国重や妖刀の契約者達は皆を守るために戦いました。
戦争を終結させた英雄ですが、その称号を避けるのには理由がありました。
大量の人間を殺してきたからです。
座村はチヒロに対して、自分に憧れてはいけないと忠告します。
チヒロなりの道があり、こちら側の疑獄に来て欲しくないからです。
昼彦の攻撃を受けながら、心の中で座村たちに謝罪するチヒロ。
“涅”の攻撃で昼彦を圧倒します。
初めて人を斬った時から、既に人間ではないとチヒロは自覚していました。
地獄に堕ちるならば、一人でも多くの毘秤を道連れにするつもりです。
『カグラバチ』54話のネタバレ
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それでは『カグラバチ』54話のネタバレの要点をまとめてみました。
昼彦の座席に足ドンして動きを制したチヒロ。
背負ったモノの重みを感じさせる、悲壮感あふれる戦いでした。
毘秤は国家組織の神奈備ですら全容の輪郭さえ掴めない組織です。
果たして昼彦から毘秤の情報は得られるのでしょうか?
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
首魁現る
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毘秤の幽(ゆら)は神奈備の動向を概ね把握したようです。
襲撃に備えて追加した戦力にはチヒロもいました。
神奈備には余裕がないと推測したのです。
しかしながら、未だに芝の行方が掴めません。
妖術師の中では天井クラスの強さです。
三年前の国重暗殺の時にも、出し抜くのは相当苦労しました。
何にせよ、神奈備は東京本部の人員を頑なに動かしていません。
妖刀“剣聖”が東京に幽閉されているためでしょう。
東京本部の老人たちは屈強です。
その牙城を崩すには妖刀は最低条件です。
毘秤にとって、今回の襲撃は妖刀の契約者殺害という大仕事でした。
それを昼彦に任せて大丈夫なのか?
幽と電話をする毘秤のメンバーは疑問に思います。
昼彦が漆羽と接触したことは幽も知っています。
その上で兵隊を動かしているならば、むしろ良い機会だと考えます。
昼彦の戦闘における才能は宝物です。
妖刀もすぐに自分のモノにできるでしょう。
確かに精神的な未熟さは大きいです。
それでも、チヒロと対話をすることでプラスになり得ます。
仮に昼彦が敗北した場合でも、切り札を含めた代案があります。
昼彦が失敗しても良いように準備をしています。
幽は昼彦に期待していたのです。
失敗、敗北のみならず、敵の考えも食らって欲しいと思います。
殺し合う友情
— つばき (@lx666xl_) October 16, 2024
劇場ではチヒロが昼彦を追い詰めていました。
チヒロが鶴の攻撃を受けた後、昼彦の視界は急に暗くなりました。
既に昼彦の右手は斬られています。
何をされたのか分かりません。
昼彦は大量の紙でチヒロの視界を奪いつつ、その位置を感知していました。
チヒロも同じです。
“涅”による大量の金魚で空間を満たし、昼彦の位置を感知したのです。
それでも疑問が残ります。
チヒロが鶴の攻撃を敢えて受けたことに対してです。
鶴は昼彦が手元で折る必要があり、しかも攻撃は一度だけしか効きません。
もし未使用の鶴があれば、昼彦が誰かを攻撃する可能性がありました。
チヒロはわざと大きなスキを見せ、全ての鶴に役割を終えさせたのです。
一般人を傷つけまいとするチヒロの行動ですが、昼彦は理解できません。
観客は誰もが逃げ去りました。
結局、残ったのはチヒロと昼彦の二人だけです。
人々が怯えるのは仕方ないと思うチヒロ。
殺しは最悪です。
チヒロも昼彦と同じ側だと自覚しています。
昼彦はますます分からなくなりました。
チヒロは正真正銘に殺しに生きる人間です。
それでいながら、毘秤の所業はより強く否定します。
殺しは殺しだと思う昼彦。
殺しの全てが同じはずでないと断言するチヒロ。
座村や国重たちの信念まで否定することになるからです。
それは許せません。
まだ昼彦はチヒロが自分を理解しない理由が分かりません。
同じではないから殺し合う。
チヒロの言葉に衝撃を受ける昼彦。
違うからこそ全力で殺し合う。
これが友情!!
昼彦は急に腑に落ちました。
毘秤の構成員
カグラバチの座村さん、ビジュが好みすぎて速推し#カグラバチ pic.twitter.com/xHC1wCBSmv
— しすると (@sisuruto8888) September 24, 2024
そのころ、仙沓寺の戦いに動きがありました。
座村が斬った妖術師たちの背中から、急に松の樹が生えてきたのです。
毘秤の妖術師も多数投入されています。
幽が四か所の慚箱に対抗できるよう配置したはずの戦力です。
昼彦の命令でしょう。
良い判断ですが正に博打です。
幽は昼彦の全ベットに心が躍りますが、切り札が気に入らないとも推察します。
劇場では昼彦が今回の作戦をチヒロに白状しています。
目下の計画は慚箱の襲撃です。
雇った野良の妖術師は68人。
雫天石の武器のストックは34個。
毘秤のメンバーを含む戦力の全指揮権は、昼彦に委ねられています。
“毘秤”は十名の妖術師で構成される小集団でした。
言葉を続けるよう昼彦に促すチヒロ。
組織を率いるのは幽です。
チヒロも楽座市で面識がありました。
昼彦は毘秤の全戦力を仙沓寺に送りました。
その一方で自分だけが無様であることを悪いと思います。
しかし、もうすぐチヒロと同じ土俵に立てます。
昼彦の紙の蝶が二本の妖刀を運んでいるからです。
準備はできています。
今度こそ、チヒロと対等に戦えると昼彦は思うのでした。
松おじ参戦
巨樹となった松は、仙沓寺の本堂を内部から破壊します。
妖術師の投入は続いています。
漆羽さん pic.twitter.com/4DsHAhpb2r
— たんめん (@tanmen_1ove) October 15, 2024
漆羽は避難に注力するよう味方に進言します。
移動しながらではハクリの治療は不可能です。
毘秤の襲撃からまだ十分しか経過していません。
松は仏像にまで侵蝕していました。
これは罰が当たるかも。
混乱の中、姿を現したのは毘秤の“松のおじさん”です。
座村にとっては、自分を見下ろしていることが罰そのものです。
『カグラバチ』54話の考察まとめ
カグラバチ
“毘灼”
幽と昼彦 pic.twitter.com/M549QxyJQM
— 🍨ティニー🍋🎲10/27 東6 ほ33b (@0709ngm) October 11, 2024
今回、毘秤の構成員数が明らかになりました。
わずか十名の少数精鋭集団です。
巨大な組織を予想していただけに意外な感じです。
また、肝心な部分が明らかにされませんでした。
毘秤という組織の目的です。
妖刀を使って世界を牛耳りたいのか。
再び戦争を起こす気でいるのか。
または、それ以外の何かか。
この辺りはストーリーが進むにつれて語られていくでしょう。
毘秤のリーダーは幽です。
スプリング遊具にまたがり通話をしていました。
事情を知らない人には、見てはいけないと誤解されそうです(笑)。
幽は作戦の全権を託すなど、昼彦に期待をしています。
その昼彦はチヒロとの会話が最後まで平行線でした。
挙句に昼彦は殺し合いが友情だと結論付けます。
これは相当に歪んでいます。
よく見ると、チヒロとの戦いで昼彦は右腕を斬られていました。
紙の妖術が輸送している妖刀の数は2本です。
仮に昼彦が妖刀を手にしても、どのようにして2本を扱うのか気になります。
最後は、松のおじさんが再登場してきました。
今のところ本名は不明です。
松のおじさんは、六平家が襲撃された第1話にも登場していました。
実力は毘秤の中でもトップクラスかと思われます。
一方の座村も同じ妖刀の契約者である漆羽の師匠です。
次回は実力者同士の戦いが展開しそうです。
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