしょう。

鯉登は尾形の行動の理由を“花沢中将が反対していた満鉄の計画”が絡んでいるのではと考えており、実際にそういった目的のために人を「駒」として育てる鶴見を嫌って邪魔しようとしている可能性もあります。

しかしもしかしたら、鶴見が作った(尾形からすれば偽りの)愛や信頼で結ばれている第七師団をただぶち壊したいという気持ちがあったのではないかとも考えてしまいます。

そこに鶴見の造反を疑う中央政府の後ろ盾があると考えても面白いかもしれませんね。

 

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【ゴールデンカムイ】のっぺら坊と杉元を撃った尾形

尾形は網走監獄での争乱の中でのっぺら坊と杉元を狙撃しました

のっぺら坊はキロランケの指示でしたが、杉元は尾形の独断。

理由について尾形は“のっぺら坊が金塊やキロランケのことを杉元に話したかもしれない”とキロランケに語っており、確かに金塊を狙う2人にとって合理的な判断と言えます。

しかし尾形にはそれだけでなく、一度命を奪われかけた個人的な恨みや、金塊の鍵であるアシリパに近づくために杉元が邪魔だという判断もあったでしょう。

あるいはアシリパの無償の愛を受ける杉元に成り代わろうとする狙いがあったのかもしれません。

 

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【ゴールデンカムイ】アシリパを人殺しにしようとした?

尾形は旅の中で、アシリパに勇作の陰を重ねるようになっていきます

金塊争奪戦の真っ只中にいても「誰一人殺さない」という“不殺”の意思を貫くアシリパに、勇作と同じ“清さ”を感じたのです。

かつての勇作の言葉「人を殺して罪悪感を微塵も感じない人間がこの世にいて良いはずがない」に対し「自分の中に道理さえあれば罪悪感などに苦しまない」という回答を持つ尾形は、アシリパに“父の仇”という道理を与え自分を殺させようとしました。

アシリパを人殺しにさせ“清い”存在を否定しようとしたのです。

しかしアシリパも勇作のように不殺=清さを貫いたのでした。

 

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【ゴールデンカムイ】目的予想①誰かに愛されたかった?

尾形が金塊を狙う目的は未だ明らかになっていません。

ポイントはまず、誰かに愛されたかったのではないかということではないでしょうか。

尾形の過去や行動に感じるのは“愛”に対する渇望です。

父・母・弟を殺害した理由にはすべてそれらが含まれており、“愛とは何なのか”“自分も愛されたい”という気持ちが滲んでいるように思います。

父には捨てられ母からも目を向けられず、父母の間にも愛を感じることができず、鶴見の愛も感じることができなかった尾形は、愛や家族を求め迷走しているように見えるのです。

祖父母の愛は受けていたようですが、尾形からはどうしても“祝福されなかった子”という自己評価は消えないでしょう。

金塊を狙う目的に通じているか分かりませんが、金塊を得ることで皆に注目され認められ祝福されようとする気持ちがあるのかもしれません。

 

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【ゴールデンカムイ】目的予想②勇作と同じ清い存在になりたかった?

もう一つは、勇作と同じ存在になりたかったのではないかということ。

しかしそこには“清い”という壁が存在します。

『不殺』で皆の『偶像』となり得る“清さ”は、尾形にとって“愛されている証拠”に映り、無自覚の憧れを抱いたのかもしれません。

尾形には母を殺害したという消せない過去があり“清く”なることはできませんが、“人を殺せば皆同じ”という考えもありました。

尾形は勇作に人を殺めさせることによって、両親からの愛の有る無しで人間に違いは生まれないということを証明したかったのです。

ところが勇作は“不殺”を貫きました。

尾形は証明することの出来なかった、“勇作と自分は同じなのだ”という想いに今でも縛られているのかもしれません。

 

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【ゴールデンカムイ】目的予想③死に場所を探している?

最後に、自分の死に場所を探しているのではないかということも考えられますね。

尾形はアシリパに人を殺させるために、自分の身を差し出しています。

つまり自分の命を終わらせようとしていたことになります。

勇作の死に対して“道理があった”と正当化しようとしていることから、尾形はどこか“罪悪感”に苛まれ始めていると感じられ、だからこそアシリパの“清さ”を奪うと同時に様々な呪縛から解き放たれようとしたのかもしれません。

これは樺太での話なので金塊の目的に繋がっているとは考え辛いですが、どうしても祝福されない自分の人生を終わらせる場所を探し求めて動き出した可能性もあるのではないでしょうか。

 

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【ゴールデンカムイ】ヴァシリVS尾形の再対決にも注目!

ヴァシリとの再戦にも注目が集まります。

ヴァシリはロシアの凄腕スナイパー。

尾形と同等の腕を持ち、互いに似たものを感じているようでしたが、ロシア国境での対決で尾形が勝利しました。

その後ヴァシリは尾形との再戦を望んでおり、杉元一行とともに行動して北海道まで来ています

いつ接触するか分からない状態。

どちらも作中トップクラスの凄腕スナイパーですから、他キャラが立ち入れないほどの手に汗握る狙撃対決が再び見られるのか楽しみに待ちましょう。

 

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まとめ

結局尾形が金塊を狙う目的は分からないということです。

しかし尾形が大金を手に入れるほどの理由を持っているとは、少なくとも現時点ではとても思えなのです。

そうなるとやはり金塊そのものではない理由…鶴見の邪魔をしようとしたというのが一番考えられるのかなと思います。

尾形が花沢中将や勇作を殺害するに至ったのは鶴見が唆したようなものですし、もしかしたら尾形が妾の子だと師団内に広めたのは鶴見かもしれませんし、尾形が家族を失う理由を作ったのが鶴見だと考えたのかもしれません。

そこには尾形の愛や家族を求め続ける姿があるのではないでしょうか。

それが花沢中将のかけた「呪い」。

尾形はアシリパと旅をすることによってチタタプしたりヒンナと言ったり少しずつ変化を見せ始めましたが、アシリパが“不殺”を貫いたことで再び闇を抱え出しました。

そして「狙撃手は人間を撃ってこそだ」と、やはり“殺すこと”に自分の生きる意味を見出しているようです。

一体尾形のゴールはどこなのか。

妄想ばかりになってしまいましたが、尾形の目的が何なのかを考えるのも「ゴールデンカムイ」の楽しみのひとつだと思います。

少しずつ明らかになっている尾形の内面を汲み取りながら、引き続き彼の動向に注目していきましょう!

この記事のまとめ
  • 尾形の母殺害は愛情の渇望だった
  • 勇作との対立が尾形を追い詰めた
  • 花沢中将への殺意は憧れから
  • 尾形は自らの死に場所を探している
  • 金塊狙いの背景に鶴見との対立がある
  • 尾形の目的は愛されることかもしれない
あいり
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