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ガーフィールの母リーシアは生きていたのか
結論から言うと、ガーフィールの母リーシアは、プリステラで生きていました。15年前の崖崩れで記憶を失い、商人ギャレクの妻「リアラ」として暮らしていたのです。
5章30話は、ガーフィールがその女性と出会い、自分の正体を明かさないまま身を引く回です。この記事では、リアラとの出会い、夫ギャレクが語った過去、ガーフィールの答え、そしてミミがそばにいた意味を、物語の順にたどります。
この記事でわかること
- ガーフィールが母は亡くなったと思っていた理由
- リアラの家族と、ガーフィールが感じた痛み
- 夫ギャレクが語った、崖崩れと記憶喪失の過去
- ガーフィールが「何の関係もない」と答えた理由と、ミミの優しさ
- 戦いのあと、頭を撫でられて「母さん」と呼んだ場面
30話までの流れ|母は亡くなったと思っていた
ガーフィールの母リーシアは、ガーフィールが生まれてすぐに聖域を出ていきました。聖域の試練で、ガーフィールは母との別れの場面と、そのすぐあとに母が亡くなったとされる光景を見ています。母との再会は、かなうはずのない夢でした。
そのガーフィールが、水路で溺れかけた少年フレドを助けたことをきっかけに、ミミと一緒にある屋敷へ招かれます。迎えてくれたのは、記憶の中の母と瓜二つの女性でした。Web版では第五章30『月夜に虎と猫』にあたる回です。
【No.91,92,93 リアラ、ラフィール、フレド】
プリステラの住人で、『リアラ』の娘と息子が『ラフィール』と『フレド』ですよ~🌸
マリンスタイルな衣装もとっても可愛いですね🙌
プリステラはオシャレさんが多そうです☺️#リゼロ pic.twitter.com/zNA7TI5UlO— 桜ヶ丘すず🌈(『よう実』『リゼロ』『でたらめちゃん』etc🌸担当編集Iさん宣伝アカウント) (@ike_edi) March 28, 2024
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ガーフィールは母を探しにプリステラへ来たわけではありません。
溺れかけた子どもを助けたら、その先に母がいた。守る側に回った瞬間に、守られたかった相手と出会ってしまう。この順番が残酷だと思っています。
しかも助けた少年は、のちに分かるとおり自分の弟です。兄として振る舞った最初の行動が、そのまま母の家の扉を開けていたことになります。
リアラの家族と、ガーフィールの痛み
女性はリアラ・トンプソンと名乗りました。腰まで届く金髪に翠の瞳、人を疑わない笑顔。何もかもが母を思わせるのに、リアラはガーフィールを初めて会う客として扱います。
リアラには、ガーフィールを警戒する娘と、ガーフィールになつく息子フレドがいました。夕食に誘われ、家族の和やかなやり取りを見せられるほど、ガーフィールの胸は締めつけられます。母は自分を忘れて、新しい家族と幸せに暮らしているのか。受け入れられてしまいそうなこと自体が、いまのガーフィールには怖かったのです。
母がよく口にしていた言い回しをリアラが何気なく使ったとき、ガーフィールは胸を押さえるほどの衝撃を受け、屋敷を出ようとします。そこへ帰ってきたのが、リアラの夫ギャレクでした。
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ガーフィールを追い詰めたのは、冷たくされたことではありませんでした。
母と同じ笑顔で、母と同じ優しさを、他人として向けられたことです。
忘れられていることより、忘れたまま幸せそうなことのほうが、ガーフィールには痛かったと思っています。
ギャレクが語った、崖崩れと記憶喪失
ガーフィールを追いかけてきたギャレクに、ガーフィールは一つだけ尋ねます。あなたの妻の本当の名前はリーシアではないのか、と。ギャレクは動揺し、妻には15年前より前の記憶がないと打ち明けました。
【No.94 ギャレク】
リアラのダンナさんの『ギャレク』さんです🌸
都市庁舎勤務ということで、衣装も整ってますね👐#リゼロ pic.twitter.com/eeaVJaj1Qc— 桜ヶ丘すず🌈(『よう実』『リゼロ』『でたらめちゃん』etc🌸担当編集Iさん宣伝アカウント) (@ike_edi) March 28, 2024
| ギャレクの話 | 内容 |
|---|---|
| 出会い | 15年前、商談の帰りに崖崩れで生き埋めになった女性を助けた |
| 目覚め | 一度は心臓が止まるほどの重傷。1週間後に目覚めたが、自分の名前も覚えていなかった |
| 名前 | 服の文字から頭文字が「リ」と分かり、花の名から「リアラ」と呼ばれた |
| その後 | ギャレクがプリステラへ連れて帰り、のちに結婚。商会も持ち直した |
ギャレクは、助けたその日からリアラに恋をしていたと語ります。過去に何があっても、リアラは自分の大切な妻だと言い切ったうえで、ガーフィールに、あなたは妻とどういう関係なのかと問いかけました。
「何の関係もない」と答えた理由
ガーフィールには、自分が何と答えるべきか分かっていました。そしてガーフィールは、息を詰まらせながら、あなたの奥さんとは何の関係もないと答えます。ギャレクは苦しそうに頭を下げました。
そこへリアラが、お礼のお菓子を持って追いかけてきます。凍りついたガーフィールの代わりに、そのお菓子を明るく受け取ったのがミミでした。ミミは空気を読まないふりをして、ガーフィールの手を引いてその場を離れます。
◪#休憩リゼロ◪
ミニアニメ『Re:ゼロから始める休憩時間(ブレイクタイム)』3rd season🫖
本編放送後に毎週公開✨第53話「アイとジョーネツのガブリ」
ミミはガーフィールを見て『衝撃』を受ける。二人の大事な大事な出会いの物語。▼前回のおはなし▼https://t.co/s5f3SrgxZC#リゼロ pic.twitter.com/6BKd0SiGwN
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) October 15, 2024
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何の関係もない、という言葉は、ガーフィールが母の新しい幸せを守るためについた嘘でした。
本当のことを言えば、リアラの家族を壊すかもしれない。
母に気づいてほしい気持ちより、母の今を壊したくない気持ちを選んだところに、ガーフィールの優しさがあると読んでいます。
30話のあと|ミミが寄り添った夜
建物の屋上まで駆け上がったあと、ミミはガーフィールに、泣きそうなのかと尋ねます。強い虎でいようとしてきたガーフィールが、初めて誰かの前で弱さを見せる場面です。このあと物語は魔女教の襲撃へと進み、ガーフィールとリアラの関係は、戦いのあとの5章幕間『温もりの名前』で改めて描かれます。
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30話のガーフィールは、母の前では「何の関係もない」と言い、ミミの前でだけ崩れました。
本当のことを言えない相手と、何も言わなくても分かってくれる相手。この夜のガーフィールには、その二人がはっきり分かれていたと思っています。
だから幕間で母の前でも泣けたとき、そこにミミが付き添っていたことに意味がある。泣いていい場所を先に作ったミミが、今度はガーフィールを母の家まで連れていった形に見えます。
頭を撫でられて「母さん」と呼んだ日(5章幕間『温もりの名前』)
戦いのあと、ガーフィールはミミに連れられて、トンプソン家を何度か訪ねています。夫ギャレクは都市庁舎で黒竜の姿に変えられ、夫婦で話し合って冷凍睡眠を選んでいました。それでもリアラは、夫はすぐに帰ってくると信じて笑っています。
その日、リアラはガーフィールに、どうしてこんなに自分たちを気にかけてくれるのかと尋ねました。ガーフィールは、一家が抜けているから放っておけないとごまかします。すると、リアラが身を乗り出して、なぜか心細そうな小さな子どもに見えたと言いながらガーフィールの頭を撫でました。
覚えていないはずのリアラの記憶と、忘れかけていたガーフィールの記憶が重なります。いつか、リーシアの腕の中でこうして撫でられたことがあったのだろう。こらえる間もなく、ガーフィールは目の前の女性をこう呼んでいました。
「……母さん」
隣のミミが名前を口にすると、リアラはガーフィールの名を呼んで腕を広げ、ガーフィールは子どものように泣きじゃくってその胸に飛び込みました。ミミはそのあいだ、弟妹を連れて部屋を出ています。
ただ、リアラが真相に気づいたわけではありません。子どもたちには、ガーフィールは母親と離ればなれで、自分がその母親に似ていたのかもしれない、と説明していました。
帰りぎわ、ガーフィールは妹の名前を初めて聞きます。ラフィール。弟はフレドです。ガーフィールとフレデリカに、音がよく似ています。二人の名前はリアラがつけたもので、なぜかこの名前にしたかったと話しています。
ガーフィールは母さんと呼んで礼を言い、また来ると手を挙げて帰ります。そのあと、泣いている理由を聞かれたリアラは、忘れ物が見つかったからかもしれないと答えました。この幕間の最後に置かれているのが、「愛しているわ、ガーフ」(5章幕間『温もりの名前』)という一言です。記憶が戻ったとは書かれていないのに、愛称で呼んでいる。ここにこの幕間の答えがあると思います。
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記憶は戻らなくても、手と名前だけは覚えていた。この幕間は、そういう話だと思っています。
頭を撫でる手つきは体が覚えていて、子どもの名前には失った二人の音が残っている。頭では忘れていても、愛し方だけは失くしていなかったのです。
30話で何の関係も無いと言ったガーフィールが、ここでは名乗りもしないまま母と呼べた。答えを言葉で確かめなくても、つながっていると分かった。だから最後の「愛しているわ、ガーフ」は、思い出した証拠というより、ずっと持っていたものがこぼれた一言に読めます。
まとめ|母は生きていたが、ガーフィールを覚えていなかった
5章30話で、ガーフィールはプリステラで母リーシアにそっくりな女性、リアラに出会いました。リアラは15年前の崖崩れで記憶を失い、ギャレクの妻として新しい家族と暮らしていました。ガーフィールは母の今を壊さないために、何の関係もないと答え、そのそばにはミミがいました。
- ガーフィールは、母は聖域を出てすぐ亡くなったと思っていた
- リアラは母と瓜二つで、夫と2人の子どもと暮らしていた
- リアラは15年前の崖崩れで記憶を失い、ギャレクに助けられた
- ガーフィールは、奥さんとは何の関係もないと答えた
- ミミがそばで、ガーフィールの手を引いた
- 5章幕間で頭を撫でられ、ガーフィールはリアラを「母さん」と呼んだ
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話の題は『月夜に虎と猫』です。
強くあろうとする虎のガーフィールと、何も分かっていないふりをする猫のミミ。
この回でガーフィールを救ったのは、母でも仲間の言葉でもなく、隣で手を握っていたミミだったと思っています。
リアラが記憶を取り戻したとは、作中ではっきり書かれていません。それでも5章幕間の最後には、ガーフィールを愛称で呼ぶ一言が残されています。
——あなたは、ガーフィールが「何の関係もない」と答えたのは、正しい選択だったと思いますか。それとも、本当のことを伝えるべきだったと思いますか。よければコメントで教えてください。
よくある質問
ガーフィールの母リーシアとリアラ、5章30話の出来事について、よく聞かれることをまとめました。
Q. リアラの正体はガーフィールの母ですか。
A. はい、ガーフィールの母リーシアです。15年前に記憶を失い、リアラと呼ばれて暮らしていました。
Q. リアラはなぜ記憶を失ったのですか。
A. 15年前、崖崩れで生き埋めになり、重傷を負ったからです。助けたのが夫のギャレクでした。
Q. ガーフィールは母に正体を明かしましたか。
A. 明かしていません。夫のギャレクに、奥さんとは何の関係もないと答えました。
Q. ガーフィールはリアラを「母さん」と呼びましたか。
A. 呼びました。5章幕間『温もりの名前』で頭を撫でられたとき、母さんとこぼし、リアラの胸で泣いています。
母リーシアの次は、母を呼んだガーフィール、寄り添ったミミ、姉フレデリカへ。
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この記事を書いた人:カイ。読み終わったあとの「なんでここ、こう描いたんだろう」を、一人で考えています。→ 運営者情報
最終更新:2026年9月29日


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