- 桓騎が扈輒を討ち取った
- 投降兵が斬首される衝撃
- 飛信隊が桓騎軍から遠ざかる
桓騎自らが扈輒を討ち、戦いにひと段落し、ようやく合流した桓騎軍幹部たち。
しかし、そこに雷土の姿はありませんでした。
雷土は拷問の末、無惨な姿にされていたのです。
言葉は少ないながらも明らかに怒りを見せる桓騎。
そして桓騎は静かに「何人だ?」と摩論に投降兵の数を確認したのでした。
第696話『解放の噂』は、その投降兵の扱いについて描かれていきます。
目次
『キングダム』696話!のネタバレ
それでは『キングダム』696話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
勝利の報に咸陽は
桓騎軍勝利の報が咸陽にも届きました。
9日間…というか今日の今日まで圧倒的劣勢の様子を聞かされていた文官たちは、この思わぬ報せに「これは早くも六将復活の成果が出たとも言えるぞ!」と沸きました。
TVアニメ「#キングダム」第5シリーズ
キービジュアル第1弾【SIDE飛信隊】公開
2024年1月より放送予定◆
信:#森田成一
嬴政:#福山潤
河了貂:#釘宮理恵
羌瘣:#日笠陽子
渕:#赤城進
尾平:#鳥海浩輔
ほか<対趙国>開戦の狼煙となる
「#黒羊丘の戦い」が幕を開ける── pic.twitter.com/K5zehJaeL4— TVアニメ「キングダム」第5シリーズ/1月6日(土)24時~放送予定! (@kingdom_animePR) July 24, 2023
戦況がひっくり返った理由として考えられるのは飛信隊が参戦したこと。
「飛信隊が勝利をもたらしたのかは分からぬが、そのきっかけになったのは間違いあるまい」と昌平君も言います。
どちらにせよこれは本当に大きな勝利。
今回「邯鄲の守護神」である扈輒も討ちましたので、武城・平陽の前に立ちはだかる難敵がいなくなったことになります。
つまり次の武城・平陽の攻略に進めるわけです。
昌文君は改めて政に伝えました。
「その二城を抜けば…その先はいよいよ趙王都・邯鄲!」
政はまっすぐ前を見据えて「ああ、そうだな…」と答え「本当によくやってくれた」と桓騎を労いました。
現場はまだ終わっていない
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邯鄲攻略を目指し、趙国深部・宜安にまで兵を進めた秦軍だったが、李牧の策略により壊滅的な打撃を被ってしまう。
追い詰められた桓騎本陣は、“最後の博打”として、趙軍への決死の奇襲を仕掛け、総大将・李牧と肉迫する…!!#原泰久 先生作『#キングダム 69』当店にて好評発売中!!! pic.twitter.com/iL1c0WGLIk— くまざわ書店京急蒲田店 (@kbckeikyukamata) July 20, 2023
当然邯鄲にもその報せは届きます。
趙軍大敗と扈輒討ち死にという一報に、邯鄲は咸陽以上にどよめいていました。
そうして両国を揺るがせた大逆転劇。
王翦軍も愕然としていますが、実はこの話はまだここでは終わりませんでした。
それは恐らく桓騎軍が予想以上に得ることになった10万の投降兵の行方です。
「本当にやるんですか?お頭…」
そう言って冷や汗をかく摩論、そして無言で険しく前を見据える桓騎の表情から、桓騎が只事ではないことを為そうとしていることが分かります。
遠ざけられる飛信隊
今週のキングダム?
田里弥軍の千人将におもろいやつおるやん…矢めっちゃ刺さってるけど平然と生きとる(笑)
平陽城を落とした桓騎軍、今回は捕虜の扱いは飛信隊に丸投げ。敵国ながら飛信隊は評判が良い。さすが信✨
礼かまれとるけどw
宜安攻めは超大軍で一気に落とす戦略の様。にしても中華広い? pic.twitter.com/XwnCK50zys— ミルティ (@miltino_) December 16, 2021
飛信隊本陣に「今すぐ逃げた趙軍を平陽城まで追って、こちらに戻らぬよう見張れ」という命令が下されました。
摩論曰く、軍で動いて反抗の気を起こさせないことが上策とのこと。
“今すぐ”という指示に疑問と不満を抱きながらも、飛信隊は動けるメンバーのみで渋々動き出すことにします。
しかし「(ケガ人と共に)私もここに残っていいかな?」と言い出す羌瘣。
ケガをしているわけではないので結局信たちと一緒に行くようですが、羌瘣は何か嫌な予感のようなものを感じ取っていそうです。
ともあれ桓騎の命令により敗走した扈輒軍の残党を追うことになった飛信隊。
元々桓騎軍本陣の西にいた飛信隊が北西の平陽に向かったわけですから、桓騎軍とはさらに離れることになったのでした。
解放ではなく斬首だった
桓騎「何人だ?」
からの来週
摩論「10万」
で史実通り10万人斬首する感じ? pic.twitter.com/nmGWX4eRTw
— POPEYE a.k.a.王麻(キングアーサー) (@popeye_aki) October 7, 2021
投降兵は何名かずつ、どこかに連れていかれていました。
ある者が見張りの桓騎兵に聞くと「俺らも聞かされてねーが、噂じゃー少しずつ解放してやってるらしーぞー」という答えが返ってきました。
彼ですら(お頭は何でこんなに早く解放してるんだろう)と疑問に思う事態ではありましたが、投降兵たちはそれを聞き“王翦軍に”投降したことに改めて安堵したのでした。
さてその投降兵ですが、少数ずつ連れていかれた彼らの身は、しばらく歩かされた後にまた別の桓騎兵たちに“引き継ぎ”されていきました。
解放を目前に投降兵らは再び家族に会えることを喜んでいたり、この戦で家族を殺された怒りから「解放されたらすぐに軍に戻って桓騎兵を殺しまくってやる」と考えていたりと表情は様々です。
共通するのは「とにかくもう少しの辛抱だ…」ということ。
そんな思いを抱いていると、ある場所で休憩だと言って座らされました。
そして間隔を空けて座らされ、水をやるからと言われて下を向かされ、気づけば…
ドッ!!と一斉に首を斬られていました。
投降兵は解放されていたわけではなかったのです。
史実の事実
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7月19日(水)に発売される最新69巻のカバーデザインになります!
今巻は、桓騎軍勢揃い!
全軍一丸となって、李牧本陣との決戦に挑みます!!
発売まであと3週間弱、どうぞお楽しみに!#桓騎#雷土#摩論#リン玉#黒桜#那貴#ゼノウ#朱摩#氾善#オギコ#砂鬼一家 pic.twitter.com/5y7RGeBhhU— キングダム公式アカウント (@kingdom_yj) June 30, 2023
そうした方法で次々に投降兵を斬首していく桓騎軍。
数が数ですから一人当たりの担当数も多く、次第に疲れが出たり、連れていく→引き継ぐ→座らせる作業が面倒になり、その場で惨殺し始めたりと大きな惨劇となっていきました。
これが広域に点在した全ての収容地で繰り広げられたわけです。
正に大虐殺。
「終わったみてェだぜ、全部」と倫玉が声を掛けると、摩論は両手で顔を覆い「分かりました」と静かに答えるのでした。
戦死者と処刑者の数の振り分けは不明ではありますが、この戦いのことは『史記』にも記されています。
【始皇十三年に桓騎が平陽の地を攻めた】
【趙将扈輒を討ち取り、首十万を斬った】
こうして趙軍が勝利を確信し上げていたはずの歓喜の声は、1日にして悲鳴へと変わったのでした。
後ろ姿しか得かがれていないので、桓騎の表情は分かりません。
『キングダム』ネタバレ696-697話のまとめ
#キングダム 63巻64巻読みました?#桓騎 #雷土 pic.twitter.com/CBDNQldPB2
— Sakura? (@sakura00m) June 4, 2022
予想されていたこととは言え、なかなか奥深い描写でしたね。
淡々と描かれていたからこそ桓騎軍の非情さを感じながら、桓騎の雷土への弔いやそれ以上の何かに対する怒り、あるいは覚悟を感じざるを得ません。
自軍の数以上の投降兵はやはり扱いにも困りますし、「解放されたらやり返す」という意志を見せている兵もいるわけですから、禍根を残さないという点では正しいのかもしれません。
それに本当に情に駆られて行ったのだとしたら桓騎という人物への見方が変わりますが、しかしこのやり方が現在の秦の意向においては大問題になることも桓騎は分かっているとは思うので桓騎の考えが気になりますね。
一連の流れに対する罪悪感に押しつぶされそうになっているようでもあり、今後の自分たちへの対応を予想しうなだれているような摩論の姿も辛かったです。
だから重要なのは今後の咸陽の対応。
次回はこのことが咸陽に伝わるようなので、桓騎軍への対応も含めその反応に注目です!
遠ざけられ、知らないまま大虐殺が行われることとなった信の動向にも注目しましょう。
- 桓騎軍が大逆転勝利を収めた
- 投降兵が斬首された事実
- 飛信隊が桓騎から遠ざけられた
- 邯鄲が驚愕した大敗の報
- 桓騎の非情な決断の理由
- 今後の咸陽の対応に注目
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